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何時も訪ねて頂き、ありがとうございます。初めての方、今後ともよろしくお願いします。ブログ人気ランキングにご協力をお願いします。今日も、クリックお願いします!私達は、特にビジネスでは、ビジョンや目標というものを意識させられます。そして、目標を意識して行動することによって、よりよい成果を手に入れることができます。しかし、なかなかそうできない人達も大勢います。何故なのでしょう?「人間の意識というものは、問題に向かってしまう。」フランスの心理学者ビネーの言葉だそうです。あるセミナーで聞いたお話ですが、「全くその通り!」と感じました。人は、ビジョンを明確になると、ビジョンと現状とのギャップも意識します。このギャップが「問題」であり、「課題」であり、乗り越えなければならない「障害」なのです。そして、その問題、障害を意識するとき、人間の意識は、自動反応として、過去の失敗経験にアクセスします。これは本能的な行動です。なぜなら、生物は周りの危険から身を守ることによって生き残ってきたからです。マズローの欲求5段階説にもある通り、人間の最も基本的な欲求は、安全の欲求なのです。この安全の欲求を満たす基本的な行動は、危険を避けることです。そう考えると、問題を意識する ⇒失敗や危険を思い出し ⇒失敗を避ける という一連の行動パターンは、人間の自動反応パターンだと言えます。しかし、全部の人間が、全員そうのような行動パターンをとるかと言えば、そうではありません。実際には、ビジョンや目標に向かって、バリバリ行動する人も大勢います。昨日、野口コーチのブログの記事に、262の法則の紹介がありました。例えば、人が10人集まったとしたら、どんどんリーダーシップを発揮して仕事する人2人、まあまあの人6人、だらだらする人2人、になるそうです。それでは優秀な人だけを10人集めてチームを作れば、と思って造っても、何となく、2割のだらだらの人が決まり、6割のまあまあの人ができ、2割だけが頑張るという構造になってしまうのだそうです。何となく、その通り、という感じがします。そして、同じブログのコメントの中に、だらだらの2割の人の存在も、大事な存在として認めたら、そのチーム全体が、なんとなく調子が上向いて、成果が出た、という事例が紹介されていました。何となく、その通り! っていう感じがしませんか。たぶん、人間の本能的な部分と実際の社会的必要性の間で、自然にバランスを取っているように感じます。私達の実際のビジネス経験などに照らし合わせて、しっくりする感じがします。これまでのお話は、モチベーション、やる気の問題としては、その通りです。しかし、個々人の知識・技術、経験などの能力差によって、チーム間に大きな差が出るのも事実です。このチームの実力差を埋める、或いは逆転するためには、二つの方法が考えられます。一つは、元々実力(能力)のある人材を採用、或いはスカウトすること。二つは、やる気のある2割を引っ張って、6割を巻き込むこと。そして、だらだらの2割の存在を認めること。あなたは、どのように考えますか?今日も、クリックお願いします!
2005.11.30
何時も訪ねていただき、ありがとうございます。初めてお訪ね頂いた方、これを機会に、今後ともよろしくお願いします。ぜひ、クリックのご協力、お願いします!今回は、顕在意識と潜在意識の3回目で、「潜在意識の力」についてお話します。顕在意識と潜在意識(無意識)の関係を氷山に喩えることがあります。いわゆる氷山モデルです。氷山は、海の上に出ている部分は、ごく小部分で、殆どの部分は海の下に隠れています。潜在意識のパワーを感じることができる現象に、サブリミナル効果があります。アメリカでの実験ですが、ある映画館でフィルムに10枚に1枚の割合で、コーラの写真を挟み込みました。すると意識の目では、何も見えていないのに、その映画館のコーラの売上が大幅に上った、という実験があります。身近な例でも私達は、潜在意識(無意識)の力に気づきます。例えば、アパートやマンションを探して駅前を歩くと、普段歩いている道なのに、こんなに不動産屋さんが多くあったの! というくらい多くあるのに気づくことがあります。資格試験の勉強をする、と決めてから、本屋さんに入ると、「やたらその資格関係の本が目に付く。」という話、聞いたことありませんか? また、火事場の馬鹿力という話はよく聞きます。馬鹿力という呼び方は申し訳ないのですが、例えば、火事場で小柄な女性が、重さ100キロもある箪笥を運びだしたという話を聞きます。また、阪神淡路大震災のとき、倒れ掛かってくる箪笥を、お母さんが一人で支えて、寝ている子供たちの上に、箪笥が倒れるのを防いだ、という話も聞きました。皆さんも、そんな潜在意識(無意識)のパワーに関するお話をお聞いたこと、ありませんか? どんな緊急時、重大事であっても、元々全く無い力は出しようがありません。人間には、元々ふだん意識している2倍、3倍の力を潜在的(無意識)に持っているのです。そして、制限となるビリーフ(意識)のストッパーがなくなった緊急時、重大事に、その潜在能力を思う存分に発揮するのです。そんな、あなたの中に眠っている潜在意識の力=潜在能力を発揮できたとしたら?あなたの夢は?あなたの目標は?あなたの成功は?あなたの幸せは?そして、あなたの人生は?どんなふうに変わっていくのでしょうか!ぜひ、クリックのご協力、お願いします!
2005.11.29
何時も訪れてもらって、ありがとうございます。初めての皆さん、よろしくお願い致します。昨日(11月27日)から、ブログ人気ランキングに登録しました。是非、ご協力ください。ぜひ、クリックのご協力、お願いします!前回に続き、顕在意識と潜在意識の働き(その2)です。潜在意識に深く強く刷り込まれてしまった「信念・価値観」「思い込み」「ビリーフ」を書き換えるワークに「ビリーフチェンジ」というワークがあります。先ず、最初の段階で、価値観や信念、ビリーフについてのレクチャーがあり、チェックリストやインタビューなどによる「自分自身を止めている、制限となっている」思い込み・ビリーフを見つけます。これを、かなり丁寧に行います。そして、いよいよ「ビリーフチェンジ」のワーク開始です。このワークは4つのステップから成り立っています。第1ステップクリアリングサーキットというスキルを使って、「制限となるビリーフ」にくっ付いている「嫌な気持ち」を取り除きます。このクリアリングサーキットは、EMDR=眼球運動を使った心理療法と同じように、眼球運動を使ったワークですが、NLP独自のものです。第2ステップ嫌な気持ちが無くなったら、「制限となるビリーフ」をあなたが持ち続けた「肯定的意図」を聞いていきます。そして、肯定的意図を受取り、感謝を伝えていきます。第3ステップビリーフの書き換え。制限となるビリーフの意味(肯定的意図)を受取り、感謝を伝えました。そして、新しいビリーフを手に入れる準備をしていきます。メントアという力づけのスキルを使って、未来の自分をイメージします。これから手に入れる「力づけのビリーフ」を使って、生き生き活動している自分のイメージです。このイメージをありありとリアルにみた上で、「力づけのビリーフ」を文章として考えます。肯定的に表現されている。行動や振る舞いではなく、ビリーフである。シンプルに表現されている。などなど、幾つかの点に注意して文章化します。第4ステップ新しい力づけのビリーフを一致した状態で体験(イメージ)します。更に、第1~第4までのスペースを数回繰り返し、自分としてピッタリくるまで一致させていきます。これは、私がNLPを学んでいる日本NLP研究所の2日間のセミナーで、提供されています。仕事でステージやテーマが変わるたびごとに、何度も参加している人もいます。そして、そのたびごとに、ほしい成果を確実に手に入れているという方もおられます。ぜひ、クリックのご協力、お願いします!興味・関心のある方は。日本NLP研究所のHPを見てください。http://www.nlpij.co.jp/
2005.11.28
何時も訪ねてくださる皆さん、何時もありがとうございます。そして、初めて訪れて頂いた皆さん、どうぞよろしくお願いします。本日から、ブログ人気ランキングに登録しました。皆さんの応援を心よりお願い致します。ぜひ、クリックのご協力、お願いします!今回は、顕在意識と潜在意識(無意識)と、夢や目標の実現可能性の関連についてお話します。夢や目標の実現を強く望んでいて、能力も十分あり、積極的にバリバリ行動しているのに、なかなか夢や目標が実現できない、「何故なんだろう?」と不思議に感じている人はいませんか?先ず、夢や目標の実現に向けて、本当に努力されているあなたは、それだけでも十分素晴らしい方です。私は、あなたに心よりエールをお送ります。しかし、では何故夢や目標は実現しまいのでしょうか?たぶん、幾つかの理由があると思いますが、そのうちの一つ・・・かなり大きなポイントです・・・が、顕在意識で「望んでいる」ことと、潜在意識で「望んでいる」ことが反対を向いている、ということがあります。例えば、「対人関係で、緊張しないようになりたい。」という目標を持っているAさんが居ます。Aさんは、本当に、心から「緊張しないようになりたい。」(顕在意識)と願っています。しかし、潜在意識に対しては、「緊張しなさい。」というメッセージを出しているのです。なぜなら、潜在意識の世界には、「否定文は無い」からです。従って、「緊張しないようになりたい。」は、潜在意識が翻訳すると「緊張しなさい。」に書き換わってしまうのです。対人関係の場面で、「緊張しないように!」「緊張したくない!」と強く願えば願うほど、そして、祈れば祈るほど、「緊張感」はピークになるのです。・・・何て悲しい・・・ことなのでしょう。では、どうしたらいいのでしょうか?そうです。「肯定文」に変えればいいのです。「緊張したくない。」 を 「○○したい。」に変えるだけでいいのです。「人と楽しくお話しする。」でも「何時も笑顔でいる。」でもOKです。更に、これを「現在進行形」に翻訳し、ありありとリアルにイメージすると効果的です。「人と楽しくお話しています。」そのときの周りの方の笑顔、笑い声、楽しいお話、嬉しい感覚を、今この場で味わっているようにイメージしてください。今まで、「緊張したい。」と潜在意識に、何百回、何千回と刷り込んできてしまった人は、これを消して、新たに、「楽しくお話したい。」を刷り込み効果が出てくるまでに、それなりの時間は必要です。先ず、毎日5分、3ヶ月、続けてみてください。効果を確認できると思います。NLPコーチングは、このプロセスを、1~3回のセッションで書き換えられる「ビリーフチェンジ」というワークがあります。次回、そのプロセスを簡単に説明してみたいと思います。ここまで、お読み頂きありがとうございます。ぜひ、クリックのご協力、お願いします!
