日本共産党 原田のぶゆきです。

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2009年05月21日
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 大江健三郎さんがノーベル文学賞を受賞したこともあって、「『自分の木』の下で」という本を買い込んで積んでおいた。

 ところが、先日、「憲法九条を守る県民過半数署名を進める会」主催の講演会があり、大江さんが話された。
 1時間30分たっぷり、気負いのない、心のこもった話に感動した。
 そこで、「手に負えず」積ん読になっていた本をとりだし、ページをめくってみた。
 「なぜ子供は学校に行かねばならないのか」「どうして生きてきたのですか?」「『ある時間待ってみてください』まで」など。
子供の自殺のことや、読みたい本は買っておけばいつでも読めるからそのことを勧めます。など、様々な事柄を自分の体験を通して書いている。

後半の文章にこんなことも
「長い小説家の生活で初めて、私は子供のみなさんに向けて一冊の本になる分量の文章を書きました。そういう本にしよう、考えると、書きたいことがさまざまにあって、小学校上級の人たちに読んでいただこうと思うものや、もう高校で大学受験の準備をしている人たちへと思う内容まで、書くことになりました。ここに書かれていることは子供じみている、と感じ、逆に難しい、と考えたり、そのバラツキを経験されたのじゃないでしょうか?・・・」

 一気に読破となった。

そしてこんな文章も
「・・・私の家庭の、障害を持っている子供、光が、まだ十五、六歳だったころ・・・知的な障害ですから、精神の発達ということでは、五、六歳の程度だったのじゃないでしょうか・・・それでも家族を愛したり、近くにいる人を大切に思ったりする感情は、健常な妹や弟と同じでしたが、森のなかのお祖母のところに一週間ほど滞在して帰る時、こういいました。
 ・・・お祖母ちゃん、元気を出して死んでください・・・私の母がときどき口にする、死ぬまで元気を出していたい、という言葉を覚えていたのでしょう。母自身、孫が言った言葉が気にいって、自分を力づけるように、この時のことをよく話したものでした。・・・そして気が付いてみると、私自身、よし、二十一世紀もこのまま続けてやってゆき、それから、元気を出して死ぬことにしよう、と自分にいっているのです。・・・」
憲法九条守る会の呼びかけ人にふさわしい、大江さんである。






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最終更新日  2009年05月22日 07時31分16秒


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