信濃路見聞録 陽だまり

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2008年03月30日
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カテゴリ: 信州紹介
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ながのしの図書館には

長野で1番早く咲く桜があります

その名が魯桃桜といい

正式には桜よりもモモに近い品種とのこと

詳しい説明は長くなるので図書館のメルマガから引用しました


長野でソメイヨシノが咲くのは4月中旬

ですからひと月近くも早い桜が見られるというので

いつもこの時期に図書館に行くのが楽しみになっています






もうすぐ桜の季節ですね。皆さんは県立長野図書館に、魯桃桜の木が植えられ
ているのをご存知ですか。
今回は、普通の桜より一足早く長野に春の訪れを告げる魯桃桜について調べて
みました。

魯桃桜とは正確には桜ではなく桃です。『魯桃桜と図書館』によると、魯桃桜
は「モモ亜属に属する、和名ノモモあるいはハヤザキモモである」との論文が
昭和37(1962)年に発表されたとあります。
現在の県立図書館(長野市若里)にある魯桃桜は、昭和54(1979)年に移転し
た際に旧県立図書館のあった場所(現在の長野市立長野図書館・長野市長門町)
の実生苗(三世)を移植したものです。

旧県立図書館の庭に初めて魯桃桜が植えられたのは、昭和8(1933)年のことで
す。
当時の県立図書館長乙部泉三郎氏が植物学者の小山海太郎氏と相談して、当時
の桜井村(佐久市桜井)の桜井尋常高等小学校の中庭にあった珍しい桜の木の
接穂を取り寄せ、埼玉県の安行へ送って接木をしてもらい、それを旧県立図書
館の庭に植えたとされています。

この桜は非常に発育が早く、たちまち長野市の春を告げる「図書館の桜」とし
て有名になりました。そこで、県の天然記念物に指定しようとの話が持ち上が
ったそうですが、この桜は桃に近い植物で当時の植物図鑑にも載っていません
でした。
そこで小山海太郎氏は改めて佐久市桜井へ行ってこの木の由来を調べたところ、
はっきりしませんでしたが、「日露戦争に行った軍人が凱旋記念に持ち帰って
植えたものらしい」との言い伝えがあることが分かりました。また寒風の中で
も花を咲かせる木であることから、おそらくソ満国境かシベリアの原産であろ
うと推測し、名前に露西亜(ロシア)の「魯」の字と、桃に近い植物なので
「桃」の字も入れることにして「魯桃桜」と命名し、天然記念物の申請をした
そうです。(※ただ実際の魯桃桜の原産地については諸説あり、はっきりとは
わかっていません。)その後、昭和19年9月に長野県天然記念物に指定されま
したが、残念なことに昭和35(1960)年12月に長野県文化財保護条例が全面改
正された際、魯桃桜は長野県天然記念物から除外されてしまいました。
後に、魯桃桜は県内各地に移植され、現在ではあちこちで見ることができるよ
うになりました。

魯桃桜の開花日は、長野地方気象台でも毎年記録が取られ、昭和55(1980)年
までは旧県立図書館の魯桃桜を、昭和56(1981)年から平成14(2002)年まで
は長野地方気象台の魯桃桜をそれぞれ観測していましたが、現在は観測はして
いないそうです。

今年はいつ頃魯桃桜の開花が見られるか楽しみですね。

<参考資料>
  書 名         /著者名 /出版社     /出版年
魯桃桜と図書館(調査記録) 県立長野図書館 県立長野図書館  1994





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最終更新日  2008年03月30日 08時34分28秒
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