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私とダンナがこよなく愛する、埼玉県の県北が生んだスーパースター(?)、スターダスト☆レビューのライブに行ってきた。 しかも羽生!!ベースの柿沼清史さんの出身地!そして私達の居住地でもある。ライブ終わってすぐ家に帰れるなんてこんな幸せなことはない。(←どこ行くにも遠い人。)30周年を記念して、埼玉の県北3大都市をめぐるそうで(笑)、ギター&ヴォーカルの根本要氏の行田、パーカスのVOH林さんとドラムの寺田正美さんの熊谷。熊谷は以前やって、今回のツアーには入っていなかったっけ。羽生にスタレビが来るなんて夢にも思わなかった。それは根本氏も言っていた。でも実現してくれて本当に嬉しい。「今日たくさん差し入れをもらったんですけど・・・100%の確率で・・・いがまんじゅう!!」だそうで(笑)はい、羽生の名物は饅頭を赤飯で包んだいがまんじゅうでございます・・・。私はあまり食べたことがない、ま、まだ8年目の羽生市民なんて^^;多忙なひつじ夫婦、前回のライブはさいたまスーパーアリーナの大感謝祭6時間ライブだった。あれから・・・3年くらい?実は私達、スタレビが縁でスピード結婚したと言っても過言ではない。結婚後インターネットを始めた私は急速にのめりこみ、仕事が非常勤だったこともあって夜中までスタレビ友達とチャットをしたり、ライブのおっかけをしたり。四国の志度も行きましたよ!年末の横浜アリーナも行きましたよ!埼玉カンコーズ(観光ズ)の支部長として、車を出して埼玉のスタレビ名所に案内したりしましたよ!・・・・・・・・・・懐かしすぎる(T_T)そして、あるサイトで書いていたスタレビの曲をヒントに作った小説が、数年後、文芸社から出版された。ご縁だなぁ。まだ、売ってるらしい(笑) ちなみに小説を投稿していた当時のハンドルネームは「踊るはにわ」である。(←踊るにこだわる人。)一人だけ、今でも私を「はにーちゃん♪」と呼ぶ友達がいる(笑)FM795で根本氏の番組「ニッポンのカナメ」でアシスタントをしたこともあるし、スタレビを好きになって本当に色々世界が広がったものだ。さて、会場に着くと熱気でむんむん(笑)そしてロビーにこんなものが。根本氏いわく、「NASAで開発された世界でも数少ない投票機」だそうで(笑)ボタンを押して投票^^ 私のリクエストはことどとく当たらなかった・・・羽生では、アカペラが「オリビアを聴きながら」、しっとり曲が「MY LOVE」、のりのり曲が「君のキャトルバンディス」。まさかMY LOVEが来るとは思っていなかったらしく、歌詞を確認したりする根本氏。ほぼ根本氏の弾き語り状態の曲だもんね。メンバーに「いいじゃないか~君たちは適当にあ~とかう~とか言ってるだけじゃないかぁ!!」と半分八つ当たりでも、さすがの演奏でしたよ。ぼけぼけなんだけどセットリストを・・・ ああ~~~必死で撮ったのに最初は「銀座ネオンパラダイス」のサビの「パッパブギウギワグワグ~」から入り、そこから「Goi'n back to 1981」へ。みんな立ち上がる!!が・・・スタレビファンは平均年齢が高い^^;見渡す限り若い人がいない(笑)でも昔を思い出してみんな頑張って踊る!!私も昔さんざんやった振りとかもう忘れてたんだけど、なんとかついていく(笑)今回は、スクリーンを駆使し、5年ごとに区切り、その年代のアルバムの中から3曲歌う、というライブ。その時のなつかし写真なども出て大盛り上がり。私は昔の曲が好きなので・・・もう「トワイライトアヴェニュー」で泣きそうになり、「想い出にかわるまで」で自分が書いた小説を思い出し・・・もう、自分の歴史を見ているよう「立つのも座るのも自由なんですけど、まぁ、3曲ばらばらだったりするんで・・・」ということで、ここは立ってみようか、ここは座ってじっくり聴こうか、みたいな感じで指示を出してくれることに(笑)「それじゃここは羽生出身の柿沼さん、どうしましょう?」と、本日の決定権は柿沼氏にあったようだ^^どの曲ももちろん大好きなんだけど、「ふたり」の時の寺田さんのシンバルのたたき方にしびれ、私がスタレビを知った「会えないよ」で心が揺れ、「木蘭の涙」で、この春、たくさん空へと旅だった命を思って切なくなり。バラードもノリノリもアカペラも、スタレビワールドに引き込まれた。「Goodtime & Badtime」「NO!NO!Lucky Lady」「突然fall in love」は・・・自然に振りが出てくるね~~~!!!体が覚えてます!!さすがにライブ常連曲だけはある。懐かしい・・・最後はタイムマシンに乗りまして70年後に向かい、スタレビ100周年ってことで4代目スターダスト☆レビューに会いましたぁそこではMC担当が寺田さんで、なんとリーダーはVOHさん!なぜならVOHさんはなぜか長命で一人初代なんだそうです(笑)最後は「めぐり会えてよかった」で締める。くーーーーーー(><;)ものすごい余韻・・・しかし・・・予想はしていたが・・・夕方5時半開演で・・・終演9時半・・・ライブで4時間、まさかとは思ったけど、本当にやりましたね!!すごいっ!!30周年30曲やるぞ!ってことだけど、おじさまがた、相当な体力です。だって54歳だぜ?柿沼氏が先日めでたくバースデーを迎えられたそうで。根本氏、4時間歌いっぱなし弾きっぱなしだぜ?お客さんの方が、最後、ぐったりしてた・・・だってみんな中高年なんだもん(笑)根本さん、超高音の方は声が割れてしまって聴いている方が辛かったのだが、本人はへっちゃららしい。超高音以外は最後までいい声で、この人の喉は普通じゃないと思った。・・・ってか。そんな超高音、カナメさん以外出しませんってば、ホントに(笑)昔はライブで立ちっぱなし踊りっぱなしで全然平気だったけど、それはほら、もう年なんですねぇ(笑)でもステージに立っているスタレビがとってもとっても若くて元気なので、負けていられないぞ~~~!!とも思った。この人たち、ずっとライブやってるんだろうな。震災でツアーが中断し、その後東北をまわり、色んなことを胸に感じてライブをやっているそうだ。