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え?主演のイソップ役が古澤利人さん?もちろん行くでしょ!というわけで、ミュージカル座の「イソップランド」を観劇しました!星組と月組があり、この回は星組の回でした。イソップ物語で有名な、あのイソップ・・・くらいしか予備知識を持たずに行きました。ここ数年かなり仕事が多忙なので事前勉強はなかなか・・・でもそこで初めて知る感激もあるから、それはそれで良し!と思っています。中目黒のキンケロシアター、面白い名前だなあと思ったら愛川欽也さん(キンキン)とうつみ宮土理さん(ケロンパ)が作られたのですね。素敵な小劇場です。舞台との近い距離感は、まるで自分もその世界の中にいる登場人物のような気持ちになったし、何より出演しているジュニアさん達の素晴らしい笑顔を間近で見られて心洗われる思いでした。イソップの身分は奴隷。両親を亡くしどん底にいた時に支えてくれた、同じく奴隷身分のドリカを、ずっと思い続ける。イソップは知恵をもってご主人様達の信頼を得、そして想像力で作りだしたお話で多くの人々を笑顔にしたり考えさせたりする。やがて愛するドリカは都会に行ってしまう。イソップも、長年の信頼から、奴隷から開放されて旅に出る。やがて傷ついたドリカと再会し、彼はもうひとりぼっちではなくなる・・・。有名なイソップ物語が次々と展開されるのだけど、イソップ以外、皆さん複数の役を演じます。とにかくジュニアさん達の笑顔、キレッキレのダンス、しっかり芯のある遠くまで響く発声が素晴らしく、なんだよお姉さんを(おばさんとは言わせない♥)泣かせる気?と何度も思ったし、単純に本当に心から感心したよね、すごいパワー!!ジュニアさん達よりは年上の若い方々は、立ち姿が凜として美しく、パワーだけではない大人の魅力も感じました。ベテランの方々は、出てくるだけで場面が引き締まるというか、芸達者という言葉がぴったりくる感じで、もう絶対不可欠という感じ。神様は美輪明宏様になってしまわれた・・・あれを・・・目の前で見た日には・・・「金の斧です」と答えて叱られたくなりました!古澤さんの深みのある歌声が、孤独や憂いを抱えながら人々に対して優しい気持ちを抱いているイソップに本当にぴったりだと思いました。なぜこんなにお話が作れるのか?それは孤独だから。孤独故に、想像することが必要だった、のような台詞がありました。では、最後、孤独ではなくなった後も、彼は物語を作り続けるのだろうか?そんなことを考えました。この舞台を観た人と話した時、その方は、「一人じゃなくなってもイソップは孤独を恐れていたんじゃないか、だからずっと作り続けたのでは」と言っていました。もしかしたらそうなのかもしれません。私は・・・イソップは、やはりずっと作り続けたと思います。でも、孤独を恐れたからではなく、彼は、「自分が思うほど孤独ではなかった」からではないかと思うのです。確かに、天涯孤独で特にドリカが去ってからは本当にひとりぼっちだったのでしょう。でも、彼の周りには、彼の話を楽しみに聞いてくれる人々がいた、旅の途中でも。イソップは、そんな人々のことを愛情を持って見つめていたと思うのです。その想いから物語ができていたと思うんですよね。本当に孤独しか感じられない人は、人間だろうが動物だろうが自然だろうが、「愛」という感情を持てないのではないだろうか。彼の物語は、孤独への恐れというより、人間愛にあふれているような気がするのです。だから、ドリカと共に歩み、ひとりぼっちじゃなくなっても、彼は変わらず人間への愛を持ち続け、当たり前のように物語を作ったように思うんですよね。ま、正解は、観劇した人数分あるのでしょう。私はそう感じた、ということです。観劇後に、色々想像を巡らせることができる舞台って、とても素敵だと思います。また素敵なお芝居を観ることができて、私は幸せ者です(^^)みゅーじ
2024年08月26日
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少し前、ブログのアクセスが4000を越えた日があって。毎日ブログを書かなくなってからは、1日200~400アクセスってところだったのに何があった?!と思ってアクセスレポートを見たら、観劇ブログ「ラブ・ネバー・ダイ感想(辛口)市村・平原ver」へのアクセスが多くて、再演してるのかな、と思っていたら、今日知った、再演してました(笑)だからか~。にしても(辛口)の方か(笑)その後、石丸・濱田verも書いておりますのよ。辛口なのは台本についてよ。役者さんの演技素晴らしかったから!!「ラブ・ネバー・ダイ」、台本・演出は変わってないのかな。多少演出は変わっても物語は変わらないだろうから・・・うん、役者さんが素晴らしいのに物語に納得いかないとモヤモヤしたくないから行かない。さて、本日は「ビリー・エリオット」を観劇しました!何年か前に「リトルダンサー」だっけ?映画になってたよね。なんの予備知識もなしに行きましたが・・・ビリー役の子役さん、すごいな!今日は浅田良舞君でしたが、他の3人(クワトロキャスト)も素晴らしいのだろうな。もうバレエが素晴らしくて(タップダンスやダンスも素晴らしい)、プロフィールを見たらご両親がバレエダンサーだそうです。それでも自分の努力の世界だし、歌も芝居もあるし、本当に努力したんだろうなと、それだけで感激でお姉様泣きそうになりました。お姉様です、おばさんじゃありま(以下略)(以下、ネタバレ)炭鉱の町という知識はあったけれど、スクリーンに懐かしのサッチャー首相の映像が出てきて、当時の状況の説明から始まった。なるほど、ビリーの父(益岡徹さん)は炭鉱でストライキをしていたのか。バレエと出会ってしまったビリーを指導するのは、ウィルキンソン先生(安蘭けいさん)。をを、瞳子さん久しぶりだあ!なんだかお名前から炭酸水を思い出してしまったよね。すでに母は亡く、認知症気味の祖母役が阿知波悟美さん。炭鉱の男達だから、バレエなんて許してくれない。バレエ学校のオーディションなんて受けさせてくれるわけがない。時代が反映されている台詞もちらほら。そうよね、つい数十年くらいまでは、女は女らしく、男は男らしくっていうの、世界共通であった概念だと思う。それでも、ビリーが1人踊る姿を見て、父はなんとかしてやりたいと思ってしまう。この時のダンスシーンが圧巻!ビリーと、ビリーが思い描いた未来の自分、オールダービリー(永野亮比己さん)が2人で舞う。それが時にはリンクし、時にはパートナーとなり、そしてビリーは空高く舞う。もちろんそこはワイヤーでつっているが、夢が広がるようで素晴らしかった。炭鉱のストはうまくいかない。それでも、町のみんながビリーのために寄付してくれて、オーディションに行けることになった。このあたり、ビリーの成長物語と社会情勢は切り離せないから大人達のパート(炭鉱スト)も当然同時進行していくのだけど、私の隣の席が、小学生くらいの男の子だったので(小学生くらいのお子さんもたくさん客席にいた)、大人パートをもう少し分かりやすくして、少年パートに重点を置いても・・・良かったかな~などと思ったりしたけど、大人パートも大事だから、難しいかな。田舎町を表現するには方言にするのが分かりやすい。宝塚のベルばらでもあったな、ナゼか子供の頃のアンドレが土佐弁だった、っていうの(笑)今回はどこの方言だ?あまり詳しくなくて。でもつい日本の田舎町を想像しちゃうよね(^^;)子役さんがたくさんでかわいい。ビリーの友達役のマイケル(西山遙都くん)、コメディパート担当って感じだけど、それってすごく難しい。よくふりきれて演技していたな~。先生役の安蘭けいさん、相変わらず素敵、そしてスリム~。ダメよ、瞳子さんにおばさんだなんて言ってはいけませんっ!!でも夏だからかな、ちょっとやせすぎではなかろうかと心配になったが。カーテンコールは写真オッケーでした。帰り際、前を歩く人達が「映画はもっと泣ける」と言っていた。確かに、物語が涙が出るほど感動ものだったかと言うとそうとは言えないけど、この舞台から、少年や少女達がどれだけ努力したかというのが、見えちゃうのよ。ただがむしゃらに、必死で、一生懸命に努力して努力してここに立っているんだろうなと思っただけで、私は泣けちゃいました(^^)それにしてもホント浅田君、バレエ素晴らしかったです!!
2024年08月11日
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素晴らしい舞台でした。夢枕獏さんの朗読、辻祐さんの太鼓、酒井絵美さんのヴァイオリン&ハーディングフェーレ、吉田隆一さんのフルート&バリサク等。舞台は、静寂の中、夢枕獏さんの万年筆のさらさらという音だけが響く空間がとても心地よく、様々な音と言葉の一体化という感じで、不思議で美しい空間でした。朗読につける音楽って、即興部分もあったと思うけど、どうやって考えていくのかな、などと思いました。夢枕獏先生の朗読を聞けたのも陰陽師ファンとしては嬉しかったし、念願叶って酒井さんの演奏をたっぷり聴けたし、最後の辻さんの太鼓は圧巻でした。でも一番ドキドキしたのは後方席に林英哲先生がいらしたことでしょうか(笑)芸大大学院にいた頃、林英哲先生の集中講義を受けた時に辻さんと知り合いました。酒井さんも芸大大学院時に知り合い、そのご縁でこうして素敵な演奏を聴くことができ、ご縁だなあと思います。途中、地震で中断。その際、太鼓に向かって座っている後ろ姿の辻さんが武士に見えました…。帰りは電車の遅延で大変でしたが、新幹線も使ってなんとか日付を越す前に帰れました、やっぱり遠いと大変・・・。でも素晴らしい演奏会で、プロとプロがガチで作る舞台って本当に素敵だと実感したひとときでした。
2024年08月10日
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やっと!やっとかてぃんのコンサートに行けました!(←ホールコンサートチケット全滅した人。)ショパンのスケルツォ1番、ワルツ、木枯らしのエチュードと続き、かてぃん編曲のトルコ行進曲変奏曲、ハンガリー狂詩曲、そしてオリジナルのHuman Universe。ここまでが1部。そのテクニックも圧巻だけど、音の透明さがすごい。音が軽いという人もいるけど、あの透明感のある音を出せる人はいないと思う。最初のスケルツォを「小学校の頃から弾いていて…。」とのコメントに会場ざわめく(笑)2部は、冒頭がYouTube生配信!おもちゃのピアノを持ち込み、床にあぐらをかいて弾く。またこれが綺麗。スタンウェイ、アップライト、シンセサイザーがセッティングされ、いつもはこれで自宅から配信していて、今回運び込んだそうです。もう音楽で遊び尽くしている感じ。ピアノ線をマレットでたたく、弦をタオルで押さえて響きをデッドにする、など、配信で見たことはあるけど生で見るとまた面白いし、こんな音も出るんだ(しかも不快な音ではない)と、楽器の可能性まで感じたりして。すごい。天才。そして今日は角野さんお誕生日!みんなでハッピーバースデーを歌う。こんな日に居合わせるなんて、本当に幸せ。皆さんにとって特別な時間にしたいと言っていたけど、本当に特別な時間になりました!…限定グッズつきチケット(プラス4,000円)を買ったけど、昨日、チケットと一緒に出てきた引き換え券を引換券だと思わずゴミ箱に捨ててしまった!そして運悪くごみ収集の日で、ゴミを出しちゃったんだよね。後から気づいてガッカリして旦那に言ったら、「まだ収集車来てないかもしれないから!」と一緒に集積所へ!なんとまだゴミがあって、無事に引換券取り戻しました!旦那よありがとう!みなみにグッズはオリジナルTシャツでした^ ^あああ、やっと念願叶った!幸せな時間でした!at
2024年07月16日
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熊谷で小林愛実さんのピアノを聴いた後、ご主人の反田恭平さん(ショパン国際ピアノコンクール日本人最高タイ2位)のピアノを聴きました。ちなみに、熊谷の奥様のコンサートにも来ていたそうです(友人が目撃)。東京オペラシティコンサートホールの最後列でしたがいい響きでした!ワーグナー「ローエングリン」のファンファーレ(2階席から!)、オネゲルの交響詩、そして反田さんのベートーヴェンピアノ協奏曲第4番。多分初めて聴いた。ピアノの音色が、「1人オーケストラ」のようだと思った…一音一音が多彩で美しい!そして一音一音に魂を込めている感じで、なんだこの深い美しさは!ピアノでこんなにたくさんの音色を感じるとは!と驚きました。やっぱり生で聴くと体に感じる音の波というか、最後列でも感じるよね!アンコールはシューマンのトロイメライでした。オケも素敵で、指揮のオッテンザマーさんはクラリネット奏者だそうです。コンマスの女性が音楽に乗っていて素敵。ヴィンケルマン作曲「ジンメリバーグ組曲」って初めてだなあと思ったら作曲家がオケでヴァイオリン弾いていました!アコーディオンとの協奏曲でスイス民謡を素材としているそうです。そしてメンデルスゾーンの交響曲4番「イタリア」、1楽章大好き!平日夜なので、まだアンコールの拍手の途中で結構退出するお客さんがいて少し残念。で、終演後CD購入者にサイン会!もちろん買って、並びました!ショパンコンクールライブとかラフマニノフのコンチェルトとかたくさんCDがあったけど、私が選んだのは…メンデルスゾーンの「無言歌集]。ちょうど今、ピアノのレッスンでやっているので。長蛇の列だから一瞬でサインしてもらったけど、最後にちゃんと目を合わせてくれたのが嬉しかったです^ ^指揮者のオッテンザマーさんもプログラムにサインしていただきました。こちらは「キョウヘイが主役でしょ」みたいな感じでぜんぜん見てくれませんでしたが(笑)まあ仕方ないよね、目当ては反田恭平さんだったし(笑)職場から熊谷駅に車を置いて行ったので、帰りがかなり遅くなったので大宮から新幹線!初めてそんな使い方したわ!便利だー。素晴らしい音楽を聴けてストレスが多い日々に潤いをもらいました^ ^
2024年07月05日
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今日は「熊谷文化創造館さくらめいと」に、小林愛実さんピアノ、大井剛史さん指揮、新日本フィルハーモニー交響楽団のコンサートに行きました。ショパンコンクール2大会連続入賞の小林さんはその強いタッチが印象的。ショパンコンクール2位の反田恭平さんと結婚し、出産後体調を崩したようだけど、今は元気に活動なさっているようです。ラヴェルのピアノ協奏曲ト長調、ジャズの要素もある斬新な曲と書いてあったけど、ラヴェルらしい和音とかバスクっぽさとか、管楽器の使い方のうまさと相まって、小林さんの力強いタッチがカッコよかったし、2楽章はうっとりするほど美しくなんかサティを聴いているような気にもなり、でも最後はビシッと決まる、ものすごくレベルの高い演奏でした。小林さん、アンコールで弾いてくれたショパン(ノクターン遺作)がとても音が飛んでくるというか胸に残りました。後半はベートーヴェンの交響曲5番「運命」。1楽章の大井さんの指揮は表情豊かな管楽器群をうまくまとめてとても端正だな〜と思っていたけど、終楽章は身体全体で大きく振っていて、もう歓喜?というか第九?という感じの爆発具合で、最後の一音が終わったら若干抜け殻っぽかったです(笑)素晴らしかった!コントラファゴットが入る所、ガン見(笑)やっぱりベートーヴェンって斬新なことたくさんやってるんだよなあ。アンコールがカヴァレリアルスティカーナの間奏曲。もう弦楽器ってこんなに美しかったっけ⁈と泣きたくなりました。本当に素晴らしいコンサートでした!!!
