「のり2・クラシカ」鑑賞日記

「のり2・クラシカ」鑑賞日記

08日 アラン・ギルバート&N響定期演奏会


NHK交響楽団第1608回定期

1・ベートーヴェン
   序曲「コリオラン」 作品62


2・ベートーヴェン
   ピアノ協奏曲第4番ト長調
     サイモン・クロフォード・フィリップス(ピアノ)

************** intermission ****************

3・マルティヌー
   交響曲第4番 


 2007.12.8.15:00 NHKホール 2-R7-20


 アラン・ギルバートはニューヨーク・フィルのヴァイオリン奏者の両親(マイケル・ギルバート&建部洋子)の間に生まれた今や全世界注目の指揮者。

2009年秋にニューヨーク・フィルの次期音楽監督に就任が予定されています。
例えれば或る一流会社で職場結婚した両親のもと生まれた子供が、その両親の元職場である一流会社の社長になると言うような夢のような出来事で御両親のお喜びはいかばかりかと・・・。

さて堀正文コンマスのもとN響楽員、素晴らしいマルティヌー:交響曲第4番の演奏を披露。特にブラス&パーカッション部門が大活躍。
本日のホルンは松崎首席、ラッパ・トップは関山さん、久保さんのティンパニを筆頭に植松さんの大太鼓、ほかの楽員によるシンバル、ドラム、ドラなど大活躍でした。

マルティヌーはチェコ出身、パリで活躍しましたが第2次世界大戦の戦火を逃れニューヨークへ旅発ちます。そこで作曲された作品で終楽章のコーダに向けての雄大で輝かしいクレシェンドは大きな感動をもたらします。

マルティヌーにとって丁度、この時期連合軍によるノルマンディー上陸作戦の大成功によりパリがドイツ軍の占領から開放された喜びがこの交響曲第4番、特に終楽章である4楽章のフィナーレ部分で正に勝利の雄たけびの様な凄まじい大団円の響きで幕を閉じますが本日のN響の演奏は見事な熱演を披露、マルティヌーさんも天上で大喜びでしょう。真に生演奏ならではの醍醐味、感動を体験しました。

アラン・ギルバートの指揮は真に無駄の無い適切な指示を楽員に与えていて見ていても惚れ惚れとします。現ニューヨーク・フィル音楽監督のマゼール氏とどこか合い通じるものを感じます。

ステージ上は今回も対向配置で下手側から時計回りに1Vn,Db,Vc,Va,2Vnの配置でギルバートさん、弦楽器陣へのタクト指示が強調されていたように感じました。 それに応えるN響楽員、渾身の名演奏でした。

ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番、初登場のサイモン・クロフォード・フィリップスのピアノ、達者な腕前ですがいかにも軽やか過ぎな音楽の運びで
N響の重厚なバックとは相容れず。

最初に演奏された「コリオラン」序曲はあまりにストイックな演奏でベートーヴェンらしさと言えばまさしくピッタリの演奏かも知れませんが。
★★★★☆

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