募金箱に募金したら、スタッフの方がスタレビの写真をくれた。ありがとう。今回スポンサーがクリスタルカイザー(ミネラルウィーター)で、帰りに一人一人にお水と関連の乳酸飲料を配ってくれた。スタレビライブ、スポンサーがつくと基本的にお土産つきです^^ そして震災の時は、お客様に配るために用意した水を、すべて被災地に送ってくれたとか。「理想は高く腰は低く」「志は高いがルックスは低い」などといつも自虐ネタを言っているが、いつもいつも感謝の気持ちを持ってライブを行っていることをひしひしと感じる。スタレビのファンで良かったな。来年5月の「大謝恩会 5時間ライブ さいたまスーパーアリーナ」、行けるといいな。初代キーボードの三谷さんと2代目キーボードの光田さんも来るし。スタレビライブはだいたいダンナと行く。現在ファンクラブの会員はダンナなので。仕事でどうなるか分からないと言っていたが、ぜひ、また行きたいなスタレビライブin羽生。夢のようなひとときでした
2011年11月13日
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「オペラ座の怪人」は、劇団四季で観た時から大好きな作品だ。熱をこめて、こう語ったたこともある。「オペラ座の怪人」ラストシーンについて熱く語ったブログそして2004年の映画版は、「怪人の神秘性がなくなった」と一部で批評され、確かにやや現実的であったが、ラウルの、一生をかけてクリスティーヌを愛しぬき、彼女が亡くなった喪失感でボロボロになってもなお、ずっと彼女を愛している姿が感動的であった。過去がカラー、現在がモノトーンで構成された映画版では、最後、オークション会場からラウルを見送る、モノトーンの中のマダム・ジリー(もちろん年齢的にメグだろう)が印象的だ。彼女もオペラ座に深い愛着を持っており、物語の中の重要な鍵を握る、そして芯のある人物に(親子共々)描かれていた。そして、実は怪人も生きていて、二人の邪魔することなくずっと見守っていたと思わせる、墓前のバラ。この素晴らしい、それぞれがそれぞれを想い合う愛を見せつけられ、美しい音楽とともに涙し、心震わせたものだ。エンディングの曲の美しさが、物語のよさをさらに引き出していた(しかもカルロッタ役の女優さんが歌っていた)。数年前、「続編」ができると聞き、その物語を聞いて愕然とした。心震わせた愛の物語が、無残に踏み潰される思いがして、観劇しなかった。しかし、今回の再演では、長年のファンであり、いつか劇団四季で怪人役をやってほしいと願っていた石丸幹二さんがキャスティングされた。四季を退団したのでもう叶わないと思っていたので、観劇する気持ちになったのである。だったら、四季時代に怪人を演じている市村さんも観ておきたいと思い、2公演チケットを取り、昨日、1公演目を観劇した。最初に言っておく。キャストも素晴らしい。音楽も素晴らしい。しかし、物語が最悪だ。私は、アンドリュー・ロイド=ウェーバーの曲が大好きだ。「オペラ座の怪人」も大好きだ。あまりにも愛情があるがゆえの辛口の感想であることを、ご理解願いたい。(ネタバレ)「オペラ座の怪人」のファンの方々は、この物語に納得するのだろうか?少なくとも私にはできない。なぜなら、すべての登場人物が、旧作では心揺れ、悩みもだえ、心張り裂けようとも、愛ゆえに進むべき道を歩こうとしていた。そこには「気品」すら感じられた。しかし、それが踏みにじられた。怪人は老いの妄執を感じさせ、クリスティーヌはただの不倫女の上自己保身のため夫をだまし続け、ラウルは酒とギャンブルに溺れ、マダム・ジリーとメグ・ジリーは「こんなに○○してあげたのに報われない」から憎しみを抱くという、あの凜とした二人はどこへ?の有様だ。そしてグスタフの存在。旧作の後日談として、クリスティーヌが翻意し、怪人を選び、結ばれたのなら、それはそれでいい。しかし、その後怪人は彼女の前から去った。彼女のためを思ってその選択をしたのなら、自分で決めたことなのだから、責任を持て!10年も経って「会いたい会いたい狂いそうだ」だと?!それは自分の責任だ。それを受け入れて生きていくと決めたのではないか?その潔さに、私は、怪人という人間の素晴らしさを見たのだ。それを今更何なんだ。クリスティーヌも、ラウルより怪人を選んだのなら、家庭に戻るべきではなかった。しかも生まれた子供をラウルの子供だと信じ込ませていることが許せない。本当に怪人とともに行く気であったのなら、ラウルとは別れるべきだったと思う。あるいは、秘密を一生誰にも言わないことだ。グスタフのことを考えたことがあるのだろうか?母が不倫した結果自分が生まれたと知った時、どう思うか考えたのだろうか。ラウルとの10年間の家族としての積み重ねはどうでもいいのか?ラウルの子として育てたのなら、死ぬまで嘘を突き通すことだ。「真実を述べる」のは、「嘘をついている自分が辛い」からだ。マダム・ジリーもメグ・ジリーも、なぜそこまで怪人に肩入れするのか分からない。二人とも彼を愛していた?!人として?興行主として?メグを、こんな風に汚してまでなぜ尽くす?そこの説明はまったくなかった。しかし、尽くすと決めたのは自分達の責任だ。彼の愛が再び現れたクリスティーヌに奪われようとも、それは人のせいではない。悲しかったのは、二人の凜とした気品が失われてしまったこと。旧作だったら、こんな考え方は決してしなかっただろう。天使のようなメグは、もういない。ラウルは、怪人の思いを受け取ってクリスティーヌを守ると決めたはずだ。「結婚してからうまくいかない」というのは、クリスティーヌが怪人への想いを残していたからだと想像されるが、それでもなお、彼は彼女を守るべきだった。酒やギャンブルに溺れるのではなく。てっきり、グスタフが自分の子供ではないと感じていて、そこからおかしくなったのかと思ったのだが、全然疑ってないじゃないの!だったら、身を持ち崩す理由などない。彼が弱かった、それだけである。確かに、現実の人間は強くないし、特に愛情が関わると理性を保つことも難しいだろう。