2024年06月29日
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世界3大テノールのうち、高校生の頃からドミンゴのファンだった。パバロッティのイタリアの太陽のような高音も、カレーラスの甘い歌声も好きだけど、元々バリトンから始まった、深みのあるテノールのドミンゴが好きだった。高校生の時、学校にあったオペラ「カルメン」のビデオ。ドンホセ役のドミンゴが「花の歌」を歌った後のなりやまない拍手、あれは本当に素晴らしかった。しかし、時間がある時はお金がなく、お金がある時は時間がない。そんな人生を送っていたらどんどん素晴らしい演奏家が亡くなってしまった。チケットを取っていたのに直前に亡くなってしまったバーンスタイン、聴きたかったのに聴けなかったホロビッツ、パバロッティ、小澤征爾、ショパンのエチュードが大好きだったポリーニ・・・。フジ子・ヘミングは結構前に聴けた、憧れのグルベローヴァも最後の日本公演でルチアを聴けた。そしてドミンゴ!最近は指揮もやっているし、今はバリトンで歌っているし、何よりもう80歳を過ぎていて、昔の歌声は期待できまいと思っていたのだが・・・ごめんなさい!!素晴らしい歌声だった!!オーケストラをバックに、まったく声量も負けていないし、輝かしい歌声は健在だった!!上野の文化会館の4階席で、私は本当に感動して聴いていた。共演のソプラノ、モニカ・コネサさんの歌声も美しく。前半のオペラから後半のサルスエラまで、素晴らし歌声のオンパレード!!カレーラスの歌声を聴いたときも思ったけど、やっぱり、世界の一流の音楽はどんなにお金が高くても聴くべき。本当に行って良かった。高校生の時からの憧れの人にやっと出会えた、そんな夢のようなひとときだった(^^)
2024年05月20日
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毎年クリスマスイブは、椿山荘にて三ツ矢直生さんのディナーショー!もはやひつじ家の恒例行事。そんな三ツ矢さんは元宝塚男役出身、東京芸大声楽科出身、そしてご子息のご縁で慶応大学にも関わりがあります。そんな三ツ矢さんが企画したコンサート・・・宝塚OG、東京芸大現役生のジャズバンドであるMANTO VIVO、そして慶応大学の合唱団、慶應義塾ワグネル・ソサエティーOB合唱団有志の皆さんによるグランドコンサート!豪華すぎる・・・。オープニングでいきなり皆さんが客席から登場、ワタクシの真横に・・・元宝塚雪組・星組娘役トップスター白羽ゆりちゃんが!!ゆりちゃんが真横で歌っておられる!最初から感動宝塚OGは、成瀬こうきさん、白羽ゆりさん、七瀬りりこさん、天宮菜生さん、麻央侑希さん、和海しょうさん、彩星りおんさん、有沙瞳さん、飛龍つかささん。プロのオペラ歌手で、郷家暁子さん、神原愛可さん。そしてご主人の高野ピエールさん。宝塚のレパートリーからオペラのアリア、合唱団のラマンチャの男、ジャズバンドのMambo、もうどれも豪華としか言いようがない。舞台下手側に合唱団、上手側から中央にジャズバンド。その前を、元ジェンヌさんが歌って踊っていらっしゃるのだが・・・伴奏しているジャズバンドの皆さんには宝塚風の舞台はどう映ったのだろう、なんて思ってしまった。合唱団の皆さんは出番の時だけだったからね、ずっと舞台にいたのは実はジャズバンドの皆さんなのよね。白羽ゆりちゃんのエリザベート「私だけに」、ゆりちゃんと成瀬こうきさんとの「夜のボート」はなんだか泣きそうに。歌うまジェンヌで有名だった七瀬りこさんの「ボラーレ」も素晴らしかったですねぇ。声楽家お二人のオペラのアリアも鳥肌ものでした。そして我らが三ツ矢さん。さすが皆さんの先生、迫力、圧倒的なオーラ。「シナーマン」「WEST SIDE STORY メドレー」。何度か聴いているけれど何度聞いても圧巻。最後は写メオッケー。今年はディナーショーに行けるか、仕事の都合でかなり黄色信号。この舞台を観に行けて本当に良かったと思ったのでした。
2024年05月05日
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3月に観劇しました(←今は5月^^;)。ちょっと記憶が薄れましたが、「いやー面白かったー!」という感激はまだ残っています。キャスト数もすごい。千尋だけでクワトロキャスト(4人いる)。私が観劇した日のキャストはこちら。千尋は福地桃子ちゃん。朝ドラ見てたなあ。あ、リンがりおんちゃんだ、湯婆婆が朴璐美さん(私の愛する山路和弘さんの奥様:泣)で・・・え?坊?坊キャスティング??ざっくり感想を述べると、この舞台は、宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」の世界観をそのまま舞台に持ってきたものです。それを再現するために、「劇団四季か!!」と思うような演出をたくさん用いていました。四季の演出ってすごく凝っていてトリックが分からないものもたくさんあって好きなんですよね、具体的にここっていうのは忘れてしまったけど、あ、四季っぽいな、という印象を持ちました。また、キャストもアニメを完璧に再現と言っていいと思います。千尋もリンも、なんなら青蛙も、声がもうアニメそっくりなんですよ!カオナシ・・・好きだ・・・(笑)釜爺のたくさんある手もそれを支える黒子さんも、石炭運んでる小さい黒いやつとそれを操っている黒子さんも、丸見えなのがまた良くて(笑)白龍が飛んでいる様子もかっこよくて。最後の方で千尋とハクが空中で会話をしているのも本当にアニメと同じように再現していて。舞台に出ている大勢ですべてを支えているという感じでしたね。坊!かわいい・・・キャストさんもかわいい・・・これは・・・もともとのアニメが好きだと本当にはまると思う。もう一度観劇したかったけどもうチケット取れないし無理でした~。ミュージカルではないけれどアンサンブルさんが歌うシーンは美しい歌声でした。あ、お風呂で、神様から汚れを引きずり出すシーンも良かったよね・・・。本当にもう一度見たい!!ロンドンまで・・・行けません(笑)
2024年05月02日
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今は5月。観劇したのは2月。怒濤の日々でして、今更の更新です。映画、好きだったな~。今回のダブルキャストはこちら。レイチェルは新妻聖子さん!さすが圧巻の歌声で、ホントに聖子祭りでした(笑)どうしてあんなに高音まで美しく張り上げられる発声ができるのだろうか・・・。大谷亮平さん!かっこいい!舞台に立っているだけで素敵ですねーーー。俳優さんのこういうオーラって本当に大切だなと実感します。歌は、わざと下手に歌っているのか?ホントなのか?それは謎のまま(笑)子役のフレッチャー役、古澤利空くん、実は、知り合いの声楽家の方のご子息です!すでに様々な舞台経験やドラマ出演等があるそうですが、今回は本当に大活躍でした。素晴らしい。思ったより背が高かったので、もう少ししたら変声期も来て子役卒業かな?これからの活躍が楽しみです。お父様もお祖父様も素晴らしい声楽家ですからね。レイチェルの姉、ニッキー役のAKANE LIVさん。以前も舞台で拝見したけど、すらっとした長身、美しい歌声、元ジェンヌさんだけあって華がありました。ホイットニー・ヒューストンの名曲が盛りだくさんで、思わず心でくちずさむ。音楽って、本当に心にいつもまでも残るものなんですよね。・・・あ、犯人さん、最後客席から登場していましたが私の目の前を通って行かれました(笑)舞台、やはりいいなあ。元気をもらいました(^^)
2024年05月01日
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追川礼章さんのピアノリサイタルに行ってきました。追川さんは、浦和高校から東京芸大、芸大大学院ではソルフェージュ専攻でした。数年前、口笛、ピアノ、三味線の3人組ユニットAOIのライブを聴きに行ったんです。AOIはそれぞれのアーティストの頭文字で、Oが追川さん。ピアノの音色やテクニックのあまりの素晴らしさに、いつかまた聴きたいと思っていて、夢叶う!前半はオールショパン。最初はエオリアンハープ。実は私が今レッスンしている曲で、なんであんなに雲が流れるようにサラッと美しく弾けるんだ・・・いや、昔は弾けてた気がするんだけど、学び直しをしている今、すっかり左手の小指薬指が動かない・・・子犬のワルツ、英雄ポロネーズ、ノクターン1番及び嬰ハ短調遺作、舟歌。英雄ポロネーズの複合三部形式の真ん中の部分(ダダダダ)、弱音ペダルを上手く使い、右のペダルはノンペダルで大事な所でふわっと響かせて、内声が立体的に聴こえてきました。すごおおおい後半は追川さんのアレンジとオリジナル。リベルタンゴは圧巻だった。オリジナル曲の「Spark」では客席もリズム打ちで参加!「花に約束」もそうですが、追川さんの曲は巧みなコード進行で色がどんどん変わっていくような素敵な曲でした。最後はウエストサイド物語セレクション。客席も「マンボ!」の掛け声で参加。「アメリカ」で盛り上がって終了!アンコールはラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲18番」。ピアニスト本人がマイクで解説を加えながらの進行。お話も面白かったです。途中、「ブラボー!」の掛け声に「前半からありがとうございます、でも僕のおじいちゃんかもしれない」と笑いながら言っていて客席も爆笑おじいちゃん素敵です!あと数日で30歳だそうです(このブログを書いた時にはもう誕生日になっていました)。まだまだこの先大活躍していくのでしょう。今日は超寒かったけど、心が熱くなって帰ってきました!
2024年02月27日
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明治座・・・かなり前に1度観劇したことがある。そうそう、のぼりが立ってて、ロビーには色々なお店がたくさんあって、お弁当を客席で食べて良くて、休憩時間に昼食のお弁当を食べる団体さんがいて・・・歌舞伎座の、現代劇もやる大衆的な劇場、っていう理解でOK?なんか楽しくてロビーのお店できんつばとか塩バターどら焼きとか買っちゃったよね(笑)ってことで、明治座のメイジ・ザ・キャッツアイを観劇しました!明治座の150周年の集大成作品だそうです。藤原紀香ちゃん同い年なのよね・・・美しさを保っているところ、本当に尊敬!!でも明治座自体が楽しくて。。。コラボ喫茶の名前がねこめぇ~~~。私はラウンジでお昼をとったのだけど、コラボメニューがたくさん。和風のサンドイッチにしたのですが、これがなかなかおいしい!!かまぼこ、味海苔、チーズ、ちくわ、キュウリ・・・ホントおいしかった!あ、猫目客席に行ったら・・・椅子が、なんかカバーがあってさらに座りやすくなってるの!なんて至れり尽くせりなの、明治座!!さて、肝心のお芝居。北条司さんの「キャッツアイ」を明治時代にしたものって・・・結構無理がないかい(^^;)「キャッツアイ」は好きで、原作も全部読んだしアニメも見てた。懐かしい!!泪姉さんが高島礼子さん、瞳が藤原紀香さん、愛ちゃんが剛力彩芽ちゃん。芝居は、さすがの高島姉さんです。当然といえば当然ですけどホントに上手だった。紀香さんは立ってるだけで華があるよねぇ。剛力さんはすっごくダンスもうまいし運動神経も抜群なんですね!知らなかった。俊夫は染谷俊之さんで、2.5次元でご活躍の方だそうです。で、元宝塚の美弥るりかさん(三ツ矢直生さんのディナーショーで同じテーブルになったことがあってものすごく小顔で美人さんだった・・・)、宝塚風にめっちゃキザに登場、めっちゃかっこいい、そしてそれがめっちゃウケてる!でもね・・・一番すごかったのは・・・長谷川初範さんですね!何役やったんだろう?ミケール・ハインツだけかと思ったらクラナッハとか司会進行役とか世の中銭やのおじさんとかギターまで弾き語りして。めちゃめちゃ楽しんでましたわ!!あんなにかっこいいのに。本当に役者さんてすごい。まあ、物語はハチャメチャなんだけど、明治座だしそれがいいのでしょうね~。アニメのエンディングの曲が好きだったのだけど(レオタード着てエアロビ風な踊りおどってる絵だった)、そのDANCING WITH THE SUNSHINEもやってくれて嬉しかった!しかもダンサーさんがアニメと同じ衣装とダンス、懐かしかった・・・。3姉妹はアクロバティックな動きもするのだけど、さすがに本役の3人さんは無理なので、ダンサーさんが3人のお面の頭の上に乗せてアクションしてましたね、背後には「※本人だと思って見てください」みたいな文字が浮かび上がって、また笑った。杏里さんの「キャッツアイ」で最高潮!やっぱりこの曲だよね!!真面目にお芝居を観るっていうのではなくて、すっごく楽しいショー、っていう感覚で、これはこれでなかなか面白かった!
2024年02月25日
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メンバーのVOH林さん、このツアーが始まる前に喉頭癌が見つかり治療中だったけれど、癌が転移して、遂に声帯切除手術を受けたと発表があってから間もないライブ。しかもVOHさん地元の熊谷。命があっての人生です・・・と言っても、声が出なくなったのは相当なショックだと思う。私だって歌うことが仕事だし、もし歌えなくなったらと思うと、たいしてうまくないけれどちょっと立ち直れないかもしれない。でも。また舞台に戻ってきてくれるのを心から待っています!!なんやかや、羽生、行田、熊谷。埼玉県北ライブ全部制覇(笑)ツアーが始まったのは一昨年の秋だもんね、長いね(笑)でもそれがスタレビ!!要さんのスタミナとパワーの源はなんなのだろうか。すごいな・・・こちらは客席でへとへとなのに(笑)実はこのステージに、前日に立っていた!私が立っていたステージに今日はスタレビが!と思うと、なんだか感慨深いですこのツアー3回目にしてツアーグッズの青いTシャツを買う。夏、楽しみだ(^^)ああ、スタレビのライブに行くと若返る(個人の感想です)。楽しかったなあ~~~!!ずっとずっと追いかけますよ、主に県北のライブを(←もう若い頃のように四国とかまで追いかけるのはしんどい~)。そしてVOHさんの復帰を心から待っています!