2005.11.27
今回は、NLP+コーチングについてお伝えします。NLPコーチングは、NLPという最強のコミュニケーション技術を使って、あなたの中に眠っている能力や智恵、強みを引き出します。そして、更にコーチのあらゆる能力、知識や経験の引き出しをフルに使って、あなたが幸せ、成功を手にするまでサポートします(導きます)。NLP=Neuro Linguistic Programming 神経言語プログラミング のことです。??・・・・NLPを一言で言うと、「脳の取扱い説明書」というのがピッタリです。人間は生まれながらして「意識」というパソコンと、「無意識」というスーパーコンピュータを持って生まれてきています。無意識は、意識の2万倍の能力を持っている、という意見もあるそうです。しかし、私達は、その「無意識」というスーパーコンピュータの使用方法を知らないのです。「脳の取扱い説明書」を手に握り締めて生まれてくることが出来ると一番いいのですが・・・しかし、大丈夫・・・・これからでも、NLPという「取り扱い説明書」を手に入れることで、あなたは、あなたの夢や幸せ、そして成功をずっと簡単に手に入れることができるのです。このブログを通じて、少しづつNLP+コーチングについて、お伝えしていきたいと思っています。皆様からのコメントや質問を頂けると、それにお応えするという形で、ブログを作成することができますので、ネタに困りません。是非、コメント、質問、などご協力をお願いします。
2005.11.26
ブログを改善しました!続けてみて頂いている方は、ビックリされたと思いますが、ブログのイメージが変わりました。昨日、24日(木)に、K・Yさんからサポートして頂き、ブログのイメージを一新しました。感謝!・・・感謝!・・・感謝! です。ご訪問頂いた皆さんのご感想、印象は、如何でしょうか?是非、率直に教えて頂けると、嬉しいです。皆さんのご意見を反映させて、更に進化させていきたいと思います。よろしくお願いします。今回、12月度の自主勉強会「コーチング広場Vol9」のご案内をさせてください。次回、12月20日(火)のコーチング広場は、会場の都合で、火曜日の開催です。通常は、月末の木曜日開催です。今回、12月のコーチング広場では、8月にご参加頂いたキヤノンの浜本コーチが、企業へのコーチングの展開事例の第2弾をご紹介、お話して頂きます。是非、多くの方にご参加頂けますよう、お願い致します。・・・・記・・・・名称:自主勉強会「コーチング広場」vol9日時:12月20日(火)午後7時~9時(受付6時40分)会場:ミューザ川崎(http://www.kawasaki-sym-hall.jp/index.shtml) 4F研修室1~3テーマ:コーチングの練習をたくさんすることで、実践力を身につける。 コーチ仲間とのネットワークを広げる。内容:コーチングの初心者から参加できる内容です。はじめての方も大歓迎!! 5分間コーチング、10分間コーチングを繰り返すことで、実践力を養います。 コーチングの体験シェアなど主催者 中村ふじ、坂本尚子、熊井麻里、樋口晴美、岡田翔子、長岡高生参加費:500円(会場費)定員:50名お申込・お問合せ:参加希望の方は下記のメールまでご連絡ください。 (tn008940@muj.biglobe.ne.jp 長岡まで)以上です。お時間のある方、コーチングに関心のある方、是非ご参加ください。よろしくお願い致します。
2005.11.25
コーチング(その4)新しいコーチングは、相手から答えを「引き出す」コーチングです。コーチングの定義では、「引き出す」とは、相手本人でさえも、気づいていない、自分の内側に眠っている情報や能力に気づき、発見することで、それを活用できるものに変えていくことです。あなた自身やクライアント、周りの同僚や部下、家族や友人など、あなた(コーチ)が引き出さなければ存在にさえ、気づかない豊かな情報や能力、可能性といたその人の中に眠るリソース(資源・能力など)を、自分自身の夢や目標、ゴールの達成のために、効果的に使っていくことができます。コーチングやしていて気づくのは、殆どの人は、自分自身の「強みや長所」、リソースを知らない、或いは、日常的に意識していない、ということです。あなたは、ご自分の「強み・長所」を幾つ書き出すことができますか?私は、コーチングやカウンセリングの勉強を始める前は、一つ、二つしかリストに書き出せませんでした。「前向き」だとか、あと「・・・・」といった感じでした。それに対して、自分の「弱みや欠点」は、数限りなく書き出せるような気がします。「人の気持ちが解らない」「視野が狭い」「飽きっぽい」「ちょっとした失敗ですぐに悩んでしまう」「気持ちの浮き沈みが大きい」「対人関係が下手」・・・・・書くと、だんだん気持ちが沈んでしまうので、ここら辺で止めますが、出そうと思えば、まだまだ出てきそうです。この傾向、強みリストは一つ、二つしか出てこないのに、弱みリストは、数多く出てくる、という傾向は、殆どの人に共通な傾向です。何故なのでしょうか?私達は、自分が普通に出来てしまうこと・・・実は強み・・・を「普通のこと」「当たり前のこと」「誰でも出来る」ことと認識してしまいます。これに対して、あまり「上手く出来ないこと」「失敗したこと」「人が上手くできること」を自分の弱み、欠点、或いは劣等感として認識してしまいます。私達は、普通に、意識しないでいると、弱みや欠点ばかりに意識が向いて、駄目な自分にばかり向き合う傾向があるのです。そして、劣等感や「プチうつ気分」に苦しくなったりしてしまうのです。私自身も10年前は、同じような劣等感や「プチうつ気分」を感じて、モヤモヤしていました。そして、だからこそ、コーチングやNLPの勉強を始めたのです。そして、自分のコーチをつけるということもしています。コーチングを受けて良かったことの一つは、コーチからのフィードバックを受けることで、自分の強み・長所をたくさん見つけられたことです。コーチからのフィードバックに、最初、「ええ~~」「そんなこと有りませんよ」などと言っていました。自分では当たり前、簡単に出来ることなので、「誰でもみんな出来るはず」、と思い込んでいたことが、実は、他の人は出来ないという事実を指摘(フィードバック)されて、初めて気がつきました。コーチングは「あなたの強みを引き出します」、まだ、コーチングを体験したこと無い方は、是非、一度試してみたら、如何でしょうか。
2005.11.24