しかし、だからこそ私たち現実に生きる人間は、物語の中に真の愛を見たいのである。怪人の妄執に、言葉が悪いが嫌悪感さえ感じた。市村さんの芝居は素晴らしい。体の切れも声の張りも本当に素晴らしい。しかし、私は「市村正親」さんが演じていることを知っている。舞台上でどんなに若々しくとも、自分の思いをぶつけてクリスティーヌに迫る姿は、どうしても、「ノートルダムの鐘」のフロローに感じた、老いの妄執を想起してしまうのだ。こればかりは役者は悪くなく、私の勝手な思い込みなのだが、そう感じたのは事実だ。あと、子供を抱く姿に父性を感じてしまった。これも私のイメージのせいなのだが・・・。市村さん、大好きなのでこのようなことを書くのが申し訳ないのだが。役者個人の話になったので続ける。平原綾香さんが非常に高い歌唱力を持っていることは知っていたので、それは楽しみだった。そして、実に美しい歌声で、高音は本当にオペラ歌手のようだった。以前テレビ番組で美空ひばりさんの真似をしていたが、それも素晴らしかった。そのせいか、低音は、細かいビブラートが私には少し演歌を聴いているようにも思えてしまった。ラウルの小野田君は、伸びやかな歌声。コミカルな役から二枚目まで、幅が広い役者さんだが、これはどう演じればいい役なのだろう・・・。マダム・ジリーの香寿たつきさん、メグの咲妃みゆちゃんの宝塚コンビ。香寿さんの歌唱力の安定感は抜群だし、みゆちゃんの「水着」のショーは本当に見ていて楽しかった。グスタフは、加藤憲史郎くん。彼に当たることが多い。何度も観ているけど、もう子役とうより普通に大人と同じように立派なキャスト。最後に。ラストシーンについて。子供を使われると、お涙ちょうだいみたいでいやな気持ちになってしまう私である。グスタフが崩れ落ちる怪人にそっと手を当てたからと言って、父であることを受け入れたと捉えるのは早計だ。グスタフは、10年もラウルを父だと思い、最近冷たいな、と思っても父を慕っていた。大人の都合で、子供の心が簡単に変わると思ったら大間違いだ。あまりにもご都合主義のようにうつった。この後のグスタフの人生を考えたのか?真実を知ったラウルの苦しみとグスタフへの思いを考えたのか?この物語は、10年経っても大人になりきれない二人が、恋だの愛だの周りを振り回しているだけの話を、「愛は死なない」という普遍的なテーマで正当化しているだけのように思える。とはいえ、劇場では、周りの人が数名、鼻をすすっているではないか・・・確かに、涙もろい私はぐっとくるシーンもあったが、あまりにも「オペラ座の怪人」への愛が強すぎるせいか、このような人物造形になったのが悲しくて、悔しくて、そちらでも泣きそうになった。次の観劇は、石丸、濱めぐコンビだ。今回は衝撃が大きすぎた。次回の観劇は、もともと石丸さんを観たかったので、物語はともかく楽しみにしている。濱めぐさんも、超高音域をどのように歌うのだろう?平原さんの美声を堪能したので、こちらも楽しみである。なんだかんだ言っても私は「オペラ座の怪人」が好きなのだ。だから、この物語に納得できないのである。
2019年01月30日
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午前中に「ローマの休日」の観劇ブログを、そして夜は帝国劇場「レベッカ」のご報告である以前シアタークリエで上演されていた。今度は大きな劇場用にリニューアル、といったところか。初めて観たのだが、これって、ミステリーだったのね。数日前、ブログで思いがけなく良席が取れた!と喜んでいたミュージカルである。原作もあり、ヒッチコック監督により映画にもなっている。(←知らなかった人^▽^;)さてミュージカル。主役にはなんと名前がない!「わたし」ということになっている。その「わたし」が大塚ちひろさん。童顔でとてもかわいらしい。歌声もきれいダンヴァース婦人(涼風真世)と対峙して歌う時も、負けてはいない。ただ、やはり涼風さんの方が迫力があるが(^^;)マキシム役に山口祐一郎さん。小柄な大塚さんと並ぶと、でかい。でも、「こういう大きい人にすっぽりと抱きしめられたいな~」と舞台を観て思ってしまったのって、きっと私だけ・・・(^▽^;)相変わらずの山祐じぇすちゃ~。動きが相変わらず不自然な人である。が、スーツ着ているとかっこよく見えるのだ。が、あの動きはなんとかならんかのやはり、涼風真世さんは歌も芝居もすごい。にこりとも笑わない、すごみのある怖さ。ダンヴァース婦人、一昔前にあったドラマ「女王の教室」みたいだ~低音も高音も良く響く、すごい声。この人の声をずっと聴いていたいと思う。最後、笑いながら炎の中に包まれる。それがまた・・・こえ~~~~シルビア・グラブさんはどう演じているのだろう。こちらも観たい~石川禅さん、ものすごく目が優しい 見守ってくれてる感全開である。ヴァン・ホッパー婦人の寿ひずるさんも、すっごく素敵!!最初はなんだかいや~なおばさん、という印象だったのだが、「アメリカン・ウーマン」を歌う婦人はなんだかすっごくかっこよかった!!途中数度出てくる、「レベッカ」。涼風さんが力強く歌うこの旋律が、しばらく頭をぐるぐるまわっていた。最初はおどおどしていた主人公が、愛する者を護るために強い女性へと変わっていく。それほどに、マキシムを愛している。・・・歳も離れた、上流社会の人。最初の方は、二人の出会いから恋に落ちるまでを描いている。山祐さんがかわいらしくて。このお方、ものすごくかわいいのだ「わたし」が惚れるのも分かる~~~でもいやだろうな、大邸宅マンダレイには、いつまでも先妻レベッカの影が。そして何よりレベッカを想い、彼女のものはそのままにしてあるダンヴァース婦人。「美しくて何をやっても素晴らしい前の奥様」に、「平凡で内気なわたし」がかなうわけない。「わたし」でなくても、卑屈な気持ちになってしまうわ~。でもマキシムは、愛してくれなかった先妻レベッカより、まっすぐな愛を向けてくれる「わたし」を愛したのだ。彼も、救われたかったのだ。最後どうなるかと思ったが、どうやら、二人は年を経ても幸せに暮らしているようだ。演出・作曲がクンツェ&リーヴァイのコンビ。言わずと知れた「エリザベート」「モーツァルト!」「マリーアントワネット」を手がけたコンビである。確かに、「レベッカ」の曲など本当に耳に残る。ダンヴァース婦人が登場する時に流れる半音階のメロディーも、不気味さが漂う。私はエリザのトート閣下より、このレベッカのマキシムのようなスーツを着ている役が、山口祐一郎さんは好きだ。・・・というか、ひつじ、スーツ着ている人に弱いのか?(←この前の「ローマの休日」しかり。)ひゃぁ~また「エリザ」も「モーツァルト!」も上演されるし。クンツェ&リーヴァイコンビはこれからも日本の演劇シーンにたびたび登場しそうである。
