Involuntary picking

Involuntary picking

November 17, 2003
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いまやDreamtheaterの一員として
確固たる地位を築いたJordanRudess(Keyboard)ですが、
技術は言うまでも無く、その広い音楽センスに
未だに感心させられることが多いのが事実です。
今回紹介するソロ作「4NYC」(2002)も、
そんな彼の才能の一つの側面を
垣間見ることができる作品です。
ですが、それ以上にとても重い。

2001年9月11日。

事実としてはあまりにも現実離れした光景。
旅客機ハイジャック自爆テロ。
追悼チャリティーコンサートがいくつも行われました。
このCDも半分はそんなコンサートの録音です。
残りはJordanRudessの自宅スタジオで録音された即興曲です。

このコンサートが開かれたのは2001年9月24日。
事件の起こった日からわずか2週間足らず。
本人による解説には、
"ショウの直前まで何を演奏すべきか全く決まっておらず、
自然にあふれ出てくる音楽を演奏することにした。"
"後で録音したものを聴き直してみると、良い演奏は即興曲だった。"

そういう理由でスタジオで他の即興曲を録音することにしたそうです。

Dreamtheaterといえば、今やProgressiveHeavyMetalの
カリスマとも言えるバンドです。
それにこのCDはHardRock/HeavyMetalレーベルの
"magna carta"から出ています。


Jordanのハープのような高速で非常に音の多いアルペジオ。
ハイポジションでの流れるようなきらびやかなメロディ。
時に低音部の鍵盤を力いっぱい叩き付けたり、
優しい包容力に溢れたプレイをしたり。
Synthesizerは彼の手元の鍵盤楽器の音色を、
ピアノだけでなくストリングスにも
クワイアにもハープにも変えてしまう。
でも、その音を生きたものにできるのは、
彼が、激しさも静寂も自由自在に操る音の魔術師だから。

悲しげな曲が多いです。
ですが、どの曲もただ泣いているだけではなくて、
先に見える希望に向かって前を見据える強さがある。
このCDには感動しました。
もしどこかで見つける事があったら聴いてみて欲しい一枚です。


"あの日、天国では発券作業に大きな手違いがあったに違いない。"

Jordanの言葉を借りて。
犠牲者の方々のご冥福をお祈りいたします。





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最終更新日  November 17, 2003 05:41:37 AM
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