コーチング(その3)今回は、ティモシー・ガルウェイの「インナーゲーム」についてお話します。前回、お話した「教えるコーチ」「引き出すコーチ」の2タイプのコーチが居る、というお話でしたが、そのうちの「引き出すコーチング」の始まりが、このティモシー・ガルウェイだと言われています。ティモシー・ガルウェイは、テニスのコーチでした。彼は、練習で互角の能力、実力を持っている選手が、一方の選手は本番で実力を出し切り優勝する。他方の選手は、実力の半分も出し切れずメタメタの成績で終わる。この結果は、どこが違うのかを研究したのです。ティモシー・ガルウェイは、仮説を考えました。そして、人間の意識をセルフ1とセルフ2に分けたのです。セルフ1は、いわゆる「顕在意識」のことで、相手のこと、試合のこと、勝てるか負けるか、ハラハラドキドキいろいろ考えている意識状態のことです。それに対して、セルフ2は、手足、身体を動かしている意識のことです。心理学で言うところの「無意識」或いは「潜在意識」というものです。ティモシー・ガルウェイの仮説では、テニスの試合のときに、セルフ2が身体、筋肉を動かし、実力を発揮しようとするとき、セルフ1が、「相手は強そう!」「次は必ずエースを決めるぞ!」とか考えると、それが指令として、セルフ2に伝わります。セルフ2にとっては、雑音なのです。セルフ2は、セルフ1の雑音が入ると、試合そのものに集中できなかったり、筋肉が緊張したりします。これでは、試合に勝てません。これがティモシー・ガルウェイが考えた仮設です。では、どうやって大事な試合の最中に、セルフ1を黙らせておくのか??ティモシー・ガルウェイは、試合中に、セルフ1に課題を与えることで、これをやっています。例えば、セルフ1に、飛んでくるボールの回転を観察するという課題を与えます。そうするとセルフ1は、ボールに集中しているので、セルフ2に向かって雑音になる指令を出しません。そうすると、セルフ2は、試合の本弾に集中でき、本来の実力を十二分に発揮して、試合をすることができるのです。このセルフ1を黙らせる方法は、人によって違います。Aに効果的だったやり方が、Bには効果が無い、というふうになります。従って、コーチは、選手自身にいろいろ自己観察してもらって、自分で自分に一番ピッタリしたやり方を探してもらいます。コーチは、その探し方をガイドします。このティモシー・ガルウェイのコーチングスタイルが、テニス界から、他のスポーツの世界にも広がりました。そして、不況に喘いでいたアメリカのビジネス界にも普及していったのです。
2005.11.23
コーチング(その2)コーチというと 1、教えるコーチ と 2、引き出すコーチ の2つのタイプのコーチが居ます。日本最大のコーチ養成期間であるコーチ21によると、1と2のコーチは、丁度半々ぐらい居るそうです。1の教えるコーチは、例えばプロスポーツ選手が現役を引退したあと、クライアント(後輩)に技術を教えたり、育成するためのコーチです。従って、その専門分野について、コーチがクライアントより、よく知っているということが前提になります。2の引き出すコーチは、主にコーチからクライアントに質問していきます。そして、その質問によって、相手から答えを引き出します。従って、その専門分野についての知識が少なくても、凡その理解力があれば、その分野の第一人者をコーチすることも可能になります。この10年ぐらいのコーチングブームで言われているコーチは、主にこの2のタイプのコーチのことを言っています。この2つのタイプのコーチが居るということを理解しないで、コーチングの話をしていると、混乱する場合があります。本屋さんに行って、コーチングのコーナーを覗くと、実際にこの2つのタイプの本が、何の説明もなく、同じ「コーチング」の本として並べられています。自分はどちらのタイプの本を読みたいのか? 少し読んで確認して購入した方がいいでしょう。もちろん、1と2を比較して、どちらが良いとか悪いとかを言っているのではありません。2つのタイプが、どちらも必要です。例えば、サッカーの全くの初心者に、2のタイプのコーチが、技術を引き出せるわけではありません。2のタイプのコーチが引き出せるとしたら、その人のサッカーへの思いや憧れ、モチベーションを引き出して、やる気を高めるコーチングが中心だと思います。基礎的なサッカーの技術を教えてほしいというクライアントには、1の教えるコーチの方が、合っているように感じます。逆に、その世界の第一人者に、1のタイプのコーチが、技術を教えることは難しいことだと思います。その場合、2の引き出すタイプのコーチだと、質問やフィードバックを通じて、クライアントの中から答えを引き出すというスタンスに立っているので、コーチ自身が知らないことでも、コーチングの対象にできるのです。実際のコーチングでは、クライアントの目標や必要性、求めに応じて、コーチ自身の専門分野の経験などを生かして、1と2のコーチングをミックスしてコーチングしている人が多いのではないでしょうか。そんなふうに感じています。
2005.11.22
今回は、コーチングについて簡単にお伝えします。コーチングとは、一言で言うと『相手の自発的な行動を促すコミュニケーション技術』です。「しなければならない」 → 「したい」 に変える技術や知識です。コーチングは、新たにつくり出された特別な技術ではなく、『発見』されたものです。部下の能力や才能を上手に引き出している上司、子供達の学ぶ意欲を引き出している先生、そんな人達のコミュニケーション・パターンを調査し、標準化して集大成したものがコーチングです。コーチングが最初に登場したのは、1972年、W・T・ガルウェイが『インナーゲーム』・・・テニスでの集中の科学・・・を発表したときだと言われています。そして、1980年代後半、アメリカ経済が不況にあえいでいた時代にビジネス界に登場しました。そして、今では、殆どの有名なアメリカ企業が、マネジャーに必要な職務要件の一つとしてコーチングを上げています。日本にコーチングが導入されてきたのは、1990年代後半、長い不況からの出口を模索して、コーチングを新しいマネジメント・ツール、人材育成のノウハウとして、導入する企業が増えてきています。日産、 東日本旅客鉄道、 富士ゼロックス、 電通、 三菱証券、 富士化学工業、 ヤクルト本社、 キャノン、 ・・・コーチという言葉は、もともと馬車を表し、イギリスでは今でも大型の遠距離バスをコーチと言います。物理的にクライアントを目的地に運ぶ乗り物を表す言葉だったのです。その比喩から、クライアントをゴールに運ぶ人を「コーチ」というようになりました。現在は、技術を専門に教えるコーチ、能力を引き出すことに長けたコーチの両方が存在しています。ただし、技術を教えるコーチも能力を引き出すことに長けたコーチも、目的は同じです。それは、アスリート(競技者・ビジネスパーソン)の育成であり、かれらをゲームに勝たせることです。目標達成から偶然をなくすために、コーチはプロセスを管理し、パフォーマンス(機能、性能)を上げるのです。コーチングの養成機関によって、コーチングに対する定義は違っているようです。あなたは、どう考えられますか?