2010年05月01日
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今まで私が観てきた中で、一番素晴らしい「オペラ座の怪人」の舞台に出会えた。・・・ということで、名古屋旅行記も書きたいのだが(koalaさんすみれさんお世話になりました!!)後に回すとしてとにもかくにも観劇ブログをファントムは佐野正幸さん、クリスティーヌは木村花代さん。私は今まで、高井ファントムと高木クリスを観ることが多かった。高井ファントムの美しい歌声は本当にうっとりする!ただ非常に品が良くて、その落ち着いたたたずまいから父性を感じてしまう。私としてはもう少しワイルドな怪人を観てみたいと思っていたので、佐野さんで観てみたいと思っていたところだった。「オペラ座の怪人」という物語そのもの、そしてクリスティーヌと怪人の心情を、私なりに解釈している(←それも強い確信を持って。)のだが、どうも今まで観てきたクリスティーヌは「彼女がどう思って行動しているのか」分からないことが多かった。それが・・・木村クリスティーヌは、まさに私が思う通りのクリスティーヌだったのだ!我が意を得たり、の心境である。では、少し長くなるだろうが本題に入って行こうと思う。まず、前回も思ったのだが冒頭の「落札!」の言葉。弱い(ーー;)ぜひここは威厳を持ってお願いしたい。この言葉でこの物語は始まるのだから。佐野ファントムと木村クリス、そして鈴木ラウルだが、この3人のコンビネーション、セリフや動作の間の取り方がとてもいいと思った。・・・もう今日はピンポイントで、佐野ファントムと木村クリスについて語る。佐野ファントム。非常にエネルギッシュであり、情熱ほとばしる怪人である。でもそれを押さえようと必死になる姿に、ある種の愛おしさを感じてしまう。おそらくクリスティーヌは、父親のように慕う気持ちと同時に、怪人に対する「母性」も感じていたのではなかろうか。シーンごとに・・・オペラ座の地下でクリスティーヌにマスクをはぎとられ、ついののしってしまう。しかし、マスクを取り返した後、愛おしさがこみあげたのか、抱きしめたくなったように私には見えた。しかし、その思いをぐっとこらえて「もう戻らねば」と強引に彼女の手を取る。その力の込め方に、彼女への激しい愛を感じる。そして無理矢理自分のものにしない所に、彼が欲しているのは彼女の愛であることが分かる。佐野ファントム、セリフの語尾にこめられた感情が実にストレートに伝わる。この演技力、素晴らしい。クライマックス、オペラ座の地下でラウルの首にロープをかける。そしてクリスティーヌに言う。「選べ・・・」と。その「選べ」と言った後の表情は、残酷な殺人鬼というより、少しすねた子供のような面持ちがある。こういうところが憎みきれない!そしてクリスティーヌの母性を引き出したのではないか。本日の圧巻。クリスティーヌは怪人にキスをする。キスされた後、今までの怪人役は彼女を抱きしめたいけど抱きしめられないという思いを、手を震えさせることで表現していた。しかし、佐野ファントムは、ぎりぎりまで抱きしめようとしない。そしてためにためて、最後の瞬間にもう情熱を我慢できないというように、勢いよく抱きしめようとする。が、彼は一瞬でグッとこらえ、彼女を引き離すのだ。そしてラウルの首を絞めていたロープを切る・・・怪人は、クリスティーヌの愛を得たことを確信したのだ。彼女のキスは、そして抱擁は偽りのない愛だった。だから怪人は、自分を愛してくれた、この世で最も愛する女性クリスティーヌの、本当の幸せを願ったのだ。彼は、ラウルと行けと言った。自分より、ラウルの方が光の世界で確実にクリスティーヌを幸せにできるから。自分がひとりぼっちになっても、どんなに切なくても、クリスティーヌが捧げてくれた真実の愛のために、身を引いた。彼女の幸せこそが自分の愛だと、彼は気づいたのだ。佐野ファントムは、実によくそれを表現していた。木村クリスティーヌ初めて彼女の行動に100%納得がいくクリスティーヌ。演技が素晴らしい。佐野ファントムとの相性も良いように思う。木村クリスは、私の解釈を見事に体現してくれたかのようで、本当に嬉しかった。(←上から目線でごめんなさい・・・)怪人の声に、音楽の才能に、怖れながら惹かれていく。 例えばラウルとの屋上のシーン。殺人鬼と怖れながら怪人の声を思い出して陶酔してしまう。そして怪人の心の中の「憧れ」(それはまるで小さな子供のような)を、すでに無意識に見 抜いている。もうこのあたりで、彼女の母性は目覚めていたのだと私は思う。 例えばマスカレードの場面。ラウルがそばにいながら、まるで引き寄せられるかのように、催眠術にかかったかのように彼女は怪人の方へ近づいてしまう。ラウルはどんなに歯がゆかったことか。ポイントオブノーリターンのシーン。声を聴いた時からクリスには怪人が入れ替わったことに気づいていた。しかし舞台人としてか、それともこの曲に段々陶酔していくのか、彼女は演技をやめない。(ここの所のクリスティーヌはびっくりするほど大人びて色っぽかった。)しかし、ふとした瞬間に逃げたくなる。思わず走り出しそうになるクリスティーヌを、黒マントをかぶった怪人が「行かせない」とばかりに腕をつかむ。そう、まるで「行かせない」と本当に言っているようだった。そしてラストのクライマックス。怪人、ラウルとの地下の場面。愛するラウルが苦しめられている。どちらか選べと怪人は言う。・・・彼女は、怪人にキスをする。