2024年02月24日
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1月に、「神韻」公演に行ってきました。ダンスが好きなのでずっと興味があったんです。すごいレベルの舞、個人だけでなく群舞の美しさ。とにかくジャンプの高さが半端ない!バレエと違って、ジャンプした後に足を曲げるというか、いかにも中国の舞っていうか。伝わるかな💦舞だけではなく、器楽演奏、オペラ歌手の歌唱(中国の歌)、芝居仕立てのステージなど盛りだくさんで、映像を使った演出も面白かった。また、衣装の美しさも心惹かれました。中国の舞踊団かと思っていたら、実は拠点はニューヨークで、祖国を離れた華人が設立した、中国の現体制を批判している団体でした、そのため、世界中で公演していても中国での公演はしたことがないそうです。政治的な思惑云々はよくわからないけど、純粋に、素晴らしい公演でした。
2024年02月23日
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よーく知っている若者が在籍している国立音大オーケストラ、夏の演奏会にも行ったのですが、彼女ももう卒業、最後だというので冬の演奏会にも行きました!おお!指揮が藤岡幸夫先生!藤岡さんが司会の「エンター・ザ・ミュージック」が好きでいつも録画して見ている。今回も番組の収録があったようです。フルートの彼女が乗ったのはラヴェルの「ラ・ヴァルス」。夏は準・メルクルさん指揮のラヴェルの「ダフニスとクロエ」、そして今回が藤岡さんの「ラ・ヴァルス」と、彼女はなんと贅沢な経験をしたのでしょう!でも、音楽を続けるためにお金を稼ぐ必要があり、卒業後は一般企業に就職するそうです。ずっとずっと音楽を続けて欲しいなあ。今回も、素晴らしい演奏で胸が熱くなりました。あとは、吉松隆作曲「鳥は静かに・・・」と、ショスタコービチの「交響曲第10番」。藤岡さんは、日本人作曲家の曲をもっと紹介したいとの思いがあり、このようなプログラムになったのでしょう。ショスタコービチはあまり聴くことがなく、今回が初めてでしたが、解説を読み、あらかじめ知識を入れてから聴いたので「ああ、この音列か~」などと楽しめました♬懐かしの母校、国立音大。正門。講堂。カリヨン。懐かしいなあ。4年間過ごした、本当に幸せだった大学時代。40歳代半ばで別の大学の大学院に行ったけど、やはり私の母校は国立音大。大切な母校。もう1号館はなくなって新校舎が建っているけど、いつまでも、私の中では懐かしい景色が浮かびます。こんなご縁でまた母校に演奏を聴きにくるなんて、幸せなことだなあと思いました。
2024年02月20日
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昨年12月に、2回観劇したミュージカル「ベートーヴェン」。クンツェ&リーバイの作品で、井上芳雄君と花總まりちゃんと来たら、期待せずにはいられない。いつもなら観劇回数分ブログを書くのだけれど、今回は2回の観劇をまとめて書く。1回目のWキャスト。2回目のWキャスト。ってことで、海宝直人さんとさんと坂元健児さんは観劇できず(^^;)それもあり、ブログも1回で良いかなと。まず、キャストの熱演は予想通り素晴らしい。ベートーヴェン役の井上芳雄さんは熱い演技でベートーヴェンの気の強さ、弟の恋人を認めないかたくなさ、愛を失った絶望を伝えてくれた。トニ役の花總まりさんは、どこからどうみても完璧なレディ。美しい淑女だが少女のような純粋さはこの人ならではだと思う。キンスキー公の吉野圭吾さん、貴族ゆえに1人ずっとあのカツラとあの衣装、ダンスが見たかったけれどあの役では仕方がない。いつもとキャラが違ってむしろ面白かった(?!)。カスパールの小野田龍之介さん、ベッティーナの木下晴香さんの歌声は伸びやかで美しかったし、ヨハンナの実咲凜音ちゃんはかわいかった、ベートーヴェンに否定され続けてかわいそうだったけど(史実でも、カスパールの死後もこの2人はもめるからなあ・・・)。フランツの佐藤隆紀さん、ものすごく響きのある声。マイクいらない、多分(今回は日生劇場)。史実としては、「ベートーヴェンの不滅の恋人」はトニでほぼ認定されている。が、ベートーヴェンはかなりのプレイボーイで恋人もたくさんいたようなので、まあこのミュージカルのように、「愛を知らない男が愛を知り、知ってしまったがために苦しむ」という人生ではなかったと思う・・・まあ、ミュージカルにするには今回の話の方が盛り上がりますが(^^;)さて、冒頭から交響曲第7番の2楽章が流れ、それはベートーヴェンの葬儀だった。ここから、これでもかというようなベートーヴェンの曲のオンパレード。ワルトシュタインやテンペストの3楽章や交響曲や・・・ほぼ原曲のモチーフのものもあれば、リーヴァイさんの楽曲に混ぜ込まれいるものもある。だが、ほとんどが「ベートーヴェンの曲」に支配されていた。観劇するに当たって、何に期待したか?正直言って、クンツェ&リーバイの世界を期待したのだ。ミュージカル「モーツァルト!」のように。モーツァルトの曲を巧みに織り込みながら、しかし、主役はリーヴァイさんの楽曲だった。これがリーヴァイさんの世界かと感動したことを覚えている。アンコールでトニ(花總さん)が登場してくる時はまるでエリザベートだったが(笑)、やっぱりこの舞台は「ベートーヴェン」の楽曲に支配されていたように思う。曲の持つ力が強いから仕方がないか。まあ、ベートーヴェンが交響曲を9曲しか作らなかったから後の作曲家もなかなかそれを越していけなかったとか、ベートーヴェンはとにかく後世への影響が他の誰よりも強いので、仕方がないのかな。でも、リーヴァイさんの曲、大好きなんだよなあ。リーヴァイさんの世界の中でのベートーヴェンを、もっと聴きたかったと思ってしまう自分がいるのも確かなのだった。
2024年02月11日
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アマチュアで芝居を始めて・・・12年くらい?今年も、1公演終わりました。あとは、年明けに場所を変えて公演します。今度は舞台が狭くなるので、毎年のことですが演出が大幅に変わります。また頑張ります!!今回は少年の役だったので10月にばっさり髪を切ってのぞみました。ホームレスの設定なので顔や服をたーくさん汚しました(笑)
2023年12月20日
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はい!今は年末です!すっかりブログをご無沙汰していました!それくらい、日々が充実しておりました。転勤して気づいた、今まで大変すぎたという事実(笑)まあ来年からまた忙しくなることは分かっているのですが、転勤1年目の様子見期間、色々楽しんでいます。さて、9月に、ミュージカル「ラグタイム」を観劇しておりました。だって、石丸幹二さん、井上芳雄さん、安蘭けいさん、こんな素晴らしいキャストがそろうんだもの、内容も知らずにキャストありきでチケットを取ったのでした。え、ユダヤ人の移民?(幹さま)、黒人ピアニスト?(芳雄くん)、裕福な白人家庭のマザー?(瞳子さん)・・・待て、なんか、「パレード」のトラウマがよみがえってくるのだが(^^;)「パレード」の感想はこちら♬うわあああ、帰る時心が重くなるやつか?!と、開演前からおびえる。なんの予備知識もなしに行ったので・・・。結果。うん。悲しいよな。でもこれが歴史であり、この積み重ねが今の世界を作っているのであり、しかし、何も変わっていないという事実にも愕然とする。最初、自己紹介風に始まる。え、この人がこれでこの人が・・・と考えながら聴いていたけど、追々人間関係は分かってくる。マザーの夫の、お父さん、いい人っぽいんだけど。やはり根底の物の考え方、価値観の違いって、埋められないよねぇ。移民で貧困で苦労していた芸術家のターテ(石丸)、とあるきっかけで成功し、娘ちゃんともども綺麗なお衣装になって、こちらは良かったと思う。そしてラグタイムを奏でるピアニストのコールハウス(井上)、ここは悲しすぎる。ラグタイムは、ジャズよりちょっと前にアフリカ系の方がさかんに演奏していた、リズムに特徴がある曲だそうだ。私も名前は知っていたが、詳しく調べたり聴いたことはなかった。ひどい差別。人格を否定され、愛する人を殺され。彼が起こしたこと、その結末、何もかもが悲しい。主役3人の歌声もさることながら、コールマンの妻、サラ役の遥海さんの歌声が圧巻だったな!あと、アンサンブルの形でめちゃくちゃうまい、ゴスペルシンガーの方がいた!パンフに「ゴスペルグループに所属し」と書いてあるので、塚本直さんかしら?歌声に圧倒された!ラグタイムって、シンコペーションが特徴だそうだ。つまり、アクセントが弱拍の所に来る。簡単に言うと、拍手するなら最初の拍にするものだけど、それが2拍目とか、違う拍で手をたたくような感じ?あれ、通じるかな(^^;)これがタイトルっていうことは、この時代に流行った曲ということ、コールマンがラグタイム弾きだったことに加えて、人々の間にある価値観などの「ずれ」というものも表しているのかな、などと思ったのだった。3ヶ月も経ってからの感想で、面目ない
2023年12月14日
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久々の海外オペラ公演。上野の東京文化会館に観に行きました。「椿姫」の公演です。以下、Facebookに書いた内容ですが、ここにも書きますね。オペラ「椿姫」で涙ぐんだのは初めてかもしれない。ローマ歌劇場の「椿姫」を東京文化会館で観てきました。主役のみならず、全ての歌手の方々の美声と、声による心情の表し方が素晴らしく、本当に聴き惚れました。私の好みが、美しい衣装、美しい家具等の大道具や小道具、ということもあり、どのオペラも比較的オーソドックスな演出が好きなのですが(もちろん時代による斬新さや主義主張を否定するわけではない)、今回は美しく儚い世界を、ヴィオレッタのレースの美しい衣装が表しているようで、ドレスが美しければ美しいほど切なくなる。大きな階段、机、椅子、ベットなど、全ての世界観が好みでした。リセット・オロペサの美声!なんて気持ち良い声か。4階サイド席3列目(最後列)でも37,000円。正直高い。イタリアに行くより安いけど、やはり高嶺の花。いつか1階の正面から海外オペラ公演を観てみたいものです。上野の文化会館は去年行って以来。コロナで中止されていたドリンク販売が復活していた!混んでいて買わなかったけど。ああ。あんな声の100分の1でも出せれば。またまた憧れが強まったのでした^ ^・・・上記のような内容をFacebookに書きました。結構まとまってるやんって思ってこちらでも使いました^^ホントにね、ラストでここまで涙が出そうになったのは初めてかも。歌も演技も素晴らしかった。あ~~~~正面で、見切れないで観たい~~~。
2023年09月19日
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いや、子供向けかな、と思ってなめてました!本当にごめんなさい!!久々の四季劇場春。コロナなどもあり、新しくなってから初めて来ました。あ、アトレと一緒になったのか!!レストランもたくさんあるじゃないか!!今まで近くに食事できるところが少なかったのだけど、これからはここでオッケーじゃーん!!と妙に感激アナ雪はあまりにも有名過ぎて、そしてアニメ版が好きすぎて、舞台はどうかな~、リトルマーメイドみたいに子供向けかな~、と思ってなかなか観劇する気にならなかったのですが、職場の同僚が「とても良かったですよ!」と言っていたので、まあ観てみよか、と来たわけです。~ネタバレあり~・・・いや、なめてたわ!素晴らしかったわ。キャストはもう知っている人はいないかな・・・おっと、阿久津さんお父さん役だ。オ、オラフ?!どうするんだ・・・まさかのライオンキングパペット状態でした!それがまたいいのよ、キャストの小林さんがオラフとすっかり同じ表情をするのが本当に面白い。夏休みで、お子様と、あとは普段あまりお見かけしないお父さん達がたくさん。一番盛り上がる「ありのままで」はきっと1幕ラストだろうなと思ったらその通り。そして、「アラジン」でもいつもどうなってるのか不思議な、一瞬で衣装が替わるトリック。ラストの「♬ありの~ままの~」でバッとエルサの服装がドレスに替わる。子供の高い声とお父さん達の低い声の「おおおおっ」っていうざわめき!「すこーしも寒くないわ-」は高音で歌い上げて終わり、そのまま暗転、幕、休憩。・・・休憩中もどよめきが止まらないすごかったよねー、私も「おおおおおっ」って思いました。一体どうなってるんだ!子供達にとっては不思議で仕方なかったでしょうね、それを理屈で理解しようとする大人達も不思議で仕方なかったです(笑)アナちゃんかわいいです。町島さん。表情も動きもアナそのものだわ。エルサ、谷原さん。ホントにエルサそのもの。スタイル抜群で歌声も美しい。この2人は、アニメと比較されるでしょうね、ビジュアルは本当によく似せてきたと思います。ハンス、ラストで突然悪い人になるのは分かっているんだけど塚田さんの声が美しいので残念というかずっと王子キャラでいてほしかったクリストフも実写版はこうなるんだ、って感じで、北村さんの再現度が実にお見事。子役ちゃんたちも芸達者で歌うま。・・・・・・・・え?キャストにスヴェンがいる・・・?トナカイ・・・三上さん、お疲れ様でしたあれ?指揮者がいる・・・生音楽復活?それはいい!前の方に行ってないけど、オケピのスペースがやたら狭そうな。でも生演奏なんですね?かつて四季がばっさり切ってしまった生演奏なんですね?これは嬉しいです。もしかしてとっくにそうなっていたのかも。ここ数年は四季はキャッツとアラジンしか行ってなかったからな~。アナ雪と言えば、あの吹雪や氷の演出をどうするのか。照明を駆使して、とは想定していましたが、そのクオリティの高さよ。本当に魔法がかけられているようでした。圧巻だったのが、最後にアナが氷になってしまうところ!あれは実によく群舞も使って表現していましたね!アナも腕が微動だにしてはいけない。本当に氷の塊に見えたわ・・・。すごかった。アンコールでエルサが客席に魔法をかけます。下手、上手の上方部から、雪を表現していた銀の紙吹雪が大量に舞ってきました。席、真ん中よりやや後ろでしたのでかぶることはなかったですが、結構な量でしたよ?子供達は大喜びでしたね(笑)最近は、幕を撮影してもいいのですね。アナウンスでも、開演直前にここから先の撮影はダメだよーと言っていました。それまではOKだそうです。昔はそれもダメだったんだけどね。変わりましたね。でも、ちょっと嬉しいです。本当に演技も歌も演出も素晴らしかったです。行って良かった。職場の人に大感謝!!またリピートしようと思います
2023年08月20日
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我が母校に、よーく知っている若者が在学しています。呼んでもらっても都合が合わなかったりコロナ禍でほとんど演奏会に行けなかったのだけど・・・やっと行けました!指揮は準メルクルさん。確か、ウン十年前に彼が指揮するN響第九を聴いた記憶があります。懐かしい。前半は、サン=サーンスの「ピアノ協奏曲第5番ヘ長調」。私は聴いたことがなかったので、興味深く聴きました。サン=サーンスの協奏曲ってこんな感じなんだ~(多分動物の謝肉祭とか吹奏楽の曲しか聴いてないよなあ・・・)と、ピアニストの新納洋介さんの音色の美しさにうっとりしながら聴いていました。でも、よく知っている曲ということで、後半のラヴェルの「ダフニスとクロエ」が楽しみでした。知り合いもでてるし。通称ダフクロは、吹奏楽でも有名で、強豪校などは伝説の演奏としてCDが残っていたりします。元々はバレエ音楽で、今回はその全曲が演奏されました。完全版は合唱付きだったのか!!歌が入るとものすごい迫力です、ただでさえすごいのにね。フルート群のハーモニーの美しさよ。第三場の「夜明け」くらいから「キタキター!」みたいな感じになり、最後のクライマックスでもう一気に心を持って行かれましたよね。やっぱりラヴェル好きなんですよね。あの和声感、心が浮遊するようななんとも言えない音の響き。学生もレベル高しです。そして・・・私の中で衝撃的な出会いが。前半の最後、新納洋介さんがアンコールで弾いた商品が大好きなゼクエンツばりばりで、「この曲はなんなのだ!!」と。・・・好きになるに決まってる、「枯れ葉」がモチーフなんだもの。早速楽譜をゲットして弾いています。プーランク初めて弾くわ。かっこええ久々のオケ、楽しかったです。知り合いの若者の大成長も見られて、幸せでした♬
2023年08月13日
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劇団四季のライオンキング、なんと仕事関係で観劇できることになりました^^久々!!そして、有明四季劇場は初めてでした。おおう・・・懐かしい・・・。コロナになってから観劇は本当に行けなくなったし、自分の中の優先順位が転勤などを通して少し変わってきたこともあって(お金をかけるものの優先順位という意味)、観劇を控えていたところもあるので、なんか。。。嬉しかったですもう知っている人ほとんどいないなあ。ライオンキングは、打楽器だけでも生で演奏してくれるのが嬉しい。終演後、ともに観劇していた仕事の方に「たくさん観てきた方として、今日の公演はどうでしたか?」と聞かれました。「久々というのもありながら何度も観ているという点からいうと、まあ、四季の通常のクオリティかなという感じです」という、大変上から目線の返事をしました(^^;)キャストの歌唱力も素敵だし、動きもさすが、という感じなのだけれど、なんとなく、以前よりも軽めのテイスト?という印象を持ちました。なんだろう、台詞の語尾とか間とかなのか、ムファサの威厳とかシンバの苦悩とか、私の好みの問題なんだろうけど。演出も「愛を感じて」は以前は空中での演技の時やバックダンサーの演技の時なんかもあったよな、でも空中でのアクションはB席は見切れちゃうからなくなって良かったかも、とか、色々なことを考えていました。ちょっといただけなかったのは、私は客席1階後方席の上手側一番端で観ていましたが、最後のスカーのシーン、直前でスタッフさんがスカーの背中にワイヤーを着けるのは知っていたのだけど、今回ばっちり黒服ポニーテールのスタッフさんが見えていたことです・・・。もうちょっと中に入ろうよ。あれが限界なのかなあ?でも、終わった後の充実感はとてもありました。一緒に観劇した多くの人々はとても感動していたし(笑)ファーストミュージカルがこのライオンキング、という若者もたくさんいました。とても良い印象を持ったようです。それだけでも、観に来て良かったと思いました
2023年07月09日
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公演されるたびに楽しみにしていたCLUB SEVEN。今年もチケットを取ったのだ。そして楽しみにしていたのだ。なのに。前日夜からの、胃腸炎・・・。あううううううううううううううう。仕事も早退、寝て過ごしました(T_T)当然チケットは紙くずに・・・。ああ、切ない。しかし!!帝国ホテルでトークショー?!・・・た、高い、でも、行きたい!!ということで、大奮発して行って参りました。ただ、結構前なので、トークの内容は結構忘れてしまった(^^;)ああ・・・本公演行きたかった・・・。この表示に従ってエレベーターを上がっていく。場所は、大きな宴会場だけれど、前方のひな壇と、客席の椅子がたくさん並べられていた。そして、壇上でトークショー。一番最初は、おなじみのクラブセブンのオープニングのかっこいいダンス!!あとは、ひたすらキャストが喋る。本公演を見ていたらどんなに楽しめたかなあと、またもや胃腸炎を怨む。《1st ステージ》玉野和紀、吉野圭吾、東山義久、西村直人、原田優一、上口耕平、中塚皓平、香寿たつき、彩吹真央、実咲凜音《2nd ステージ》玉野和紀、吉野圭吾、東山義久、西村直人、中河内雅貴、町田慎吾、大山真志、北翔海莉、愛加あゆ、音波みのりどちらのステージも豪華!!でも面白かったのは、1stステージのキャストが自己紹介の時に皆「北翔海莉でございます」と立て続けに挨拶していて笑いをとっていたこと。本人、いないのに(笑)公演の裏話がたくさん聞けて面白かったですね。さて、2つのステージの合間に、場所を変えてディナータイム!!帝国ホテルのディナー、ワクワク。宝箱みたいなこの箱・・・開けると・・・すっごく綺麗でおいしい前菜!!とってもおいしかった!!この箱は持ち帰れました。そのためだけに、帝国ホテルの紙袋も置いてありました。コンソメスープ。ローストビーフ。デザート。どれも大変おいしゅうございました。このディナー中も、玉子さんとにゃんこ先生が来てくれましたよ!!しかも、「九州から来た人~!!」の呼びかけに、なんと同じテーブルの方お2人が手を上げ、玉野さんと西野さんがすぐ近くまで!!なんだか得した気持ちです(^^)食事の後、また場所を先ほどの会場に移し、2ndステージ。本物のみっちゃん(北翔さん)も登場、面白かった~。本公演は残念ながらチケットを無駄にしてしまったけれど、せめて、このトークショーに行けて本当に良かったです
2023年05月05日
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久しぶりの森圭一郎さんのライブ!小さな古民家カフェでの開催。本当にご無沙汰してしまったけれど、歌声はさらにパワーアップ、曲も心に響くものばかりです。小さな空間ですが、そこがとってもあたたかい空気に満たされて、ああ、またこんな日常が帰ってきたんだなあと、嬉しく思いました。森さんはもちろん、ファン仲間の方とも本当に久しぶりの再会を果たしました。また是非ライブに行きたいと思います!
