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にほんブログ村 昨日のうっとおしい雨と打って変わって青空が広がった関東の日曜 去年より一日遅れての梅雨入り宣言もあり束の間の晴れ間かも知れないが。 久しぶりのオペラ鑑賞です。もちろんワイン(赤・白)とともに。(笑) ヴァネツィア楽派のあと、18世紀にイタリア・オペラの様式を確立したと言われる ナポリ楽派の作曲家たち、スカルラッティ、パイジェッロ、チマローザなど ともに活躍したペルゴレージ(1710-36)の作品、 彼の歌劇では「奥様女中」が広く知られているけれど本日鑑賞したのは リッカルド・ムーティにより再発見され1989年にミラノ・スカラ座で上演された オペラ・ブッファ「恋に陥った兄と妹」全3幕 同じ若い男を追いかけて政略結婚に抵抗する三人の娘のもつれた愛を描いた物語。 アレッサンドロ・コルベッリ、ヌッチア・フォチーレの二人の熱演はもちろんだが 他の出演者の中では特にヴァンネッラ役のノルベルク=シュルツの熱演が印象に残った。 彼女の豊満な胸とともに。(爆! このDVDはずいぶん前に渋谷のタワレコのワゴンセールの中からチョイス したもので1000円前後だったような記憶がある、当然訳ありで字幕は英訳のみ、 英語の字幕を目にするのはMETでのオペラ公演以来だ。 あそこの歌劇場は各座席の前に字幕装置があって 液晶で字幕が(もちろん米語だが)映される。 指揮:リッカルド・ムーティ 管弦楽&合唱:ミラノ・スカラ座管弦楽団・合唱団 マルカニエッロ(ルッグレツィアとドン・ピエトロの年老いたナポリ人の父親) :アレッサンドロ・コルベッリ アスカーニオ(マルカニエッロの養子):ヌッチア・フォチーレ ルッグレツィア(マルカニエッロの娘):ルチアーナ・ディンティーノ ドン・ピエトロ(マルカニエッロの息子):ブルーノ・デ・シモーネ カルロ(中産階級のローマ人、ネーナとニーナの伯父、ルッグレツィアと婚約している) :エツィオ・ディ・チェーザレ ネーナ(カルロの姪、ドン・ピエトロと婚約している):アメリア・フェッレ ニーナ(カルロの姪、マルカニエッロと婚約している):ベルナデッテ・マンカ・ディ・ニッサ ヴァンネッラ(カルロの小間使い):エリーザベト・ノルベルク=シュルツ カルデッラ(マルカニエッロの小間使い):ニコレッタ・クリエル フェンシング選手:ルーカ・ボニーニ 演出:ロベルト・デ・シモーネ ライブ収録:1989年イタリア・ミラノ・スカラ座 いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年06月10日
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にほんブログ村 ヴァント生誕100年特集その2 ギュンター・ヴァント (G?nter Wand, 1912年1月7日 - 2002年2月14日) オーケストラはすべて北ドイツ放送交響楽団とのライブ放送、 第7番の第2楽章の崇高とも言える叙情性 第8番の自然なテンポ感と素晴らしい造形力 第9番での滑らかなテンポ感 どれも優劣を付け難い素晴らしい演奏です。 北ドイツ放送響もヴァントに対して渾身の演奏を捧げていて まったく見事と言うしかない。 ブルックナー:交響曲第7番ホ短調 収録1999年4月18~21日 ブルックナー:交響曲第8番ハ短調 収録2000年4月30日~5月3日 ブルックナー:交響曲第9番ニ短調 収録2000年11月5日~6日 いずれもドイツ・ハンブルク ライス・ハレでの収録 いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年06月09日
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にほんブログ村 ギュンター・ヴァント (G?nter Wand, 1912年1月7日 - 2002年2月14日) 今年2012年はG・ヴァント生誕100年のモリアル・イヤーとのことで NHK-FMで5夜にわたり特集が組まれた。 ヴァントの得意なブルックナーの交響曲第7番、第8番、第9番が放送された けど、これについては順々に。 今回聴いたプログラムは 交響曲第3番変ホ長調作品97“ライン” シューマン作曲 (31分40秒) ~1987年5月11日 ドイツ・ハンブルク ライス・ハレで収録~ 交響曲第8番ハ長調D.944 シューベルト作曲 (53分20秒 (管弦楽)北ドイツ放送交響楽団 (指揮)ギュンター・ヴァント ~2000年1月29&30日 ドイツ・ハンブルク ライス・ハレで収録~ (北ドイツ放送協会提供) シューベルトの長大な交響曲第8番(当時は第7番とか第9番とか呼ばれてたが) を初めて聴いたのは中学生のころでワルター&コロンビア響のLPレコードで 正直、最初はシューベルト特有のリフレインのしつこさに辟易したものだが 聴きこむほどに好きになっていった。 ただワルター盤の格調高い演奏を長年聴きこんだものだから 結構この曲の演奏にはついては、うるさいのだけど(笑) ヴァントと北ドイツ放送響の演奏は 小説で言うところの”起承転結”がハッキリしているところがいい。 ヴァント特有の無骨ともいえるリズム感が何とも私の性に合う演奏だ。 明日のウォーキング・ミュージックはヴァント&北ドイツ響との まずはブルックナーの交響曲第7番を聴いてみよう。 いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年05月29日
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にほんブログ村 今朝はうっすら太陽が覗いてる程度の天気でしたが 午後からは太陽燦燦の良いお天気になりました。 きょうは3時から地元ミューズでのコンサートを聴いてきました。 チェコ・プラハのプラジャーク弦楽四重奏団演奏会 モーツァルト:弦楽四重奏曲第17番「狩り」 ドヴォルジャーク:弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」 シューベルト:弦楽四重奏曲第13番「死と乙女」 アンコール ボロディン:弦楽四重奏曲第2番から夜想曲 ボロディン:スペイン風セレナード ~2012年5月27日 所沢ミューズ・アークホール~ ストリング・カルテットのコンサートを聴くのはずいぶん久しぶり のような気がします。 2004年の札幌kitaraでのフィルハーモニア・カルテット・ベルリン以来かも。 本日のプログラムは中学生時代からのお馴染みの作品ばかりで ここ何十年も聴くことがなかったので大いに楽しめました。 プラジャーク・カルテットの演奏は初めて生で聴きましたが 素晴らしいアンサンブルを奏でて見事です。 端麗な演奏ですがワインに例えると、ただ端麗なだけではなくて まるでシャブリ・グラン・クリュのように芳醇な香りを感じさせた。 今日の演奏会はミューズメンバー1500円のスペシャルプライスで しかも1階16列中央の最高の席で聴けて、まさに至福のひとときでした。 いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年05月27日
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にほんブログ村 3月に上野の東京文化会館大ホールで行われた 首都圏にある8つの音楽大学合同のフェスティバル・オーケストラ演奏会 弦楽のためのレクイエム(武満徹) シンフォニエッタ(ヤナーチェク) アルプス交響曲(リヒャルト・シュトラウス) アンコール曲:管弦楽のためのラプソディ(外山雄三) 管弦楽:音楽大学フェスティバル・オーケストラ(桐朋学園大学、洗足学園音楽大学、東京音楽大学、東邦音楽大学、 国立音楽大学、東京藝術大学、昭和音楽大学、武蔵野音楽大学) 指揮:外山雄三【収録】2012年3月24日/東京文化会館大ホール 村上春樹の小説「1Q84」の冒頭で青豆が乗るタクシーの中で FM放送から流れるヤナーチェク「シンフォニエッタ」のファンファーレ この小説で一躍有名になった感じですが昔からクラシック・ファンなら かなりの確立で曲名を言い当てられるだろうけどね。 外山雄三さんの指揮での合同オーケストラ、どの作品もいい演奏でしたが 弦楽器だけで演奏される武満の「弦レク」が特に完成度の高い演奏でした。 それとアンコールに演奏された作曲家自身の指揮での「ラプソディ」 のフルバージョンの演奏は久々に聴いたが日本が誇るオーケストラ作品 でありアンコール・ピースでのダイジェスト版だけではなくて もっとプログラムに載せて演奏されるべき名曲です。 音大の合同演奏会は小規模の合同は過去にもあったけど8つの大学 勢揃いの合同は初の試みとのこと、是非これからも継続して欲しいですね。 いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年05月26日
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にほんブログ村 5月7日から5夜にわたって放送されたベルリン・フィル特集 音楽監督のサイモン・ラトルの他に指揮者はパブロ・ヘラス・カサド、 アンドリス・ネルソンスが登場、 カサドのメンデルスゾーンの交響曲第3番「スコットランド」 そしてベルリン・フィルに度々登場のネルソンス指揮による リヒャルト・シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」 いずれも見事な演奏でこれからも楽しみな指揮者たちです。 さてラトルの指揮ではメインにブルックナー:交響曲第9番 マーラー:交響曲第8番「一千人」、マーラー:交響曲第9番と まさに大曲揃いのプログラムでした。 まぁ、どれもそつのない演奏で、それ以上でも以下でもないというか ベルリン・フィルの首席就任時の溌溂としたマーラー:交響曲第5番の演奏 に比べると何だか最近のラトル&ベルリン・フィルの演奏は安全運転の 刺激の少ない演奏に感じてしまう。 むしろ今秋ドレスデン・シュターツカペレの首席指揮者に就任する クリスティアン・ティーレマンとの共演のほうが何故かぞくぞくするのだ。 いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年05月23日
