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2009年07月22日
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カテゴリ: 楽天イーグルス


リンデン
渡辺直
鉄平
山崎武
セギノール
草野
宮出
中村紀
中谷
長谷部


 試合回顧

 5点のビハインドを追いつきながらも、後1歩及ばず敗れた何とも悔しいゲームとなった。

 やはり分岐点となったのは、同点に追いつき、尚1死満塁のチャンスを生かすことが出来なかった6回表の攻撃。

 渡辺直人の初球打ち投手併殺打に日本中のイーグルスファンが溜め息をついただろう。しかし、彼の決断は決して責めることの出来ない理に適ったものだった。

 まず状況は同点で1死満塁である。投手が摂津に代わってから相手捕手田上は中村真、リンデンに対し、変化球から入っている。摂津が150キロのスピードボールを持っているにも関わらず、変化球から入ってくるというのは、ランナーが溜まった場面で不用意に真っ直ぐでカウントを取りに行き、痛打されるのを恐れるという捕手として当然の心理だ。

 そこに渡辺直の特長を合わせて考えてみよう。初球の真っ直ぐの決め打ちがある、右打ちが巧い、内角が弱い、選球眼が良い。これが彼の特長だ。

 そうすると捕手の初球の入り方は自ずと限られる。まず満塁であり、加えて選球眼が良く、長打はまず無い打者なのだから、ストライク先行の組み立てをしたい(長打よりも押し出しによる勝ち越し点が怖い)。
 そして初球の真っ直ぐの右打ちがあるのだから、外の真っ直ぐは無い。となると後は苦手である内角の真っ直ぐか外のスライダーという選択肢になるが、内角を要求してぶつけてしまったり、甘く入って外野の頭を越され、大量失点をするリスクを考えれば、渡辺直に対する入り球は導き出される。

 「カウントを取りにくる外寄りの甘いスライダー」。これを読みきり、彼は勝負を掛けて思い切って狙ったのだ。



 昨年のライオンズ戦。同じような大事な場面で直人は初球の甘いスライダーを見逃して凡退に倒れた。試合後に野村監督は「自分がキャッチャーだったら、初球に真っ直ぐ要求するか? 考えれば分かるだろ。まだまだ読みが下手」という旨のコメントを出していた。

 渡辺直人は同じ轍を踏まなかったのだ。


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最終更新日  2009年07月22日 23時12分27秒
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