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February 2, 2006
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カテゴリ: 心に残った短歌
童謡を皆で歌ふ教室に異国の園児はぼうと外見つ

これは、日本で「外国人」の園児を見ての所感と思うが、とても痛々しいところが捕らえられていると思う。


日本で、日本のテレビを見て育った子供達には、ごく自然に出てくる歌でも、外国から来た園児にはまったくなじみがなかったりするのである。そのつらさは幼稚園児にはむごいほどだ。
しかも、その段階の歌は、歌詞は出ていても、メロディーの楽譜は、案外見つけにくい。

私ごとであるけれども、うちの三人の子供たちが、カナダに来たのは、それぞれ6年生(男)、3年生(男)1年生(女)の時だった。
中で、これと同じような苦労をしたのが、一年生だった娘。

一年生というと、当然皆が知っているはずの歌として、童謡を、特に教えもせずに、教室で歌ったりすることがあり、それができなかった彼女はとてもつらがっていた。 

なんとか子供の役に立ちたいと、私はHeritage Songsの楽譜を買ってきて、一生懸命、覚えて教えようとしたが、学校でどの曲をやっているのかがわからず、だいたいのところ、空回りであった。

二年生になって、英語があるていど普通の発音で話せるようになってみたら、それはそれでまた問題があった。クリスマスの時など、皆が歌うクリスマスソングを知らなくて、ちゃんと大きい声で歌えなかったりすると、先生に「やる気がない」としかられたりしたのである。

ただし、その時は、クリスマスソングのこととわかっていたので、夢中になりやすい若き日の私としては、早速クリスマスソングの本を買い込んで、親子で「勉強」したものである。レコードを買えばよいと思われるだろうが、歌詞をレコードから聞き取るというのは、まだ英語生活の短い私には、難しかったのである。

うちの娘だって、日本の歌なら、小さいときから自然に身について、多少調子はずれであったとしても、一応楽しく歌えていたし、クリスマスソングにしても「ジングルベル」でも「聖しこの夜」でも「赤いお鼻のとなかいさん」もちゃんと大きな声で歌えていたのだから、「バカ」ではないのだけれども、カナダ人の先生や友達には「バカみたい」に見えたのだから、かわいそうだった。

上記の一首に出ていた園児さんとは逆の立場であるけれども、昔を思い出して、実に身につまされた一首である。





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最終更新日  February 4, 2006 02:46:16 AM
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