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にほんブログ村 今日は強烈な陽射しで暑いくらいでした。 仕事は12時半までで終了、昼食をとりながらビールの小瓶を2本 空けていい気持ちで所沢ミューズへ向かう。 久しぶりのコンサート鑑賞でした。 前半のフォルクレの4曲目ボアソンでいきなり奈落の底 睡魔に襲われるものの 5曲目モンティーニから立ち直りました。 昼間のビールは効きます。(笑) 二つのヴィオールとチェンバロの音楽 ルイ14世になったかのような優雅なひと時を楽しみました。 「マラン・マレの肖像」 A・フォルクレ:ヴィオール曲集組曲第5番ハ短調 ラモー ギヨン レオン ボアソン モンティーニ シルヴァ ジュピター サント=コロンブ:シャコンヌ「ラ・ラポルテ」(二つのヴィオールのための) M・マレ:ヴィオーレ曲集第5巻組曲イ短調より プレリュード アルマンド「容易」 サラバンド 結婚 大ガヴォット ジーグ「反抗」 ロンド M・マレ:ヴィオーレ曲集第1巻二つのヴィオールのための作品より シャコンヌト長調 メリトン氏へのトンボー アンコール M・マレ:ヴィオール曲集第1巻からサラバンド ヴィーラント・クイケン(ヴィオラ・ダ・ガンバ) 上村かおり(ヴィオラ・ダ・ガンバ) クリストフ・ルセ(チェンバロ) ~2012年5月19日 所沢ミューズ・マーキーホール~ いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年05月19日
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にほんブログ村 おだやかなお天気の、(ちょっと風が強かったけれど)土曜日、 所沢ミューズのマーキーホールでのコンサートに向かったのはよいが ホールの前は閑散としている?! 日にちを間違えたのでした。 開催されるのは一週間後の19日(土)でした。(爆! ヴィーラント・クイケンやクリストフ・ルセが出演する フランス・バロックのヴィオール名曲集 来週までのおあずけです。(笑) 結局、ミューズと同じ航空公園内にある市立図書館で「音楽の友」5月号を 閉館時間の17時まで2時間たっぷりと拝読、次号6月号にはトートバッグが 付録に付くそう、コンサートのチラシ入れには持って来いですね。 万歩計の装着を忘れたけど自宅から航空公園周遊で推定5000歩 いつもの半分だけどインドア派の自分には上出来か。(笑) いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年05月12日
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にほんブログ村 エレーヌ・グリモーのピアノでラヴェルのピアノ協奏曲を聴く。 ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調 エレーヌ・グリモー(ピアノ) 管弦楽:ヨーロッパ室内管弦楽団 指揮:ウラディーミル・ユロフスキ 2009年2月1日 シテ・ドゥ・ラ・ミュジック(パリ) 南フランス出身のエレーヌ・グリモーの弾くラヴェルの協奏曲は 度々聴く機会があった。 ミョンフン&東京フィル(サントリー)や大友直人&東京響(東京芸劇)など これらの過去に聴いた演奏も素晴らしい演奏だったが ラヴェルの協奏曲は、やはり彼女の重要なレパートリーなのだろう グリモーのピアノは、なめらかなタッチでとても洒脱な演奏であり やっぱり素晴らしい。 ユロフスキの指揮とヨーロッパ室内管弦楽団も好サポート。 いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年05月09日
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にほんブログ村 今日5月5日はこどもの日 今の世の中、あまり良い未来が待っているとは思えないですが それでも子供たちにはすくすくと育ってもらいたいものです。 昨日までの雨も止んで嘘のように良いお天気になりました。 家族はみな出かけていますが小生は相変わらずインドア休日です。(笑) 4月に放送されたドイツのオーケストラ特集の最後の第5夜 ラトル指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団演奏会 交響曲第7番 ホ短調“夜の歌” マーラー作曲 (78分06秒) (管弦楽)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (指揮)サイモン・ラトル ~2011年8月26日 ドイツ・ベルリン フィルハーモニーで収録~ (ベルリン・ブランデンブルク放送協会提供) マーラーの交響曲の中で小生にはイマイチ感興が沸かないのがこの第7番 生演奏でも多分一度しか聴いたことがない。(沼尻竜典&東京フィル) CDもブーレーズ&クリーヴランドと若杉&都響の全集で持っているくらいで 自らこの曲を選んで聴くことは稀で、こうして放送されるから無条件に 聴くようなものだが、これはこれで得がたい機会というべきか。 さて、ベルリン・フィルの演奏だがゴージャスそのものの演奏で 聴いていてひたすら彼らの演奏技術に舌を巻く。 ラトルの指揮はかなり余裕のテンポでじっくり聴かせる。 第7番「夜の歌」もう少し他の演奏でも聴いてみようか。(笑) いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年05月05日
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にほんブログ村 昨日今日と雨の天気が続きます。 個人的に雨は嫌いではないですが、 ↓ 我が家の桜も満開です。 そういえば昨日は旭川で桜の開花宣言とともに午後には満開になったそうな。 昨日に続き2日がかりで聴いたNHK-FMから クリスティアン・ゲルハーヘル&ゲロルト・フーバー デュオ・リサイタル 昨年12月に銀座・王子ホールで行われた公演で 全てマーラーの作品ばかりのプログラム 雨に打たれながらのマーラーを聴くのもなかなかのもんです。 しばらくぶりのマーラーの音楽でした。 「さすらう若者の歌」 (17分19秒) 「“こどもの不思議な角笛”から“だれがこの歌を作ったか”」 (1分54秒) 「“若き日の歌”から“夏の小鳥の別れ”」 (1分40秒) 「“若き日の歌”から“緑の森を楽しく歩いた”」 (4分30秒) 「“若き日の歌”から“いたずらな子をしつけるために”」 (1分49秒) 「“こどもの不思議な角笛”から“ラインの伝説”」 (3分00秒) 「“こどもの不思議な角笛”から“番兵の夜の歌”」 (5分35秒) 「“こどもの不思議な角笛”から“塔の中の囚人の歌”」 (4分14秒) 「“こどもの不思議な角笛”から“浮き世の生活”」 (2分52秒) 「“若き日の歌”から“ストラスブールのとりで”」 (4分23秒) 「“こどもの不思議な角笛”から “トランペットが美しく鳴り響く所”」 (6分40秒) 「亡き子をしのぶ歌」 (21分35秒) 「“こどもの不思議な角笛”から“原光”」 (4分31秒) (バリトン)クリスティアン・ゲルハーヘル (ピアノ)ゲロルト・フーバー ~2011年12月5日 東京・王子ホールで収録~ いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年05月03日
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にほんブログ村 最近は仕事場でお昼の時間にCDをかけて昼食&朝刊を読みながら音楽を聴いています。 とてもリラックス出来て良いです。 今日のお昼に聴いたのは ロリン・マゼール指揮ウィーン・フィルとのシベリウス:交響曲全集から シベリウス:交響曲第2番ニ長調作品43 録音されたのは1964年4月ですからマゼール34歳の時の録音、 マゼールは9歳の時にニューヨークでオーケストラを初めて指揮、 何と13歳でクリーヴランド管弦楽団を指揮とまさに神童ぶりを発揮 名門ウィーン・フィルと33歳の時にシベリウス:交響曲全集の録音に着手、 シベリウスの第2番の演奏は実にエネルギッシュな音楽を聴かせて 怒涛のリズムで突き進む第4楽章フィナーレは感涙ものです。 いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年05月01日
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にほんブログ村 4月最後の30日は半日勤務(12時30分迄)ですが時間どおり終われるはずもなく 13時過ぎの勤務終了、昼食は近くのレストランで和風ハンバーグと 小樽ワイン赤のボトルを空けて帰宅。(笑) 帰宅後の我が家での音楽タイムにはメルシャン・エブリィ(白)を、 近くのスーパー:ヤオコーで特売480円也、ひたすら辛口で味は?。。。 気持ちよく酔えればまぁいいか、てなもんで。(爆! 4月の前半に放送されたドイツのオーケストラ特集(1) ティーレマン指揮、ドレスデン国立管弦楽団演奏会 3回連続で弊ブログ期せずしてティーレマン特集になりました。 (偶然ですけど) ピアノ協奏曲 変ホ長調 作品31 プフィッツナー作曲 (41分42秒) (ピアノ)ツィモン・バルト 交響曲 第1番 ハ短調 作品68 ブラームス作曲 (46分41秒) (管弦楽)ドレスデン国立管弦楽団 (指揮)クリスティアン・ティーレマン ~2011年9月12日 ドイツ・ベルリン フィルハーモニーで収録~ (ベルリン・ブランデンブルク放送協会提供) プフィッツナー(1869年生まれ)はリヒャルト・シュトラウスと同世代の 作曲家でピアノ協奏曲は冒頭のテンパニの使われ方などブラームスの第1番を 髣髴とさせるがピアノやオーケストラの旋律はかなり近代ロマン風を思わせて 傑作の作品になっている。多分初めて聴く作品だと思うがもっと演奏の機会が あっていいのではと。 ティーレマンのブラ1番はミュンヘン・フィルとの来日公演(ミューザ川崎) で、斜め横から見おろす座席で聴いたことがあるが基本的な解釈は一緒、 ドレスデンのオーケストラの燻し銀的な音色は素晴らしい。 このオケでの2004年にハイティンクとの来日公演(サントリーホール) でブラ1番の演奏をホールで直接に接したことがあるだけに感慨深い。 いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年04月30日
