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March 1, 2015
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カテゴリ: カテゴリ未分類
積極的平和主義とふ日本語は翻訳されていかに伝はる

7名の選者のうち、5名が四首選に入れていた。

何年か前に、Lost in translation という映画を見て、翻訳によって生じる誤解を面白おかしい喜劇になっているのことに思いあたって、大笑いしたことがあったが、たしかに、こういう言葉は、翻訳者の解釈によって、ずいぶん違う意味に翻訳できるであろうし、自分の都合のよいように訳すこともできる。(意識はしなくても、先入観でそうしてしまうこともありがち)

なので、こうした場合には、かならず、担当部署で検討して定めた翻訳があるはずで、我々が勝手に考えて作り上げて、「こうです」というわけにはいかない。

私も現役で仕事をしていた頃だったら、敏感に、正式な(少なくとも)英訳をチェックして知っていたのだろうが、そして、もし知らなくても、予習できるものなら、予習をして、はっきりした公式の翻訳を調べておくのだけれども・・・
こういう場合、一番手早いのは、ジャパンタイムズを読んでおくこと。英語圏の新聞などでは日本の首相の発言が話題にならないこともあるし、話題になっても、意図的に、曲解されることもある。

・・・・・と、えらそうに言い訳を並べたけれども、はやい話が「私は知りません」ということ。 
そして、やはり、これを知らないということは、英語圏に住んでいる日本人、しかも、数年前まで翻訳業をしていた身としては、大恥。
引退したという理由で、アンテナの感度を下げるのは、何より自分のためによくない。

さて、この場では、「積極的」には positive ではなく、pro-active を使うのでしょう と、英語の先生のOさんが発言し、私もなるほどと思ったが、その場では触れられなかった「平和主義」の方も、pacifism とするのではぴんとこない。

大雨の中帰宅して、濡れたものを着換える前にまず、新語時事用語辞典 で調べたら、Pro-active contribution to peace という公式の英訳が出てきた。

おおいに納得できて、さすがだと思った。
自分のふがいなさを反省させられると共に、英語の勉強もした東京歌会だった。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

東京歌会では、その場で詠草集が配られるので、予習をしておくことができないのが、私のような「予習型」の者には、タイヘンだ。

思えば、この歌を、文字通り読んでみると、「翻訳されて」という言葉は、一般的に「翻訳」であるから、別に英語を特定しているわけではない。
読者としては、もっと、多言語で調べてみて、そのニュアンスの違いを考えなくてはならないのかもしれない。
外務省では、国交のある国の言葉、それぞれについて、言い方を用意しているのだろうと思う。

あるいは、翻訳が他の言語への訳ではなくて、日本語の中での翻訳(わかりやすいように、言いかえる)ということもあり得る。

「翻訳」という言葉を見て、すぐそれを「英訳」と翻訳することもまた、「いかに伝わる」の疑問の一つになるのではないか?











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最終更新日  March 9, 2015 06:27:33 AM
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