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2014年03月14日

世の中にはどうにもならないことがある。
人の気持ちも、恋の行方も。

「この気持ちは誰のもの」

あらすじは公式からです。

まなかが人を好きになる心を無くしていることをうろこ様から
聞かされた光と美海。
どうすれば元のまなかに戻るのか、そればかり考える光はまなかの顔を
まともに見ることができなかった……。
2人はちさき、要、紡、さゆにまなかのことを相談しようとする。

要やちさきからは解決策どころか、今のまなかは楽しそう、好きの感情が戻ることで
逆に辛くなることもあるのではと予想外な言葉が返ってくる。
それを傍でじっと聞いていたさゆが叫んで……。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

個人的にはとてもぐっと来る回でした。
まなかに対して複雑な思いを持っていた美海もふっきれた感が
ありましたね。
ずっとまなか一筋の光。
猪突猛進な彼の言動を青臭い、と思っていましたが、今回は
心打たれましたねえ。(；；)
美海が言ったように失っていいものなんて何一つ無いのです。

確かに怖い。

「お前達、おかしいぞ！！！」

光が言うことはもっとも、とも思ったけど、光だってちさきの思いを
ほとんどスルーして、視野にまなかしか入っていないからまなかのために
必死になれるんだよね。
人を好きになる苦しさのまさに渦中にいるちさきや要はまなかの「五年前」を

けれど、「好き」な気持ちは勇気をくれる。
さゆちゃんのパワフルなところはいいですねえ！
それを見て、同じように思うエネルギーがまなかに欠けていいはずがないと
思う美海。
光から紡の事が好きだって教えられたからだけじゃなくて、全ての人に
対する「好き」だよね。

まなかが見つけたアカウミウシの石。
これは海神様の思し召し？
吉兆のアイテム、と思いたいですね。
与えられたチャンスと。

ウミウシが吐く石が白なら正しい思い。
黒い石なら誤っている。
聞こえる波の音はぽっかり空いた心の穴を通り過ぎる音。
光が頑張っている姿を見て、自分も誠心誠意できることをしたいと
思う美海ちゃんが可愛いなあ！
石を預かる美海。

大学に戻るという紡。
もう、待ってはいられない・・・と言ってましたが、
なかなか向き合えないですね。

「どうして、好きな心が無くなったらほっとするんだ？」

この言葉もまだ遠回しに思えます。
対してさゆは要に告白する決意を！！！

皆であかりのために作ったおじょし様の衣装のこと。
思い出せなかったまなかを見て涙する美海ちゃんのシーンも本当に可愛い。
泣ける。(ホロリ)
失くしたままでいいわけが無い！

まなかが五年前、伝えたかったこと。
光は紡に対してまなかが告白したい・・と思いこんでいるようですが、どうだったのでしょう。
私の個人的な見解ですが、紡の事は確かに好きだったけど、自分が一番、自然で
いられるのは光の前でだけ。
そういう風に気付いた節もある、と思っていたのですが。
光のために一生懸命になれる自分がいたことに気づいていたのではないかと。

まなか気持ちを思い起こさせるためにはきっかけが必要。
紡に直訴する光だけど、五年のブランクは大きく。
紡はもう、まなかに対しては何も思っていないんだね。

「向井戸が好きなのは本当にオレなのか？」

そこだよね！

「オレはちさきが好きだ」

言ってしまったー！！！
それはちさきに、光よりも先に言うべきではなかったかと・・・。

混乱中のちさきはそれを聞いて海に飛び込んでしまう！
この機を逃してはいけない！
追いかける紡。

ここで、紡のお爺さんが海の人だった、という伏線が来ました！
腕に魚面そうができたこともね。

紡にもエナが！！！

追いかけてきた光もびっくり！
魚面そが取れましたね！

きちんとちさきと向き合いたいんだ」

一人、シオシシオの街に佇むちさき。
追いかけてきた紡にちさきもびっくり！

両親が捨てた海が大好きだった紡。
最初から彼は光たちにも好意的でしたからねえ。
５年前、光を庇うちさきはとても愚かだと思えた。
でも、それは違っていた。
人が誰かのためにみっともなくなれるって。

「あの時、オレ、お前のこと海みたいな奴だって思った。」

そうか、まなかに対して好意はあったと思うけど、紡はずっとちさきの事を見透かしたように
接していたよね。
見た目は穏やかだけど、その下に隠された激しい思い。
光の事を好きなちさきごとまるごと紡は好きだったのかもしれません。

次回予告・・・要とちさきは気持ちにケリが付くのでしょうか。
少しずつもつれている糸がほどけて、結ばれていくといいなあ。