Involuntary picking

Involuntary picking

November 3, 2003
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今日はCDレビューじゃないです。
AllanHoldsworthというイギリスのギタリストをご存知でしょうか?私の最も尊敬するギタリストの一人です。(他にもいっぱいいます。移り気なんでw)
彼の最近の作品をギターを弾かない人が聞いても"なんのこっちゃさっぱり分からん"という感想を抱くと思います。簡単に聴いちゃうと滅茶苦茶に聞こえます。彼の影響もあって"Carvin"のギターを買うためにサンディエゴに行く計画もあったのですが実現しませんでした。彼のストレッチ・フィンガリングがあまりにも凄いので、彼と同様のフレーズを弾くためにEdwardVanHalenがライトハンド・タッピングを生み出したという話はあまりにも有名ですね。
この連休は時間があったので、少し理論でも復習しようかなと、以前買ってそのまま放っておいたAllanHoldsworthの「Melody Chords for Guitar」という本を引っ張り出してきて、ちょこちょこ読んでいます。巷にあふれているコード理論やスケール理論の本とは随分趣が異なるのでそんなにオススメしたい本ではありませんが、中々個性的な構成で面白い本ではあります。
本の紹介をしたいわけでもなくて、この本の冒頭のAllanHoldsworthの考え方をかいつまんで書かれたような文章のなかに彼の天才っぷりがしっかり出ている部分があるので、それを紹介したいと思います。
JonChappellという人が書いた文章なのですが、「Holdsworthはコード(和音)を調に属するものではなく、個別の存在として認識している」という一文が現れます。これだけでは何のことやら分かりませんよね。これのすぐ上に、Holdsworth自身の言葉で、「私はハーモナイズド・スケールやモード、ii-Vといったものがどういうものであるか、またそれらがどのように響くのか全く気にも止めていない。次のスケールに続くあるスケールがあったとして、その連続するスケールの中の好ましいを音をただ使うだけだ。」(ちょっと意訳)みたいな事を言っています。Jonの文の続きには「例えば、G11 Bb11 A11 C11というコード進行があったとすると、Holdsworthはそれぞれのコードを、それぞれのキーのトニックと考えて、彼の好きなスケールを演奏する。」と書かれています。順次転調するって事ですか!?まぁ、これは極端な解釈で、Holdsworth自身の言葉の中に"次のスケールも考えて"と言った旨のくだりがあるので、一般的なコード進行の枠からそんなに極端にかけ離れたことにはならないのですが、でもすごいインパクトを受けます。
こんな考え方普通出来ません。てか、一般的な理論はジャムる時なんかに、みんなが分かって便利なように出来あがってきたものでしょうから、Holdsworthのような考え方ができるとすごい便利になるぞってもんでもありません。このような独自の視点から音楽について考えられる人の作品が独特のものにならないはずがありません。AllanHoldsworthは私にとっては次元の違うギタリスト、宇宙人みたいなもんですw





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最終更新日  November 3, 2003 06:59:43 AM
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