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January 27, 2013
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小学生の頃、講談社の子供向けの本「ああ、無情」を読んだことがあり、まあ、いろいろ忘れてしまったけれども、中で、ジャンバルジャンが、パリの下水道を、コゼットを担いで逃げる場面が、強く印象に残っていた。

同級生の中には、キリスト教の「赦し」というものを、初めて理解したのがこの小説だったという女の子がいて、「さすがに、日曜学校に行っている人は違う!」と、感心したりして。

あの頃、同じシリーズの本が図書館にあって、たくさん読んだのだが、特に印象に残ったのが、「黒いチューリップ」とこの「ああ、無情」。

「警察は、執念深い、怖いところだ」と思いこみ、それが、「悪いことをするのはよそう」という考えにつながらなかったのだから、小学時代の私は、あまり、素直な子ではなかったと思う。

ところで、「素直なおばあちゃん」になって見た今日の映画は、最後の救いを除いては、心の傷むところばかり。

最初に、船を引いている遠景を見ていたら、ZOOMされてみれば、その綱を水の中や、その縁に立って、引いているのが、栄養状態の悪い囚人であるとわかるところから、ドキーンとした。

ひどい刑だと思う。
でも、機械がない時代には、人力でするよりしかたがなかったし、昔はそれを奴隷がしたのだろう。
機械で出来る発明をした人は偉かったな・・・・。
それに、俳優さん達は、多少のトリックはあるにしろ、実際に水に濡れて、演技をしていたのだろうから、本当に大変だ・・・・・と考えていたのは、やはりまだ、映画鑑賞の王道からは外れているのだろう。

隣の席のdaughter in law は、それを見て、すでに涙を拭いていたもの・・・。

私の唯一の記憶にあった、下水道を逃げるシーンは、少女であったコゼットを背負ってではなく、コゼットの恋人の気を失った青年を担いで逃げるのだから、またたいへんだ。

また、警部のシャベールが、自分の気持ちの矛盾に悩んで自殺するところなど、子供の本には出ていなかったのか、読み飛ばしたのか・・・・

3時間近いながい映画の感想は、簡単には書ききれないが、最後に、ジャンが、自分の遺体を残したまま、静かに歩き去っていく死の表現は、キリスト教の「救い」はこういうことだろうと感動した。
仏教の「成仏」も、生きている人々に「救い」を与えるという意味では、共通したものがあるのだろう。

先月、亡くなった友人も、こんな風に自然に、この世の続きにあるあの世に行ったと考えたいと思ってしんみりしているうちに、映画のエンドロールがはじまり、"Intense Movie!" と、daughter in law がつぶやいた。






これは、最近他界した友人の作品。この映画のラストシーンを見たときに、また、思い出してしまった。







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最終更新日  January 29, 2013 11:39:14 PM
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