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にほんブログ村 ↑ 18歳で上京するまで住んでいた我がふるさと 洞爺湖町(当時は虻田町) いよいよGW突入しましたが仕事の関係で当方は変則勤務で土日は休みですが 30日月曜は半日勤務、5月の3,4日も仕事のスケジュールと世間の休日とは 関係なし。(笑) さて、今日は前回に引き続きクリスティアン・ティーレマンの演奏会を鑑賞 NHK-BSで放送されたザルツブルク音楽祭2011から ティーレマン&ウィーン・フィルのリヒャルト・シュトラウス・ガラ 心安らかに 作品39第4 冬の愛 作品48第5 たそがれの夢 作品29第1 アポロの巫女(みこ)の歌 作品33第2 歌劇“アラベラ”作品79から 私のエレマー ”アルプス交響曲” 作品64 リヒャルト・シュトラウス作曲 (ソプラノ)ルネ・フレミング (管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 (指揮)クリスティアン・ティーレマン ~2011年8月 オーストリア ザルツブルク祝祭大劇場で収録~ 前半のR・シュトラウスの歌曲はフレミングの得意演目でもあり 独特な歌いまわしながら格調のある演奏で流石だ。 メイン・プログラムの”アルペン・シンフォニー” がこれまた見事な 演奏で、描写的というより純粋にR・シュトラウスの音楽を堂々と表現、 ティーレマンの体型同様に実に恰幅の良いスケール豊かな演奏、 彼の指揮でのコンサートは2003年ウィーン・フィルやその後の ミュンヘン・フィルとの来日演奏会をホールで聴いているが 決して軸がぶれることのない彼の音楽感には感服する。 そしてウィーン・フィルの巧さと管楽器群の極上な響きも特筆もの。 昨今のオーケストラの技術水準の高さには納得するものの この演奏を聴くとウィーン・フィルには他のオーケストラを寄せ付けない 特別な魅力を感じる。ドレスデンやコンセルトヘボウもそうだけど。。。 いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年04月28日
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今回の北海道へは19日木曜に仕事を終えてからの出発で 往路は関越道を一路新潟へ、新潟港から新日本海フェリーに乗船 23時半に出航、翌20日夕方に苫小牧港着 復路は小樽港から翌26日の今朝6時に新潟港に着いて 往路同様、関越道をひた走り無事に10時半頃に自宅に到着、 車の走行距離は1600キロの長旅でした。 北海道の桜はまだですが関越道から見た新潟や谷川岳付近は 満開の桜が楽しめました。 車のみの移動だと辛いものがありますがフェリーでの旅はゆったりのんびり 幸いなことに往復とも海上の波は穏やかでフェリー内の大浴場のお湯も ローリングで浴槽からあふれることもなく(爆! 快適でした。 船内のシアターで観た映画「サマー・ウォーズ」がアニメ映画でしたが コンピューターのハッカーとの戦いを主題に家族との交流を描いた映画で とても楽しめました。 ふるさと 洞爺湖 午後は自宅で一週間ぶりに音楽鑑賞(笑) マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ) クリスティアン・ティーレマン(指揮) ドレスデン国立管弦楽団演奏会 悲劇的序曲 作品81 ブラームス作曲 ロマンチックな組曲 作品125 レーガー作曲 ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 作品15 ブラームス作曲 (ピアノ)マウリツィオ・ポリーニ (管弦楽)ドレスデン国立管弦楽団 (指揮)クリスティアン・ティーレマン ~2011年6月11日~13日 ドレスデン・ゼンパーオーパーで収録~ 何とも渋いプログラムですがとても充実した演奏会だったとおもいます。 ポリーニのピアノによるブラームス:二つのピアノ協奏曲(第1&第2番) はベームやアバドの指揮によるディスクを良く聴いていますが 今年からドレスデン管の首席を務めるティーレマンとの相性もばっちりで とても白熱したブラームスの1番でした。 ポリーニさん、老いてもピアノの腕前は相変わらず達者で素晴らしい。 レーガーのロマンチック組曲&ブラームスの悲劇的序曲も 久しぶりに聴いたけれどどちらの演奏も堪能しました。 ドレスデン管の奏でるオルガンの音色のような和音には参りました。 まさにドイツのオーケストラの真骨頂を感じさせるオーケストラです。 ティーレマン&ドレスデンのコンビ オペラも含めて今後の活動に大いに期待です。 いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年04月26日
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にほんブログ村 19日(木)に仕事を終えてから関越道を一路新潟へ 23時半・新日本フェリーで新潟港を出航、20日(金)夕方に苫小牧港着 とても、波も穏やかでゆったりした船旅でした。 とりあえず。。。 いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年04月23日
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にほんブログ村 桜の花もだいぶやせてきましたが、我が家の鉢植えの桜はこれから満開です。 去年の鉢植えの桜 注目の若手指揮者特集 -(3) コーネリウス・マイスター指揮、北ドイツ放送交響楽団演奏会 コーネリウス・マイスターは1980年ドイツ・ハノーヴァー生まれ 大植英次さんにも師事したようです。 苗字がマイスターですから既に親方・シェフを約束されたようなものです。(笑) 現在はウィーン放送交響楽団の芸術監督を務めているとのこと、流石です。(笑) レバノンの詩人・作曲家アル・フーリーの協奏曲がとても興味深い作品でした。 D・ホープのヴァイオリンも見事ですが作品自体がとてもユニークで 戦争協奏曲のタイトルどおりのテンパニの強打による戦いの雰囲気が ありありで中間楽章の静謐さをあわせ、とても興味を憶えました。 世界初演とのこと。 そう言えばベートーヴェンの戦争交響曲(ウエリントンの勝利)も テインパニが大活躍ですね。 ベートーヴェンの第5番は弦楽器は対抗配置の演奏で特に後半楽章で その配置の威力が発揮されています。 北ドイツ放送響の響きが今時のオーケストラでは珍しい とても素朴な懐かしい ベートーヴェンの演奏です。 “コリオラン”序曲 作品62 ベートーヴェン作曲 (7分04秒) ヴァイオリン協奏曲第2番“戦争協奏曲” アル・フーリー作曲 (34分16秒) (ヴァイオリン)ダニエル・ホープ 交響曲 第5番 ハ短調 作品67 ベートーヴェン作曲 (31分50秒) (管弦楽)北ドイツ放送交響楽団 (指揮)コーネリウス・マイスター ~2011年6月18日 ドイツ・ノイブランデンブルク コンサート・チャーチで収録~ (北ドイツ放送協会提供) いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年04月18日
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にほんブログ村 昨日の雨で桜もだいぶ散り始めて歩道には桜吹雪とともに ピンク色の絨毯になってしまいましたが、これはこれで風情があります。 今日聴いた音楽は今年1月のN響定期演奏会から エストニアの現代作曲家ペルトの代表作「フラトレス」 コンサートで取り上げられる機会も多い作品で過去に何度も ホールで聴いているが静謐な中にも情感を感じさせる名作。 イタリアの女流奏者、ソネンバーグは来日は多いがN響には初登場 相変わらず演奏することの喜びを満面に表情に現しながらの演奏、 まさにヴァイオリン界のアルゲリッチ姐さんのようだ。 指揮のスラットキンはN響には度々客演しているお馴染みの指揮者 「悲愴」の演奏でも非常にコントロールよくバランスの整った 響きをN響から引き出して素晴らしい。 久々にこの曲の万全な演奏を聴いた思い。 それにしても最近、出没しはじめた特定のブラボー・マンの絶叫 にはいささか辟易だ。(爆! フラトレス(1977/1991改訂)(ペルト) ヴァイオリン協奏曲作品14(バーバー) ナージャ・サレルノ・ソネンバーグ(ヴァイオリン) アンコール:ボギーとベスから (ガーシュイン) 交響曲第6番ロ短調作品74「悲愴」(チャイコフスキー) 管弦楽:NHK交響楽団 指揮:レナード・スラットキン 【収録】2012年1月28日/東京・NHKホール いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年04月15日
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2012年04月13日