2023年04月30日
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待ってましたよ山路和弘さんご出演舞台!!情報に乗り遅れて「ジャージーボーイズ」観劇しはぐってしまったんだよなあ・・・。長澤まさみさんのドラマ「エルピス」も見てなかった・・・。なかなかチェックする余裕がないのよねぇ。でもこれは気づいて良かった!!青年座映画放送を離れるそうで・・・劇団青年座にはそのまま在籍、ということで、会社のマネジメントから離れてフリーに、ってことだよね。ま、舞台が観られれれば私は満足です。コロナ前みたいにまた出待ちなどでお会いできると嬉しいのに。さて、東京芸術劇場へ。光ってしまってみにくいが、ポスターである。劇中に登場する嶺岡幕府商事という会社の、減量丸というサプリのCM、という設定だ。この会社が変、もとい、おもしろくて、社長(山路さん)とその元妻(野々村のんさん)が異常なほどの室町幕府好きで、社長の名前は義政、妻は富子で、社長は将軍、元妻は鎌倉公方と呼ばせている。そこにある女性が参勤交代(研修制度)でやってきて・・・という話。随所に笑いが起こるコメディー。この会社の設定自体が普通じゃないからそれだけで面白いのだが、そこから、「謀反」があり、さらにまた「謀反」があり、思いがけない社会問題(しかも隠蔽されていた)も明らかになり、そこに男女関係のもつれもからみ・・・というお話。自分も先日舞台の公演があったけど(市民劇団)、やっぱりプロの脚本ってよくできてるなあ、と、物語の進み方にものすごく頷いてしまったのであった。役者さんの絶妙な間、よく響く聴き取りやすい声(麻生侑里さんの声がすっごく響いていて素敵だった)、山路さんのおちゃめな姿と哀愁漂う姿、主役の小暮智美さんのさわやかな綺麗な声。すべての役者さんがものすごく個性的で1時間55分ノンストップの舞台に、ずっと集中して引きつけられていた。最後の方の、山路さんと野々村さんの2人の芝居は、その前に若者3人の芝居があったけど、そのテンポのよさと勢いに比べて、しっとりと、じっくりと、年齢を重ねた者が語る故の重さ、切なさを感じて、月並みだが、すごいな、さすがだな、と思った。他には、社内放送のピンポンパンポーンの旋律が陰音階で、上行形も下行形も変に美しかった(笑)山路さんのちょんまげもチャーミングだし、歴史好きの身としては歴史の話も「あーあったあった」と思って聞けたし、山路さんのことわざ間違いもかわいかったし・・・あれ、山路さんのことばっかりだ、ま、ファンだから仕方ない♥一言出言うと大変面白かった!設定も面白いし、まあこんな会社は現実にはないだろうけど、もしかしたらあるかもしれない、っていうギリギリのラインを攻めているような感じだし、ただのコメディーだけではない、公害問題という社会問題もぽんと入ってきて、最初の方からそれを感じさせる台詞があったので予想はしていたけど、こんな展開になるとは思わなかった、というところが実に面白かった。何より・・・山路さんの舞台が観られて良かった、と心から思ったのであった
2023年01月28日
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2023年初観劇は宝塚!1月3日に観劇。この日は小林一三翁の誕生日だそうで、生誕150周年ということで、特別に公演後に「宝塚団歌」と「すみれの花咲く頃」を合唱してくれた。しかし、夜のニュースを見たら体調不良者が出て4,5日の公演が中止とのこと!うわあ・・・あんなに素晴らしい舞台がもったいない・・・1日違っていたら私は泣いていたのね、と思ったのだった。久々の宝塚。本当は昨年1月4日に花組観劇予定だった。押しジェンヌの鞠花ゆめちゃん退団公演だったのに、年末に煩った回転性頭位めまい症のため行けなかった。今でも残念。だから、今年やっと宝塚観劇できて嬉しかったおお。お正月。ロビーにも華やかな門松。おめでたい(^^)ポスターも美しい。「ディミトリ・・・」はジョージア(旧グルジア。私にはこちらの方が馴染みが・・・)に実在した女王ルスダンの、王配であるディミトリ(礼真琴さん)の物語。彼はセルジュークからの人質の王子で、ルスダン(舞空瞳さん)とは幼なじみ。ルスダンの兄でジョージア王ギオルギ(綺城ひか理さん)がモンゴルとの戦いで死に、ルスダンが女王になりディミトリと結婚する。しかし元人質だったディミトリのことをよく思わない家臣、特にアヴァク(暁千星さん)は2人を引き離そうとする。そうこうするうちに亡国・ホラズムの帝王ジャラルディーン(瀬央ゆりあさん)が攻めてきて、アヴァクの策略によりルスダンはディミトリが裏切ったと誤解、そして彼は牢獄につながれ・・・。<ここからネタバレ>礼真琴さんの歌の上手さとダンスの上手さにすっかり魅了される。ディミトリはおそらく原作者による創作上の人物だろうけど(調べてもルスダンの夫については分からない)、その優しさ、愛ゆえに自分の命をも惜しまない姿はもう涙、涙。やられた、ラストはかなり涙がこぼれてしまった!それにしてもルスダン、舞台だから展開が早いのは仕方ないけど、浮気の現場を見たなら復讐のために他の男に抱かれるってのもまだ分からないでもないけど、ちょっと短絡的よねえ・・・後半出てきた、「あなたの子よ」と言って見せた男の子、浮気相手ミヘイル(極美慎さん)の子じゃないの?と、お姉さんは勘ぐってしまいましたよ(史実のルスダンには男の子もいる)。あてつけに他の男と、っていうのは私が嫌いなパターンなのでつい辛口に。で、アヴァク、最後は女王ルスダンに忠誠を誓うけど、さんざんディミトリにひどいことしといて今更何言うてんねん!!と、エセ関西弁で怒ってしまったワタクシ。まあ、やっと、ディミトリの思いも分かったからだろうけど、あなた、えげつないことしたのよ、とお姉さんはやっぱり怒っていますーー;ホラズムのジャラルディーン、敵だけど妙にさわやか。それは多分、チンギス・ハン(輝咲玲央さん)が憎々しく演じてくれたからだろう。あの笑い声、忘れられないわあ♡ジャラルディーンの瀬央さん、一瞬水夏希さんに雰囲気が似ていると思った。ポスターに書いてある、「勇気とは何か」。愛する者のために命をかけること、ですね。ジョージアが舞台ってなかなか珍しい。現ジョージア大使が宝塚観劇したのってこれだったのか。ニュースで見たけど詳細は知らなかった。この地域のことは、ハチャトゥリアン(剣の舞が有名)の勉強をした時に色々調べたけど、ものすごく複雑で、世界史でも詳しく触れられることはない。ロシアに近くて常に紛争の歴史だったんだよね。こうして舞台で知り、さらに調べて、たくさんのことを知るのも楽しいと思った。ショー「JAGUAR BEAT」もう礼真琴さんと舞空瞳さんのダンスが最高で!!すっごーい。最近宝塚情報から離れてしまっていたので、詳しく存知あげないのだが、歌も上手だし、ダンスもキレッキレで目が離せないコンビ!他のスターさん達も入れ替わり立ち替わりかっこいいお兄さん(?)と美しくてかわいいお姉さん達がたくさん出てきて、ああ、これぞ宝塚のショーだわ、この羽根!この衣装!と、大興奮。「ピッピッピッ」へ?ぴっぴっぴ?と思ったら、おそらく「BEAT BEAT BEAT」だったのですな。曲もしばらく頭から離れない印象的なのがあったな、一晩寝たら忘れてしまったが(←おい。)最近のトップスターさんは、歌もダンスも芝居も上手な上に人間性も優れていて・・・という完全無欠さが求められているのでしょうね・・・以前は、歌があちゃーな方やちょっとダンスは・・・という方も、いた。確かにいた(←力説^^;)。でも、それをしのぐ圧倒的なスター性、オーラなんてのがあったよなぁ。今のスターさん、ある意味すごいよなあ。歌ってダンスして芝居して、それを3時間。休日は2公演。しかも1回1回の舞台の熱量がものすごい、これっぽちも楽をしている様子がない。その熱量に、私達ファンはやられてしまうのだ。はっきり言って、この熱量は宝塚にしかないと言っても過言ではないだろう。きっと、限りある時間の中で生きているという自覚があるのだろう。心から感激した、宝塚観劇だった。早く、公演が再開しますように!
2023年01月04日
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3年待った!!クリスマスイブは、もう十数年、ずっと三ツ矢直生さんのディナーショーに行っていた。コロナのためにそれがなくなって3年、今年、やっと復活!!今年は、宝塚を卒業したばかりの晴音アキさんと留依蒔世さんがゲスト。扉の向こう側は・・・夢の世界!そしてプログラムはこちら!もう、全部好きな曲(T_T)バンドメンバーも相変わらずのハイクオリティ。高野ピエールさんの歌声も伸びやかで。今年のゆかさま(直生さん)は、ドレスではなかったのはクラシックの曲じゃなかったからかな。大好きな髭男のCryBabyもあって(留依さんとのデュエット)かっこいいったら(ぽっ)。どの曲も、素晴らしい歌声で、本当に至福だった。ゆかさんの同期の黒木瞳さんも会場に!!綺麗だった~!ステージで一緒に歌っていましたね。お食事も最高においしいかったのだけど、写真は恥ずかしいからやめておいた・・・が、このデザートはかわいかったのでついパチリ終演後の、毎年恒例の一緒にお写真を撮ることはコロナのためにできなかったので、舞台写真を撮らせてくださった。感謝!!実は、会場に結構早めにいて席に着いていて、主人と「3年待った」と話していたら、ベテランの給仕の方が、背中を向けていたのだけどちょっと横を向いた時に、満面の笑顔だったのだ。長年続いているディナーショー、きっとホテルの方も復活して嬉しかったのだろうだろうし、私のようなお客が「やっとだ~~」と感激しているのを微笑ましく思ってくれたのかもしれない。素敵なクリスマスだったそして、次の日がお休みの時は今までもお泊まりしていたが、今年もお泊まり!!久々だなあ。素敵な椿山荘ホテルについては次のブログで♬
2022年12月27日
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私としたことが・・・2020年の2月だったかな、杉山清貴アコースティックライブのブログを書き忘れていました・・・。今更気づいた!!ちょうど、コロナがひどくなってきた時で・・・ぎり間に合ったというか、その後の演奏会はことごとく中止になてしまったからねぇ。先日、やはり地元のホールに杉山清貴さんの、今度はバンドツアーが来て、そのブログを書こうと思って、アコースティックライブはどんな感じだったかなとブログを見返したら、なかった・・・。ま、気を取り直して!!今回はバンドツアー。少し前に、BSかWOWWOWで日比谷だったかな?そのライブの映像を見たのだけど、バンドメンバーがすっごく若い人ばっかりでひょえーと思った(笑)今回もおそらくそのメンバー。なんか不思議な感じ。若者に囲まれて音楽している清貴さん。清貴さんは私の中学時代の本当に思い人!!と言ってもいいくらい、杉山清貴&オメガトライブにはまっていた3年間でした。当時はレコードだったねぇ(←遠い目)。「君の瞳はマリンブルー」ではまったんだよなあ。「ふたりの夏物語」でブレイクして、ちょっと複雑だった中学生のワタクシ。解散と聞いて泣き、最後のアルバムを聴いて泣いて・・・。本当に、青春の思い出。ソロになってからは、「さよならのオーシャン」はもちろん、いくつかのシングルは聴いたけど、高校生になってクラシックの道に進むと決めてから、ポップスをほぼ聴かなくなり、フェイドアウトしていった。そして・・・時を経て、3年前のアコースティックライブでも思ったけど、クリスタルボイスは健在!!本当に変わらない。透明感のある美しい声。曲は、知っている曲で興奮し、知らない曲も、素敵な曲がたくさんあって、ソロのアルバムも改めて買おうかなと思った。昔のLPは1枚あるんだが(^^;)その中の、「ミスドリーマー」って曲が好きだったな。アニメの三国志の曲だったっけ?私が高校生の時だったと思う。この時代ですが、今でもCDを買おうと思っております。やっぱりちゃんと残るCDがいいよ(^^;)何を買おう。時は流れているんだよな、たくさんCDもあるんだよな。何がいいかな~(^^)最近は、セルフプロデュースではなく、他の日人が作った曲を歌っていると言っていたけど、それがまたかっこいい。私の中では、オメトラ時代の林哲司さんの曲を清貴さんが歌う、っていうのがとても好きだったんだけど、色々な曲を聴けるのも楽しい。御年63歳だそうな。若い。清貴さんの声を聴くと、杉山清貴&オメガトライブが好きで好きでたまらなかった、色々多感な時期であった中学生の頃の自分を思い出してしまうのです。今回も素敵なライブだった。
2022年12月14日
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11月に入ってすぐの頃、上野の東京文化会館にオペラを観に行きました。ハンガリー国立歌劇場の、歌劇「魔笛」!・・・実は、モーツァルトの魔笛はそんなに好きなオペラとはいいがたいんだけど(^^;)仕事で触れることが多いので・・・前に観たオペラも「魔笛」だったと思う。解釈によって演出が全然違うのが舞台の面白いところ。オペラも、「これが同じオペラ?!」と思うものもある。びっくりするような新解釈の演出もあったりする。私は、どちらかというと、オーソドックスな演出が好きなのよね。前に観た「魔笛」は、最初に王子タミーノが襲われる頭が3つある大蛇が、「鳥」だってので驚いた覚えがある。歌詞はヘビだったはずだが・・・。今回は、映像を駆使して、タミーノが襲われているのは・・・「戦争」。ウクライナ?とも思ったけど、世界各地の紛争の映像なのかもしれない。そして現れたタミーノが・・・白シャツにジーパン。「あ、好きなタイプじゃない演出かな」と思った。こういうスタンダードじゃない演出の場合、どんな解釈をしてこうなったのか深読みしないといけないのだけど、徐々に、彼の服装が変わっていき、「よくあるタミーノ」っぽい服装になった。だからあまり深読みしなくても大丈夫かな?と思っていたら・・・ザラストロの登場がくるみ割り人形さんみたいだった!赤い軍服、白いタイツ、みたいな。え、ザラストロ、何か凱旋してきて町の人達に迎え入れられている?って感じで、やっぱり深読みが必要か?!と思ったが、やはり、徐々にローブをまとっていったりして、聖職者の格好になっていった。だからあまり深読みしなくても・・・って、まあ、もっと気楽に楽しめばいいか(^^;)ちなみに、最後は、ずっとドレスだったパミーナが、本当に最後の最後で白シャツジーパンで登場。もちろんタミーノも白シャツジーパン(そういや帽子もかぶってた)で終わる。これは・・・いくらでも現代に置き換えられる話なんだよ、ってことなのかなあ。試練を乗り越えた者に栄光がある・・・そんなことなのかな。最近のオペラは字幕つきだから分かりやすいし、歌手の歌声は素晴らしいし、私の席は上手3階席だったのでオケピのチェレスタがよく見えたし、パパゲーノはたまに日本語で語りかけてくれるし(オペラと言うよりジングシュピール=歌芝居なので台詞がある)、大好きな夜の女王のアリアは本当に素晴らしかったし、やっぱりオペラを生のオーケストラ、歌手の肉声で観られるのって幸せだなあと思った。我慢したんだよ、3年嬉しいよ~~!!まあ、値段が高いのがしんどいけれど、世界の一流を聴く機会はなかなかない。こういうところにお金を惜しまないようにしようと思う。音楽を専門として仕事をしているのだから。久々のオペラ、堪能しました^^そうそう、最近、グルベローヴァの夜の女王のアリア「復習の炎は地獄のように我が心に燃え」を聴いているが、恐ろしい歌詞で、彼女が歌うと、もちろん迫力があるのだが、同時に小鳥がさえずっているようにも聞こえてくるのよね。あんな声、もう二度と聴けないんじゃないかな・・・。亡くなってしまったが、彼女のルチアを生で聴けたことが私の一番の財産かもしれない。
2022年11月24日
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私としたことが・・・ライブ、そしてオペラ鑑賞したブログをアップしていませんでした。書こうと思っている時は忙しくて、そしてまた新たなことをしてしまってそっちを先に書いて・・・。ということで、もう11月も後半なのに、10月30日(日)に行われた、スターダスト・レビューのライブについてのブログです追いかけ続けてもう四半世紀か・・・。ベースの柿沼さんの出身地、羽生でのライブは、今のところ夫婦そろって皆勤です(^^)ま、今回のライブがあんまり楽しくて、これもいつお通りなんだけど、来年の行田のライブも取っちゃったけどね(笑)残念ながら、パーカッションのVOH林さんが喉頭癌の治療のため、参加できず。スタレビの知恵袋、VOHさん。いつも要さんにいじられているけど、よく考えたら、スタレビ、もう65歳近いんだよね・・・。病気にもなるよね・・・。ちなみにベースの柿沼さんはしばらく前にアキレス腱を切ってしまったそうで、まだびっこひいてました。うう、気をつけてね。ライブは、いつもよりは短かったですね。4時間越えを想定したいたので、それより短かったので、やっぱりコロナの影響かな・・・(←メンバーの体力とか要さんの限界とかそういうのはまったく想定していないところがそれはそれでどうなんだって感じ:笑)。今までの曲をホーンセッションでアレンジしたアルバムをひっさげてのライブ。懐かしい曲がまた生まれ変わったいつも通り、休憩時間は(←休憩と言ってもメンバー普通に話してます)写真OK。あれ?後ろにVOHさんいるじゃない!と思うけど、これ、パネルですそしてアンコールは1曲・・・というか、メドレーで(笑)これ、ドラムの寺田さん一番大変じゃないでしょうか。打ち込みもあるだろうから合わせないといけないだろうし。ずっとたたきっぱなしって本当に大変だと思うんだけど。そこはプロ!メドレーだと同じビートでずっと刻んでいくのでなんだか別の曲みたい。昔、フックトオンクラシックってうのがあったけど(ひたすら同じビートでクラシックの曲のメドレーになっている)、まさにこれのスタレビ版でした。早くVOHさんの元気な姿が見たいな。2月の行田は間に合うだろうか?厳しいかな・・・。しっかり療養してほしいし。とにかく、またまたスタレビに元気をもらったのでした!
