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March 12, 2006
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カテゴリ: 心に残った短歌
記銘力衰うる患者と今朝もまたロビイに遭いて行く手指南す 

記銘力=近い過去(つまり新しいこと)を覚える能力」と注釈がついているが、この言葉には初めて出会った。
もっとも、初めてであったのは言葉だけで、内容の方は、残念ながら日々に親しくなってきている。
昨日会った「あの人」の名前が思いだせなかったり、そうかと思うと、「ず~っと昔の小学生時代、一緒に体育をサボった女の子の名前が中村一枝ちゃんだ」と突然思い出したり。


広辞苑第五版では「記銘=記憶の第一段階。経験し、学習したことをおぼえこむこと。記憶材料などを覚えること。銘記」とのみかかれていて、あまり特別な意味には使われていないが、きっと、医学的には確立された言葉なのだろう。
試みに検索をかけてみたら、多数の解説が得られた。(さては、知らなかった方が問題か?)

だったら、一刻もはやく覚えておいて、脳の中の「遠い過去の記憶」の領域に入れておけば、広辞苑で認められるようになるころにも、ちゃんと覚えておけるというものだ。

ドクターが、病院のロビイで、その患者さんに遭われて、毎朝のように、どちらに行ったらよいのか教えてあげなくてはならないような状態というのはかなり気が重そうだけれども、きっと、京先生は、まるで初めて尋ねられたように親切に教えてあげているに違いない。「指南す」などと少しふざけて。





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最終更新日  March 18, 2006 03:35:35 AM
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