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にほんブログ村 今日は雨が降ったり止んだりの変化に富んだ一日でした。(笑) 仕事を終えてのウォーキング・ミュージック 桜の花びらを踏みしめながら NHK-FM 3月26日からの注目の若手指揮者特集から30日に放送された 最終回から 注目の若手指揮者特集(5) グスターボ・ドゥダメル指揮 イエーテボリ交響楽団演奏会 ネーメ・ヤルヴィとのコンビで一世を風靡した(特にシベリウス作品など) スウェーデン最古のオーケストラ(1905年結成) イエーテボリ響、現在このオケのシェフを務めるドゥダメルの指揮の演奏会 シューベルト、ベートーヴェンの作品ともドゥダメルの解釈は奇をてらわず 至極自然体ながら、とても味わい深い演奏だ。 後半は、がらっと変って近現代の作品という大胆なプログラム 「春の祭典」は実は指揮者ばかりではなくて オーケストラの力量が問われる作品でもあるがイエーテボリ響の演奏 は結構馬力のある演奏を聴かせるが緻密さでは同じ国の スウェーデン放送響の方に一日の長を感じる。 若手指揮者の特集に登場の指揮者ドゥダメル、 まだ30歳前後の若い年代ではあるが彼の音楽を聴く限り既に成熟の域に達しており この先どのような変貌を遂げるのか楽しみな指揮者の一人でもある。 尚、放送のあまりの時間に放送されたCD演奏のヒナステラの作品 特に第4曲終曲マランボの強烈なリズム感は彼らならではの演奏でお見事! “ロザムンデ”序曲 シューベルト作曲 (10分31秒) 交響曲第4番変ロ長調 作品60 ベートーベン作曲 (35分00秒) バレエ音楽“春の祭典” ストラヴィンスキー作曲 (34分50秒) (管弦楽)イエーテボリ交響楽団 (指揮)グスターボ・ドゥダメル ~2010年3月11日スウェーデン・イエーテボリ コンサートホールで収録~ (スウェーデン放送協会提供) バレエ組曲“エスタンシア”から第3曲・第4曲 ヒナステラ作曲 (管弦楽)シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ(指揮)グスターボ・ドゥダメル <DEUTSCHE GRAMMOPHON UCCG-1395> いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年04月11日
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にほんブログ村 しばらくぶりのブログになりました。 あっという間にcherry in blossom 桜が満開になりました。 土曜日曜は風も冷たく花見酒は遠慮しました。(爆!) 今週の週末まで桜さん、ご無事でいてくださいね。(笑) 音楽は毎日ウォーキングしながら聴いております。 印象に残ったのは(すべてNHK-FMから) ボン・ベートーヴェン音楽祭から コリン・デイヴィス&ロンドン響ほかの演奏による、まさしく荘厳な ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス 井上道義&京都市響のストラヴィンスキー・プログラム このコンビの最近の演奏は素晴らしい。 ヤクブ・フルシャ&プラハ・フィルハーモニアの演奏での シューベルト:交響曲第8番ハ長調の小気味いいほどの軽快な演奏など 自分でチョイスする必要がなく色んな作品が聴けるので面白い。 特にシューベルトのハ長調の交響曲は他にも上岡&東フィルの演奏も なかなか味わい深い演奏だった。 いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年04月09日
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にほんブログ村 いよいよ4月になりました。 学校や大概の会社でも新年度の始まりになるわけで 別れもあれば新しい出会いもあり 希望に燃えて新天地への旅立ちでもあるわけです。 ひとしく皆さんにとって良い一年になるよう。♪ 東京でも昨日桜の開花宣言が出ました。例年より遅めでしたが、 今から花見酒が楽しみです。(笑) ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 リサ・バティアシヴィリ(ヴァイオリン) バルトーク:歌劇「青ひげ公の城」(演奏会形式) バリント・ザボ(青ひげ公) アンドレア・メラース(ユーディット) シャルル・デュトワ指揮NHK交響楽団 ~2011年12月9日 NHKホール~N響第1716回定期 グルジア生まれのリサ・バティアシヴィリ 日本音楽財団から貸与されたストラディヴァリウスのエングルマン(1709年製)を使用とのことだが、彼女のヴァイオリンは実に良く鳴るし その端正な演奏ぶりとは裏腹に濃厚な音楽が再現されて素晴らしい。 「青ひげ公」はコンサート形式での演奏だが昨年松本でのサイトウキネン の舞台上演も見応えがあったが指揮者デュトワの得意演目でもあり N響オーケストラが渾身の見事な演奏であり二人の歌手については 松本での二人(青ひげ公:マティアス・ゲルネ ユディット:エレーナ・ツィトコーワ) と甲乙つけがたい出来映え。 いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年04月01日
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パソコンが突然ダウン! ようやく一週間ぶりに復活しました。 今日のブログは先週日曜の記事です。(笑) 日曜日は、今の会社の仲間有志と東京は東大和市で待ち合わせ、 私が一番近くて家から40分あまりですが他の皆さんは 東京都内からの集合 東大和市駅前からバスに乗り蔵敷バス停下車 神社への階段六十段を登ってすぐのところの”貯水池鳥山” ですぐ昼食というか宴会に突入、 一年ぶりの仲間との再会でしたが楽しいひと時を過ごしました。 なによりお天気にも恵まれて幸いでした。 村山貯水池と狭山湖を眺めながら西武球場前駅から帰途に。 いつもありがとうございます。♪
2012年03月25日
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ボン・ベートーヴェン音楽祭2011 シュテファン・ブルーニエ指揮 ボン・ベートーヴェン管弦楽団演奏会を聴く。 なかなか春の訪れがやって来ませんが春分の日を過ぎて あきらかに日の落ちる時間が長くなりましたね。 通勤の往復にウォーキングしながらウォークマンを聴いていて 少し前まではすれ違う人の顔も判別できなかったのですが、 おかげで犬の糞を踏んじゃう恐れもなくなりました。(笑) それと無灯火の自転車との衝突も(爆! さてドイツ・ボン市名物の音楽祭であるボン・ベートーヴェン音楽祭は かのフランツ・リストが設立に尽力した歴史ある音楽祭ですが 今回はフランチャイズ・オーケストラの登場、 ボン・ベートーヴェン管弦楽団の演奏を聴くのはあまり記憶にない のですがバランスのとれた素晴らしいオーケストラだと感じました。 前半のワーグナーの二つの作品も非常にコントロールされた響きです。 アンナ・ラーションの歌唱は少し張り切りすぎだけど。 後半のリストのダンテ神曲、滅多にプログラムに載らない作品ですが 劇的さと叙情性がきっちり表現されていて名演奏です。 後半に登場するリンブルク大聖堂少年合唱団による天使の役割も よいコーラスでした。 ブルーニエという指揮者はこのオケのシェフを務めているとのこと、 初めて耳にする人ですがバランス感覚に秀でた指揮者です。 楽劇“トリスタンとイゾルデ”から 前奏曲と愛の死」 ワーグナー作曲 (18分45秒) ”ウェーゼンドンクの五つの詩” ワーグナー作曲、モットル編曲 (21分16秒) (メゾ・ソプラノ)アンナ・ラーション ”ダンテの神曲による交響曲” リスト作曲 (52分27秒) (合唱)リンブルク大聖堂少年合唱団 (管弦楽)ボン・ベートーベン管弦楽団 (指揮)シュテファン・ブルーニエ ~2011年10月2日 ドイツ・ボン ベートーベンハレで収録~ (西部ドイツ放送協会提供) いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年03月22日
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東京フィルハーモニー交響楽団 第65回東京オペラシティ定期シリーズ 交響曲 第7番ロ短調 D.759“未完成” シューベルト作曲 (25分15秒) 交響曲 第8番ハ長調 D.944 シューベルト作曲 (49分02秒) (管弦楽)東京フィルハーモニー交響楽団 (指揮)上岡敏之 ~2011年7月21日 東京オペラシティ・コンサートホールで収録~ シューベルトの交響曲を聴くのはずいぶん久しぶりだ。 話題の指揮者、上岡さんと東フィルの演奏会 第7番「未完成」第8番「グレート」ともに素晴らしい演奏でした。 第8番ハ長調交響曲の第1楽章冒頭のホルンの出だしから引き込まれた。 何とも味わい深いホルンの音色です。 このハ長調の交響曲はややもすると単調な演奏になりがちで とても聴いていて冗長な感じになりやすいのですが上岡さんは 各楽章間のパウゼも長めにとって、じっくり聴かせてくれました。 指揮者の上岡敏之さんは芸大指揮科を卒業後、ホテルマンを経て 指揮者になった変り種ですが独特のリズム感と微妙な音色の作り方 など彼の音楽は実に聴いていておもしろい。 いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年03月17日
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ボン・ベートーベン音楽祭2011から パーヴォ・ヤルヴィ指揮 ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団演奏会を聴いた。 ヤルヴィとドイツ・カンマーフィルのコンビはビヴラートを抑えた演奏で 特にベートーヴェンの交響曲演奏で定評があるが 庄司さんをソリストに迎えたブラームスのヴァイオリン協奏曲 オーケストラはやはりノン・ビヴラートの演奏で 庄司さんのヴァイオリンも極力ビヴラートを抑えた演奏、 もっとも以前にもノリントンの指揮だったかビヴラートを封じた ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を見事に演じきった演奏もあり 彼女の持つ確かなテクニックとあわせブラームス本来の素朴な旋律が 生き生きと浮かび上がった新鮮な演奏だ。 パーヴォ・ヤルヴィの特色のひとつでもある独特のパウゼのとりかた と、ここぞの追い込む時のエネルギッシュさがシューマンの 特に交響曲第4番に顕著に表現されていてこちらの演奏も実に新鮮。 序曲・スケルツォとフィナーレ 作品52 シューマン作曲 (16分22秒) ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77 ブラームス作曲 (40分29秒) (ヴァイオリン)庄司紗矢香 交響曲 第4番 ニ短調作品120 シューマン作曲 (29分47秒) (管弦楽)ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団 (指揮)パーヴォ・ヤルヴィ ~2011年9月23日 ドイツ・ボンのベートーベンハレで収録~ (西部ドイツ放送協会提供) いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年03月13日
