「のり2・クラシカ」鑑賞日記

「のり2・クラシカ」鑑賞日記

29日 秋山&東響「第九と四季」サントリー


東京交響楽団
コンサートマスター:大谷康子


1・ヴィヴァルディ
   協奏曲集「四季」より「春」、「冬」
     (ヴァイオリン)南 紫音


********** intermission **********

2・ベートーヴェン
   交響曲第9番「合唱付」


(ソプラノ)ヘレン・クォン
(メゾ・ソプラノ)渡辺敦子
(テノール)アッティラ・フェケテ
(バス)アッティラ・ユン

(合唱)東響コーラス(合唱指揮:安藤常光)


 2009年12月29日14時開演サントリーホール 1階19列


秋山&東響の「第九と四季」公演は小生の毎年恒例の年末の行事になっています。

今年の「四季」のヴァイオリンは若手の南 紫音で日本財団貸与のグァルネリ1736年の
ムンツを携えての登場、伸びやかな音色に加えてヴァイオリンの技巧も華やかで
大いに楽しめた。脇を固めた大谷(Vn)服部(2Vn)西村(Va)ボーマン(Vc)の
各首席も妙技を披露。

休憩後の「第九」はここ数年ソリストに恵まれず終楽章には不満を感じていたが
今回の4人のソリストは概ね満足できる歌唱であった。バスのA・ユンは昨年に続いての
登場で相変わらずの声量豊かで朗々とした歌、バスのユンと同じ韓国出身のソプラノ
H・クォンも「魔笛」夜の女王でヨーロッパ・デビューだけあって存在感を感じさせた。

秋山&東響の演奏は今年も重心の低いドッシリとした演奏を聴かせ東響コーラス
とともに完成度の高い演奏を聴かせた。特に第3楽章の管楽器のソロの妙技と
弦楽群の精緻さが一段と素晴らしい出来映えであった。

お終いは恒例の「蛍の光」の合唱とペンライトによる光のページェエント、
毎年ながら感動の渦の中にひたすら浸った。まさしくサントリーホールの中に
蛍がいっぱい舞っている様。
★★★★★

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