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昨年の春に行った研修では、院長の私が 「白内障手術トラブル時の安全管理に必要な専門用語について」
白内障手術というのはテレビのスーパードクターを取り上げる番組等でも「数分で終わる簡単で安全で気軽な手術である。」というような取り上げ方をされることが非常に多く、また結果的にはその通りであることがほとんどなのですが、我々白内障手術専門医からすると、「執刀する前から簡単な手術など1つもない。ほとんどの手術が上手くいくのは事実だが、一歩道を踏み外せばとてつもない惨劇が待ち構えていることもある非常に難しい手術である。」というのが偽らざる実感なのです。 実際私よりも上手いと思う術者で、「白内障手術なんてカンタン」という人を今まで1人も見たことがありません。 やればやるほど奥が深い、それが白内障手術なのです。
その理由としては、現代の白内障手術というのは術式が完成し極めて洗練されているが故に逆に術者のミスを一切許容しない幅の狭い厳しいものとなっていること、手術の術野が非常に狭くて様々な複雑なテクニックを要求される術式であるために、一定以上の熟練のレベルに達するのが実は難しいこと、基本的に局所麻酔での手術になるのですが目と言うのは人間にとっては「急所」なので、手術中にキンキンに緊張されたり精神的に不安定な状態になってしまう患者様が一定の確率で存在し、そういった場合には安全な手術の施行が困難な状況になることがあり得ること、などがあります。
その為に、このような安全管理講習を通じて、万が一の手術トラブル時にも全スタッフが迅速に的確に行動して最適のリカバリーショットを打てるように、常に全員で勉強を続けています。
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