型をこよなく重んじるも、嵌ることをめっぽう嫌がる作曲家の日記

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2018.11.12
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テーマ: 作曲(9)
カテゴリ: 新しいこと
10月29日付朝日新聞の天声人語にゴッホの話があります。
ゴッホは強烈な個性の持ち主ですが、
ミレーを始め有名画家たちの模写をたくさん積み重ね、
浮世絵の研究も重ねていたそうです。
著者は「模写を重ねる先に独自のびが生まれる」と言いますが、
まさにそのとおりで新しいものはさまざまな様式美を知った先に、
自分のものが生まれると考えます。

ここから話は人工知能(AI)の話になります。
AIは肖像画15,000点を分析し、その結果黒っぽい背景に、

その上でAIがゴッホに欠けるものがあるとすれば情念であり、
芸術を芸術たらしめる心の働きは人間だけが持つものだと締めています。

これは音楽に置き換えてもたいへん興味深い話です。
まずたくさんの音楽を分析的に聴くことは人でもできていることだと思います。
ただ趣向で好きな曲のスタイルを聴くのではなく、
馴染みのないものや聴きたくないようなものの魅力を分析的に探る必要はあります。
仮に今風に自由に音楽を聴く、単に好きなものを好きなだけ、
分析的ではなく感覚的のみで聴いたとしたするとAIには敵わないでしょう。
反面、音楽は理論で割り切れる部分がありますが数学ではありません。
AIが間違いのない和声学による音楽が作れても、
情感や音楽から受ける心地よさを理解することは難しく、

ただ、古典派やロマン派、12音技法あたりまでは似たものは作ることができそうです。
また、現代の音楽では情感や心地よさは必要ないと考える人はたくさんいます。

しかし、前例のない新しい語法、スタイル、作曲法を作る場合、
AIができることは人が方向性や指令を出したプログラミングされた音楽しかありません。
調性音楽を徐々に崩していった音楽の発展、偶然性や電子音楽も超えた、





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最終更新日  2018.11.12 01:44:09
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