2022年11月23日
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ランラン!いや、喜んでいるわけではない、中国の世界的なピアニスト、ラン・ランのリサイタルを聴きにサントリーホールへ行って来た!シューマンのアラベスクハ長調の後…バッハのゴルトベルク協奏曲を休憩なしでぶっ通しで弾き続ける!シューマンは「パピヨン」「子供の情景」を弾いたけど仲良くできなかったなあ・・・歌曲は好きでよく歌ったなあ・・・などと思いながら聴いた。えー、なんなんだこの音色は!この残響は!・・・と初っぱなから心をつかまれる。とにかく美しかった。そしてJ.S.バッハのゴルトベルク。この曲は第30変奏までありまして・・・非常に長い。3の倍数はカノンで書かれ、それがさらに1度、2度と上がって・・・ええい、専門的な事はちょい難しいから割愛。元々はチェンバロのために書かれた曲。ランランさんのゴルトベルクは、なんというか、一音一音を噛み締めるというか愛おしむというか…音色が本当に素晴らしい。時に軽やかに時に重々しく。ピアノは減衰していく楽器ということを忘れてしまうような演奏だった。私の席からは鍵盤は見えないが、ずっと顔の表情とハンマーに叩かれている鍵盤の後ろ側は見えた(笑)バッハの時代、曲に感情を込めるという概念はあまりない、作曲家という概念さえなかったから。ただひたすら、自分の持っている知識と才能で神様のために曲を書いた(そうじゃないのもあるだろうけど)。そんな熱量が、ラン・ランさんの演奏からも伝わる気がした。ピアノのタッチに関わるメカニック的なテクニックはもちろんなのだけど、チェンバロで書かれた曲をピアノで演奏するということも意識してだろうか、その音、一つ一つをとても繊細に弾いていた。もしかしたら弦楽四重奏的なイメージもあるのだろうか?時々指揮のようなそぶりも見えたから。私達にはピアノの音色しか聞こえないけど、彼には、それぞれの声部が弦楽器に聞こえていた?だとしたら、減衰しないように聞こえるイメージも分かる気がした。あくまで私見だけど。最後、再度アリアになった時、涙がじわっときた。言葉では言えない感動だった。ところが、アンコールがまたすごくて。1曲目は肉声で客席に向かって「じぇいそんふらわー」と言ったように聞こえ、そんな馬鹿な、と思って聴いたら、プッチーニのオペラ「トゥーランドット」と同じメロディだ、って思い、では中国のメロディ?と思ったのだが、中国の民謡といえば「茉莉花」が有名だがそのメロディが今聴いているメロディなのか確信がなかったので帰ってから確認した。はい。「茉莉花(まつりか)」でした。そうか、「ジャスミンフラワー」って言ったんだ、って後で分かった(笑)2曲目は奥様と連弾(!)のハンガリー舞曲、3曲目はアラジンのホールニューワールド、4曲目はイッツアスモールワールド。豪華だ…。休憩なしだから早く終わるのかと思ったら、たっぷり2時間以上。なんというスタミナと集中力!やっぱり世界の一流は大金を払っても聴きに行くべきだと思った。本当に聴きに行けて良かった。苦労してチケットを手に入れた甲斐があった(気づいた時には前売りは終わっていて、一般発売日は仕事で・・・ネットを開いたらもう完売していた。様々なつてをたどって、チケットを譲っていただいた。その方は福岡の方なので、そちらの公演を聴くそうだ。ありがたい)。客席に苦言を一つ。終演後の時差退場、アナウンスもあるのに守っているお客の少ないこと!帝劇やミュージカルのお客は皆守って、静かに座って待っているというのに!クラシック、ミュージカルとくくりたくはないが、今日のサントリーホールのお客は帝劇のお客を見習うべき。ランランが素晴らしかったのだから、お客もそうでありたいと、私は思ったのだった。
2022年11月20日
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前回の記事の、トースターのアラジンの話ではない。正真正銘、ミュージカル「アラジン」である!(笑)前回観劇は、自分のブログを遡ると、2018年だった。あれから4年。色々あったなぁ~(←しみじみ)。そして汐留の四季劇場「海」も久々だ。うおお。来たぞって感じ。自席から開場時間は写真撮影OKだと言うので、緞帳をぱちり!はい。今回も良いお席ですよ。「10列」の席ですが、実際は8列目だった。実は今回は職場のミュージカル好きな方を誘っての観劇!「こんないい席初めてです」と言ってくれて、早い時期にチケット取った甲斐があったよ~(^^)2階のロビーでは、こんなものも。ひゃおう~魔法のランプの魔神ジーニーよ、私の願いを叶えておくれ!願いは・・・えっと・・・あれ?特にないなぁ?(←!)え、ジーニーが阿久津さん??ってのになんだかびっくり。四季も、もう役者さんの名前が知らない名前ばかりになってしまったなあ・・・って、もう何年も言ってる(笑)「アラジン」は、たくさん笑える、元気になれる、っていう期待値が大。四季のミュージカルの中でも、一度見て「これは子供が好きそうだな。私は1度でいいかな」っていうものと(例えばリトルマーメイド)、「何度も見たい」(例えばキャッツ、美女と野獣、アラジン、ウィキッドなど)というものに分かれるが、アラジンはとにかく楽しいし、演出が不思議だし、何度でも観たいと思うのだ。やっぱりジーニーは期待通り大笑いさせてくれたし、仲間の三銃士(?)も笑えるし歌もかっこいいし、ジャスミンはかわいいし、お父さんはキンキラキンで素敵だし、イアーゴはいつ観てもスピードワゴンの「あまーい」の人に見えてしまうし、ジャファーの衣装&帽子の一瞬の色替えも相変わらず謎だし、魔法の絨毯が飛んでいる原理が分からないし、アラジンはどのキャストで観てもアラジンにしか見えないし、もう、やっぱり、何度観ても、面白い!!音楽も大好き!!ふう。興奮した。ねえ、誰か教えて、魔法の絨毯とジャファーの衣装替えの秘密を(笑)ジーニーって、願いを叶えてくれなくても、いてくれるだけで楽しくなれるよね。こんな陽気な人がいてくれたら、ポジティブになれそう。たくさん笑った。また観たくなった!!本当に不思議なミュージカルだなあ。
2022年10月22日
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久々のエリザベート!エリザなら、花總まりちゃんのファンクラブでチケットを購入するのですが、今回はその時期、仕事が激務で・・・申し込みを忘れてしまった・・・。しかし、チケットぴあから補助券の発売が!そしたら当たった!!わーい!!行ける日にちと時間で選んだら、エリザは愛希れいかちゃんでした。れいかちゃんもとても素敵です。でも、あるネット記事で「花總まりの集大成」と書いてあったので、まりちゃんは今回でエリザ卒業なの?忙しすぎてアンテナ伸ばしてなかった・・・それだったら本当に残念。でも言っても仕方がない。「生きているうちに生で花總まりのエリザベートを観たかった」という夢を叶えてくれたのだから、それで満足しよう。<ネタバレあり>さて。2022年は、山崎育三郎君がルキーニからトートへ。観てみたかったな~。2019年のエリザで、愛希れいかちゃんエリザベート、古川雄大君トートで観劇している。ちなみにゾフィーも幸剣さんだった。この時のルキーニが山崎いっくん。懐かしい。で、花總まりちゃんエリザはチケットを買ったのに急な仕事で行けなかったという悲しい思い出が次のエリザはコロナで中止。やっと上演できた2022。私が行った日は、開幕2日目の昼公演。エリザはじめ、この日が初日というキャストもいた。最後にれいかちゃんの挨拶。幻になった前回公演のことを思い、無事に幕が上がったことで、感極まっていた様子だ。そうだよねぇ・・・。今でもコロナで中止になる公演があるもんねぇ。無事に全日程できることを心から祈る。ルドルフとルキーニは多分初見。どんどん、新しい人が出てくる。愛希れいかさんは、若い頃の愛らしいシシィから「夜のボート」の老年のシシィまで、声のトーンを低くすることや立ち居振る舞いでとても見事に表現していた。「私だけに」などの高音も伸びやかでとても美しい歌声だった。古川君のトートって、「静」とか「冷」のトートって感じ。井上芳雄君なら「動」とか「熱」って感じがする。古川トートは、感情をむき出しにせず、ずっと仮面をかぶっているような。だから一層、何を考えているのか分からない雰囲気で、怖い。「下町ロケット」のヒール役や、NHK朝ドラ「エール」のミュージックティーチャー役も見たが、「あれ?もっとイケメンなのに」と思ったんだよなあ(笑)舞台の上が一番かっこいいと思ってしまう。ちなみに、数年前、古川君がシアタークリエの客席にいて、休憩時間に普通にすれ違ってしまった。お客さんも心得ていて無駄にキャーキャー言っていなかったが、私は心の中できゃーきゃー言っていた、すぐ横をすれ違ったんだものフランツ・ヨーゼフのシュガーさん(佐藤さん)も、若い頃から老年までの演じ方がうまいよね~。見事なおじいさんぶり。でも今回はいつもほど、ラストの「悪夢」で「誰かフランツを助けてあげて~~~」とは思わなかったんだが(笑)自分でなんとかしそう(笑)ルキーニの上山さん、イタリア人っぽい。あくが強いこの役、演じるのが難しいだろうな。聴いていて心地よい声だった。ゾフィーの剣幸さん、最初、ちょっとびびった、声が下がりきってなかったから!「強く~」の「つよ」が1音ほど下がりきっていなくてドキドキしたのだが、さすが、次の「く~」で音程を合わせてきた。すごく低い音なのでコントロールが難しそう。ゾフィーとしての貫禄は素敵。そして、最後の歌ではやっぱり涙してしまう。ルドルフの立石さんも初見かな~。雰囲気ぴったり。歌がうまい人ってどんどん出てくるんだね。個人的にはシシィの母のルドヴィカとマダムヴォルフという全然違う2役をやているはまこさん(未来優希さん)大好き。リヒテンシュタインという役が好きなんだけど横顔観ただけで秋園姉さんだとすぐに分かる。抜群の安定感なんだよなあ。ゾフィとシシィの間で、立ち位置が微妙な役だけど、役として面白いと思う。今回、マックスパパがすごくかっこよいと思ったのですが!原慎一郎さん。こんなにダンディで声も良いパパなら、家庭教師じゃなくてもメロメロになりそう(笑)トートダンサー、衣装が少し宝塚版に近くなった?ワタクシ、「最後のダンス」の宝塚版のトートダンサーが大好きだったので、東宝版で初めて観た時、男性が上半身裸でちょっとくねくね気味に踊っていたのがあまり好きじゃなかったんだよね。宝塚みたいなシャキッとした群舞が好きなので、少しそれに近くなったのかな、こっちの方が好みだなと思った。ミュージックフェアに花總まりちゃんと井上芳雄君が出演したのを見たが、「トートにキスされると死ぬ。最後はトートの元に行くが、その時エリザはもうキスされて生きていない、トートは生きたエリザに愛されたかったのに・・・」というようなことを言っていたのだが・・・。なかなか腑に落ちない。だって、確かに最初は「生きたお前に愛されたいんだ」って言ってたけど、皇后になってからは、「一緒に行こうよ」「今こそ行こうよ黄泉の国へ」みたいに言ってキスしようとしてなかった?しかも打ちひしがれて弱くなっている時に。でもルドルフが死んだ時にエリザが「死なせて」と言うと、「まだ私を愛してはいない」と言ってしようとしていたキス(つまり死を与えること)をやめた。むん?(--;)最後は結局ルキーニに刃物を渡して殺させる。・・・えっと、トートがキスをするまでは仮死状態、ってことでいいのかな?エリザが抱きついてきて「連れて行って」って言うけれど、苦しみのない世界に行きたいだけで、別にトートを愛してわけじゃないよね?だって最後まで「私」のためにって歌ってるし。最後のキスは、トートにとっては「俺の物になった!」なのかな、それとも、「ち、死なせてやるか」なのかな。どちらにせよ、そのキスで、命が終わった。最後までエリザベートはエリザベートしか愛していなかったのだと思う。なんだかトートの行動原理が全然分からない。きっとドイツ語の原詞を読まないと分からないんだろうな~。宝塚と東宝でも訳し方が違うと思うし。難しいな。エリザは一貫してエゴイスティックな人生だけど、トートがよく分からん。難しいです。役者さんはどう解釈しているんでしょう。そんなことを聞けたらいいなあと考えた、今回の観劇だった。
2022年10月15日
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博品館劇場にT1project上演の「PIANIST」を観に行ってきた。オペラ歌手、合唱指導者としてご活躍の古澤利人さんがご出演である。T1projectは、学生時代の大切な友人(故人)が携わっていたものでもある。前作「幸せな時間」も観劇している。期間が短く、もう千秋楽公演なのでもうネタバレも許してもらえるだろう。物語は、妊娠中の妻を事故で亡くし立ち直れないピアニストの森祥二朗と、やはり事故でピアニストの父を亡くし歌が歌えなくなった元歌手志望のカフェ店員の戸川あすかが出会い、癒やされ合うが、実は妻をひいたのは彼女の父だとう事実を知るという主軸のもと、ストリートピアノによって多くの登場人物の様々な人間模様が紡ぎ出される話である。(←我ながらうまくまとめた!)(←自画自賛。)衝撃的な背景だが、決して派手な話ではない。同じカフェでも市内にバリケードを築いて政府軍と戦うわけではないし戦争があるわけではないし舞台上にヘリコプターが飛んでくるわけではないし黄泉の帝王が皇妃に惚れるわけでもない。衝撃的なエピソードではあるが、皆、普通に生きている平凡な人々だ。人の内面を描く作品は、静かである。この作品もそうだった。曲と歌は時に力強く、時にささやくようである。キャストの歌唱力が高く、歌を学ぶ身として(しょっちゅう途切れるけど)、自分も家に帰って早く歌いたいと思った。ここから先はざっくばらんに~~~~。このカフェは、駅の改札を出てそのまま地下にあるような、そんなお店?ストリートピアノだから、店舗を構えているわけではなさそうだし。毎日来る常連、通りすがりの人、それぞれが悩みを抱えている。その量が多くて最初理解するのに苦労した。アニソン嫌いの頑固じいさんとか結婚を反対されている娘(理由は同性婚)とかその娘に恋する男とかさらにその男に恋する男とか離婚を切り出された旦那とか彼氏いなくて寂しいとか医者からの内臓と思われるエコー写真(おそらく腫瘍)を持ち呆然とする女性とか、女子校生、綺麗なお姉さん、キャリアウーマン・・・。たくさんおる(--)そして、そのカフェのオーナー、ジミー和久井役が古澤さんである。台詞も歌声のような深い声で、若干見た目とギャップがある、だってテノール(=ヒーロー系)っぽいお顔立ちだから(笑)低音の包容力がすさまじい。なんでジミーなんだろうなー。ハーフ?通称?(←多分こっち。)彼も、偶然の再会がある。余命宣告をされたカフェのお客は、震災時に水に流され助けた人で、再会を約束した人だった。お互いに気づいたのも、ピアノのおかげ。はかない再会だったが、しないより良かったと思う。彼女は最後の生をまっとうできたのかな。主軸の部分。荒れる祥二郎。2年経っても彼の時間は止まっている。中村智彦さん、ピアノもうまい、歌もうまい、すごい。今回皆さんピアノがうまいが、中村さんも本当に上手。2年か。その間、音楽は少しも彼を癒やすどころか、辛いだけだったのかもしれない、でも、それは、被害者だから?ずっと怒りの感情を持っていたから?とあすかの境遇を知って思った。大好きな父を亡くしたあすか、秋野紗良さん。最後、伴奏なしでの歌唱は魂の叫びだった。本当に魂が叫ぶ時って伴奏っていらないんだな、と思った。歌は歌えなくなったがピアノはずっと聴いていた。音楽はそばにあったわけだ。父が大好きだった、カフェのピアノ「かえるおばさん(frog aunt)」。時々、父を思い出す。父、イケメンだな・・・と思ったらtekkanさんだった!(←そりゃイケメンだ。)現実は、父が死んだ時、歩道の女性をはねて死なせてしまった。彼女の名字が父と違うことが、彼女の境遇を物語る。でも、彼女はそこは封印しているように見える。大好きな父はなぜ今いないのかという悲しみの方が大きいようだ。察するに、母はもういないのではないか。今はひとりぼっちな気がする。彼女の支配する感情は、祥二朗が「怒り」だとすれば、「諦め」なのだろう。事実を知った時、祥二郎はあすかの前から消える。あすかは、諦めることなど慣れっこだと言う。せっかくまた音楽で心がつながったのに。しかし、彼は帰ってきた。約束通り赤いバラを持って。最後に会ったクリスマスから、バラの生花は5月に最盛期を迎えるから、約半年。2年に比べれば短い。良かった。すっごく冒険しているミュージカルだなあと思った。おそらくそれがこのプロジェクトの趣旨だろうから。出演者がガンガンピアノを弾いたり演技しながら弾き語りをしたりということもそうだし、人の内面を描くのも非常に難しいよね。LGBTや犯罪の話もあり、盛りだくさんだったが、最後はとりあえずどれも一応の決着を見たようで良かった。表情や立ち居振る舞いで観客に伝えなくてはいけない所が多かったが、役者さんが見事だったなあ。あ、チンピラのヤマト君も(須澤紀信さん)、幸せになってほしいなあ(笑)
2022年09月04日