2005.11.21
コーチング広場(その3)今年(2005年)4月、コーチング広場は、21人の参加者で川崎に誕生しました。第1回目は、スクリプトもシナリオも、スケジュールも何も作成していませんでした。先ず、集まってもらって、何回かコーチングの練習ができればいい、という感じでした。たまたまの偶然ですが、1回目のコーチング広場の前、日中にTコーチの企業研修のアシスタントとして、お手伝いをしていました。そして、今日は、夜「コーチング広場」の第1回なんですよ、というお話をしたら、Tコーチが「出てみようかな、出てみたいな~」と言ってくれました。「いいんですか、嬉しいな~」という話で、参加頂けることになりました。それで、それならっと、5分間のコーチングデモンストレーションをお願いしました。Tコーチは快諾してくれました。第1回目のコーチング広場に、プロコーチTさんによる5分間デモンストレーションを入れることができました。とても好評で、シリーズ化するキッカケになりました。2回目からは、予め、コーチや近隣分野の友人、知り合いにボランティアでの20分~30分のショートレクチャーをお願いしました。皆さん、とっても温かく、協力のご返事を頂きました。2回目は、神奈川チャプター代表のYコーチ3回目は、インプロの吉村竜司さん、4回目は、医療分野でのコーチングの岡田翔子さん、5回目は、キャノンの浜本コーチ6回目は、共育分野のコーチングで谷口貴彦コーチ7回目は、スポーツコーチの山家正尚コーチ8回目は、NLP紹介で長岡がお話しました。次回9回目は、再度、キャノンの浜本コーチにご参加頂きます。10回目は、ファシリテーション協会の尾村事務局長にファシリテーションをご紹介頂きます。こんな紹介コーナーを間に挟んで、楽しく賑やかに開催しています。お蔭様で、21人から出発したコーチング広場は、毎回40人前後の参加者で開催できています。全く、コーチングの初心者も大勢参加しています。コーチングに興味のある方は、是非参加してみてください。コーチング広場は、tn008940@muj.biglobe.ne.jp (長岡)までお問合せください。
2005.11.20
コーチング広場(その2)コーチング広場と同じような自主勉強会を開催したいと思っている方も、居られるのではないでしょうか。そして、是非、いろいろな地域で、たくさんの兄弟姉妹のようなコーチングの勉強会が開かれていると、素晴らしいと思います。さて、コーチング広場は、どうして誕生したのか。話の始まりは、1年前の7~8月に遡ります。私は、コーチ21でCTP(電話会議方式)でコーチングを勉強していますが、対面での練習もしてみたいと思い、世田谷で開催されている「コーチング道場」という自主勉強会に2~3参加しました。とっても、いい勉強会だな~~と感じました。しかし、残念なことに、コーチング道場の開催日程と、私の予定がぶつかってしまうことが多く、なかなか参加できなかったのです。そして、「それなら!」・・・・「自分の参加できる日程に合せて、近くに自主勉強会を創れたら・・・、凄いかも!」・・・自分一人の空想の世界を楽しんだのです。・・・そして、少しの不安も・・・今年の、1月か2月ごろだったと思います。「川崎か横浜あたりで、自主勉強会を創りたい。協力してくれる人居ませんか」というメールを、コーチのMLに投稿しました。そうしたら、「やるなら、サポートしますよ。」というメールと、「私も、自主勉強会創りたいと思っていたんです。是非、一緒にやらせてください。」というお二人からの嬉しいメールを頂きました。そして、メールでの何回かのやりとりがあって、4月末に第1回目の「コーチング広場」を開催するという話になりました。そして、会場のミューザ川崎の会議室20人用を予約しました。最初、コーチ21の自主勉強会の掲示板、コーチのMLなどでご案内しました。10人のお申込みがありました。しかし、それからは全然増えませんでした。平日の夜、という開催条件を考えると、急な残業などもあるだろう、と考えると、2~3割の方の急なキャンセルはあるだろう、と予想しました。そして、その上で、何とか10人以上の参加者にしたいと思いました。そのためには、15~16人の参加登録を得る必要があると思いました。そして、その状況をコーチの掲示板(コーチングシャトル)に投稿しました。そうしたら、あるプロコーチから、「私はこうしたわよ。」というサポートを頂きました。それから、自分の知り合いの方に、個人宛メールを30人ぐらいに出しました。そうしたら、4~5人の方から参加してくださる、というお返事を頂きました。これで、15人ぐらいになるから・・・当日キャンセルがあっても10人は超えるだろう・・・もう大丈夫だ、とホッとしました。そして、開催1週間前に、「お忘れ防止」に、もう一度、ご案内をMLに「再掲載」しました。そうしたら、10名ぐらいの方から、お申込みを頂き、24~25名の登録になりました。結果、当日は21名という私達の期待を上回るご参加を頂き、順調な出発をすることができました。参加して頂いた皆様、ありがとうございました。心より感謝申し上げます。さあ、「自分も自主勉強会つくりたいな~~」と思って居る皆さん、ご参考になりましたでしょうか。
2005.11.19
コーチング広場(その1)昨日、コーチング広場が開催されました。コーチング広場は、川崎駅近くのミューザ川崎で開催されているコーチングの自主勉強会で、今年2005年の4月から、私と5人のコーチ仲間とで主催しています。昨日は、32名の皆さんが参加され、楽しく賑やかに行われました。何時もは、月末の木曜日開催なのですが、今回は、別の団体さんに月末の木曜日を先に押えられてしまったので、1週前の開催でした。スクリプトの流れは、大体決まっていて、最初に、挨拶とアイスブレイクを兼ねた自己紹介次に、2人1組でのロールプレイ「7分間コーチング」20分~30分の紹介コーナー:今回は、私がNLPの紹介を行いました。NLPについての簡単な説明。アイアクセシングキューの説明と2人1組での観察・・・視線の動きを観察して、相手の代表システムを探す。ポジションチェンジのデモンストレーションを行いました。10分間休憩後半のロールプレイ、3人1組による「7分間コーチング」振り返り、シェア次回のご案内など、というスケジュールで進めています。次回は、12月20日(火)19時~21時の開催です。12月は、木曜日が会館の休館日にあたったため、火曜日に変更しました。年内最後の開催です。コーチングの自主勉強会は、東京には何箇所かありますが、神奈川県では、あまり聞きません。もちろん、コーチ仲間数人で、クローズドで開催している勉強会はあると思いますが・・・・、できたら、神奈川県内でも、様ざまな地域に、コーチングの自主勉強会ができると良いなと願っています。川崎のコーチング広場と同じような、兄弟姉妹のような自主勉強会ができて、お互いに勉強しあい、切磋琢磨して、もっともっとコーチングが広がっていけば、良いなと思っています。という訳で、私の勝手な思いなのですが、コーチング広場ができるまでのストーリーを次回に書かせて頂きます。コーチングの自主勉強会を創りたいな、と思って居る方、必見です。
2005.11.18
リインプリントの事例紹介昨日、クライアントのAさんと、NLPのスキルの一つであるリインプリントを行いました。リインプリンティングとも言います。以下の内容は、Aさんに承諾を頂いて、お伝えしています。インプリンティングとは、刷り込みのことです。そうです。生まれたばかりの雛鳥が、最初に人間を見ると、人間を親と思ってついていく、という、あの刷り込み現象のことです。NLPのリインプリントは、過去に遡って(催眠療法でいう退行催眠に近い感じです)、過去の出来事(刷り込まれた)の意味合い、ビリーフを書き換えるためのスキルです。Aさんとスコアモデルという情報収集のスキルを行って、情報収集しました。Aさんは、困難な仕事や、難しい出来事に出会うと、逃げ出してしまいたくなる。頭が真っ白になって、機能しなくなる。失敗するのではないかという不安から、過剰な緊張状態になるそうです。お話を聞いていくと、この状態は、かなり小さいときから、パターンとして、同じような状況になると、何度も現れて、Aさんを苦しめていたそうです。最近、起きた出来事をイメージしてもらって、そのときの感じに負のアンカリングをします。そして、同じ感じを感じる出来事を過去に遡って探しに行きます。小学校4年生のとき、先生に怒られた出来事・・・、幼稚園のとき、階段から落ちてしまった(落とされた)出来事・・・、4~5歳のとき、お友達から自分勝手と非難された出来事・・・、このお友達から非難された出来事のとき、幼いAさんは、どんなビリーフ(思い込み)を決めたのか、聞きます。Aさんは、「自分は、何もできない」というビリーフを決めていました。次に、Aさんを過去の出来事から、抜け出してもらって、第3者の立場から、そのときの出来事を見てもらいます。そして、幼いAさんの肯定的意図を見つけていきます。Aさんの肯定的意図は、「楽しみたい」というものでした。次に、お友達、お母さんの肯定的意図も探っていきます。次に、その肯定的意図を実現できるように、それに必要なリソース(資源、能力など)を自分の中から探して、幼いAさんに分け与えます。お友達、お母さんにも、分け与えます。そして、過去の出来事を見て(イメージ)、そのときの出来事が変わっていることを確認します。次に、その出来事に入って(アソシエイト)体験してみます。過去の出来事の体験が、体感覚てきにも変わっていることを確認します。今度は、現在に向かって歩きながら、幼稚園の出来事、小学校4年生の出来事が、変わっているのを確認して、現在に戻ってきます。未来の同じような出来事に対して、効果的に対応できているところをイメージしてもらって、このスキルを終了しました。Aさんは、長い間、自分を止めているもの、不安にしているものの正体が解り、書き換えたことで、気持ちがスッキリして、楽になったと言われていました。何か「本当なの??」と聞きたくなる人も居ると思いますが、自分で体験してみると、とっても効果的なのにビックリすると思います。