キスした後、まるですべてを慈しむかのように怪人を抱きしめる。そしてまたキスをする・・・私が一緒にいるわ・・・というように。クリスティーは怪人を選んだのだ。ラウルを救いたいと思った。でもそれ以上に、クリスティーヌは本当はずっと怪人に惹かれていた事に気づくのだ。足を踏み入れては行けない、禁断の恋。恐怖と隣り合わせの、でも深い所でつながった愛。だから・・・ラウルのロープが解かれてもクリスティーヌは彼の方へ行かない。ラウルが駈け寄って彼女を抱きしめても、ラウルの方を向かない。これだ!!これが私の求めていたクリスティーヌだ!!どうしてついさっき別の男を選んだのに、自ら進んでラウルの胸に飛び込んで行けよう?しかし怪人は、行け、行ってくれと叫ぶ。ラウルに強引に引かれていくクリスティーヌ。確かに、ラウルも愛している。でも怪人を選んだのに、なぜラウルと行けと言うのか・・・と、混乱していたクリスティーヌも、気づくのだ。怪人が真実の愛を知ったことを。クリスティーヌの愛を受け取り、怪人は彼女の本当の幸せのために身を引いたのだと。何も怪人に対して思っていなければ、あのままラウルと走り去って行くだろう。でも、彼女は戻ってきた。それは、あのまま別れるのはあまりにも辛いからだ。最後に言葉を交わしたい・・・でも彼女は声を発することができない・・・アイラブユー・・・その切ない怪人の声に、彼女は無言で指輪を差し出す。「せめてこの指輪とともに心はそばに・・・」というメッセージだったのだと、私は受け止めたい。本当に愛する気持ちが高ぶると、声は出ないのではないか・・・だったら怪人と残れば・・・などとは思わない。だってラウルも愛しているのだ。・・・二人の男性を愛して何が悪い!!ラウルに彼女を返すことが怪人の愛の証なのだ。そしてクリスティーヌもそれを受け取った。だからラウルは、何があっても全人生をかけても彼女を幸せにしなくてはいけない。なんて素晴らしい木村クリスティーヌ!!演者によってこう芝居が変わるのか。まさに私が「こうあってほしい」と思うクリスティーヌだった。佐野&木村コンビ、私が観た中で最高の「オペラ座の怪人」である。
2010年05月31日
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無念である。それ以外なんと言えよう。仕方がなかった。出張先から余裕で間に合うと計算していたら、会議が長引いた30分も遅刻してしまった。冒頭30分、観られなかった帝国劇場「キャンディード」。市村正親さんに井上芳雄さんに新妻聖子さん・・・そうそうたる顔ぶれである。しかも席がF列センターブロック一番端・・・私が理想とする席である。かなり後にチケットを取ったのだが、なぜかこの良席が1席空いていたのだ。だからこの日のチケットを取った、とも言える。それでも、途中からでも観られて良かった。長いお芝居で、終演が9:35分だったので帰りが遅くなった・・・修学旅行と思われる中学生・・・君たちには、難しかっただろう。まだ聞かせたくない言葉もたくさんあったし。まぁ、その辺も含めて、また後日観劇ブログで・・・とりあえず、明日のために寝なければ!
2010年06月22日
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懐かしいなぁ~また帰ってきました「モーツァルト!」私は、クンツェ&リーバイ作品の中で、音楽は一番「モーツァルト!」が好き。とにかく素晴らしいもん。 今回は主役のヴォルフガングに井上芳雄さんと山崎育三郎さんのWキャスト。今日は、山崎さんのヴォルフィだった。初めて拝見した方だったが・・・山崎さん、なんて歌がうまい!!とにかく声がいい。この役は音域が高くて、以前井上君を観た時に「うわ、きつそう」と思ったのだが、確かにきつそうなところもあったが、伸びやかに高音を出していたし、しつこいようだが元々の声がとても綺麗。ビジュアルもすらっとしていて格好よく、また素晴らしい役者さんを知ることができて嬉しく思った。やっぱり曲がいいなぁ・・・今回も心を動かされた子役のアマデがいないと話が進まないが、毎回思うが、子供ってすごいなぁ(^▽^;)今日は黒木瑠七ちゃんで、席が遠くて表情等は分からないが、雰囲気よろしどのアマデもきっとかわいいのだろう男爵夫人は香寿たつきさん。ああ、いい声だ・・・。「星から降る金」など、本当に心が震えた。レオポルトの市村正親さん。ちょっとお疲れだった?気のせいかもしれないが、少し滑舌が悪かった気がした。しかし、後半どんどん調子が良くなっていって、さすがだと思った。姉のナンネル、高橋由美子さんも結構実年齢は上なのだろうけど、かわいらしい。金髪のお下げがなんて似合うのか(^^;)歌声は綺麗だけど弱い。重唱になると負けてしまうのが惜しい。どうしても裏声が弱くなっちゃうんだよね。コンスタンツェは島袋寛子さん。前回観た時は「まんまSPEED」って感じの歌い方だったが、今回は多少は素直な歌い方だったかな~。ソロの時はいいのだけど、二重唱の時は少し浮いてしまっている気がした。やっぱり、重唱で声量が負けてしまうのがとっても惜しいと思う。今まで観たコンスタンツェでは松たかこさんが一番良かったかな。その時はすごく上手とは思わなかったけど・・・(今はすごく上手。)木村佳乃さんは(漢字良かったっけ?)・・・ごめんね、歌は、全然ダメだったね(^^;)シカネーダーの吉野圭吾さん。健在。素敵(笑)あのはっちゃけぶりは素晴らしい。声も良いしダンスも観ていて楽しいセシリアの阿知波悟美さんは、もう、とにかく歌がうまい・・・憎々しい役なのに、声に聞き惚れちゃう~コロレド大司教、山口祐一郎さん。トート閣下は観られなかったのだが、こっちの役の方がきっと断然いいに違いない。だってあんまり動きがないもん。山口さんは動きが不自然なので、コロレドのように威厳があってどっしり構えている役の方が似合うし、とにかく歌はもうすごい声なのだから、断然この役がいい。アンサンブルの方も歌がうまい。女性は、高橋さんや島袋さんよりアンサンブルの方が正直言って上手。