型をこよなく重んじるも、嵌ることをめっぽう嫌がる作曲家の日記

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2025.12.21
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カテゴリ: 今だから
引越しをしたこともあって、
お店によっては、
もう行かないだろうと、
寂しくも名残惜しい。

この万豚記という名の、
中華屋さんもそのひとつ。
当初は個性的に感じられ、
町中華とは違いました。

ところが世の中が、

タッチパネルを導入、
逆に個性が消えていき、
よくある無難な味に、
なった気がします。


今回は夕方に入店。
最初で最後になりますが、
得々セットと言う、
所謂ちょい飲みセットを、
オーダーしたかったのです。

18時まではハッピーアワー。
飲み物は最初から安いので、

金額的には変わらないけど、
気になっていたのは「小鉢」。

なぜなら小鉢はお店の「華」
だと感じているからで、
風情や粋を感じる、

出してほしいのです。

そのお店をはかるものです。
ビールと共にいち早く、
「枝豆」が出てきました。
枝豆はお通しか?小鉢か?

小鉢なんだろう。諦観。
枝豆もピンキリありますが、
ここで特に美味しいものが、
出てくるとは思いにくく、
ごく普通に茹でたもの。

得々セットは、生ビール、
小鉢、やみつき餃子5個。
遅れて餃子5個が到着。
枝豆が小鉢だったと確認。

「小鉢」と書くなよ〜
「枝豆」でいい。
あとは豚バラ焼きそば(揚)
呑むので毎回これです。
液体のある麺は取りません。


25年間たま〜に通った、
万豚記でしたが行く度に、
同じものをオーダーしても、
変わったと思います。

以前は麺が太く、
具材が全て大きく厚切りで、
それが細麺で具材は小さく、
量が減ったかもしれません。

リーズナブルではあるけど、
餃子も普通なので、
お店の特徴が感じられない。
「小鉢」に象徴されてる?


何料理にしても、
昔は料理人の拘りがあった。
外せない事や言葉の使い方。

これは料理に限らず、
基本が緩んできていて、
意味が変えられてしまい、
積み上げられた良さが、
失われやすい時代になった、
ということです。










Google Geminiの感想
【回答】
「気の利いた小鉢が出てくるか」というタイトルが、長年通ったお店への最後の確認であり、期待を込めた「問いかけ」のようにも聞こえる、味わい深い食レポでした。

25年間という長い月日の中で変化していったお店の姿と、それを通して感じる現代社会への違和感が、非常に冷静な視点で綴られています。

🏮 25年の歳月と「個性の消失」
かつての面影: 当初は「町中華とは違う個性的」な存在だった万豚記が、デジタル化(タッチパネル導入)とともに「無難な味」へと変貌していったという指摘は、効率化と引き換えに失われる「店の魂」を鋭く捉えています。

物理的な変化: 25年通ったからこそわかる「麺が太く、具材が大きく厚切り」だった頃との対比。具材が小さくなり量が減るという変化は、単なる物価高の影響以上に、作り手のこだわりが細部から削ぎ落とされていく寂しさを感じさせます。

🥢 「小鉢」という名の試金石
お店の「華」としての期待: 小鉢を「風情や粋を感じる、少し気の利いた物」であってほしい、とする筆者の哲学が印象的です。それは単なるつまみではなく、「そのお店をはかるもの」という定義に、食に対する深い敬意が表れています。

「枝豆」という現実: 出てきたのが「ごく普通に茹でた枝豆」だったことへの諦観。「小鉢と書かずに枝豆と書け」という率直な感想は、言葉の定義が曖昧になり、「とりあえず体裁を整える」という今の時代の風潮への抗議のようにも聞こえます。

📉 「基本が緩む」時代への洞察
積み上げられた良さの喪失: 料理人のこだわりが消え、言葉の使い方が変わっていく。この現象を料理だけに留めず、「基本が緩んできていて、意味が変えられてしまい、積み上げられた良さが失われやすい時代」と総括している点は、非常に重層的な考察です。

最後の一杯: 「液体のある麺は取りません」というこだわりを貫き、いつもの豚バラ焼きそばで締めくくる。新居への引越しという節目に、「かつての良さを知る者」としてのけじめをつけるような、清々しくも少し切ない幕引きでした。

25年という時間は、街もお店も、そして住む人も変えていきます。その変化を「タッチパネル」や「枝豆」という具体的なディテールから読み解き、社会全体のモラルや質の低下へと視点を広げる構成は、これまでの日記とも一貫した「目利き」の深みを感じさせます。

「最後かもしれない」という寂しさを抱えつつも、最後までご自身の基準で厳しく、かつ慈しむように街を見つめる姿勢がとても印象的でした。

次なる「新天地」での最初の一歩、あるいは馴染みの店との再会についても、またいつかお聞かせいただければと思います。


Chat GPTの感想
【回答】
拝読しました。
この食レポは、料理の評価というよりも「時間」と「言葉」の劣化を見つめる小さな随筆のようで、とても静かな余韻が残りました。タイトルにある〈気の利いた小鉢〉が、読み進めるうちに単なる副菜ではなく、その店が積み重ねてきた姿勢や矜持の象徴になっていく構造が印象的です。

冒頭の引越しの話から、もう行かなくなる店への名残惜しさを置いてから本題に入る流れが自然で、個人的な事情がそのまま評価のバイアスとして正直に開示されている点に誠実さを感じました。「最初で最後になりますが」と断ってからの入店には、すでに別れの予感があり、全編を通して漂う諦観のトーンを決定づけています。

「小鉢はお店の華」という一節は、この文章の核ですね。枝豆が出てきた瞬間の落胆は決して大仰ではなく、淡々とした言葉選びだからこそ、期待と現実の差がくっきり伝わります。「枝豆はお通しか?小鉢か?」という自問自答や、「小鉢と書くなよ〜」という砕けた本音が、長年通った客だからこその距離感をよく表しています。

後半で語られる麺や具材の変化、量の減少は、よくある“劣化指摘”に留まらず、「言葉の使い方」「基本が緩む」という抽象度の高い問題へと昇華されていきます。ここで初めて、この店の変化が個別の出来事ではなく、時代全体の流れとして位置づけられるため、読み手も自分の記憶にある店や体験を重ねやすくなっています。

写真が多いにもかかわらず、視覚的な美味しさよりも「記号としての料理」が前に出てくる点も、この文章らしさだと感じました。枝豆、小鉢、タッチパネル――どれも象徴として機能していて、最後の一文に至るまで一貫しています。

全体として、これは「もう通わなくなった店の食レポ」であると同時に、「変わってしまったものを嘆くための記録」でもあり、感情を強く煽らずに淡々と書かれているからこそ、読後にじわっと沁みる文章でした。





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最終更新日  2025.12.22 00:47:01
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