2005.11.17
昨日、ファシリテーション基礎コースでたまたま同じグループになった仲間5人と銀座で飲み会を開催しました。自分とは、年齢的には、一回りか、それ以上若い人達です。どこということではないのですが、いい感じの人達で、「今度、飲みましょうね。」と言っていました。皆さん、たまたま、コンサルタント、コーチの方ばかりのグループだったので、そんな話の共通点もあってなんだろう、と思いますが、面白いお話が聞けました。成果主義のお話では、結局は、「人」であること、この人に頼まれたら、多少の無理はしてでも頑張ろうと思える人であるのかどうか。それが無いと、いくら制度を精密に設計しても、目論み通りには行かない企業が多いというお話でした。私の会社勤めのときの経験からも、「全く、その通り!!」という感じです。それから、企業研修のときに、一番苦慮するのが、モチベーションをどう持続させ、成果につなげるのか、ということだそうです。これも「全く、その通り!!」と感じました。テーラーの「科学的管理法」から始まって、メイヨーのホーソン工場での実験による「人間関係理論」ワトソンの「行動主義」そして、状況対応型リーダーシップ理論まで、さまざまなリーダーシップ、マネジメント理論がありますが、組織を全体として、或いは、人間を抽象的、一般化した人間として「扱う」という理論は、限界にきているような感じがします。そもそも人間は、一人ひとり別々な個性を持ち、それぞれが自分の目標、夢を持ち、価値観を持っています。そして、一人ひとりが、自分の人生の主人公なのです。従って、会社のビジョンやミッションと個人の夢や目標とを上手く連動させる、関連させる仕組みなり、工夫が必要になっている、と感じます。その一つの工夫が、一人ひとりの従業員を「キャスト」として取り扱うことで、意欲を引き出して成功しているディズニーランドのように感じます。また、企業のビジョンと個人のミッションを上手く関連させるための工夫として成功しているのが、リッツカールトンのクレドだというふうに感じます。そして、この数年間のコーチングブームは、このような流れの一つの現れのように感じますが、どうなんでしょうか。
2005.11.16
顔面神経マヒに!!(その2)私は、会社を早期退職して、約2ヶ月たったとき、ストレスから(?)顔面神経カヒになってしましました。月曜日に労災病院に受診して、その週末の土日に、NLPのセミナーがあり、私はそのアシスタントとして、参加する予定でした。担当医からは、毎日点滴に来なさいといわれていたのですが、どうしても外せない用事があるとお話して、その2日間だけ「飲み薬」にしてもらいました。そして、セミナーに参加しました。セミナーに参加して、スタッフに「顔面神経マヒ」のお話をしていました。すると、セミナーの休憩時間に、堀井先生が、私の方に、するすると近づいてきて、先生:「長岡さん、トラウマプロセス、やってごらんなさい。効果あるわよ。」私:「???・・・、何ですかそれ・・・」先生:「あなた、○○に参加したことあるでしょ。」私:「はい」先生:「テキストに書いてあるから、一人でもできるからやってごらんなさい。」私:「はい」セミナー終了後、家に帰って、テキストを見ると「身体的トラウマプロセス」というスキルが載っていました。私は、半信半疑ながら、部屋で一人でやってみました。念のために3回ぐらいやったでしょうか。1日3回を2~3日続けると、何となく顔面神経の回復が早くなっている感触がありました。それで、通院点滴と併せて、毎日「身体的トラウマプロセス」を行いました。「身体的トラウマプロセス」とは、恐怖症の治療に劇的な効果があったというNLP初期からの古典的スキルでもある「フォビアプロセス」を応用バージョンという感じのスキルです。そして、何回かの診察を受けたのですが、担当医が「順調に回復していますね」と嬉しそうにお話されていました。その結果、最初「順調にいって1ヶ月半、半年たっても治らない人もいるので、軽く見ない方がいいですよ」と言われ、ビビッて、病院に行ったのですが、4週間あまりで回復してしまいました。NLPのスキルの効果性の高さを、自分の身体を通して感じることができた事例です。
2005.11.15
なんと顔面神経マヒに!!(その1)昨年(2004年)12月に会社を早期退職制度を使って、退職しました。それまで全くNLPやコーチングとは縁のない仕事をしていたので、1からの出発です。私としては、これから再スタートだと思い意欲的にもなっていたのですが、実際には、不安やストレスが大きかったようです。自分としては、何となく身体がだるいな~~ぐらいに感じていたのですが、1月末になって、顔の左半分に、違和感を感じました。妙に左目に涙が溜まって、左顔面の筋肉を動かし辛いように感じました。何か悪い病気(脳の関係?)なのでは!! と心配になりました。そして、たまたまその週末に、NLPのセミナーがあり、参加者にお医者さんが居たので、聞いてみました。症状を説明すると、あっさり「顔面神経マヒですね」と言われました。私は、あまり酷いまのではなさそうだ、と思い。ホッとしました。そして、そのお医者さんは、「顔面神経マヒもそんなに馬鹿にできないんですよ。治療が遅れると治らなくなることもありますから・・・」と病院に早く行くことを勧められました。私は、翌日さっそく病院へ行き、「40点満点中、20点」と診断され、2週間のステロイドホルモンの点滴を指示されました。私は、その指示を守り、毎日の病院通いが始まりました。その1週間後、ある経済団体の会合に出て、その話・・・明らか表情が変だったので・・・をしたのですが、そこに参加していた経営者の皆さんからは、「あなたもやっと私達の仲間になれましたね」と、温かく迎えてもらえました。やはり、独立して2~3年たった経営者の方は、最初の半年ぐらいは、体調が不調でストレスを感じていたそうです。改めて、ずっとサラリーマンだった人間が、独立するというのは、それだけで大変なストレスがかかるもんだんだな~~、と実感しました。私は、幸いにも、病院通いをきちんと行ったことと、NLPを使って、普通なら1ヶ月半かかると言われたところを、ほぼ4週間で治すことができました。NLPをどのように使ったのかは、次回にお伝えします。
2005.11.14
NLPとの出会い(その5)前回まで、NLPとの出会いから、2回の転機につながる経験まで、お話しました。そして更に、3回目の転機は、2004年7月のマネークリニックというセミナーでのことです。ビリーフチェンジというエクササイズの中での経験です。自分の中のコアビリーフ(思い込みの信念)がハッキリしたように感じました。「私には、ほしいものを受け取るような価値はない。」交流分析でいう「ディスカウント」(値引き)のことでしょうか。そして、クリアリング(眼球運動・・・EMDRの変形バージョンみたいな印象を受けました)を行い、制限となるビリーフに付随している嫌な感じを綺麗に消去しました。ワークを体験していた自分自身でも、長い間、こびりついて固まっていたものが、こんなに簡単になくなっていいの? というくらい不思議な感覚です。それから、力づけのビリーフを見つけるエクササイズをしました。おかげさまで、独立に向かっての準備プロセスにいる私にとって、非常に力強い、力づけのビリーフを手に入れることができました。「私には、ほしいものを手に入れる価値がある」という力づけのビリーフです。私は、このようなプロセスを歩んで、一歩一歩独立に向けて進んできました。しかし、30年近くサラリーマンをたってきた私にとっては、独立というものは、そんな簡単なものでは、ありませんでした。なんとストレスから(?) 顔面神経マヒに!!!