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帝劇もS席15,000円かあ・・・。上がったなあ・・・。2022年8月、いまだコロナ禍から抜けず、ウクライナ×ロシア戦争は続き、物価は上がり続けている。なぜこんなことを書いたかというと、過去の自分の「ミス・サイゴン」の記録を読み返してみたからだ。前回は、2016年だった。2回観劇している。1回目のエンジニアは駒田さん、2回目が市村さん。2016年1回目の観劇ブログ(駒田エンジニア)2016年2回目の観劇ブログ(市村エンジニア)6年前か。まだコロナはなく、戦争もなかった頃。私が大学院を受験した年で、翌年から2年間仕事を休職することが決まった頃だ。2回目の観劇ブログを読むと「市村さんが卒業だというので」観劇に行ったと書いてある。おや?6年前の私に言ってあげよう。「2022年現在、市村さんまだ現役です!!」さて、久々の「ミス・サイゴン」。やはり帝劇のこの看板を見ると心躍る。観劇するたびに書いているが、「ミス・サイゴン」はプッチーニ作曲のオペラ「蝶々夫人」のミュージカル版。舞台を日本からベトナムに移している。そしてこれも観劇する度に書いているが、クリス、お前が一番悪い(-_-)。以上。いやいやいやいや、まだ書くけどね。今回のエンジニアは伊礼彼方くん!レミゼのジャベールといい、こっち系統も素晴らしい。こっち系統というのは、最初はヒーロー系だったから。昔ならクリスを演じていただろうか。でも声質が深めだし、正統派ヒーローは若手がいくらでも出てくるし、この枠は貴重かもしれない。イケメンエンジニア(笑)やっぱいかっこいいですよ。華があるし。この日はチケットサイト「オケピ貸し切り」で、途中でアドリブも入れてくれて盛り上がった。キムは屋比久知奈さん。思い出した、レミゼのやさぐれたエポニーヌだ!!(いい意味です)クリスは海宝直人さん。四季でも他の舞台でもよく観る。正統派ヒーロー。ジョンは上原さん。6年前も彼だった。相変わらず伸びやかな歌声。エレンは知念さん。相変わらず声が細い、でも張り上げる所は力強い。トゥイの西川さん、途中から阿部サダヲさんに見えてきた・・・。ジジ青山さん。最初声がかなりかすれていた印象。でも歌手の方って途中から調子が良くなってくるのがすごいところ。前作と歌詞が若干違っているところがあるようだけど、前回が前過ぎて覚えていないのでよく分からない。やはり最初のビキニの女性のシーンは苦手。でも、演者は見事なスタイルを維持するために努力しているんだろうなあ。あ、この人腹筋割れてるとか(←そこかい)。馬鹿騒ぎをしながら、内心は悲しい思いをしている、というのはレミゼの娼婦達の歌と同じ。ミス・サイゴンの方が短調で悲しいメロディの曲だからダイレクトに悲しさが伝わる。この曲、とても好き。何度観てもトゥイに同情する。子供を殺そうとするのは許せないが、それも、キムのためだと思っている。あげくにキムに撃たれて死ぬ。この人、本当に報われない。キムも殺したくて殺したわけではない。親が決めたとは言え元婚約者で、自分を好きでいてくれた人、その人を子供を守るために殺してしまった。抱きしめて絶望の中で叫ぶ。キムの一番の見せ所だ。バックには「ミス・サイゴン」のテーマとも言える美しいメロディが劇的に流れている。そしてやはり子供を守るために逃げていく。後半に現れるトゥイの亡霊はキムの良心の呵責。やはり彼女は彼を本当に憎むことはできなかったのだと思う。印象的だったのは、トゥイの副官(?)らしき人が、トゥイの亡骸を見て心から悲しんでいた。前のシーンから一緒にいた人だと思うので、ずっと一緒に生きてきたのだろう、だからこの嘆きなのだろうと思わされた。アメリカ人チームは、どうしても敵役にうつってしまう。エレンは難しい役だ。この人が一番かわいそうなんじゃないか。自分達も子供が欲しいと言っているのにキムの子供を託されてしまうのだから。そしてずっと生き続けていくのだから。ジョンとクリスは自業自得だ。ブイドイのための救済運動も、自分の良心が痛むからそれをやわらげたくて活動をしていると言えなくもない。それでも、しないよりはマシなのだろう。などと書けるのも、私が当事者ではなく、平和に幸せに暮らしているからだ。実際にこの物語のようなことはあっただろうし、それぞれが選択したことは、戦争の状況下で行わなければいけなかったということ、どこまで正常な判断が働いたかということ。危険じゃない場所からだから、私も好き勝手言えるのであり。ただの舞台の感想というのではなく、今このブログを書いている最中にも、同じ地球上で戦争が起きているということを考えてしまうのだ。歴史は同じ過ちを犯さないためにきちんと後世に伝えられなければいけないと思っているけれど、それでも、人は同じ過ちを何度も犯してしまう。このミュージカルも、根底は戦争の悲劇そして繰り返してはいけないという暗黙のメッセージがある。幸せな世界で、なんでこんなことをしちゃったんだろうね、と観劇後にいえることは、とても幸せな世界に自分がいるからだと実感させられた、今回の観劇だった。
2022年08月12日
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「蛙たち」での三ツ矢直生さんのコンサート!うう、久しぶりで嬉しいです!以前は確かリモートで聴いたっけなあ。やはり生歌が一番です。日本最古のシャンソニエ、「蛙たち」。あの狭いながら独特の空間。お酒が飲めないし遠いしで、三ツ矢直生さんのライブ以外はほとんどお邪魔することがないのですが、ふらっと立ち寄って素敵なシャンソンのライブを聴きながらお酒を飲む・・・とかめっちゃかっこいいし幸せな空間だし、そんなことができたら仕事の疲れとか吹っ飛んで明日への活力になるよなあと考えたりする。ご時世的に、明るく活力のある曲を!という選曲だったので、うきうきしながら聴いたよね宝塚を観劇し始めて、ショーで歌われるシャンソンとか色々なジャンルの曲を知った。知らないことを知るって、本当に楽しい今回特にかっこよかったのが、新作映画「ウエストサイドストーリー」を観たら歌いたくなった、ということで伴奏がドラムオンリーのウエストサイド。以前も聴いたけど、かっこいい!!!本当にかっこいい。こんなアレンジってあるんですね。既成概念にとらわれてはいけませんな!!あとは、お名前忘れちゃったなあ、声優で活躍しているイケボのお兄さんの朗読も素敵でしたね。お席が、偶然お隣が三ツ矢直生さまのお母様。美しさと上品さは遺伝なのですね・・・。そして、前方には宝塚同期の、黒木瞳さんもいらっしゃいました。後頭部しかお見かけしていませんが(笑)美しくて大好きな女優さんですが、わざわざお顔を拝見するのも失礼かと思ったのでそのままそっと失礼しました。最後に、出口でお見送りしてくださる直生さまに、また活力をいただいて帰途につきました。音楽は本当に心を満たしてくれると実感しました
2022年05月21日
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これも随分前の観劇になりましたがよやく今書きます。メリーポピンズ!懐かしい、以前も濱メグさんで観劇したなあ。もちろん、山路和弘さんご出演だったので観劇したのですが♥渋谷のシアターオーブ。高層でちょいと怖いぜ(^^;)さて、今回もメインキャストは前回と同じでした(^^)ああ、今回もマイラバー(?)山路和弘さんと木村花代ちゃんのイチャイチャに焼きもち(笑)山路さんの、一見冷たそうに見えて実はお茶目でかわいいお父さんぶりが毎回ツボです。演出も空間を面白く使っているのが毎回見物ですが、バート、頭に血が上らないのでしょうか・・・。今回は小野田龍之介さんでした。2018年版ではロバートソン・アイだったよね。そして濱田めぐみさんの相変わらずの美声、キビキビした発声とたたずまい、まさにこの役にぴったり。ただ、他のキャストで観たことがないので(つい山路さん&濱めぐさんありきで日程を選んでしまうので・・・)、盲目的に好きなのかも知れませんが。。。このミュージカルはカーテンコールが撮影可。あ、山路さんありきです(笑)以前のようにじっくりブログを書ける時間がなので簡易感想ですが・・・。でも、ずっっと我慢してきて、ようやくミュージカルも観られるようになりました。本当に嬉しいです!!
2022年05月20日
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子供の頃から「宇宙戦艦ヤマト」と「銀河鉄道999」が大好きでした。大人になってからは「銀河英雄伝説」にはまり・・・つまり、宇宙物が大好きなのです。「銀河鉄道999」は以前にも舞台になっていましたが、多忙さもあり観劇したことはありませんでした。音楽劇、のような位置づけだったのかな。今回はTHE MUSICALです。実は、そんなに観劇したいと思ってはいませんでした。コロナ禍での観劇は仕事柄やはり心にブレーキがかかってしまうのです。しかし、今回は、メーテル役が花總まりさんになったことを「花の会」で知り、観劇することにしました。もともとは神田沙也加さんがメーテル役だったのが、悲しいことになってしまい、まりさんは代役です。このあたりの事情はワイドショーや女性週刊誌など見ませんので詳細は知りませんが、一つの尊い命が亡くなったことは確か。そしてその重すぎる様々な想いを、花總まりさんが受け止めて役を演じることは確かです。まりさんのメーテル観たいな、素朴に、そう思いました。では観劇感想です。鉄郎役の中川晃教さん、いつ以来かな!変わらぬ伸びやかな歌声。鉄郎の役は難しいだろうに、ビジュアル的にもそのまっすぐさも、ぴったり。クィーンエメラルダスがみっちゃんだ!北翔海莉さんも久々だー!!やっぱり歌がうまいよね~。エメラルダスにしてはちょっとかわいすぎるかな(褒めてます)とも。え、車掌さん、徳永ゆうきさんですか!朝ドラ「カムカムエブリバティ」を見ていたので、おおお、と思った。本来は演歌歌手の方だったのですね。車掌さんにぴったりの話し方、雰囲気、よくこういうキャストを見つけるなあ。トチローが藤岡正明さん、実力派折り紙付きな上に風貌が・・・そっくり(笑)ハーロック三浦涼介さん、機械伯爵佐藤流司さん、クレア梅田彩佳さん、リューズ矢沢洋子さん、プロメシューム松本梨香さん。ハーロックからは初見の役者さんかな・・・松本さんはベテランなのでどこかの舞台で観ているかも知れない。そしてメーテル、花總まりさん。ビジュアルがまさにメーテル。驚いた。実は最前列だった恐るべし、花の会(笑)この物語は、機械伯爵の過去に触れている。元々はプライダーだったと。プライダーは松本零士氏のコミックでは別の人物だったんだがなあ、こうやって使われるのも面白いかも。メーテルはいつも苦しんでいる。そんなシーンばかりだったなあ。原作で、冥王星でさっきまで泣いていたのにシャドウに襲われた鉄郎を凜として救い出すメーテルの姿はかっこよくて、随所に思索にふけるメーテルの姿は描かれていたけどかっこよさの方が際立って見えた。それは読んだ当時の私がまだ幼かったからかもしれない。今回は1人の人間として苦しむメーテルにクローズアップしていたが、花總まりさんは可憐な娘役から気高い女王まで演じられる人だ。もっとかっこいいシーンが欲しかったとも思う。エンディングの音楽がゴダイゴの「銀河鉄道999」だったことで鳥肌が立ったよね。音楽にはミッキー吉野さんも入っている。昔からのファンはやっぱり銀鉄はこれなのだ。別れも愛の一つ・・・幼い頃は理解不能だった。しかし、ここまで年齢を重ねてしまうと、いやでも、分かってしまう。愛には色々な形があるんだぞ、と。あいや~。映画版の999は、この後なぜか続編「さよなら銀河鉄道999」ができて、メアリ・マックレガーの優しいバラードが耳に残ったものだ。物語は、鉄郎の父がダースベイダー・・・もとい、黒騎士ファウストとして現れる。・・・これ、続編なくても良かったんじゃない?物語同じじゃん、と思ったのは内緒。今回のミュージカルでは、鉄郎の父もハーロック達と理想を追い求めた男として回想で登場している。おそらく「さよなら」も意識してのことだろう。もしミュージカルも「さよなら」があったら、ファウストはだれかなあ、とキャストを妄想するのもまた楽しい。私が観劇した後、コロナでこの公演も数回休演になっている。しかし、日本青年館公演は無事に走り抜けてた。舞台を観られた喜びと、昔から好きだった物語に想いをはせることができて、幸せだった。そうそう、以前日本青年館で観劇した時は、国立競技場は建設中だったが、当然だが立派な姿に(笑)コロナのせいで本当にしばらく来られなかったよな・・・。また来られて良かったな、など、色々なことを思った4月の日曜日だった。
2022年05月08日
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すっかり放置しちゃったこのブログ。もうゴールデンウィークも終わろうという今日ですが、演奏会や映画、ミュージカル、この2ヶ月で私の中で解禁したので少しずつ書いて行きます。まずは、高野ピエールさんのコンサート。これは3月5日に行われました。まだ蔓延防止等重点措置の最中でした。仕事柄、越県の自粛を言われていましたが、このご時世で目の敵にされている音楽に携わる者としてもうストレスが限界でした。浴びるように生の音楽を聴きたかったのです。高野ピエールさん芸名で(もはやこちらの方が有名かも?!)高野大樹さんとおっしゃいます。声楽家であり、日本最古のシャンソニエ「蛙たち」のマネージャーであり、元宝塚で声楽家三ツ矢直生さんのご主人でもあります。実は高野さんとの出会いがあり、三ツ矢直生さんと知り合い、それ以来ワタクシは三ツ矢直生さんの歌の虜でございます。高野さんも最初の頃はバリトンのイメージが強かったのですが、なんやかやと知り合って20年強、今やテノールか?!と思うような高音の伸びと豊かな響きです。内幸町ホールでのコンサート。懐かしのオペラ「道化師」から始まるコンサート。いや、マイクいらなくね?などと思いましたが、その後、As Time goes byとかシャンソンとか、ピアノと打楽器とヴァイオリンを伴奏にしてのコンサートだから、バンド形式だとマイクはあった方がよいですね。でも肉声でも問題なく届くと思いますが(笑)たくさんの名曲、それを直接客席から聴く喜び。体中に染みましたねえ・・・。生のコンサートは本当に久々で・・・ブログを振り返ってみると、その前前年の三ツ矢直生さんのクリスマスコンサート以来でした。やはり音楽はいいよねえ・・・。ストレスマックスだった私の心を解きほぐしてくれた気がします。やはり音楽は偉大だとこのご時世で改めて感じました。音楽でお腹はいっぱいにならないけれど心はいっぱいになる。誰が言ったか忘れたけど、それを実感したコンサートでした
2022年05月06日
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多忙さと精神的疲労で全然書けていませんでしたが、行ったコンサートの記録はこのブログに残しているので、少し時間が経ちましたがスタレビのライブについて書きます!11月。《スターダスト☆レビュー40周年記念ライブツアー「年中模索」~しばらくは、コール&ノーレスポンスで~》の、ベーシスト柿沼さんの故郷、羽生市産業文化ホール公演を観に行きました!今回は珍しく物語仕立てでした。そしてこのブログもあまりネタばらししないようにします、多分まだツアー中(笑)最後にセットリストもスクリーンに載せてくれましたが、SNSには載せないでということなので私のスマホの中であたためておりますこのライブに行くにあたり、しばらく前から主人と新作CDを聴いていました。おかげでちゃんと新曲も楽しむことができました、というか、この物語では新曲を知っていないとあまり楽しめなかったかも(笑)でもやっぱり昔の曲はノスタルジー・・・。トワイライトアベニューに泣く・・・。好きな曲って何年たっても好きなんだよね。最近は県北のライブしか行かないので、曲の振り付けも忘れちゃったよなあ。よく昔はあんなに追いかけたよなあ・・・と自分の年を感じましたが、スタレビの客層の年齢も上がっているもんねぇ、何せ、ツアーグッズに老眼鏡ちょっと笑いました(笑)途中の休憩時間はお写真オッケータイム。威勢のいい要さん。実は私と主人は最前列(2列目表記でしたがサイドブロックで事実上最前列でした)下手側、つまり柿沼さんのすぐ近く!途中、サポメンの岡﨑さんと会話していたのですが、「あれも知り合い、あそこの人も知り合い」と会話しているのが聞こえてしまったワタクシ、最前列万歳!!そりゃあ地元だもんね、知り合いがたくさん(笑)こんな感じでツアーグッズの宣伝をしたり。面白かったですねえ、相変わらず。ちょうど、コロナの感染症対策のホール客席割合が100%になった時だったので(売り出した時点では50%)、ホールでは追加で販売したそうですが、なかなか満席近くにはいかなかったようです。でも、本当に満足。久しぶりのコンサートだったもの。楽しくて、素敵な歌をたくさん聴けて、スタレビの音楽に浸れて。幸せな時間でした。ほほほほ、最後の記念撮影をスクリーンに映してくれました。私と主人、ばっちり映っています本当に楽しかった!スタレビ万歳!!