だけど、歌のうまさと演技ってまた別だったりするからね・・・高橋さんはやっぱり演技は上手だと思うし。島袋さんは・・・正直、あんまり分からないな~。でも今回の登場シーン、最初島袋さんって分からなかった。とてもかわいらいくて今までと印象が違ったから。(←席が遠かったせいもある。)事務所の力とかネームバリューとかそういう話は無粋だからやめよう。レオポルトとヴォルフガングの絡みが結構おもしろくて・・・市村さんが山崎さんのおでこを結構ぺちぺちやっていたり(笑)やっぱり、本当によく出来ているお芝居だな~と思う。とにかく音楽が(←しつこい。)今日は、実は公演後にトークショーがあったのだ。アルコ伯爵の武岡さんが司会で、なんとヴォルフガングの山崎さんとシカネーダーの吉野さんが登場!!おもしろかった~~~!!武岡さん、おもしろすぎます(^^)山崎さんはずっとやりたかった役で、でもお稽古の最初、すごくがちがちになっていて・・・そんな時、山口祐一郎さんが毎日「いいよ!」「かっこいいよ!」とか言って盛り上げてくれたそうな。吉野さんは、酒場での登場シーン、あそこはかなりハードなようで、歌いっぱなし踊りっぱなしで息がなかなかできないそうで。出演者みんな、袖にはけるときに「はぁはぁ・・・」って言ってるよね、って武岡さんがおっしゃっていた(^^;)あと、2幕のウィーン貴族の合唱だが、みんながビリヤードのキューを持って歌うところ。あのキューには金と銀のテープが貼ってあり、否定派と肯定派に分かれているそうだ。靴も金と銀なんだって。知らなかった~。キューは早い者勝ち・・・と思いきや吉野さんは「僕は自分のがあります!」とのことでした(^^)で、最後に抽選会。なんとプログラムに出演者全員のサインつき!それを2名にプレゼント!!残念ながら私は当たらなかったけど、2列ほど前の人が当たり、席まで山崎さんが届けに来てくれた!!結構近くで見られて嬉しい~吉野さんは2階席の抽選をし、最初は「2階じゃ行けないから受付で・・・」と言っていたら2階席の当たった方が「いやですー」みたいにおっしゃって、なんと吉野さんがすっとんで2階までお届けに(笑)私の真横を通って行かれたその間、山崎さんが1階の客席をハイタッチでまわっていた。私の近くには来なかったよ~いや~すごく楽しいトークショーだった。ラッキーだった「モーツァルト!」は12月にもう1度観劇する。今度は井上君と、男爵夫人が涼風真世さんだ。涼風さんも楽しみ!!最近何かと考え込んだり落ち込むことが多いが(←年がら年中だろうが。)、やっぱり劇場に行くと心がワクワクする。ああ・・・幸せだなぁ行けて良かった
2010年11月20日
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ムーンシュタイナーのアクアマリンでリングを作りましたムーンシュタイナーはアメシスト、シトリン、ピンクトルマリンを持っているけど、どうしてもアクアマリンも欲しくて、良い石との出会いがあったのでリングを作ってもらいましたベルデライトさんで作ってもらったものです。14周年記念で作られた「月の蔓」のデザイン。地金をゴールドにしてもらいました。ゴールドの上に乗ってるのと写真だと綺麗に色が出なくて、色味が緑っぽく写ってしまっているけど、とても綺麗な薄いブルーの石なんです(^^;)地金がなかなか贅沢に使われています。デザインもホントに素敵ムーンシュタイナーの既製のリングだと、サイズ直ししても私には大きすぎるので、自分のサイズで作ってもらえるのはとても嬉しいです。大事な宝物がまた1つ増えました(^^)
2015年09月27日
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12月27日14:00公表の金の相場。3,889円。まぁ、4,000円台には乗せないでしょうね、というのが大方の見方なのかが、それにしても、金、高すぎる・・・金好きの私には加工を躊躇してしまい残念なことではあるが、なんやかやと、今年もいくつか金のジュエリーを買った。そのすべてが超お気に入りだ。たとえば・・・ この2つはAvaronさん。もう一つこれもAvaronさんなんだが、アフィリがもうない。Avaronさんのジュエリーはどれも大好きだが、この3つは超お気に入りである。来年もきっとAvaronさんのファンだと思うま、車を買うまでは相当自粛だがな(ー_ー;)そしてRAPAPORTさんのこれもなかなか素敵 スマイル~~☆地金ジュエリー大好きなひつじである。実は、本当はこれが欲しかった。 お好きな言葉を入れられます♪【送料無料】 K18 イニシャル&ネームロケット ペンダントトップ...価格:34,440円(税込、送料込)ロケットを身につけたかったのですよ。まぁ、ぶっちゃけて言ってしまえば、子供が欲しかったひつじは、いつかこの中に赤ちゃんの写真を・・・なんて夢見ておりまして、(ちなみに車の鍵につけているキーホルダーも写真が入るもの。)裏の文字もどんなのにしよう、なんて夢見ておりまして・・・本当は春先くらいからクリスマスにはこれを買ってもらおう!!なんて思っていたのだが・・・ちょっとその夢が遠くなったので、お預けである。ま、いつかかなうかもしれないから、その時のお楽しみってことで・・・ずっとかなわなかったら好きな男の写真でも入れるわっ!!ええ・・・もちろん・・・山路さぁん~~~~あ、大桃美代子さんと麻木久仁子さんの三角関係の渦中にいる山路さんではありません(ーー;)役者の山路和弘さんです。素敵な56歳。ただいまシアタークリエで「アンナ・カレーニナ」上演中ひつじ、仕事が休みになる29日に観劇予定。楽しみ話がそれたが・・・来年は地金が下がると良いねぇ。金はせめて3,000円台前半にならないと。経済、回復してくれ~~~そうそう、大好きなショップだったアトリエCandyさんが楽天から撤退したのも残念。ま、いつか大阪のリアル店舗に行こうっと。案内人はいるし(笑)
2010年12月27日
