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2007年11月03日
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カテゴリ: 政局
11月2日の午後、福田総理と民主党の小沢代表による第2回の党首会談が開かれた。会談で福田総理は重要法案の成立の見通しが立たない状況を打開するため小沢代表に新体制(連立政権)への参加を申し入れた。小沢代表は2日夜にこの提案を党内に持ち帰り役員会を開いたが「拒否」する方向で決したようだ。

今回の「大連立」は幕末の英雄、坂本竜馬の「船中八策」に共通点を見出すことができる。「船中八策」は薩長連合で危機に瀕した幕府を救うべく土佐藩の坂本竜馬が1867年に編み出した奇策である。具体的には「大政奉還」で幕府が天皇家に政権を返上し、その後上下議員制度による雄藩連合(連立政権)を作り徳川慶喜がリーダーとなる案だ。

この案に乗った徳川慶喜は同年12月「大政奉還」に応じたが、何としても徳川家を潰したい薩長連合は雄藩連合(連立政権)を拒絶した。また幕末の騒乱を鎮めるために「船中八策」を画策した坂本竜馬も「大政奉還」の1ヵ月後に暗殺された。これ以後、幕府と薩長連合は全国規模の戊辰戦争(1968年~1969年)に突入し幕府軍は大敗した。

薩長連合は1968年に江戸へ攻め上ったが、江戸が火の海になることを恐れた徳川慶喜は江戸城を無血開城し明治新政府の新体制が出来上がった。今回の福田総理の「大連立」構想は坂本竜馬の「雄藩連合」に相当するのだろう。しかし民主党内の大勢は「大連立」ではなく自民党と選挙で戦って「政権を奪い民主党政権を作る」ことのようだった。

民主党にとって選挙で自民党を破れば徳川幕府のように自民党は崩壊すると見ているのだろう。やはり「大連立」は歴史的に見れば中途半端な選択かもしれない。「大連立」構想を拒否された福田自民党は衆議院選挙で戦わざるを得なくなるだろう。1867年から1868年の間に起きた幕末における政権交代の歴史が今再び甦りそうである。





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最終更新日  2007年11月03日 08時34分18秒
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