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February 20, 2015
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  • marc' seal  trimmed.jpg




最近では、書をやる人は皆、自分で作るらしいが、隷書に縁がなかったし、彫刻刀も中学生の頃、図工の時間に使っていらいご無沙汰だし・・・・私にはとうていできない。

幸い、私は、主人の妹の制作になる落款を使っているので、捺しただけで、なんとなく形がつくのを、孫も承知しているものだから、「日本に行ったらアンティーに頼んで~」と、ねだる。

そうはいわれても、お願いするとなると、ちょっと厚かましい思いがあって躊躇っていたら、主人が電話をかけてお願いしてくれた。

で、電光石火・・・ほどではないが、三日ほどでできたのがこの落款。

きっと大喜びすると思う。

右の行の、「佐藤」の、特に「藤」の画数が多いのに、左の行の「マーク」の画数が少ないから、バランスをとるのがむずかしいだろうと思っていたのだったが、その点も見事に解決されていた。

それにしても、初心者のうちから落款を持つなんて、ちょっと生意気だなあ・・・。

せいぜい、これからたのしく、沢山の字を書いてもらいたいものだ。
「アンティー」さんのの好意に報いるためにも。


思い出すと、私が最初に落款を持ったのは、大学時代に書道部に入っていて、学園祭で書道展をやろうということになったとき、「落款が在った方が恰好がつくよ」と、中国語科の先輩が臘石で作ってくださった時だった。

隷書、楷書、行書、草書、かな と、五人しか部員はいなかったが、それぞれに得意分野が違ったので、展覧会そのものは、ちょっと見栄えがしたように思う。

私は、仮名をうけもって、

あめつちにわれひとりゐてたつごときこのさびしさをきみはほほえむ

と会津八一の歌とか・・・・ あとは、啄木と、白秋と・・・ あとなんだったか、「笛を吹き候」で始まる詩も書いたような・・・・とか 急に思い出した。

  • ametuchini.jpg


(この写真では、肝心の落款の部分が、私に隠れてしまっていて、残念。そう、もちろん、カラー写真の普及前のハナシです。)

あの、隷書の上手だった先輩は、その後、北京大学に留学して、さらにその後、NHKの中国語講座の先生をしていらしたことのある榎本英雄氏だけれども、ずっと個人的には交流がない。
きっと、今でも、お元気で著作などなさっているのではないかと思うが、おたおたしていた一年生に、臘席で落款を作ってくださったことなど、多分、覚えてもいらっしゃらないだろう。






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最終更新日  March 21, 2015 02:04:22 PM
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