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久々のジュエリーブログ~~実は2月にはできあがっていたのだけど、なかなか引き取りに行けなくてようやく先週、手にすることができたルースはピンクスピネル。結構強いネオン感がある、色の濃い、ぱっと目を引く石だった。出会いは去年の夏頃かな?以前からホットネオンスピネルが欲しいなぁと思ってはいたのだけれど、最近よく見るタンザニア産のピンクはちょっと明るすぎるネオンピンクかなぁ、と思って躊躇していた。この石は、確かミャンマーだったような・・・いや、スリランカかな?忘れてしまったが、濃くて吸い込まれそうなこのピンクに、心惹かれた。ではできあがったリングを・・・ピンクスピネル 1.43ct 脇石ダイヤトータル0.161ctやはりいい石はプラチナで、という気持ちから地金はプラチナである。色んなデザインの枠に石を置いてみて考えたのだけど、縦置きばかり気にしていて、「横なんてどう?」っていう店長さんの助言で横置きで石を置いてみたら、結構ばっちり合ったのだ左右で面白いデザインでしょ?メインの石の角度など、ベストな所で留めてもらったと思う。ルーペで。石の色の濃さ、輝きがお分かりいただけると思う。脇石のダイヤも1つ1つが綺麗に輝いていて、とても豪華だ。うーん、眺めてみても本当に綺麗指にはめてみるとこんな感じ。ちなみにサイズは9.5号。かなり存在感がある。綺麗だな~~~ずっと欲しかった石だけに、かなり時間がかかってしまったが、こうしてリングに仕上げることができて本当に嬉しい(^^)スピネルだったら次は・・・コバルトスピネルが欲しいなぁ(←欲望に際限なし。)
2012年04月28日
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鹿賀丈史さんと市村正親さんのコンビは、数年前の「デモクラシー」以来かな。この時は市村さんの台詞量の多さに圧倒され、政治の話でちょっと難しかったな~という印象だった。今回は・・・面白い!でもすごい!んで、ハッピーという、大変素敵なお芝居だった。観に行って良かったということで、日生劇場に「ラ・カージュ・オ・フォール」を観に行ってきた♪訳すと「籠の中の道化たち」って意味らしい。南フランスのゲイクラブ「ラ・カージュ・オ・フォール」。経営者のジョルジュ(鹿賀)と看板スターザザ(市村)は20年間、事実上の夫婦。ジョルジュには、一度の過ち(?)でできた24歳になる息子がいる。その息子が結婚宣言、しかもその相手が超保守的な政治家の娘。その親子がやってくる!!「1日だけまともな家庭に見えるように取り繕って!」そうして騒動が巻き起こるのだった。もう、市村さんのザザことアルバンが本当にキュート!!その仕草、立ち居振る舞いが本当の女性より女性らしい。仕草もかわいらしい。席が遠かったのが良かったのか(←)、「いるいる、こういう外見のおばちゃん!」って感じで(笑)美川憲一さんのような髪型で、いそうだよね、そういうおばちゃん(^^)「おじさん」に見えるように、股を開いて座る練習とか、男らしく歩く練習とか、それがなかなかうまくいかなくて、ついつい女っぽい優雅な仕草になってしまうそれがもう綺麗で・・・本当の女性より美しい。歌舞伎の女形さんもそうだよね。家庭のために一生懸命生きて来たアルバン。大事に育ててきた息子、ジャン・ミッシェルが恋に夢中で、実の母親を呼びたがったり、姿を見せて欲しくないと言ったり・・・どんなに切なかったか。ショーのためにメイクをしながら歌う「マスカラ」。そうなんだ、マスカラ、女っぷりをあげるためにやっぱり大事なんだ(笑)そして1幕ラストの「ありのままの私」。泣けてしまった。そして客席に降りて退場。センターブロックなのですぐ横を通ったわけではないが、ライトを浴びて客席を足早に歩く市村さん、確かにもう60歳過ぎてるし、お肌も少したれ気味だし、男性の女性メイクだけど、凜としたまなざしや雰囲気が、やはりとても綺麗だと思った。すっかり女性に見えた。鹿賀丈史さん。その軽さがサイコー元々いい声だし、かっこいいし、渋いし。歌声は、高音は少し辛そうに思えた。もうジョルジュ、ぴったりです。息子の婚約者親子との食事が失敗した後のリビングで、ソファに足を組んで座り、新聞を読みながら「ま、今夜の事は水に流して・・・」とさら~っと言い切るあたり、あんまり軽くて爆笑また鹿賀さんの雰囲気がものすごくいいんだよね。この鹿賀・市村コンビ、最高だな~息子のジャン・ミッシェルは原田優一くん。彼が面白い演技が抜群なのは「100年のI Love You」で体験済み。このジャンも良かった声も明るくて好きだ。なんせ・・・雰囲気と間の取り方が抜群食事会に失敗した後、自宅のリビングで飾ってあるキリスト像と同じポーズをしていたのがもうおかしくておかしくて涙が出た「このバカ息子!!」って何度も思ったんだけど。アルバンの気持ちも知らないで。アルバンはお前のために心を尽くして生きてきたのに、って。でも。ラストでジャンも気づく。自分を心から愛し、心配してくれたのは一体誰なのか、と。良かった、良かった婚約者のアンヌ、愛原実花ちゃんだ~久しぶり~宝塚雪組娘役元トップスターさん。つかこうへいさんの娘さんでもある。ダンスで登場、綺麗なバレエ~雰囲気が可憐で本当にかわいい親と違って、ゲイに対して偏見も持たず、ジャンをとても愛している純粋な娘に、良く合っていたと思う。ただ、歌が弱いな~強烈な個性の方達に囲まれて、歌声が一切聞こえなかったのが残念途中で、「誰?このめっちゃ綺麗でキラキラしているベテランの女優さんは・・・」と思って1幕終わってからパンフを買ってみたら、香寿たつきさんだった。宝塚元トップスターさんですよ。綺麗だな~。「シェルブールの雨傘」のお母さんの役、あれも素敵だった。今回は2幕で大活躍のジャクリーヌの役だった。実はこのミュージカル、1幕はほとんど主要キャストとゲイのショーガール(カジェルっていうらしい。)で、2幕から他のキャストが登場する。今井清隆さんとか森久美子さんとか、贅沢すぎるでしょ?!2幕からですよ!!香寿さんだって活躍するのは2幕だし。