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土曜日 朝からの雨も夕方には完全に上がった赤坂サントリーホール 東京交響楽団第598回定期、今シーズン最後のサントリー定期演奏会 指揮は桂冠指揮者の秋山和慶さん、久しぶりの登場。 プログラムはいずれも秋山さん得意のレパートリーでもあり どれもが素晴らしく東響オーケストラの絶好調ぶりを実感させられた。 ストラヴィンスキー「うぐいす」での管楽器群の絶妙な音色に スクリャービン「法悦の詩」では管弦楽のバランスの見事さが ことさら感じ入った。(ラッパの佐藤友紀(Tp首席)のソロが絶品) 終盤でのコーダのうねるような盛り上がりと 一糸乱れぬトウッティでのフィナーレを決めた 秋山&東響アンサンブルにBRAVO! まさに秋山&東響の長年の信頼に結ばれた成果でありましょう。 ヴァイオリンの神尾真由子さんは出会うたびにお綺麗になって 初めて聴いた頃の(中学生)素朴な初々しさは既になくなりましたが、 ヴァイオリン演奏もしっとりとした情感がより深くなった演奏で 美しくも劇的で見事なコルンゴルトのヴァイオリン協奏曲を披露 してくれました。何度もカーテンコールの歓声がありました。 指揮:秋山和慶 管弦楽:東京交響楽団 コンサートマスター:大谷康子 ストラヴィンスキー:交響詩「うぐいすの歌」 コルンゴルト:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35 (ヴァイオリン)神尾真由子 スクリャービン:交響曲 第4番 「法悦の詩」作品54 ~2012年3月10日 サントリーホール~ いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年03月11日
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東京フィル 第805回サントリー定期シリーズ ジャズ・ピアニストの小曽根さんがモーツァルトの協奏曲を弾いている。 コンサートでは何度か、ガーシュインの作品などでお目にかかっているが 第2楽章あたりから小曽根流のピアノタッチ全開で特にカデンツァは チャイコフスキーやショパン風のメロディ断片にジャズのリズムタッチ での演奏、実に新鮮に感じた。 アンコールに奏されたビル・エヴァンスの小品も絶品! 大植さんのブラ1番は熱演だけれどオーケストラが不安定で残念、 東フィルには初客演の由。 ピアノ協奏曲 第27番 変ロ長調 K.595」 モーツァルト作曲 (31分38秒) ワルツ・フォー・デヴィー ビル・エヴァンス作曲 (4分27秒) (ピアノ)小曽根真 交響曲 第1番 ハ短調 作品68 ブラームス作曲 (46分30秒) (管弦楽)東京フィルハーモニー交響楽団 (指揮)大植英次 ~2011年7月5日 東京・サントリーホールで収録~ いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年03月09日
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特集東欧のオーケストラから イヴァン・フィッシャー指揮 ブダペスト祝祭管弦楽団演奏会を聴いた。 うれしいことにプログラムはすべてワーグナーの作品 指揮者のイヴァン・フイッシャーは1951年ブタペスト生まれ、 またお兄さんのアダム・フィッシャーは世界の歌劇場で活躍する オペラ指揮者で有名ですね。 イヴァン・フィッシャーの指揮では、ずいぶん前にN響定期で ブラームス:交響曲第1番の演奏を聴いて感嘆した記憶がありますが、 生演奏では2005年のサントリーでの来日公演を一度だけ、 今回と同じブタペスト祝祭管弦楽団との演奏でした。 このブタペスト祝祭管弦楽団はハンガリーの若手精鋭たちの演奏者で 構成されているだけあり、今回のワーグナー・プログラムでも かなり密度の高い演奏を繰り広げている。 ただ「神々の黄昏」の終幕モノローグでのヨハンソンの歌唱はコンサートでの 単独のプログラム演奏の所為か感情の起伏にいささか欠ける印象を感じた。 「ジークフリートの牧歌」 ワーグナー作曲 (17分56秒) 「歌劇“タンホイザー”から“序曲”と“バッカナール”」 ワーグナー作曲 (21分01秒) 「楽劇“ニュルンベルクのマイスタージンガー”前奏曲」 ワーグナー作曲 (10分25秒) 「楽劇“神々のたそがれ”から“ジークフリートのラインの旅”」 ワーグナー作曲 (10分45秒) 「楽劇“神々のたそがれ”から“ジークフリートの葬送行進曲”」 ワーグナー作曲 (8分36秒) 「楽劇“神々のたそがれ”から “ブリュンヒルデの最後のモノローグ”」ワーグナー作曲 (19分29秒) (ソプラノ)エヴァ・ヨハンソン (管弦楽)ブダペスト祝祭管弦楽団 (指揮)イヴァン・フィッシャー ~2011年3月4日 ベルギー・ブルージュ・コンセルトヘボウで収録~ (ベルギー・オランダ語地域放送協会提供) いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年03月05日
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チェコの作家カレル・チャペックの原作にもとづくヤナーチェクの オペラ「マクロプロス事件」を鑑賞 ロボットの命名で知られるカレル・チャペックの原作に作曲家 ヤナーチェック自身が台本も手がけた作品 自身作曲家でもあるサロネンが指揮をすることもあり楽しみにしていた放送だった。 歌劇「マクロプロス事件」 ヤナーチェク作曲 アンゲラ・デノケ:エミリア・マルティ(オペラ歌手) レイモンド・ヴェリー:アルベルト・グレゴル ペーター・ホアレ:ヴィーテク(コレナティの秘書) ユルギータ・アダモニテ:クリスタ(ヴィーテクの娘) ヨハン・ロイター:ヤロスラフ・ブルス(男爵) アレシュ・ブリスツェイン:ヤネク(ブルスの息子) ヨッヘン・シュメッケンベッヒャー:コレナティ(弁護士) リンダ・オルミストン:掃除係・小間使い ピーター・ロバート:道具係り ライランド・デーヴィス:ハウク・シェンドルフ(瘋癲老人) (合唱)ウィーン国立歌劇場合唱団(管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(指揮)エサ・ペッカ・サロネン ~2011年8月 オーストリア ザルツブルク祝祭大劇場で収録~ 【原作】カレル・チャペック 【演出】クリストフ・マルターラー 実は2006年12月に東京交響楽団サントリー定期演奏会 セミ・ステージ形式での上演を鑑賞しています。(指揮は飯森範親) この時の邦題は「マクロプロス家の秘事」 主人公のオペラ歌手、エミリア・マルティが不老長寿の秘薬を飲まされて 300年以上も生きているという設定でそこへ遺産問題などがかかわってくる。 最後は魅力的な女性として描かれるエミリア・マルティの死で結末を迎える。 2006年の演奏時の出演者エミリア・マルティ役のイヴォナ・シュクヴァロヴァー も素晴らしい活躍でしたが、近現代のオペラ作品で一段と存在感のある アンゲラ・デノケ のマルティがさらに見事な歌唱力を示していて見事だ。 全幕にわたって殆ど出づっぱりなのに疲れも見せずのタフな歌唱。 そして、 ヤナーチェクの民族色豊かなリズムと響きを指揮のサロネンが見事に ウィーン・フィル相手に引き出している。 いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年03月04日
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所沢ミューズでパイプオルガンのコンサートを聴いてきた。 初来日のベルギー・リージェ生まれのベルナール・フォクルール オルガニストだけにとどまらず、活動はベルギー・モネ劇場の総監督や フランスのエクサン・プロヴァンス音楽祭での監督も務めて目覚しい活躍の人 プログラムはバッハ以前の作品から自作のトッカータや近現代の作品 そして最後はバッハの作品とオルガンの歴史と作風、音色の違いが 感じられて興味深いコンサートだった。 どの作品も素晴らしい演奏だが現代の作曲家ブスマンスのファンファーレ第2番 が様々な音色を伴ったアグレッシヴな作品で女性のアシスタントが音色のキィを 担当したりとかなりの複雑さを伴う作品だがとても印象に残った。 アンコールが3曲[プログラム] ブクステフーデ:トッカータヘ長調BuxWV156 :いざ来たれ、異邦人の救い主よBuxWV211 フォクルール:トッカータ(2001) ブルーナ:聖母マリアのレタニアによるティエント J・アラン:リタニー グリニ:オルガン曲集第1番より ブスマンス:ファンファーレ第2番(1971) J・S・バッハ:いざ来たれ、異邦人の救い主よBWV661,660,659 :幻想曲とフーガト短調BWV542 ~2012年3月3日 所沢ミューズ・アークホール~ いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年03月03日
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滅多にコンサートでは演奏されないラフマニノフの交響曲第3番 隠れた名曲と言えるでしょう。 多彩なリズムと哀愁を帯びたメランコリックな旋律など3楽章構成ながら 交響曲第2番と並ぶほどの素晴らしい作品です。 ロリン・マゼール&ベルリン・フィルのCD盤とライヴ録音(カセット)を 日頃愛聴していますが放送されたノセダ&N響の演奏は比較しても 決して見劣りしない素晴らしい演奏です。 演奏する方にとってはかなり難しい作品だとおもうのですが ノセダの精力的な指揮にオーケストラが見事に応えています。 ラフマニノフ:交響曲第3番イ短調 作品44 指揮:ジャナンドレア・ノセダ 管弦楽:NHK交響楽団 コンサートマスター:篠崎史紀 ~2012年2月23日 サントリーホール ~ いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年02月29日
