ニャホニャホの株日記 初心者脱出編

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私の投資法(5)過去の業績推移を調べる



言うなれば、例えばプロ野球選手を評価するのに、1シーズンの打率とかホームランだけで評価するようなものである。

プロ野球選手の年俸は、もちろんその前のシーズンの成績が大きく影響するんだろうが、仮に同じ成績ならば実績のある選手の方が高くなる傾向があるものだろう。なぜなら、実績のある選手の方が、来シーズンもそれなりの成績を残してくれるだろうという信頼感があるからだ。

それと同じ事が、企業についても言えるんじゃないかと思う。過去に安定した業績を残しているところは、やはり投資も安心して出来るというものだ。

さて、過去の業績推移はどの点に着目するべきか?
自分の場合は、過去5年間の売上高、営業利益、経常利益、当期利益、株主資本、有利子負債をチェックしている。ちなみに、ROICも営業利益、株主資本、有利子負債から計算する事が出来る。

また、売上CF、投資CFについては過去3年分を平均して用いるようにしている。なぜなら、キャッシュフローは年間ごとのばらつきが大きいためだ。

これらの数値をチェックする事によって、その企業が成長傾向にあるのか、伸び悩み傾向なのか、下落傾向なのかも把握できるし、過去に赤字を出しているところならば、今期の当期利益は税負担が少なく済んでいるなんてことも推測できたりする。また、過去の景気とその企業の業績との比較から、例えば不景気に強い会社なんていうのも調べる事が出来る。

過去の業績推移を調べるのは、正直手間がかかるが、やったらやっただけの投資成果は得られると思う。

ちなみに、自分はこういうことが全く苦にならないタイプなのだ。やはり、自分は根っからの数字好きなんだろう。

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