2021年12月30日
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宝塚下級生の頃から応援していた和音美桜ちゃん。育休を経て、母となった彼女のファンテがどうしても観たかった。そして、ご主人の吉原光夫さん。朝ドラですっかりブレイクしてしまって、この2人が共通で出演する日がどうしても観たかったけど、チケット厳しいかな、と思ったら東宝ナビザであえなく落選。諦めていたら補助席抽選のお知らせが。・・・当たった。奇跡!!コレ観ただけで涙ぐむ。レミゼ、観られるんだ。諦めていたから、なおさら嬉しかった。ジャベールが伊礼さんという事以外、知らずに行った。開演前にキャスト表を写メしたけど、密を避けたかったのですぐに退散した。テナルディエの妻が、樹里ぴょん!!今回キャスティングされていたことも知らなかった。うわあああああ!!超実力派、そして明るいイメージの樹里ぴょんがどうテナ妻を演じるのかなと楽しみになった。レミゼは、最初の一音から鳥肌が立つ。吉原バルジャンが司祭様に救われて、新たな世界に旅立つ序の部分が終わった後、スクリーンに「レ・ミゼラブル(フランス語)」と表示される。そこから、もうずっと拍手が鳴りっぱなし!!私含めて、お客さん、ずっとレミゼを待っていたんだろうなあ。コロナ禍の中ありがとう、とか、素晴らしい歌声だったよ、とか、色々な意味を込めてのやまない拍手だったのだと思う。ちなみに、今回は、スクリーンに映ったのは最初のタイトルだけで、「ツーロン」「パリ」とかは出なかった。そこからの工場の場面。和音ファンテ登場。相変わらずの美声。久しぶりに聞く美桜ちゃんの声!宝塚下級生の時、あまりにも美しい歌声にすっかり魅了され、それからもう長い間ずっと彼女のファン。どんどん落ちぶれて、でも愛する娘コゼットのことをずっと思い続けて。死ぬシーン、バルジャンに娘を託すシーンは、実際のご夫婦で、実際にお子さんがいて、と思うと、大好きな役者さんというのもあって、演技を越えたものが伝わってくる気がした。伊礼ジャベール。毎回書いてしまうけど、私の中ではヴロンスキー・・・。「アンナ・カレーニナ」の好青年が、ジャベール。かっこいいし、歌上手だなあ。テナルディエに「彫りふかっ!!」って言われてた(笑)死体のガブローシュを見つけた時のたたずまい。ジャベも、本当は人間味ある人なんだよなあ。橋本テナ。面白くてアドリブ多そうで本当に憎めない。さっきの「彫りふかっ!」と、あとは最後の舞踏会のシーンで、周りにすごんでる樹里妻のことを「たまに男が出るんで」って言っていて(笑)樹里ぴょんも笑ってたよね(^^)元宝塚男役さんだし、たまに男出るよね(笑)樹里テナ妻。抜群の歌ウマ。憎々しい歌い方も上手。生来の明るい気質が、憎たらしいのだけど憎めない小物夫婦感を見事に表しているというか、じゅんさんとのコンビ最高だなあ!!三浦マリウス、多分初見。周りが歌ウマすぎて突出してすごい!とは思わなかったのだけど、たたずまいは育ちのいいおぼっちゃま感が出ていた気がする。加藤コゼット。もう、レミゼカンパニーで歌が一定のレベルに行っていない人はいないので、感想書きにくい^^;ハイCは、周りのボリュームを上げられてしまったのか、少し聴きとりにくかったかも。屋比久エポ。やさぐれたエポ、始めて観た(笑)歌い方、しゃべり方がすごくやさぐれ感満載で、今まで見たエポってどこかかわいさがあったのだけど、もちろん今回もあっけど、すっかり不良化(?)した感のエポだった。ま、実際はこうなるだろうなあと思った。歌唱力は抜群。素晴らしい伸びのある歌声だった。相葉アンジョ。何度か観たけれど、この人は本当に元々の声質が高いんだなあといつも思う。声質と音域は違うけれど、高音域を高い声質を持った人に高らかに歌われると気持ち良い。光夫バルジャン。最初のシーンは以前観た時より、伴奏に対しての歌の揺れが多かった気がした。語るように歌っていたというか。その後の歌はほぼ音価通りだった。伸びやかな素晴らしい声は健在。朝ドラでファンになった方も多いだろう。朝ドラを観ていた時、多くのミュージカルファンは「この人の声はすごいのよ!!」とつっこんでいたことだと思う(笑)最終回の「イヨマンテ」を歌ってくれた時は話題になったし、本当に鳥肌が立った。でもやっぱりバルジャン。高音から低音までどの音域も完璧に歌う。迫力もすごい。序の終わりの拍手、鳴り止まないのすごかったなあ。久しぶりに観劇した「レ・ミゼラブル」。帝劇の料金も上がり、私自身も多忙さと、年齢も上がった事による疲労回復に時間がかかることから、以前のようにリピートすることはなくなった。でも、経済力と時間に余裕があるのなら、毎日みたいのだ。この作品は、観れば観るほどもっと気づきがあると思う。いつかそんな日が来ると嬉しい。今回は、これで満足しよう。コロナ禍の中で公演してくれて、本当にありがとうと言いたい。
2021年07月22日
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シエナといえば言わずと知れた日本を代表するプロの吹奏楽団。今年のまだ寒い時期に、吹奏楽に携わり、かつヤマトオタクという共通の仕事と趣味を持つ同業の先輩から、この演奏会に誘われました。申し込みに当たってはコロナ対策で、同行者も連絡先の記入など色々ありました。そして、このご時世、演奏会が実現できて良かった!!前の週には、大阪で(別の吹奏楽団)でヤマト祭りを行ったそうです。同行者は、そちらにも行かれたそうです。お父様の宮川泰さんの音楽の素晴らしさ、そして、新ヤマトシリーズ音楽担当の息子の宮川彬さんの音楽の素晴らしさを実感。もうどの音楽聴いても鳥肌なんだけど、オープニングの「白色彗星」のパイプオルガンの生演奏に本当にしびれた!!大好きなコスモタイガーのテーマ、「ゴルバの音楽だったのか!」と改めて知ったピアノコンチェルト。羽田健一郎さんが昔弾いていたなあ。ヤマトの絵が頭の中をくるくる回りながら、そのシーンを思い出して深く感動しながら音楽の素晴らしさを改めて感じる。そしてシエナの美しい音色。オペラシティコンサートホールは、ステージ奥にドンッとパイプオルガンがあり、天井がとても高い。こういうホールだと、ベタ、つまり段の上に上がっていない楽器の音が聴きにくいのだけど、同行者曰く、シエナの木管群は抜群に強いそうで、まったくそんな違和感を感じることはなかった。うー、たまらんなー。新版のために彬さんが書いた曲も好きなものが多い。特に、宇宙戦艦ヤマト2202で、ヤマトを助けるためにアンドロメダの山南艦長が1人向かっている所で、「銀河」の藤堂艦長(司令長官の娘という設定)が戦線を離脱すべしとのAIを更迭し、「これは人間の艦だ!」とアンドロメダの援護に向かう所の音楽、最高に好きなのよ!!このシーンは、あの音楽があるからさらに生きる。どうするの、どうするの・・・とせかすような同音でのリズム、そこから決断したときの開かれていく心のような音楽(マイナーコードだけどそれがいい)、そこから一連のヤマト救出、アンドロメダ撃沈、加藤による山南救出までが、もう涙が出るくらい好きで、ブルーレイを何度も見返してしまうのだ。その曲も聴けて幸せ~~~。そうそう、ピアニストは宮川彬さんの娘さんなのだとか。3世代の競演。素晴らしい。ずっとずっと我慢してきた、いや、我慢している。好きな演奏会も、好きな観劇も。それらがあるから私は仕事も頑張ってきたし、生きがいでもある。それが制限されて心がなんだか変な感じになっているけど、やっぱり、こうやって感動して心が動くことは、とても大切だと思った。この演奏会に来られて本当に良かった。
2021年07月14日
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久々の演奏会・・・嬉しい・・・クラシックはいつ以来?キエフバレエは昨年1月、演奏会だと一昨年12月の第九までさかのぼらなくてはならないなんて・・・。こんなに舞台も演奏会も行けないなんて、ああ、人生損してるこの1年半。私の生きがい返せ。高嶋ちさ子さんの演奏会は、地元で1月に開催される予定でした。伸びに伸びて、6月下旬。でも、中止にならずに良かった。残念ながら、今回の日程だとどうしても仕事で遅れてしまう。案の定、2曲ほど聴けませんでした。で、曲が終わり拍手が鳴り始めたので係の方の誘導でさーーっと客席に入ったならば。客席も明るかったせいで丸見え。「曲、聴けなかった方がいますね~」と、高嶋さんにつっこまれたのは私です!!(←エヘン。)(←威張るな。)後で、客席にいた知人に「ひつじさん言われてましたね」と笑われましたその知人いわく、私が聴き逃した「カノン」が最高だったと。くーっ、悔しいぜ。しかしそこは社会人。ぐっと我慢。君は学生で良かったね。セットリスト01 カプリス(第24番)パガニーニ ←聴けなかった02 カノン パッハルベル ←聴けなかった03 音楽史メドレー04 2つのヴァイオリンのための協奏曲休憩05 パッサカリア ヘンデル作曲 ハルヴォルセン編曲06 リベルタンゴ ピアソラ07 めぐり逢い ギャニオン08 ボレロ ラベル09 威風堂々 エルガーアンコール 天国と地獄 オッフェンバッハ~ここから感想~葉加瀬太郎さんのコンサートでも思ったけど、「いかに一般の人に楽しんでもらいながらクラシック音楽を広げるか」という思いをひしひしと感じた。羽生では、クラシックのチケットは売れない。高嶋ちさ子さんほどメディアに出て有名な人でさえ、だ。申し訳ないが、この地域の文化に対する意識は低い。引っ越してきて愕然とした思いがある。ま、私はどんなに時間がかかっても都内に行ってしまうが。しかし会館の人は集客に必死だ。この地域では、本当に厳しいと思う。田舎ゆえに財布の紐もきついし文化や音楽の土台もないし行こうと思えば都内に行けてしまうから場所的にも中途半端。そういう地方に、高嶋さんのような有名な方が来てくれて、クラシックの音楽を分かりやすく伝えてくれることに意味があるのだと思う。この地域にまいた種が、いつか芽をだしてほしいと思う、そしたら、私も地元にいながら素晴らしい音楽を楽しめるのに。高嶋さんはテレビで毒舌なイメージが強いが、私はあまりテレビを見ないので「題名のない音楽会」で明るくバシバシと曲の紹介をしているイメージが強い。何より、この方のヴァイオリンは本当に素敵だ。だから、純粋に高嶋さんのヴァイオリンが聴ければいいと思ってきたが、ピアノクインテットの4人の皆様の演奏も素晴らしくて圧倒されてしまった。 今野 均(ヴァイオリン) ←え、すごい音きれい 生野正樹(ヴィオラ) ←え、すごい歌うまい(そこ?) 江口心一(チェロ) ←え、速弾きクマンバチなのにフリューゲルも吹くの? 伊賀拓郎(ピアノ) ←え?何者?(ほめてます)どの人のコンサートも行ってみたい。一番聴きたかったのは、一番好きな曲、バッハのドッペルコンチェルト。・・・ジャジーになっていた。そうだよなあ。一般の方に興味を持ってもらうプログラムだもんなあ。これも素敵だった。でも、原曲が一番好きなので、原曲でも聴きたかった。どっちが高いヴァイオリン聞き比べ。実は苦手である。お正月の番組、よく分からん。でも今回は当たって良かった。でも、どっちも、音色綺麗だったよ?うまい人が弾くと分からないってことか??客席は、とても笑顔であふれていた。700くらいしか入っていないように見えたけど。お客さんが楽しんでくれる、これが一番大切なことなんだろうな。クラシックの裾野を広げるために、クラシックの音楽家が色々頑張っている。こういう影響力のある人が、こんなコンサートを開いてくれるのは、とても素敵なことだと思う。やはり一流が奏でる音楽は心癒やされる。コロナでズタボロになった私の心と体に、いい音楽はものすごい勢いでしみこんでいくと思う。今回もそうだった。いい音楽だったなあ。客席が楽しそうでよかったなあ。お客さんが少なくてごめんなさい、高嶋さん。でも、中途半端な地方なので、仕方ないんです。懲りずにまたぜひ来てください。待っています。
2021年06月27日
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ああ!久しぶりの観劇ブログ!!4月の「ゴヤ」以来です。その「ゴヤ」でさえ、その後の東京都の非常事態宣言のため、いくつか公演中止になりました・・・。現在は様々な公演が行われていますが、仕事柄、万が一のことを考えると、観劇を自粛せざるを得ない自分がとても切ないです。このチケットはいつ取ったんだっけな。さすがに6月のこの時期なら、もう様々な宣言は明けていると思っていたんだよね。現実はこうだ。それについて語ると長くなるので、観劇の話に行きましょう!!「CLUB SEVEVN ZERO Ⅲ」 シアタークリエ玉野さん、西野さん、吉野さん、東山さんの黄金メンバーと、ここの所常連出演の大山さん。そして女性は、元宝塚、凰稀かなめさんと妃海風ちゃん。私が観劇したのはBバージョン。とにかく行ける日をセレクトしたので。でもAバージョンの「半端な直樹」「幸福の王子」も観て見たかった!!~~ネタバレ~~オープニングのクラブセブンのテーマ。毎回、ワクワクするかっこいいダンス。ああ、また観劇できたんだなあと、今回は別の感慨もあった。クラブセブンはかっこいいダンスにうっとりしていると、恐ろしくアホなコントが始まるという油断できない構成だ(笑)「白鳥の恩返し」は、なるほど、いつものインディージョーンズの時のあの踊りをここに持ってきたのですね。東山さんの着替え途中の背中の筋肉のすごいこと。「極笑塾」は、風ちゃんってこんなに面白い人だったんですね、と発見(笑)監督シリーズは今回は地球防衛軍。一番目が釘付けになったのは、後ろ姿のかなめさんの形のいいお尻!!いや、変態ではない、タカラジェンヌの元男役さんは背が高くてお尻がきゅっと上がっていて、パンツ姿の時の後ろ姿がとにかく美しいのだ。それだけで目の保養。(←やっぱり変態か。)即興劇、毎回すごいなあと思う。自分を捨てて面白くできるかって、すごく難しい。皆さん、素晴らしい。最後はロイヤルバレエ団になってしまった(笑)1幕最後、「あなたがいることで」は心にジーンときた。いい曲だなあ。ミニミュージカルは、パンフレットに書いてあったようにハッピーエンド。かなめさんの2役。ドレス姿も大変美しい。風ちゃんは演技上手なのですね。王位を狙う妹を憎々しく演じていた。こういうシリアスな役だとかっこいいのになあ、吉野さん。西村さんはどんな役をやってもうまい。老人も若者も猫も。(←ニャン子先生大好き。)東山さんはコスチューム似合うなーと思った。大山さんは以前より体がしまったと思う。玉野さんは、オープニングのダンスがいつもよりキレがない?と思ったけれど、お疲れなのかもしれない、というか、年齢的にあのダンスはきついはずなのにと考えると、すごいはすごい。で、50音順ヒットメドレー。毎回楽しみ。毎回の早着替え、本当にすごい。いつものモンキーマジックもアタック25も大好き。皆さん芸達者だから、本当に観ていて楽しくて大笑いできる。(←もちろんマスクして気をつけてます)今回もたくさん笑った。かなめさんの珍(←?!)発言も飛び出して、ツイッター炎上しますな(笑)新しい物も、定番もすべて好き。レントの曲がかかると泣きそうな気持ちになる。いい曲だ。公演が終わり、列ごとに会場を出る。自分の番を待つ間、「ああ、本当に元気出た!!」と思った。ストレスフルで、少しのことでもイライラしてしまう最近。観劇したことで、ものすごく、自分の想像した以上に元気をもらった。本当に来て良かった。次はいつかな。また必ず観劇しよう、クラブセブン。
2021年06月20日