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東京交響楽団第597回定期演奏会をサントリーホールで聴いてきた。 東響の今シーズンのテーマ作曲家であるシエーンベルク・プロジェクト の最終回はメーテルリンクの戯曲を題材にした「ペレアスとメリザンド」 40分超の作品だが、これがスダーンと東響楽員のすさまじいほどの 集中力にあふれた見事な演奏で、あっという間の時間が過ぎた感じの 素晴らしいもの。熱烈な拍手と歓声の後に スダーンさんがホール聴衆に語りかけシエーンベルクの息子さんから 楽団に寄贈された楽譜のひとつ「ノットゥルノ」が演奏された。 初期の作品らしいが、とても日本的な例えば武満さんのような叙情性を 感じさせる作品で意外な感じを受けた。とても良い曲です。 最初に演奏された韓国出身の女性ヴァイオリニストのパク・ヘユンの モーツァルトのヴァイオリン協奏曲「トルコ風」の演奏は 東響の2管・室内楽編成の精妙な伴奏に支えられて伸びやかな演奏で 好感がもてた。 モーツァルト ヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」 (ヴァイオリン)パク・ヘユン アンコール バッハ:無伴奏ソナタ第3番からラルゴ シエーンベルク 交響詩「ペレアスとメリザンド」 アンコール シエーンベルク:ノットゥルノ~ハープと弦楽のための~ 指揮:ユベール・スダーン 管弦楽:東京交響楽団 コンサートマスター:グレヴ・ニキティン ~2012年3月25日 サントリーホール~ いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年02月26日
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1月にNHK-BSで放送された 特選オーケストラ・ライブ ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーと仲間による 東日本大震災のためのチャリティーコンサート・イン・ベルリンを聴いた。 きっかけはピアノのゴランさんから樫本さんへの呼びかけだったそうで 樫本さんがアルゲリッチやマイスキーさんなどへ電話でオファー 豪華な出演陣のコンサートとなった。皆さん、日本でもお馴染みの演奏家 でありいずれも親日家でも知られています。 最初の「赤とんぼ」はゴランさんの作詞朗読の後、 アルゲリッチ&ゴランのピアノ連弾から始まり 最後の曲目、シューマンのピアノ五重奏まで非常に熱のこもった 素晴らしい演奏ばかりでした。 特にシューマン作品のアグレッシブな燃える演奏は秀逸だった。【出演】 ピアノ…マルタ・アルゲリッチ(1・2・6) ピアノ…イタマール・ゴラン(1・2・3・4・) バイオリン…ガイ・ブラウンシュタイン(4・5・6・) バイオリン…樫本大進(3・5・6・) ビオラ…アミハイ・グロス(5・6) チェロ…ミーシャ・マイスキー(3・6) チェロ…趙 静(4)【曲目】 1・赤とんぼ(山田耕筰) 2・4手のためのピアノ・ソナタニ長調K・381(モーツァルト) 3・ノットゥルノ変ホ長調D・897(シューベルト) 4・ピアノ三重奏曲第2番ホ短調(ショスタコーヴィチ) 5・弦楽三重奏曲ハ長調(ドヴォルザーク) 6・ピアノ五重奏曲変ホ長調(シューマン) 【収録】2011年5月30日 フィルハーモニー室内楽ホール(ベルリン) 昨夜からの雨も上がりました。 これからサントリーホールへ出かけてきます。(東響定期演奏会) いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年02月25日
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さきの日曜の夜に放送されたコンサート 藤岡幸夫指揮・関西フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会 小山さんをピアノ独奏に迎えたブラームス協奏曲第1番 ピアノ&オーケストラともに多少のほころびもあるけれど 些少なことは物ともせずのスケール感豊かな演奏です。 指揮の藤岡さんが特に思い入れがあるという作曲家シベリウス 何年か前にサントリーホールでの藤岡&関西フィルの演奏で 素晴らしいシベリウスの第1番を聴いたけれど今回の放送での演奏も メリハリの効いた見事な演奏です。 そして何よりホールで聴いている聴衆の真摯な抑制のある態度、 フィナーレのあと10秒くらい経ってからの盛大な拍手と歓声、 素晴らしいです。 昨今の東京でのコンサートではフラィイングの暴力的な野蛮なBRAVO! が頻繁にあって、 小生は最近コンサートに向かう足が些か億劫になりがちです。 実際に明日25日にも東響のコンサートの予定があるのですが 隣の同じ定期会員のペアの方々の傍若無人の振る舞いに辟易しており 3月のシーズン終了とともに暫らくは生演奏会ともお別れの予定です。(笑) 東京交響楽団は大好きなオーケストラですけど。 ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 作品15 ブラームス作曲 (45分00秒) (ピアノ)小山実稚恵 「朱鷺によせる哀歌」 吉松隆・作曲 (11分25秒) 交響曲第7番 ハ長調 作品105」 シベリウス作曲 (20分35秒) (管弦楽)関西フィルハーモニー管弦楽団 (指揮)藤岡幸夫 ~2012年2月3日 大阪 ザ・シンフォニーホールで収録~ いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年02月23日
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パーヴォ・ヤルヴィのN響定期は珍しくないがお父さんのネーメ・ヤルヴィが N響定期に登場した。 ネーメお父さんの指揮での生演奏会はエーテヴォリ交響楽団の来日演奏会で 一度だけ聴いたことがあります。(新宿オペラシティで) 相変わらず要所をきちんと押さえた指揮で例えばベートーヴェンの協奏曲では ソリストの邪魔にならないような細かな配慮をみせたりするが 後半のドヴォ7番では徹底して主旋律を強調して骨太な演奏を繰り広げる。 応えるN響オーケストラも渾身の演奏と指揮者に対して親愛の情を感じさせる すこぶる熱の入った素晴らしい演奏。 ヴァイオリン協奏曲のソロ奏者のセルゲ・ツィンマーマンは初めて聴く奏者だが 癖のないヴァイオリンで最後までじっくり聴かせてくれた。 尚、N響のゲスト・コンサートマスターに今回はロイヤル・コンセルトヘボウ のコンマス:ヴェスコ・エシュケナージがトップに座った。 ********************************************************* ドヴォルザーク:スラブ舞曲集作品46から第1番 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 パガニーニ:24の奇想曲作品1から第9番 セルゲ・ツィンマーマン(ヴァイオリン) ドヴォルザーク:交響曲第7番ニ短調 指揮:ネーメ・ヤルヴィ 管弦楽:NHK交響楽団 ~2011年11月16日 サントリーホール~ いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年02月19日
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プラハの春音楽祭2011から プラハの春音楽祭 毎年の恒例で開幕コンサートの初日を飾るのは スメタナの連作交響詩「わが祖国」 2011年はプラハ音楽院交響楽団が初の登場となった。 プラハ音楽院の学生を主体としたオーケストラとのことだが 中々アンサンブルも揃っており管楽器も高度なレヴェルだが 如何せん全体を通して平板な演奏で情感豊かさにはいまひとつ、 放送の余白に放送された同じビエロフラーヴェクの指揮プラハ放送交響楽団 で演奏されたCDではあるが「売られた花嫁」の生き生きとした リズム感のある演奏を聴くとプロ・オケとの差を歴然と感じさせられる。 「わが祖国」 スメタナ作曲 (76分27秒) (管弦楽)プラハ音楽院交響楽団 (指揮)イルジー・ビエロフラーヴェク ~2011年5月12日 チェコ・プラハ、スメタナホールで収録~ (チェコ・ラジオ提供) 歌劇「売られた花嫁」から “序曲”“フリアント”“道化師の踊り” スメタナ作曲 (14分40秒) (管弦楽)プラハ交響楽団 (指揮)イルジー・ビエロフラーヴェク <SUPRAPHON CO-3872> いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年02月14日
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アメリカのオーケストラ 今回は デュトワ指揮、フィラデルフィア管弦楽団演奏会 昔はアメリカのオーケストラの中でも フィラデルフィアのほかニューヨーク・フィル、シカゴ交響楽団 ボストン交響楽団、クリーヴランド管弦楽団をビッグ5と呼んでた 時代もあったけど現代ではサンフランシスコ響、ロス・フィル ピッツパーグ響など実力伯仲のオーケストラが目白押しの状態、 まぁオケの技量だけではなくて指揮者との相性も関係してるけど。 メインに演奏された「幻想交響曲」 デュトワさんの得意な演目だけあり各楽章の性格、意図を明確に描いた 演奏でフィラデルフィアの管弦楽も完璧な表現でお見事な演奏です。 大袈裟なおどろおどろしさがないところが更に好ましい。 フィラデルフィア管弦楽団は運営財団の破産という 経営危機が叫ばれているけど、アメリカのオーケストラは殆どが個人の スポンサーの支援で成り立っているわけで昨今のアメリカの深刻な 経済不況が大いに影響しているようです。 いっだったかロンドンのフィルハーモニア管も経営危機を 何とか乗り切ったようにフィラデルフィア管も頑張って欲しいですね。 「変容3」 ウォルフガング・リーム作曲 (10分49秒) ピアノ協奏曲 第2番イ長調 リスト作曲 (19分06秒) (ピアノ)ジャン・イヴ・ティボーデ 幻想交響曲 ベルリオーズ作曲 (53分52秒) 「悲しいワルツ」 シベリウス作曲 (5分02秒) (管弦楽)フィラデルフィア管弦楽団 (指揮)シャルル・デュトワ ~2011年9月3日 ドイツ・ベルリン、フィルハーモニーで収録~ (ベルリン・ブランデンブルク放送協会提供) いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年02月10日
