小さな幸せ集め時々猫

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2023年07月20日

両親が険悪な仲になった原因は母の日記

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テーマ： ★つ・ぶ・や・き★(540432)

カテゴリ：家族

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ブッソウゲ
沖縄では赤花ともいう

暑さに強いイメージですが、日本の蒸し暑い夏には弱いわよ。
風通しのよい場所に置いて30度を超えたら明るい日陰に移動させましょう～

ハワイアンタイプのは暑さに弱いんだって。
予想外だった？
梅雨が明けたら午前中以外は、日陰に置きましょうね。

一つ一つの花は1日しか持たないわ。
2日持ったらバイザイよ。

次の花を咲かせるためには花茎の根元から取ってあげましょうね。
最近購入した暖かい地方に住むグランマさん！
二鉢購入すれば良かったなんて言ってないで一鉢から始めて正解よ。

我が家は鉢植えは増やせないの。
庭が狭いし、日陰とか、半日蔭とかそんな贅沢は聞いてあげられないわ。
灼熱のベランダで地獄を味わう？
他人の家の花を盗み見るのが一番だわ。
無料だし…
土地が欲しいな～
北の土地でも良いし、
鎌倉は虫が多いからな～
どこでも良いわ、最低200坪よ

そんな呑気な事を言ってないで、両親のその後を書くんだったっ？
どこから？

母の日記

母は御茶ノ水の神田明神の側で、こんにゃく問屋の八番目の末っ子に
生まれたの。
父親は（私の祖父）小学校を出ると福島から単身上京。
何処で、どうしてこんにゃく問屋になったのかは知らないけど、事業は大成功して、故郷の福島の村に小学校を建てたりしたらしいわ。

５人いる女の子は、四谷にあるミッション系の女学校に通い
（今は御三家と言われてる）
弁護士か教師になる夢を持って大学に入学したの。
ところが、入学した早々に、結核性のカリエスになって学校は退学。

自宅療養したんだけど、稼業は長男（母の兄）に跡をつがせていて、兄嫁は病気でお金のかかる小姑を邪魔者にしたらしいの。
事業は順調だったけど、世の中に物資が無い時代だったし、
まして、食料は自分の子供に食べさせたいでしょ。

小姑にまで回って来なかった…と兄嫁を怨んでいたけど、それって、兄嫁にとっては自分の子供優先は普通の感情だったと思うのよ。
母は男女同権を唱えていた市川房江さんを尊敬していたぐらいだから、
結婚はしたくなかったの。

見た事あるでしょ
市川房江さん（女性解放運動）

でも、実家には居づらいし、紹介してもらった男性は、弁もたつし、清潔感溢れるハンサムボーイだったので、女心もくすぐられて思わず結婚してしまったんだけど…それが父よ。

ちょっと休憩…

昔のこんにゃく問屋って相場師だったのよ。小豆相場って言うでしょ。
あれと同じで、相場が安い時に何台もの鉄道貨車で仕入れて来て、相場が上がるまで倉庫に寝かしておくの。

才覚がないと出来ない仕事なの。
順調だったかと言うと、戦争があったので人並みの苦労はしたと思うわよ。そんな中で八人も子供がいるのに、戦争孤児を引き取って自分の子供と同じように大学まで出してたわ。

母の人生は病気になった事で大きく狂ったのよ。
だから、どんな結婚をしても満足しなかったんじゃない。

そのまま大学を卒業した同級生とは結婚後も付き合っていたけど、そうそうたる面々なのよ。
だから、母は複雑な心境だったと思うわ。

そういう話を私も父も聞いてあげなかったかも知れないわ。
我儘と思っていたもの。
そんな鬱屈した気持ちを50年間に渡って日記に書いてたの。

母は脳梗塞で倒れてから一度も意識が戻らなかったので、父は日記を読もうとしたわ。
私はその日記を盗み見した事があって、家族の悪口が面々と綴られてるのを知ってたから「読むのは止めた方が良いわよ」と、とめたんだけど。

結局読んでしまったのよ。父からすれば母から馬事雑言を言われるのは心外だったはずよ。
激怒してね、母の世話を全て私に丸投げしたわ。
費用だけは惜しげもなく出してくれたけどね。

倒れてから1年後

意識が戻らないまま、母の身体からすべての管が外されて、栄養のチューブさえ抜かれて、死を待ってる2日間も、父は病室に来なかったわ。

娘と私で病室に泊まり込んで…
夜中に母は寝台車で、私達はタクシーで施設から我が家に。

長いので飽きちゃった？
文才が無いから難しいのよ（つづく）

母の心情を理解してもらえると嬉しいんだけど…
無理かもね。

この写真は上のドアの向こうが部屋よ。
私が部屋からドアを開けて廊下に出るとさんちゃんにぶつかるの。
さんちゃんはズルズルとドアに押されて壁がわに押しつけられて…(押してるのは私)

階段の上で私を待つさんちゃん

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