2005.11.13
NLPとの出会い(その4)2回目の転機は、その年(2003年)の10月です。自分の方向性、実現したい目標は明確になってきました。しかし、何か拘りがあり、ブレーキになっているものがありました。それを何とかして解決したいという思いで、NLP研究所の堀井先生に2回カウンセリングをしてもらいました。カウンセラー「それが、あなたにとって、なぜ問題なの?」クライアント 「・・・」カウンセラー「それが、あなたの目的、やりたいことに対して、何が問題なの? なぜ問題なの?」クライアント 「・・・あぁ、確かに、問題じゃ無いんだ。自分が勝手に問題だと思ってるだけかもしれない。・・・」そこでの気づきは、長い間問題だと思い込んでいたことが、「全然問題では無いんだ」ということが実感レベルで解ったような、ストッパーが外れたような感覚です。コーチングでは、「なぜ」を使ってはいけない、と言われます。しかし、NLPでは「なぜ」の質問は、とっても大切な質問です。NLPでは、人間の意識レベルを、環境レベル、行動レベル、能力レベル、信念・価値観レベル、自己認識レベル、スピリチュアルレベルの6段階に区分しています。この行動・能力レベルに「なぜ」を使うと、確かに相手を攻めているように聞こえます。コーチングでのお話は、その部分ではその通りです。NLPでは、行動・能力レベルではなく、信念・価値観レベルを聞く質問に「なぜ」を使います。そうすると「なぜ」は、他に変えがたいほどの、パワフルな質問になります。NLPが無意識、潜在意識レベルに働きかけるからこそ、なのでしょうか。そんな感触を持ちました。それから、約3ヶ月間、いろいろ迷い、考えた結果、2004年12月に、独立することを決意しました。そして、独立に向けて、いろいろ準備を始めましたが・・・、
2005.11.12
NLPとの出会い(その4)ここでは、NLPとの関係で、自分の中にどんな変化が起こったのかを、お伝えしたいと思います。私が、NLPを学び始めたのは、NLPの書籍を2~3冊読んで、何となく可能性を感じたからで、殆ど直感でした。そして大きな期待をもってNLPセミナーに参加しました。しかし、実際に参加してみての感想は、正直なところ、「当てが外れた」といった感じでした。それは、以前参加したセミナーで、イメージを扱うエクササイズでの印象があったからです。その時、なかなかイメージが出てこなくて、「自分とは合わない」という感じを持っていたからです。そして、NLPでも最初のころのセッションで、イメージを使うワークがあり、「あぁ、同じだ」と感じてしまったのです。そんな私にも、最初の転機が訪れました。それは、2003年8月、14日間のNLPプラクティショナーの後半(βコース)のときのことです。私は、2人の方と組んで、ニューロ・ロジカル・レベルというエクササイズをしていました。私はクライアントとして、エクササイズをしていたのですが、突然、何か「怖さ」を感じて、前に進めなくなりました。その時、近くにいた堀井先生がガイドを交替してくれました。ガイド「クライアントさんが、怖い、って言うのを無理にする訳にはいかないわね、」私 「・・・」(そうですよね。良かった。ホッ)ガイド「じゃ、長岡さん、立ってみましょうか。」私 「はい」(自然に立っていた)ガイド「周りに何が見えますか? 誰がいますか? 何が聞こえますか?」私 「部下の○○君の顔が見えます。」 「長岡さんのおかげで頑張れました。とか言ってます。」ガイド「そんなこと言われたら、嬉しいわよね。」私 「・・・」(グッときて、言葉が出なくなりました)ガイド「その時のあなたのアイデンティティは何かしら?」私 「力づける人・・・」ガイド「それじゃ、ミッションは?」私 「力づける」とか、「勇気づける」(私の記憶に頼っているので、正確なものではありません)堀井先生にガイドが交替すると、まるで、満水状態だったダムが決壊して、水が溢れ出したかのように、感情が湧き出してきました。普段の私は、感情を表に出さないタイプなので、一緒いた人達は、何事が起こったのか、と驚いていました。そのとき、私の中に出てきた言葉は、「力づける」というミッションです。そして「力づける人」という自己認識です。今でもこの言葉を噛みしめると、身体の芯にジンとする感覚が蘇ってきます。
2005.11.11
NLPとの出会い(その3)前回、阪神淡路大震災に企業ボランティアに参加したお話をしました。今回、その続きをお話します。阪神淡路大震災のボランティアから帰って、仕事に対する感じ方が変わっているのに気がつきました。以前は、業績を上げたり、○○に負けない、一番になる、などということに、全力を注いでいました。しかし、大震災後は、何かそれだけでは満たされない、寂しいような感じが生まれました。仕事を一生懸命にやって、成果も出ているのですが、それだけでは満足できない感覚です。それで、何がしたいのだろう、この不全感はなんだろう、と考えました。そして、生意気なようですが、部下の人材育成やモチベーションアップなどに関っているときが、一番充実している、満たされているという感覚を持っていることに、気づきました。自分でもちょっと意外でした。それから2~3年、自分でもいろいろ考えました。そして、これからの仕事のこと、人生のことを考えているときに、会社で、「人材開発のワークショップ」の案内がありました。私は、今後のことを考えるいい機会だと思って、参加に手を上げました。それは、2泊3日、小田原に泊り込みの研修でした。そこで、最後に全員が1時間のカウンセリングを受けるという時間がありました。私は、そのときお話を聞いてもらったことによって、何年か迷っていたものが見えたように感じました。それで、そのカウンセラーに、カウンセリングを勉強するにはどうすれば良いのですか? と質問しました。それで、働きながら学ぶのに良いところとして、日本精神技術研究所の心理臨床学院を紹介してもらいました。さっそく、資料を取り寄せ、1日のセミナーに参加してみました。そして、手ごたえを感じたので、翌年の本講座に申込みました。それから、4年間、カウンセリングについて、学ぶことになりました。また、1年遅れて、産業カウンセラー協会の初級養成講座に申込みました。そして、約7ヶ月の研修を経て、平成12年度に「産業カウンセラー」に合格しることができました。そして、産業カウンセラー協会でも専門講座の申込み、継続的な勉強を行いました。そこの講座の一つで、そこの先生から「君、カウンセラーやりたいのなら、もうやってもいいんだよ」というお話を頂いたのです。しかし、先生のお話は嬉しい反面、不安や心配も大きくしました。本当に自分にできるのだろうか? プロとして通用するのだろうか? そして、いろいろ探した結果、NLPとコーチングに出会ったのです。
2005.11.10
昨日、とっても嬉しいことがあったので、シェアしたいと思います。NLPとの出会い(その3)は、次回にします。横浜に向かう電車の中で、コミュニケーションのとっても上手な素敵な女性と出会いました。よく言われるネイティブコーチっていう感じでした。ネイティブコーチを目指している私は、大感激でした!!私は、昨日の夕方、東横線で横浜に出かけました。そのとき、前列1両目が女性専用車なので、2両目の前のドアの列に並びました。列に並ぶと、何時も通り、カバンから本を取り出し、読み始めました。そこに列車が入ってきて、私は、前の人に続いて、目の前のドアから乗り込みました。そして、列車の中ほどの網棚にカバンを載せ、本を読み続けました。横浜に着いたので、ドアに向かおうとしたところ、隣に並んでいた女性(40歳前後?)から、「ここ女性専用者ですよ。解ってました?」と声をかけられました。私は、サッと回りを見回すと、確かに女性ばかりでした。私は、その女性に「アッ! 気づきませんでした。すみません。」と言って、列車から降りました。列車から、降りて、「参ったな~~!」と思いながら、今の出来事を振り返りましが、先ず、確かに、2両目の前の列に並んだのに、1両目に乗ってしまったのか? を考えました。おそらく、列車の停車位置が少しずれていたのを、本を読んでいた私は、気づかずに、前の人に続いて乗り込んでしまった、ようです。それから、先程、声をかけた女性の対応が素晴らしいな、という感じが思いだされました。どういう点が素晴らしい、と感じたのか? 振り返りました。1、女性の言葉、声のトーンや感じが、とってもナチュラルで、非難がましくなく、にこやかに、事実を確認した、ということです。ですから、指摘された私が、とっても素直に誤りに気づき、受け入れられたということです。2、注意するタイミングが、降りる直前であったこと。前に注意することも可能でしたが、注意されても横浜まで降りられない状況だったので、間違って乗り込んでしまった私にも、あまり嫌な気分を長く感じないように、心配りしてくださった、ように感じます。私は、この経験を通して、普通なら、自分の失敗を棚に上げて、かなり嫌な気分になるところですが・・・反省はしています・・・、その日は、その日一日、とっても気持ち良く、会合に参加することができました。こういう人をコミュニケーションの達人というのだろうな、と感じ、「凄い! 凄い!」と凄く嬉しくなると共に、私もコーチとして、ごく自然にそのような心配りができるようになりたい、なろう、と感じました。このブログを読んで頂いた皆さん、この女性のこと、どう思われますか。本当にネイティブコーチだと思いますか? 皆さんのご意見をお聞かせ頂けると嬉しいです。よろしくお願いします。
2005.11.09