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1月に放送されたアメリカのオーケストラ特集から アラン・ギルバート指揮、ニューヨーク・フィルハーモニック演奏会を聴いた。 グルジア出身の22歳の若手のバティアシュヴィリの演奏するバルトーク2番 ニューヨーク・フィルをバックに伸び伸びとした演奏で オケも臨機応変の見事な伴奏を付けています。爽快なバルトークの演奏。 後半のベートーヴェン「英雄」 ギルバートの指揮は全体にゆっくりめのテンポでの演奏です。 ”プラハの春”音楽祭への客演時のコンサート録音ですが本拠地の デッドな響きのエヴリー・フィッシャーホールと違い何か音量的に 遠慮したような響きに感じたが、或いは遠征疲れか。。。 アラン・ギルバートは2009年からマゼールの後を受けてアメリカの 名門オーケストラであるニューヨーク・フィルの音楽監督の地位に就きました。 40代前半の年齢での就任ですから異例の抜擢でもありました。 彼の両親ともニューヨーク・フィルのヴァイオリン奏者だったことは既に知られた 有名な話ですが、 お母さんの建部洋子さんは、1958年の日コンに16歳で第1位を受賞しています。 ちなみに、この時の第2位は宋倫匡さん。 アランも指揮者になる前はヴァイオリン奏者だし、妹のジェニファーもおですね ヴァイオリニストで活躍中(フランス・リヨン管のコンマス) ファミリーがみんなヴァイオリン奏者と言うのも珍しいですね。 というよりみんな凄いレベルで活躍しているのが驚きです。 ヴァイオリン協奏曲 第2番 バルトーク作曲 (39分06秒) (ヴァイオリン)リサ・バティアシュヴィリ 交響曲第3番 変ホ長調 作品55“英雄” ベートーヴェン作曲 (49分48秒) (管弦楽)ニューヨーク・フィルハーモニック交響楽団 (指揮)アラン・ギルバート ~2011年5月24日 チェコ・プラハ、スメタナ・ホールで収録~ (チェコ・ラジオ提供) いつもありがとうございます。 にほんブログ村
2012年02月07日
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今朝放送されたN響第1715回定期演奏会を鑑賞、 マーラーの大作、「一千人の交響曲」 N響定期で取り上げるのは20年ぶりとか、確かにソリストだけでも8人 合唱団の規模もかなりの人数で流石のNHKホールのステージは 立錐の余地のないほどぎっしりの演奏者たち N響の名誉音楽監督のデュトワさん、毎年12月定期は彼の指定席のようです。 今回はフィラデルフィア管とともに首席指揮者を務めるロンドンの ロイヤル・フィルのコンマスのダンカン・リデルがコンサートマスター N響は時々海外のオーケストラのコンマスをゲストに迎えているが とても良い試みだとおもう。 ラテン語の聖歌による第1部とドイツ語によるゲーテの「ファウスト」の最終場面 で構成された「一千人の交響曲」、ソリストも一線級を揃え大規模な合唱団 とともに素晴らしい演奏です。 ただ、この曲に関しては生演奏を体験してしまうと どんなオーディオ機器で聴いても窮屈に感じてしまうのは仕方がないところ それほどこの「一千人」は生演奏の醍醐味を感じさせる。 交響曲第8番変ホ長調「一千人の交響曲」(マーラー) ソプラノ:エリン・ウォール、中嶋彰子、天羽明恵 アルト:イヴォンヌ・ナエフ、スザンネ・シェーファー テノール:ジョン・ヴィラーズ バリトン:青山貴 バス:ジョナサン・レマル 合唱:東京混声合唱団、NHK東京児童合唱団 管弦楽:NHK交響楽団 指揮:シャルル・デュトワ ~2011年12月3日 東京・NHKホール~ いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年02月05日
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1月に放送されたアメリカのオーケストラ特集から 大好きな指揮者の一人マイケル・ティルソン・トマス 2009年のPMFオーケストラとのマーラー:交響曲第5番を生演奏で一度だけ 聴いているがディスクではマーラーはもちろん同じアメリカの作曲家、 ガーシュインやアイヴズの作品の多くを彼の指揮で親しんできた指揮者。 彼が1995年から音楽監督を務める手兵のサンフランシスコ交響楽団との 演奏会を聴いた。 随分前のブーレーズ&ロンドン響以来、久しぶりに、昨年東響定期で 2回目のライヴに接したヴァイオリンのクリスティアン・テツラフの ベルク:ヴァイオリン協奏曲が秀逸で実に明晰な演奏で印象に残る。 サンフランシスコ響も非常にバランスに富むクリアーな響きの伴奏であり これは音楽監督のティルソン・トマスのスコアをきっちり読み込んだ上での 賜物でもあろう。 それは普通は聞き流してしまうベートーヴェンの交響曲第5番でも 癖のないテンポでありながら各楽器の演奏が非常にニュアンスに富んだ 表現を示していて実に興味深い演奏だった。 もちろん、彼のことだから第5番でも反復はスコアどおりに演奏している。 チェコのスメタナ・ホールでの演奏ということでオーケストラの響きが とりわけナチュラルに感じられた。 ”シンクロニー” ヘンリー・カウエル作曲 (13分20秒) ~2011年5月19日チェコ・プラハ スメタナ・ホールで収録~ ヴァイオリン協奏曲 ベルク作曲 (24分52秒) (ヴァイオリン)クリスティアン・テツラフ ~2011年5月20日チェコ・プラハ スメタナ・ホールで収録~ 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ハ長調 BWV1005から 第3楽章」バッハ作曲 (3分20秒) (ヴァイオリン)クリスティアン・テツラフ ~2011年5月21日チェコ・プラハ スメタナ・ホールで収録~ 交響曲 第5番 ハ短調 作品67 ベートーヴェン作曲 (33分20秒) (管弦楽)サンフランシスコ交響楽団 (指揮)マイケル・ティルソン・トマス ~2011年5月22日チェコ・プラハ スメタナ・ホールで収録~ ハンガリー舞曲 第10番 ブラームス作曲 (1分40秒) (管弦楽)サンフランシスコ交響楽団 (指揮)マイケル・ティルソン・トマス ~2011年5月23日チェコ・プラハ スメタナ・ホールで収録~ (チェコ・ラジオ提供) いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年02月02日
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昨日の続きで愛知セントラル交響楽団の演奏会、 カナダ出身の指揮者デリック・イノウエの指揮で 私の大好きな作品、シベリウスの交響曲第5番 第1楽章の快活なリズム感に引き込まれましたが 第2楽章の中間部では少し和音のバランスに問題ありでしたが 終楽章の第3楽章では見事に壮麗な音楽を奏でています。 放送からホールの聴衆のBRAVO!の声が聞こえました。 いい演奏でした。 このオーケストラの弦楽群は素晴らしいです。 さらにこの日のホルン隊は大健闘でした。 この第5番ではホルンが重要な役割を果たしているのです。 指揮のD・イノウエさん、シベリウスにはことさら愛着があるのでしょう、 デリック・イノウエさんにもBRAVO!です。 ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61 ベートーベン作曲 (43分10秒) (ヴァイオリン)島田真千子 交響曲 第5番 変ホ長調 作品82 シベリウス作曲 (30分40秒) (演奏)セントラル愛知交響楽団 (指揮)デリック・イノウエ ~2012年1月13日愛知県芸術劇場コンサートホールで収録~ いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年01月31日
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日曜夜に放送されたNHK-FMの番組から 名古屋を本拠とする愛知セントラル交響楽団のコンサート 東京芸大を経てドイツで研鑽を積んだ島田真千子さんの ヴァイオリンでベートーヴェンの協奏曲ニ長調 正直、この協奏曲は長らく嫌いな曲のベスト・ワンで 最初に聴いたレコードがトラウマになっていたのでしょう、 演奏者は忘れましたがコンサート・ホール・ソサエティ盤のLP、 ギスギスしたヴァイオリンの演奏で、録音の音質も悪かった所為か。 きょうの島田さんのヴァイオリンはとても自然な演奏で響きの線は細いが 細部の音色まできっちり奏でており好ましい演奏でした。 後半のシベリウスの5番は次回に。 ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61 ベートーベン作曲 (43分10秒) (ヴァイオリン)島田真千子 交響曲 第5番 変ホ長調 作品82 シベリウス作曲 (30分40秒) (演奏)セントラル愛知交響楽団 (指揮)デリック・イノウエ ~2012年1月13日愛知県芸術劇場コンサートホールで収録~ いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年01月30日
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金曜日は振り替えの休日になり映画館で「三丁目の夕日」を鑑賞 昭和39年、1964年の時代設定で私が高校一年のころ 東京オリンピックがあった年でしたが3輪トラックや街角の看板など 懐かしいものがたくさん。 昨日の土曜はDVDで「有頂天ホテル」を鑑賞、「ステキな金縛り」も 面白かったけどそれをも凌ぐ最高傑作だと私は思います。 客人としては覗けないホテルの裏側を垣間見せたりと 楽しい第一級のコメディに仕上がっています。 そして日曜の今日は朝から所沢温泉「湯楽の郷」へ 露天風呂に入っているとゲストに野鳥たちの訪問があったりと いまだ武蔵野の風情が充分で満喫・癒されました。 クラシック音楽はお休みの3連休でしたが、たまには良いかもしれません。 いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年01月29日
