型をこよなく重んじるも、嵌ることをめっぽう嫌がる作曲家の日記

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2022.09.19
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カテゴリ: 芸術
NHK・Eテレの日曜夜のクラシック音楽館。
いつものコンサートの収録でこれほど感動することはありません。
昨日は「NHKバレエの饗宴2022」と題されたバレエ公演でした。
異なるバレエ団から選り抜きのダンサーがハイライトを踊ります。

この日にまず良かったのは番組構成・プログラムです。
ダンサーのインタビューを少し織り交ぜ、全体の構成が素晴らしいです。
特に感動したのは後半に登場した、菅井円加さんです。
そして、興味深く観れたのは中盤のスターダンサーズ・バレエ団です。

スターダンサーズ・バレエ団
今回の​ ジョージ・バランシン振付「ウエスタン・シンフォニー」 ​も、
バレエの技術で踊る集団のダンスで、様式としては新しいバレエです。
細かい振付や踊り手が素早く移動していく様は爽快ですが難しそうです。

高い技術はすぐに見て取れますが、とにかく楽しい仕立てになっています。
残念なことは音楽はテンポが一定で単調、重点が置かれていないかと。
その意味では、この後プロコフィエフやチャイコフスキーが出てきますが、
バレエ音楽としての気品と拡張の高さを自然と感じてしまいます。


バレエに感動するのは伝統に根ざした素晴らしさがあるからです。
今、作曲をしたいという人は優れた独創的な作品を作りたいのではなく、
料理で言えば大半が「ファストフードを調理したい」という印象です。


調理師学校に入る意味はあるのか?音楽大学に入る意味はあるのか?
「ファストフードならバイトで調理できるんじゃないか?」
それを”調理師”と言うなら、作曲でも肩書きに”作曲家”が入ります。
美味しいしとても売れているのだから世の中的には充分です。

レシピにあまり凝るものではなく、要領を識れば誰でも作れるもの、

作曲家としてのハードルはひと昔前よりも格段に下がりました。
だからこそ、伝統に根ざし時代と共に進化したものは希少で光ります。





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最終更新日  2022.09.19 18:14:47
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