NLPとの出会い(その2)前回、NLPとコーチングに出会った経緯を書かせて頂きました。では、なぜ、カウンセリングやコーチングに縁がない仕事をしていた私が、カウンセリングに出会ったのでしょうか。今から、12年前の阪神淡路大震災の出来事まで、遡ります。私は、当時勤めていた会社の募集に応募する形で、阪神淡路大震災の企業ボランティアに参加しました。地震が起こった10日目くらいから1週間、役員のSさんを隊長に、15名のチームで派遣されました。そのチームに、私は副隊長という立場で参加しました。私達は、神戸の外れににある物流センターで、全国から運ばれてくる商品や支援物資などを、行き先別に仕分けするという作業をしました。物流センターのあたりは、比較的被害は少なかったのですが、市内に行くと、被害がどんどん酷い状態になっていました。道路に家が飛び出して、倒れ掛かり道路を塞いでいる。1階部分が潰れた感じになっているマンション。倒れたブロック塀や全壊して瓦礫の山となっているビル。テレビの映像で見た状況とは、比較にならない生なましい現実がありました。私達は、1週間、物流センターの倉庫(物置小屋)に寝泊りし、作業しました。電気、ガス、水道がストップし、ベルトコンベアーなどが動かないため、作業は人海戦術で、ダンボール1箱づつ、行き先別に仕分けて送り出しました。私達が着いたときには、まだ壊れたもの片付けたり、やっと応急措置ができてきた、という段階で、これから物流の流れを創るという段階でした。最初の3日間ぐらいで、基本的な作業システムを創り、物流が動くようになり、私達が担当したところが、一番早く動き出したと、物流センターの責任者から感謝して頂きました。とっても嬉しかったことを覚えています。私は、副隊長として、この実務作業の責任者をやりました。京都、大阪などの近県の皆さんが、休日を使って、有休をとって、1日だけのボランティアに参加していました。1週間、15人の私達のチームが一番大きかったので、私が、ボランティア全体・・・40人~50人・・・の指揮を執り、物流のスペシャリストもメンバーに居たので、智恵をかりながら、全体の流れ、作業システムを作りました。このとき、被災地の現状を見て、そこで暮らしている人達のことを考え、一心に仕事に取組みました。これだけ、一つのことに集中したのは本当に久しぶりでした。こういう言い方は被災者の方々に申し訳ないとも感じるのですが、私にとって、本当に充実した、自分が人の役に立っている、ということを実感できた、貴重な体験でした。そして、ボランティアから帰ってきた私は、仕事の対す感じ方が、大きく変わっているのに気がつきました。この続きは、次回お話したいと思います。
2005.11.08
私は、NLPとコーチングに出会って約3年になろうとしています。NLPとコーチング(以下、NLPとのみ表記します)に出会うまでにも、様ざまな経緯がありました。このブログを作成していくに当たって、自己紹介する意味で、そして、自分自身を振り返り、次に向かって前進するために、ちょっと個人史を書いてみようと思います。私は、NLPに出会う以前に、4年間、クライアント中心療法・・カール・ロジャーズ・・・を中心に、○○分析、△△療法、◇◇カウンセリングなどなど、10以上の理論や技法を勉強してきました。そして、自分のペースで、今後も学んでいこうと考えています。私は、カウンセリングを勉強し始めたとき。仕事はカウンセリングの世界とは全然違う仕事をしていました。流通業に勤めていましたので、土日になかなか休みづらかったり、苦労しました。平日は、仕事をし、休日は、カウンセリングの勉強と休み暇がないほど、勉強していました。自分ながら、これだけよくやったもんだなぁ。呆れるやら、関心するやら、しています。勉強し始めて3年たったころです。そのとき、カウンセリングの勉強に通っていた先生から、「君、カウンセリングやりたいなら、もうそろそろやっても良いんだよ。」と言われました。その言葉を聞いて、改めて、考えた時に、カウンセリングの勉強に投資したお金、時間と労力を考えると、「独立」という言葉が自然に浮かんできました。しかし、独立してやっていけるという自信は、全然ありませんでした。それで、それからは、独立に役立つものを探し求めました。書店で本を探したり、HPを見たりしました。そして、出会ったのがNLPとコーチングでした。どちらを先に始めるか、かなり迷いました。NLPもコーチングも、サラリーマンだた私にとっては、受講料がかなり高額で、二つ一遍に始めるのは無理なように感じました。時間的にも、二つ同時に学ぶのは、厳しいように感じました。それぞれの資料を取り寄せ、体験セッション、案内セミナーなどにも参加して、いろいろ検討したのですが、なかなか決められず、結局、貯金を下ろして、両方同時に始めました。今から約3年前の2月、3月のことです。それが結果的に、私にとっては、非常に良かった、と思っています。そしてまた、これまで学んできた、カウンセリングも無駄なものは一つもなく、自分のベースになり、プラスになってるな、と実感しています。
2005.11.07
前回、ニューロ・ロジカル・レベルについて、お伝えしました。今回は、「統一」という点についてお伝えします。NLPのスキルとしては、環境、行動、・・・と書いたシートを床に置いて、その場所を、スピリチュアルを目指して、歩いていきます。先ず、始めるにあたって、アウトカム・・・ほしい成果、目標、ゴール・・・を設定します。そして、1段階移動するごとに、ガイドが質問します。例えば、環境なら、「アウトカムに向かって、あなたは、今どこに居ますか?」など・・・。これは、スペース・アンカリングというNLPのスキルを使って、移動することで、意識を切換えています。そして、スピリチュアルまでたどり着いたら、スピリチュアルな状態を十分体験して、今度は、スピリチュアルの場所から逆向きに、・・・行動、環境まで歩いて戻ります。ニューロ・ロジカル・レベルの「統一」とは、アウトカム(ほしい成果、目標、ゴール)に向かって、自分自身の意識レベル(環境、行動・・・スピリチュアル)の一致感や身体に1本筋を通す、そんな状態をつくる、というのが「統一」ということです。体験しないと、文章で読んでも解りづらいと思います。私自身もNLPを勉強し始める前に、NLP関係の本を7~8冊ぐらいは読んだ上で、NLPのセミナーを申込みました。NLPは「凄そうだけで、やってみないと解らないな?」という感じで、勉強を始めましたが、NLPの勉強を始めて、3年弱ですが、当初、予想していた以上に、凄いスキルが手に入っていると感じていますし、それにプラスして、自分自身をより深く見詰ることができ、人間的にもより大きなものを得られたと感じています。最近、私自身が「ニューロ・ロジカル・レベルの統一」をクライアントとして、体験しました。そのときの状況を、出てきたものをシェアしたいと思います。私のアウトカムは、「NLPのトレーナーになる」というアウトカムです。自己認識レベル:人のあり方、愛、夢、自己承認を伝える人信念・価値観:人の意欲を引き出す。人を信じることができる。能力:カリブレーション能力、ラポールの能力行動:NLPのセミナーを開催している。環境:川崎でコーチング広場を開催している場所で、たくさんの参加者の皆さんの顔がみえる。楽しそうに、賑やかな感じでスキルの練習をしている。はじめる前と終わった後の変化:前は、トレーナーというと、何か落ち着きがなくなる感じで、やりたいけど、本当にできるの? という感じがありましたが、後では、しっかり1本筋が通ったようで、身体の姿勢もスッと立っていることができていました。カウンセリングを勉強している知り合いが、NLPとPOP(プロセス指向心理療法・ユング心理学の一つの進化方向)は、やってみないと解らないと言っていましたが、本当にそうだと感じました。POPは、まだ体験できていませんが、NLPについては、全くその通り! と感じています。
2005.11.06
ニューロ・ロジカル・レベルの統一(その1)コーチの友人にブログページを「つくったよ!」と連絡したところ、「ニューロ・ロジカル・レベルの統一について、早く書いてよ!」とリクエストをもらいました。「ニューロ・ロジカル・レベルの統一」というスキルは、NLPの代表的スキルですので、事前に幾つかのスキルをご紹介したあとで、もっと先にご紹介しようと考えていました。しかし、今回、せっかくのリクエストですので、簡単にお伝えしてみようと思います。「ニューロ・ロジカル・レベル」とは、人間の意識の段階を、環境、行動、能力、信念・価値観、自己認識、スピリチュアルの6段階に分けて捉えています。この「ニューロ・ロジカル・レベル」は、アメリカ・カリフォルニアにあるNLPユニバーシティを主宰するロバート・ディルツ氏が体系化したNLPのモデルの一つです。環境・・・今、自分が居る場所のことです。今、このブログを見ている場所に居て、周りをグルッと見回してください。何が見えますか? 何が聞こえますか? どんな感じがしますか?行動・・・今、自分が何をしているのか? ブログを読んでいる。 友達と話している。 目標に向かって勉強している、などなど、です。能力・・・行動を行うのに、どういう能力を発揮しているのかを指します。まだ、発揮していない秘めた能力のこともいいます。信念・価値観・・・価値観とは、自分が価値を認めているもののことです。信念とは、「崇高な信念」もそうですが、ちょっとした「思い込み」や先入観やビリーフなども含みます。自己認識・・・自分が何者であり、どんな役割があるのか、ということをいいます。会社の中での役割、家族の中での役割などのことです。大きな役割を果たすときのミッションもこの自己認識の意識レベルにあります。スピリチュアル・・・一人の意識を超えたレベルです。神や仏といった宗教的な意識もこのレベルに入ります。チームの一員としてのつながり、自然や社会とのつながり、といった意識レベルです。NLPでは、人が問題を抱えているとき、ニューロ・ロジカル・レベルのどのレベルの問題なのかを区別化します。コーチングのとき、クライアントの意識レベル・・・ニューロ・ロジカル・レベル・・・を意識してお話を聞くことで、相手の本当の問題が見えてきます。或いは、本当の問題に気づくことで、解決の糸口が見えたり、問題が実は問題ではなかった、と変わる場合もあります。今回は、ここまでにし、「ニューロ・ロジカル・レベルの統一」のうち「統一」に関する部分は次回にお伝えします。