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旧大阪センチュリー響改め 日本センチュリー響の演奏会 旧知の仲間がコンマスで頑張っているオーケストラなのですが レスポンスに更に磨きをかけた軽快な演奏を聴かせてくれた。 フランスの香り満載の児玉麻里&児玉桃姉妹のエスプリに満ちた演奏の プーランクの二台ピアノと 軽やかなリズムで姉妹の息のあった妙技を聴かせた 現代作曲家バントュスの二台ピアノの作品、いずれも素晴らしい演奏です。 後半はショスタコーヴィチの交響曲第6番、 あまりに有名な第5番と第7番の狭間に位置する交響曲でありながら 正直、あまり馴染みにくい作品なのですが 沼尻&センチュリー響の演奏は見通しの良いすっきりした快演。 日本センチュリー交響楽団定期演奏会 2台のピアノのための協奏曲 ニ短調 プーランク作曲 (19分20秒) (ピアノ)児玉麻里 (ピアノ)児玉桃 シネマ・ラプソディー(2台のピアノのための協奏曲) バントュス作曲 (17分50秒) (ピアノ)児玉桃 (ピアノ)児玉麻里 交響曲第6番ロ短調 作品54 ショスタコーヴィチ作曲 (31分50秒) (管弦楽)日本センチュリー交響楽団 (指揮)沼尻竜典 ~2011年12月8日・大阪・ザ・シンフォニーホール~ いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年01月25日
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ベルリン・フィルの年末恒例のジルヴェスターコンサートを鑑賞 芸術監督のサイモン・ラトルの指揮、 2011年のゲストはピアノのエフゲーニ・キーシンが登場、 キーシンのベルリンのジルヴェスターと言えば1988年の カラヤンの指揮でのチャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番が思い出される。 23年前の少年時代から今は立派な大人に成長したが いまだ初々しさが感じられて好ましいピアニストの一人だ。 ベルリン・フィルをバックに格調高いグリーグの演奏であり アンコール演奏が無かったのが残念だ。 他のオーケストラ作品の演奏は流石のベルリン・フィルの鉄壁な合奏能力を 聴かせる。 ホルン首席シュテファン・ドール(火の鳥での)の絶妙な音色には脱帽。 スラブ舞曲集 作品46から 第1番 ドヴォルザーク作曲 交響的舞曲 グリーグ作曲 ピアノ協奏曲 イ短調 作品16 グリーグ作曲 道化師の朝の歌 ラヴェル作曲 楽劇“サロメ”から サロメの踊り リヒャルト・シュトラウス作曲 バレエ音楽“火の鳥”から ストラヴィンスキー作曲 ハンガリー舞曲 第1番 ブラームス作曲 スラブ舞曲集 作品72から 第7番 ドヴォルザーク作曲 (ピアノ)エフゲーニ・キーシン (管弦楽)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (指揮)サイモン・ラトル ~2011年12月31日ドイツ・ベルリン フィルハーモニーで収録~ いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年01月22日
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今日のラッシュアワー(ウォーキング)ミュージックは 東京フィル 第804回オーチャード定期演奏会 本日の指揮者、三ツ橋敬子さんは1980年生まれの若手女性指揮者、 経歴は東京芸術大学大学院音楽研究科指揮専攻修了。イタリアキジアーナ音楽院、 ロームミュージックファンデーション奨学生としてオーストリアウィーン国立音楽大学留学 第10回アントニオ・ペドロッティ国際指揮者コンクール(2008年)で史上最年少、 女性指揮者として初となる第1位、聴衆賞アントニオ・ペドロッティ協会賞のトリプル受賞 を経ている。 三ツ橋さんの指揮した演奏会は過去に一度だけ、小生の地元・所沢フィルとの 今から9年前の2003年の年末恒例のベートーヴェン「第九」演奏会だった。 ステージに登場した時は、まるで小柄な女子高生が現れたようで驚いたけれど、 その時の演奏は実に颯爽とした「第九」の演奏でさらに驚いた記憶が。 さて本日のコンサートの感想、 最初に演奏されたベートーヴェンの協奏曲第4番、中村さんのダイナミックなピアノ に堂々と渡り合って素晴らしい伴奏を示していて次の「英雄交響曲」に期待をつなぎます。 そして日にちは替わって、翌日のウォーキング時に期待に胸を膨らませながら聴いたところ 期待を超えた予想以上に見事な演奏でした。 早めなテンポで開始される第1楽章、ゆったりと聞かせる第2楽章、 そして3楽章の後に間をおかずにアタッカで突入する終楽章、 実ににダイナミックなテンポ構成で、まさに快演と言うべき演奏です。 東京フィルも精いっぱいの力で応じています。(懸念のホルン隊も善戦) 三ツ橋さんは未だ30代そこそこの年齢です、、 現在、女性指揮者ではハンブルグ歌劇場の音楽監督を務める オーストラリア出身のシモーネ・ヤングが一頭地抜ける活躍をしていますが 三ツ橋さん、この調子で物怖じせず世界にどんどん殴り込みをかけて 頑張って欲しいですね。 それと、また所沢ミューズで再びお目にかかりたいと思います。 ピアノ協奏曲第4番ト長調 作品58 ベートーベン作曲 (35分15秒) (ピアノ)中村紘子 交響曲第3番変ホ長調 作品55“英雄” ベートーベン作曲 (50分58秒) (管弦楽)東京フィルハーモニー交響楽団 (指揮)三ツ橋敬子 ~2011年6月26日東京・オーチャードホールで収録~ いつもありがとうございます。♪
2012年01月17日
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ウェルザー・メスト指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団演奏会 昨年2011年3月にウィーン・ムジークフェライン(楽友協会)ホールの オルガンが改装された記念のプログラムだろうか 過去にサントリーホールにもオルガン・リサイタルのために来日した 女流オルガニスト、ジリアン・ウィーアが前半プログラムに登場、 ホールの改装されたオルガンの音色は華麗さよりも 繊細な上品さが感じられるものでバーバーの作品ではレスポンスの良さが、 またプーランクの有名な作品では特に響きの繊細が際立った。 もちろんジリアン・ウィーアの功績大だが。 後半の「アルペン・シンフォニー」はとにかくウィーン・フィルの 上質の管弦楽の響きが楽しめる。 リヒャルト・シュトラウスの演奏に限ってウィーン・フィルの演奏は文句なし。 それにしても小澤さんの後のウィーン歌劇場のシェフを務めるウェルザー・メストは チューリッヒ歌劇場時代から感じているのだが極端な自己主張をする指揮者ではなく テンポもいわゆる中庸を保っているのだが何故かそれぞれの作品の本質、 良さを引き出すとても不思議な指揮者だ。 「トッカータ・フェスティバ」作品36 バーバー作曲 (14分25秒) (オルガン)ジリアン・ウィーア オルガン・弦楽とティンパニのための協奏曲ト短調 プーランク作曲 (20分20秒) (オルガン)ジリアン・ウィーア 「アルプス交響曲」作品64 リヒャルト・シュトラウス作曲 (45分20秒) (管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 (指揮)フランツ・ウェルザー・メスト ~2011年4月3日ウィーン楽友協会で収録~ (オーストリア放送協会提供) いつもありがとうございます。♪
2012年01月13日
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3連休もきょうで最後です。 毎度のことで家で音楽とお酒三昧の日々でした。 シュトラウスの作品に”酒・女・歌”と言う作品がありますが、 女抜きのまさに酒と歌(音楽)の日々(笑) まずは今朝NHK-BSで放送されたウィーン・フィルのニューイヤー・コンサート2012 マリス・ヤンソンスさんの登場で選曲もユニークでした。 チャイコフスキーのバレエ曲が演奏されたのもヤンソンスさんならでは。 ”鍛冶屋のポルカ”ではヤンソンスさん自身が両手で金槌を持って叩いたりと 笑えるシーンもあり、そしてウィーン・フィルならではの美しい演奏でした。 ロンドン夏の名物プロムス2011のラスト・ナイトコンサートには 36歳のエドワード・ガードナーが初登場、ラスト・ナイトでは 創立者のヘンリー・ウッド以来の最年少指揮者だそうです。 後半はお決まりの”威風堂々第1番”からイギリス国歌へと続くわけですが 前半で登場したラン・ランのリストのピアノ協奏曲第1番は秋のウィーン・フィル との来日公演より随分と肩の力が抜けた演奏で素晴らしい出来で アンコールの”慰め第3番”も秀逸。 ブリテンの「青少年の管弦楽入門」がウィットに富んだ語りで 個人的には本日一番の聴きものであった。 いつもありがとうございます。♪
2012年01月09日
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東京交響楽団第596回定期演奏会 2012年1月7日サントリーホール レスピーギ:ローマの噴水 ローマの松 ローマの祭り 指揮:飯森範親 管弦楽:東京交響楽団 コンサートマスター:高木和弘 今年のコンサート聴き初めは東京交響楽団のサントリー定期 ホールのロビーも華やかな飾り付けで新しい年を迎える雰囲気です。 東響正指揮者の飯森さんは久しぶりのサントリー定期登場でした。 トスカニーニ の尽力により陽の目をみたレスピーギの「ローマ三部作」 繊細な「ローマの噴水」、躍動的な「ローマの松」の演奏、 そして休憩後に演奏された「ローマの祭り」は打楽器陣の精力的な活躍もあり 生ならではの音の坩堝を堪能しました。 ホールからも熱狂的な拍手と歓声で素晴らしいコンサートでした。 東京交響楽団の管楽器セクションは見事な出来映えの演奏を披露、 弦セクションとともに今年の東響、絶好調を予感させるものだった。 いつもありがとうございます。♪
2012年01月07日
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