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February 15, 2014
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カテゴリ: カテゴリ未分類

日系センターで古本市があった。

昨日、準備しているところを、ちょっとのぞいてみたら、欲しい本があったので、主人を誘ってでかけた。

昨日のうちに、目をつけておいたのは「五分間演説」というタイトルの、多分、昭和21年か22年頃の本。(奥付のページも無くなってしまっているので、正確にはわからない)

紙は赤茶けていて、本自体もぼろぼろになったのを、誰かが和綴じにしてつくろってある。


「国際連盟を脱退するに望みて」松岡洋右

「明治大帝崩御を悼み奉る」「天長節奉祝辞」徳富蘇峰、

「日本橋開通式式辞」「東郷大将凱旋歓迎の式辞」尾崎行雄、

「貴族院議員を拝辞す」美濃部建吉、

「海外留学を送る辞」高山樗牛

「広瀬中佐を弔する辞」東郷平八郎

「二葉亭四迷を弔ふ辞」島村抱月



などの他に、私が特に興味があったのが、
「國字難」下村海南
(漢字のルビの振り方の難しさについてのべ、それを統一させたいという演説。漢字制限への反対も述べているが、下村氏が今の中国の簡字体をみたら、どんなに嘆かれることだろうと思った。)

 「陪審員の責任」弁護士塚崎直義 (演説者の名前には馴染みがなかったが、最近、日本でも採用されるようになったと思っていた「陪審員制度」が以前にもあったとは、知らなかった。陪審員の責任がいかに重いものかを述べ、危ぶんでいるように思える。また、女性は、感情の波が激しいから適当でないのだそうだ。

結びのところが、当然といえば当然な内容だが、よい文章だと思うので、以下に引用する


・・・従つて此裁判の根底をなす陪審員に於いては、最も公平な意見に由りまして、感情等に左右さるゝことなく、世論にうごかされることなく、自分の信ずる所に従つて、票決に加はられんことを切にお願ひ致すのであります。


でも・・・・こんなこと、実際にできるほどの陪審員(というよりも、人間)が要るのだろうか?


話がそれたが、どの演説を読んでも、その時代の歴史が蘇ってくる「掘り出し物」。

ただ、紙がポロポロとくずれそうなくらい酸化しているので、主な演説だけでも、スキャンしておきたいとおもっている。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この時代の本は、漢字のすべてにルビがふってある。

しかも、それがみな植字なのだから、植字工の方が、小さな字をピンセットで挟んで版を組んだもの。

コンピュータでもルビが多い文章の入力は面倒なのに、これは気が遠くなるような作業である。


この本のお値段は・・他の2冊を組み合わせて2冊で5ドルでした。





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最終更新日  February 19, 2014 05:50:36 PM
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