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日比谷に来るのはいつ以来だろう・・・。日生劇場を見た瞬間、なんだか嬉しさがこみあげてきた。来たで~~~!!!そして観劇したのはこちら。ガラス、光ってますな(^^;)急いで撮影したもので。ミュージカル「ゴヤ」。一番の目的は・・・山路和弘さん。もう私のブログでは何度も出てきていらっしゃる。久々だな~山路さん。嬉しいなあ~。実は、このご時世、まだ観劇は無理かな、と思って諦めていたのだけれど、この舞台に出ている岡田誠さんが、「山路さん大活躍ですよ!」とSNSでおっしゃるので、これは行かねば、と(笑)岡田誠さんは、音大時代の同級生。声楽家、そしてミュージカルの舞台と、本当に頑張っていらっしゃる。山路さんと「アンナ・カレーニナ」でも競演していて、すごいなあと、いつも思う。ゴヤといえば・・・「なんだか恐ろしい絵を描く人だなあ」という印象。そして、スペインの悲惨な歴史を思い出す。そのゴヤを演じるのは、今井翼さん。う、かっこいい(^^;)声も迫力があって、苦悩する雰囲気が殺気だっているようで、とても印象に残った。足長い!背は高い方ではないようだけど、存在感があった。親友のマルティンは小西遼生さん。すごく久しぶり!歌のうまさは相変わらず。ゴヤの妻、ホセーファは清水くるみさん。初見。高音がとても美しくて驚いた。アルバ公爵夫人は、元宝塚、仙名彩世さん。コミカルな演技も、歌もダンス、もうまいし、所作の1つ1つがびしっと決まっていた。ゴドイは塩田康平さん。多分初見・・・いや、どこかで観劇したか?(←調べろよ。)何せ観劇久々なもので。長身イケメン。そら、緑子さんメロメロですね(笑)低めの声。なんとなく、ミュージカルっぽくない歌声だなあという印象。ホセーファの兄、バイユーに天宮良さん。舞台では初見かも!こんなにいいお声だったのか。お兄ちゃん、いい人じゃんか(泣)王妃マリア・ルイサにキムラ緑子さん。ドラマの印象が強いけれど、歌声に迫力があって、こんなに歌がうまい人だったのかと驚いた。そしてそして・・・ストーリーテラーともいうべき役どころ、テバ伯爵が山路和弘さん。ホント、歌の量もたくさんだし、見所満載!声がとても調子が良い感じ。コミカルな演技、ふてぶてしい演技、やっぱり、ファンなので、かっこいいと思ってしまいますそして、アンサンブルさんのレベルの高さ。我が同期、岡田誠さんも、国王や民衆や聖職者その他その他・・・多くの役を演じていた。目立っていたのが、さすがの福麻むつみさん。どんな役をやっても面白いし存在感がある。以前、すぐ目の前で拝見したけど、個性的なオーラが溢れていて、素敵だったなあ。音楽は清塚信也さん。バラードの曲が美しくて、特にピアノメインの曲は鳥肌が立った。フラメンコギターもとてもかっこよかった。フラメンコ、かっこいいけど実際に踊ると振動で頭がクラクラしてしまうのではないか、と素人は思うのであります(笑)劇場が、こんなに空席が多いのか、と愕然とした。このご時世仕方がない。劇場内の飲食も水分補給以外禁止。差し入れも禁止。一か八かで持って行ったけど、申し訳なさそうに係の方にお断りをされてしまった。お手紙だけでも渡せばよかったかなあと、今になって後悔。でもトイレも大渋滞じゃなかったし♬帰りもブロックごとに退場で混み合うこともなかったし♬みんなが、ルールを守らねば、という感じ。愛する演劇を守るためですものね。そして、この観劇は、年度末から今までずっと、仕事のストレスマックスだった私に、一歩踏み出す勇気をくれた。まず、劇団の復帰を決めた。5月からアマチュア役者ひつじ復活!!そして・・・ずっと決断できずにいたけど、オンラインで声楽のレッスンを受けることに決めた。今、その方とやりとりをしていた。なぜ、この1年ずっと仕事で、特に対人でストレスをためていたのか。それは、コロナのためのストレスもあるが、きっと今までは演劇やら音楽やら、好きなことにも目が向いていて、マイナスの感情になる前に発散できていたのだろう。それが、この1年、まったくなかった。だからか!だったら、気をつけながら、好きなことをすればいいじゃないか。楽しみが何もないから、仕事のことばかり考えて細かいことにあれこれ気づいてしまってストレスをためてしまっていたのだ。もうそんな生活おさらばだ。山路さん、岡田さん、ありがとう。一歩前に進みます。
2021年04月11日
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前回の観劇は1月の「キエフ・バレエ」。あれから9ヶ月。こんなにも長い間観劇をしなかった年はない。電車に乗るのも9ヶ月ぶり。久しぶりすぎて駅でSuicaをはねられた(笑)すぐに駅員さんが更新してくれたけど。何もかもが変わってしまった9ヶ月。でも、色々なものが動き出している。私も、そろそろ動かなければ。観劇復帰作に選んだのは・・・劇団四季「キャッツ」。大井町のキャッツシアター。2018年の10月以来。まさか台風の中行くことになるとは(^^;)まだ、客席は50%制限だから、そんなに混雑している感じではなかった。しばらく四季を観ていなかったので、もう知っているキャストはほとんどいない。席に着いてふと隣の席を見ると・・・ん?なんだ?と思ってもっとよく見てみる。なるほど。座席を1つ1つ空けるために、猫さんが案内してくれているのですね。開演する。いつもの猫の世界。でも、回転席にお客はいない。猫が寄ってくるのも、回転席のエリアまで。演出の変更のアナウンスもあったし、こういうことだろうと予測していたけど、少し寂しい・・・。しかし、拍手の質量は、お客が半分なのにいつも通りだった!私は、久々の観劇もあってか、舞台が始まった瞬間、観劇して涙がにじんでしまった。やっとまた劇場に来られたんだなぁ、と思ったんだよな、きっと。内容について。以前見た時の「犬のケンカ」の違和感は、まだあるな~。随分長い間それがないバージョンに慣れてしまっていたからなぁ。マンゴーシェリーとランプルティーザの曲変更も、やっぱりまだ慣れない。ま、2回目だし(^^;)演出でいただけなかったことがある。私が大好きな、2幕のガスとジェリーロラムの「芝居猫」のナンバーとところだ。後ろの猫たちがガスの歌の途中に暇そうにオールドデュトロノミーの尻尾にじゃれている!!やめてくれ!!ガスの歌に集中させてくれ!!こんな演出いらない。なぜこの名曲に集中させてくれないのか。若い人には曲の美しさを感じて欲しいし、私のように人生を結構過ごしてきた人間は、同じようなほろ苦さ、切なさを感じるいい場面なのに・・・。そこだけが不満だった。さて、コロナ禍の観劇ということの感想を言えば、50%制限は、劇団にとっては大赤字で大変なことだろう。でも、いつもの休憩時間の殺気だった雰囲気、混雑したロビー、それらが緩和されて、実はとても快適だったんだよね。トイレから階段に上がると常に消毒液を持った係員の方がいて、床には間隔を知るシールが貼ってある。相当気を遣って公演を行っていることが分かる。しかし残念ながら、くしくも同じ日、「アラジン」がコロナのために休演になってしまった。そして、他の劇団だが、ミュージカル座でクラスターも起きてしまった。何が正しいのか。何をどうすればいいのか。よく分からない。どんなに気をつけてもなるときはなってしまう。色々考えさせられた。しかし、コロナ禍で、気持ちがずっと上に向かなかった私に、一歩を踏み出させてくれたのは確かだ。
2020年10月10日
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最近、先にFacebookに投稿することが多くなりました。今回もその記事を引用しますね。~以下、Facebookに書いた記事です~新年初観劇は、キエフ・バレエ「白鳥の湖」でした!…東京文化会館ばかり来ている最近の私です(^_^;)オデット/オディールのエレーナ・フィリピエワさんの引退公演ということで、終演後鳴りやまぬ拍手! 元々の作品が持つ力、チャイコフスキーの音楽を差し引いても、実に素晴らしい舞台でした。やはり、白鳥(黒鳥)、王子、ロットバルト(悪魔)のレベルが高いと素晴らしい舞台になる。もちろん他のダンサーも素晴らしかったです。(お一人、怪我で交代されていました)エレーナさんの白鳥は関節が外れるのではないかというくらい、もはや腕ではなく羽でした。優美で美しいオデット、対照的に黒鳥のオディールの小悪魔的(悪魔の娘だけど)な躍動感。同じ人が演じてきるのかと思うほど。32回転グランフィッテは、同じ場所ではなく舞台を2周していました。同じ場所で軸がぶれないのも観たかったな。ここの所の王子のジャンプは少し低かったけど、他は完璧なジャンプでした。他の場所で、王子の踊りに入る前、2回ほど間が長かったです。何かアクシデント?と思ったけど少し長く休憩を取ったのかな、王子のためかエレーナのためか分かりませんが。カーテン...コールでは、王子に続いて悪魔さん(笑)もエレーナさんに花束を☆やはり特別な公演ですからね。 惜しむらくは、オケがイマイチだったことです。最初から金管が不安だと思いましたが、金管だけじゃなかった…。明らかにピッチが低い箇所もありましたが(ホルン)、そういうことより、こう、全体的に音色というか、雑味というか。本当の一流は舞台を引き立てるというか、そこに当たり前のようにぴったりの音楽を提供するものだと思うんです。その辺りに私は不満が残りました。しかし、バレエは本当に心に残りました。何せ大好きな「白鳥の湖」ですから。ネタバレですが…珍しく…ハッピーエンドだったあ!良かったあ(号泣)
2020年01月11日
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私が大学生の頃、我が母校、国立音大の声楽科3年(男声は全学年)が、NHK交響楽団の第九の合唱をやっていました。この舞台に立ちたくて、声楽家は受験で落ちてしまったけど、転科試験を受けて声楽科に行こうとしていた、音楽教育科の友人がいました。それくらい、ステータスだったんだよな、国立の声楽科にとってN響第九って。しかし今は東京オペラシンガーズが合唱をしています。もう、声楽科の人数が集まらないのだそうですよ・・・。あんなにレベルが高かったのに。だから声楽科諦めたのに少し寂しい・・・それはさておき、コンサートは12月25日。クリスマスに渋谷には行ってはいけないと痛感!このようなものをすぐ横の代々木公園でやっており・・・大渋滞!!まったくNHKホールまで進めません。初詣の明治神宮か!!ってくらい。もう遅刻を覚悟。第1楽章は諦めるか・・・。しかしなんとかホールが見えてきて、人をかきわけてダウンコート着てるのに走る走る。3階席が遠い・・・席に着いたら汗だくで背中から汗がしたたりおちていました。でもなんとかぎりぎり間に合いました、5分押しの開演だったのが幸いしました。プログラムは第九オンリー。指揮は女性指揮者のシモーネ・ヤングさん。実にダイナミックな指揮でした。さすがのN響、弦楽器の柔らかで豊かな響き、木管楽器の美しさ。。。ファゴット最高ですよ最高!ホルンもさすがの音色。なんて美しいんだ!!オーケストラって!!私は2楽章が好きで、ティンパニーのパリッとした音が大好き。フーガでつづられる音楽は、次から次へと各声部に現れる旋律が、弦楽器のボウイングの動きで分かるので、視覚的にも楽しい。さらに反復進行(ゼクエンツ)が大好きなので、2楽章、最高!!ソリストとピッコロ&追加の打楽器奏者は3楽章から登場。4楽章はピッコロ、それからトルコマーチもあるから小物打楽器も大活躍するのです。そして4楽章からの・・・いわゆる「恐怖のファンファーレ」。チェロとコントラバスによる「ベートーヴェンの言い訳」。(←ある学者の言い方ですが。)1,2,3楽章の冒頭が奏でられ、それぞれチェロとコントラバスで否定される。しかし、「歓喜の歌」のメロディーが現れた瞬間、このメロディーだ!と歓喜する(笑)そしてオーケストラでの歓喜の歌の演奏の後、再び恐怖のファンファーレが現れて・・・バリトンソロ。ここで、鳥肌が立ちました。私はやはり、歌が好きなようです。バリトン、ルカ・ピサローニ。テノール、ニコライ・シュコフ。メゾソプラノ、清水華澄。ソプラノ、マリア・ベングトソン。それぞれが美しくも力強い歌声。そして東京オペラシンガーズの、ズシンと響く歌声。なんとレベルの高い演奏なんだ!!ああもう・・・フロイデシェーネル ゲッテルフンケントホテルアウスエリーズィウム、ヴィルベトレーテンホイエルトゥルンケンヒムシッシェダインハーインリッヒトゥムですよ!!!(←興奮しすぎ。)素晴らしい演奏に、ハンカチを手に持っていたことを忘れて拍手、拍手。終演後トイレに行ってハンカチをなくしたことに気づく席に戻ったら前の席の隙間に落ちていた・・・それを客席係のお姉さんがひざまづいて取ってくれて・・・感謝です。ありがとうございました。ロビーに出ると、ツリーさらに外に出ると、まだまだイルミネーション渋滞は続いていました。でも綺麗JRで来ると、渋谷駅を出るだけで10分はかかるし、出てからもクリスマス渋滞で本当にしんどかったので、またJRに戻るのはいやだなあと思い、初めて、千代田線の代々木公園駅を目指しました。少し時間はかかるけど、JR渋谷駅よりは人混みがなくていいや、と新発見した夜でもありました。実はN響第九は約20年ぶり。第九の勉強をしたばかりだったので、全楽章楽しんで聴けました。また聴きたいです。でも来年はクリスマスは避けよう(^^;)
2019年12月26日
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毎年恒例、クリスマスイブは三矢直生さんのクリスマスディナーショーです☆午後はお休みを取って、夕方車で出発なのでのんびり旦那を待っていたのですが・・・段々体調が・・・旦那に心配かけないようにあまり体調不良は言わず、ちょっと目の奥が痛いと伝えて、出発。首都高も思ったより混んでなくて、40分前には椿山荘に到着!!いつものようにツリーの前でパチリまだ時間があるので、ホテルの方に行って、そこのディスプレイもパチリ毎年楽しみなんです。今年も綺麗でした。・・・が、頭痛は治まらず。ロビーのソファでのんびりしていました。やがて時間になり、会場へ。少し待ったらディナータイムの始まりです。おいしいアペリティフ、完食。しかし、スープやお肉やらデザートやら、その他のものは食べきれず、無理をすると気持ち悪くなりそうだったので、主人に食べてもらいました。椿山荘のディナーはとてもおいしいので本当に残念。。。そしてショータイム!冒頭の「カバレリア・ルスティカーナ」のアヴェマリアで心を持って行かれる(笑)ゲストは憧花ゆりのさん、愛白もあさん、そしていつもの(笑)ピエールさん。旦那が興奮したのが、「エリザベートメドレー」。私が毎日のように、宙組姿月あさとさんの時のDVDを観ていて、ほぼすべて旦那も覚えてしまったという作品終演後も、旦那が大喜びで「全部の曲知ってた!エリザベート良かった!」とにっこにこで興奮していたので本当にありがたいと思いました。クラシックも芝居も全然興味はないので、ほとんど一人で演奏会や舞台を観に行きますが、このディナーショーは毎年(ダメな年もあるけど)一緒に来てくれます。そうこうするうちに旦那も常連に(笑)すると、毎年テーブルに「見たことある顔があるなぁ」となります。今年は、ご年配の男性から主人が「前も来ていましたよね?」と声をかけられていました。とても積極的な方で、テーブルの方すべてに話かけていらっしゃいました。いつもテーブルは女性が多く、旦那は黙っていることが多かったのですが、今回は色々とお話もはずんだようです。ありがたい。あっという間にショータイムも終了。最後はお写真オッケーとのことなので、取らせていただきましたよー。毎年毎年、心躍るクリスマスイブです。体調不良だったのが残念。。。そして最後に、写真を撮らせていただきました。ゆかさま、ワタクシ、ピエールさま、ゆりのさまです。幸せな時間でした帰りの車の中ではぐったりでほぼ寝ていましたが、気持ち悪くなったり頭痛が悪化することはなかったので、不幸中の幸いでした。来年もなんとしても来たいなあ、と改めて思ったクリスマスイブでした。
2019年12月24日
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椿姫・・・その昔、声楽の先生に無茶ぶりされて(←全然高い方出ないのに)レッスンで歌った覚えがあります、ヴィオレッタのアリア。「花から花へ」と最後の曲・・・。コロラトゥーラの要素が多いからなぁ~ヴィオレッタは難しいよね~~だから、素晴らしい歌声を聴くと本当に本当に嬉しくなるのです。上野の文化会館の方が行きやすいのだけど、初台の新国立劇場の雰囲気も好き。入り口がクリスマス仕様になっておりました~で。。。ついつい食べてしまうアペリティフ~。800円なり・・・高いと分かっていて、大好きなのよね~、こういうの開演前に一人で優雅に時を過ごしましたわ、たくさんいただいたチラシを選びながら(笑)さて開演。なんと言ってもヴィオレッタ役のミルト・パパタナシュ。なんて素晴らしい歌声なのか。ピアニッシモも遠い席までしっかり届く声。3階席だったので芝居や表情はよくわからなかったけど、たたずまいも歌声同様美しい。アルフレードはドミニク・チェネス。明るいテノールの歌声。ちょっと恰幅がよかったけど(^^;)、とにかく歌声が素敵。ジェルモンは須藤慎吾さん。深みと奥行きのある、美しいバスの歌声でした。フローラは小林由佳さん。もっとフローラの声を聴きたかった。舞台が、とにかく鏡!床、壁、なんか、ピカピカしてるの全体的に暗い照明だけど、奥行きがものすごくあるように見える。鏡かぁ。ただ視覚効果を狙っているだけではなく、真実をうつす鏡、人は自分の鏡、など、精神的なものも表しているのかな。ラストシーンは、なんともどかしいことか。1幕最初から、女性の顔が描かれた薄い膜が使用されていたけど、ラストシーンもその膜が使用されている。アンニーナやお医者さまなど、登場人物は透けて見えるけれど、膜の前にいる、ピアノをベッドに見立ててそこに寝そべるヴィオレッタとは、違う世界を表しているのだろう。だから、やっとかけつけたアルフレードも、その膜の前に出てヴィオレッタを抱きしめることはできないのだ。なんてもどかしい!!最後は抱きしめてやってよ!あなたの胸の中で死なせてあげてよ・・・もどかしい。本当にもどかしいラスト。ヴィオレッタは一人で死んでいく。最後、緞帳も下りて、せり出した舞台の前で一人残る。ああ、やっぱり、アルフレードに抱かれて天に召されてほしかった。私なら、そう願う。色々な余韻が残った素晴らしい舞台。とにもかくにも、世界の一流の美しい歌声に、酔いしれたのでした。
2019年12月03日
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