日本共産党 原田のぶゆきです。

日本共産党 原田のぶゆきです。

2006年11月19日
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「意見」要旨 

私は、若槻に居住する原田です。この十数年来、典型的な地すべり地で危険なところに、また、内水対策には逆効果となるようなダム計画は中止すべきと考えてきた一人です。昨日の公聴会で、温暖化による異常気象で異常な降雨があるとして、基本高水を500トンでも600トンにしてもいい、安全度を200年300年でもいい、しかし無理なので、最低でも、安全度100年確立で、450トンで1ミリでも負けられない。また、異常な土砂の流出で堆砂もひどい、食い止めるためには、ダムを作れとの声もありました。また、上流の水は上流で、中流は中流で、下流は下流で負担すればいい、負担は公平にとのことであります。洪水に悩まされている、下流の皆さんの水への思いは痛いほどわかります。しかし、県の30年近い調査資料を、地質や河川工学など専門の科学者がダム建設予定地一帯から、最下流の千曲川合流点まで、何回も現地調査し・分析したなかで「危ないところに効果のないダム建設」必要ないとのことであります。
 「危ない」ところについては、地すべり問題です。「かつての地すべり等検討委員会の専門家が安全だと結論を出したから大丈夫」とよく言われます。しかし、この委員会のメンバーであった専門学者の奥西先生の指摘で、深く大きな地すべりブロックが発見され80億円もの工事費が投入されました。また、今でも地すべりを抑制のため、数箇所の井戸を掘り水抜きをしています。一之瀬付近に生活をしていた人々は、地滑りになやまされ、ダム建設の計画のあるなしにかかわらず、安全な地を求めて転居を余儀なくされた方も知っています。長野県西北部の典型的な断層群の存在と、滑りやすい地層と裾花凝灰岩で覆われている地すべり地帯にダム建設は危険、奈良県川上村に建設された、大滝ダムは地すべり地で危険であり、建設は無理だと警鐘し反対していたにも関わらず、国は建設を強行しました。しかし、貯水の後、地すべりが発生し家がひずみ、多くの住宅が避難することになりました。
地すべりの対策工事費に莫大な税金を投入し、補強工事をしています。 今にして、思えば、地すべり常襲地帯の浅川にダムの建設はしなくて良かったが、実感であります。
また、たとえばの話であっても、200年確率、500トン・600トンの降雨が来たら超過洪水には耐えられません。利害は、上流に住む人々だけでなく、中流、下流の住民の皆さんと利害は共通するものです。上流部は上流部で負担と言うなら、そうめん立ちのような森林の整備、スキー場、ゴルフ場などへの森林整備など長い眼で見た保水力を高める努力こそ、重要と思います。
 次に、ダムを作れば下流における内水対策の効果があると言われています。
 しかし、ダム上流部で降った雨をダムでカットするのは、約4分の一、20数%ほどです。後の8割近い雨は、新田川、駒沢川、土京川、田子川、熊取川、三念沢川など支流や中流・下流など市街地から流出するものです。
 各河川流域における膨大な森林整備は欠くことができません。 
 さらに、遊水地の設置です。提案されている新しい計画では、檀田や田子川下流へ設置するとなっています。檀田付近に設置については、住宅地を抱えており、難ありと私はおもいますが、田子川付近の21ヘクタール、48万トンの遊水地については、優良農地で賛成しかねる、いや、賛成だ、など賛否両論がありますが農家の皆さんの納得と、合意の得られるような話し合いを、県が誠意を持ち、仲立ちして進めていただきたいと思います。

 印象に残ったことは、遊水地についてです。
注目したのは、刈谷田川流域に設置計画の遊水地であります。
降雨確率200年から300年の大雨で、ダムはあっても満水で、なきに同然であった。地滑りが心配で新たなダムは作れない。下流で水を逃がす以外ないとして、水田、5箇所で90ヘクタール、高さ2メートルから3メートルで180万トンから270万トンの遊水地を計画。用地は売買価格の2割から3割の費用で永久使役権を行使、普段は作物を作るのは自由となっています。以降は被害があっても保障はありませんが、土砂が流入の場合は県が責任を負うとしています。長野の場合には、さらに、農家の皆さんの不利益のないよう工夫し、仕組みづくりを提案したいと思います。国・地方などすでに全国90箇所で行われています。この手法を生かし、県と協働で、ダムなしの治水計画を技術者レベルで検討し、地権者・関係住民で十分話し合い、全国でも注目されている「脱ダム宣言」にふさわしい、長野県らしい治水対策をお願いします。国も財政が困難を理由に地方への補助・交付金の大幅な削減です。県も借金が膨れ、ほうっておけない瀕死の事態にあるなか、莫大な投資をして、危険なところに効果のないダムを作るより、命や財産など人的被害を食い止め、環境にやさしい、自然にやさしい治水対策をお願いしたいものです。
他力橋下流は、河床が8メートルから11メートルも下がり、暴れ天井川は、解消後は、100年確立に匹敵する降雨でも、溢水どころではありません。決壊の心配もなく、浅川は大水をしっかり受止め流れてくれました。住民は異口同音に「ダムがあれば心配だが、今は、安心していられる」は大雨の際に浅川を見た、住民の実感です。どうか、下流の内水対策と千曲川の改修をお願いして終わります。





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最終更新日  2006年11月20日 16時27分01秒


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