2005.11.05
2回続けてアンカリングをお伝えしました。そして、3回目です。実は、私はアンカリングが大好きです。最も得意なスキルの一つでもあります。一つエピソードをお伝えします。私の友人が、産業カウンセラーの勉強会を開催しています。その勉強会で2年前に、1年かけて、NLPを学んだそうです。ちゃんとした講師にきてもらって、NLPを学んでいたのですが、今一理解できなかったそうです。私は、NLPを一生懸命勉強している最中だったので、いろいろ詳しくお聞きしました。そうすると、どうもその講師の方は、知識はしっかりお持ちなのでしょうが、あまりスキルを自分でできない、或いは、教えられない感じなのでした。私は、思わず、「私にもNLPを教える機会を提供してください。」と提案していました。そして、今年9月に3時間、NLPのアンカリングを中心に、勉強会で説明とトレーニングを行うことができました。その時の参加者の方の感想を頂きましたので、ご紹介します。「長岡さんのNLPはとても解りやすくて、前回の不完全燃焼が解消されました。特に、アンカリングのコツが理解できたことが私には収穫でした。」(Uさん)「久々のNLPで、前に勉強したとき、アンカリングを含めて、感覚をつかめないまま終わってしまった感があり、今回もどうなるかと思っていたのですが、始まって早々アンカリングを長岡先生ご指名によりデモンストレーションで直接手ほどきして頂きました。感覚を味わうことができ良かったと思っています。」(Oさん)NLPの名誉挽回ができて、あぁ~~、よかった、よかった、・・・でした。
2005.11.04
今回は、アンカリングの使い方の応用編について、お伝えします。例えば、人前でスピーチをするとき、極度に緊張して、声が上ずったり、頭が真っ白になって、上手くしゃべれない、という症状のAさんがいたとします。このAさんに、アンカリングを使って、この上がり症を改善することができます。先ず、Aさんにリソースフルな状態を聞きだして、それを大きく膨らませて、その状態にアンカリングをつくります。そして、その同じアンカリングに、幾つかのリソースフルな状態を重ねていきます。これを「アンカリング重ね」と云います。次に、Aさんの上がり症の症状を思いだしてもらい、その症状に対して、負のアンカリングをつくります。この負のアンカリングは、Aさんの小さいころの思い出の方が、より効果的です。次に、負のアンカリングとリソースのアンカリングを同時に発動させます。すると、負のアンカリングが負けて、リソースのアンカリングが残ります。そうすると、上がり症だったときの記憶を思い出すと、事実は思い出せても、それに張り付いていた嫌な症状の感じが無くなっていることに、気づくと思います。これを「アンカリング潰し」と云います。そして更に、人前でスピーチする直前に、何時でもいい状態を蘇えらせるように、リソースフルな状態を蘇えらせ、それを更に膨らませ、Aさんの使いやすいやり方で、ポーズや言葉でアンカリングをします。このアンカリングのスキルを使うことで、自分にとって一番いい状態・・・適度な緊張感と適度なリラックス・・・を、スピーチや面接、大事な試験やプレゼンテェーションの直前につくりだし、成果を手に入れている人がいるのです。このアンカリングは、何も特殊なマジックではありません。これは、古典的条件づけと言われる心理学のテクニックを応用したものなのです。条件づけで云われる「刺激」を「アンカー」、「反応」を「リソースフルな状態」と対比してみると、このアンカリングの意味合いが理解頂けると思います。アンカリングは、NLPのスキルの中で、よく使われる汎用性の広いスキルです。しっかり身につけるととっても役に立つスキルがアンカリングです。例えば、こんな使い方もできます。例えば、ゴルフに行って、OBを打ってしまったという場合、次にもその嫌な気分を引きずったとしたら、スコアはメタメタだと思いませんか? しかし、そうは解っていても、なかなか自分の思い通りにならないのも人間です。例えば、予め左の二の腕に、強い「リソースアンカリング」をつくっておきます。そして、OBの嫌なシーンを思い出して、右腕に「負のアンカリング」をつくります。そして、二つのアンカリングを発動させて、「負のアンカリングを潰す」のです。そうすると、OBの嫌な気分や感情が消え、次のゲームに集中することができます。何かこれって、いいと思いませんか。
2005.11.03
幸せと成功の法則(NLP+コーチング)ブログページの2回目の書き込みです。今日は、アンカリングについてお伝えします。 イチロー選手が、バッターボックスに入るときに、右手にバットを持ち、右腕の袖をめくるポーズを必ずしています。あれがアンカリングです。アンカリングすることで、今この瞬間の打席に集中でき、結果としてベストの成績を残せています。ビジネスでも、アンカリングは効果的です。営業のベテランは、必ず自分なりのアンカリング法を持っています。調子が悪いとき、タバコをゆっくり吸って、気分転換したり、好きな音楽をガンガン聴いてモチベーションを上げたりしています。ベテランのビジネスパーソンが、何年もかけて自分なりに身につけたノウハウを、NLPのアンカリングを使うと短時間に、もっと効果的につくり出すことができます。大事な営業プレゼンテーションのときに、或いは、結婚式のスピーチの前に、アンカリングで一番いい心身の状態を作り出せたら、どうでしょうか。「アンカー」とは、船の碇(イカリ)のことです。船が嵐を避けて港に停泊するとき、風に流されて近くの船にぶつかったり、座礁したりしないために、碇を下ろします。クライアントの心身の状態にアンカリングすることで、そのときの状態を瞬間的に蘇えらせることができます。例えば、人前でスピーチするとき、緊張し過ぎて、声が上ずって、頭が真っ白になって、という方がいたとします。その方に、一番いい状態のところにアンカリングを作っておきます。そして、スピーチする直前にアンカリングを使って、いい状態を蘇えらせることによって、緊張状態を打ち消すことができます。私が学んでいる日本NLP研究所のマスタープラクティショナーの仲間かた教えてもたっら事例がとっても参考になります。幼稚園のお子さんが、何時もバスに酔ってしまうため、遠足を嫌がっていました。お母さんは、その子の膝の部分にアンカリングを作りました。そして、バスに乗ったら直ぐ膝を押えるて、アンカリングを蘇えらせるよいうに教えました。 その結果、お子さんは、一日楽しく遠足ができ、思い出をつくることができたそうです。そうしたら、その幼稚園でそれが噂になり、「うちの子にもやって!」というお母さんがたくさん居たそうです。次回は、アンカリング(その2)・・・アンカリング重ね、アンカリング潰しについてお伝えします。
2005.11.02
皆様はじめまして、NLPコーチの長岡高生です。初めてのブログ作成です。よろしくお願いします。このブログは、NLP+コーチングというコンセプトで、スキルや事例、経験などをお伝えしていきたいと思います。どうぞ、よろしくお願いします。先ず、1回目は、NLPについてお伝えします。NLPとは、「神経言語プログラミング」Neuro Linguistic Programmingの略称です。更に説明しますと、神経・・・五感のこと。人間は五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)を通して、情報を受取り処理しています。そのプロセスをつかさどるのが神経です。言語・・・人間は、語感を使って得られた情報をコード化し、意味づけし、思考や感情、行動を整理し、言葉を使って記憶します。そして、人と人が意思を通じ合うために言語を使います。プログラミング・・・五感で得られた情報から、特定の思考や感情、行動が自動反応のように起きてきます。人間の脳は、過去の経験からそうプログラミングされています。そして、脳のプログラミングの方法を知ることで、プログラミングの書き換えが可能になります。NLPを「脳の取扱い説明書」と言っている人もいます。NLPのはじまり、1970年代にアメリカのカリフォルニアで言語学と心理学を学問的背景として誕生しました。創始者であるジョン・グリンダー(言語学者)とリチャード・バンドラー(心理学を学ぶ学生)が、当時の3人の天才的セラピスト(フィリッツ・パールズ=ゲシュタルト療法、ミルトン・エリクソン=催眠療法、バージニア・サティア=家族療法)のコミュニケーションのパターンを徹底的に研究・分析し、モデリングしたのがNLPです。 1970年代、ベトナム戦争が終結し、兵士が帰還しました。しかし、平和な社会に適応できなでPTSD(心的外傷)に苦しむ元兵士が多くいました。この元兵士達の治療に目覚まし成果を上げたのがNLPでした。それがセラピストの間で評判になり、セラピストの世界に広がりました。 それが、やがてアメリカから世界へと広がりました。そしてまた、医療から教育へ、そして、ビジネス、芸術、スポーツの分野へと様ざまな分野へと広がっていきました。 NLP自体は、世界への広がり、様ざまな分野への応用を通して、時代に対応して、現在も進化発展しています。 何だかまだ解らないですね。 次回は、アンカリングについてお伝えします。お楽しみに・・・、
2005.11.01
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