今井清隆さんは、いつもの美声を披露する機会は少なかったけど、おちゃめなキャラクターが存分に生きているかと(笑)女装は、怖かった・・・色んな意味で(笑)森久美子さんは、初演から政治家の妻の役だとか。これもまたおちゃめというか、はちゃめちゃというか、憎めないかわいらしさしかし・・・あの体型は申し訳ないが、本当に太ってるんだなぁ、と ショーの衣装は辛いですな(笑)そしてそして、この舞台を彩るカジェルたち!!しょっぱな、ショーのシーンで始まるのだが、やけにでかい人達だなぁ、と思ったらみんな男性(笑)まぁ、ゲイのクラブだそうなので。しかしその運動量の多さ、ダンスのすごさ。本当にすごいショー!!「ハンガリーのハンナー!!」は、真島茂樹さんでした、マツケンサンバの(笑)パンフレットを見ると結構ベテランの俳優さんが多く、それであの運動量は大変だろうなぁと。でも、この人達がいるから舞台に釘付けになって圧倒される。すごい人達だ。最後のカーテンコールは、まず後ろ姿で衣装をつけて舞台にいて、端から一人一人衣装を脱ぎ捨て、普通の男性の姿に。メイクも取り、本当に普通の男性に。そのギャップもまた面白かった新年早々、良い作品を観た。また観たいなぁ。でもなかなか時間が取れないのだ・・・。とってもいい芝居だった。この後大阪と名古屋に行くのだとか。うーん・・・行っちゃうか(笑)(←相変わらずの不良妻。)
2012年01月09日
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このベニトアイトのリングには思い入れがある。まず、101番目の小さな宝石店さんで最初に買った石であり、初めてフルオーダーした石である。そして、オーダー中に父の癌が発覚した。病院から泣きながら電話してオーダーをストップしてもらった日のことを思い出す。そして1ヶ月後、大切な父はこの世を去った。少し落ち着いて来た頃、またオーダーを再開しようと思った、辛いけど、父の思い出もこめて。水道の仕事をしていた父と音楽の仕事をしている私。水と音符のハーモニー。棚橋さんが素敵なデザインをしてくれてできあがった。ところが、滅多につけていなかったこのリング、去年の11月にメレダイヤが一つ落ちていることに気がついたいつ、どこで落としたか全然分からない。しかし修理に出す時にルーペで確認すると、ベニトアイトにも、小さな傷があったあやまってぶつけてしまったらしい・・・ああ、自己嫌悪・・・でも。綺麗になってまた戻ってきてくれたベニトアイトのすぐ右下の石がなくなっていたのだ。他の爪の確認もしていただき、リング自体もぴかぴかに磨いていただいた生まれ変わったベニ子。(←?)嬉しい朝でちょっと中指がむくんでいたので薬指で・・・世界で一つだけのリング。ダイヤは水滴を、ラインは水の流れを、そしてその流れに安心して身を任せるかのように美しく輝いているベニトアイトの音符。あの時の痛みも思い出すけど、これは、世界で一つだけの宝物だ。
2011年01月24日
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「サウンドオブミュージック」、この映画を、もう何十回も観た。何十回というのは決して過言ではない。仕事で観たりするので主演のジュリー・アンドリュースの健康的な美しさ。トラップ大佐のかっこよさ。(←おっさん好きなひつじ。)なんとなく敵役だけど男爵夫人役のエレノア・パーカーの完璧な美しさ・・・こういう映画の印象が強いミュージカルって、結構ハードルが高い。「オペラ座の怪人」のメグ・ジリーなんか映画では天使のようだったので、舞台で誰がやってもちょっとがっかりしてしまう・・・みたいな。さて、今回のキャストはマリアに井上智恵さん。トラップ大佐に・・・芝清道さん~~~(>▽<;)・・・って、「エビータ」で観たコンビだわ。修道院長に秋山知子さん、男爵夫人(エルザ)に西田有希さん。とにかくマリアとトラップさんと修道院長の歌が激ウマだし、アンサンブルの歌声も素晴らしいし、歌のレベルが高いな~。今回の四季版はもともとアンドリュー・ロイド=ウェーバーがプロデュースしたものだとか。映画と舞台では多少設定も違うが、映画のように男爵夫人(エルザ)が悪者になっていないところがいいなぁ、と。あくまで政治的見解の違いで二人は別れる。ただの色恋ではないところが心に残った。ひつじ、実は昔から年上の人に憧れていて、年の差結婚するのが夢だった(笑)もう、マリアとトラップ大佐を観ているとドキドキしてしまう。しかも大好きな芝さん~~~踊りながら大佐を見つめてどぎまぎしてしまうマリアに、自分を投影している私がいた(←アホ。)映画と違い、舞台はその空間から時間からセットから、かなり制限されてしまう。だからその心の内面とかもっと強調してほしいと思う所もあったが、でも、やはり舞台はいい。6人の子役たちの芸達者なこと!!・・・子供のしゃべり方も四季の発声だ。をを。そう言えば子役の中に鈴木綜馬さんの娘さんがいたような・・・今回はトラップ大佐は芝さんだったが、元四季の鈴木さんが久々に四季の舞台に立った。東宝の舞台では何度も拝見しているが、とっても素敵なので、トラップ大佐もさぞかし素敵だろうなぁ。・・・ああ、どうしてこうおっさん好きなのか(笑)修道院長の秋山さん、「オペラ座の怪人」のマダム・ジリーで拝見していたが、今回歌う「すべての山に登れ」の素晴らしい歌唱力!!聞き惚れた。感動した所は、子供達が初めて父親の前で歌を歌った時。男爵夫人を歓迎して「サウンドオブミュージック」を歌う。その直前、大佐はマリアに怒りここを出て行くよう命令していた。しかし子供達の歌声を聴き、いつしか自分も歌を口ずさむ。驚く子供達。そしてその後、子供達を愛おしそうに抱きしめる大佐・・・直前のマリアの言葉がなければ、こうはならなかった展開。なんでしょう、じんわり涙がにじんできた。お互い大切なのにすれ違う心。子供達の愛情はストレート。でも大人は複雑。そんな大佐の心の変化・・・ここのシーンで、客席の私の周りの人が結構涙をふいていた。前列斜めにいた「お父さん」っぽい方は、眼鏡をずらして涙をぬぐっていた。人々の心に何か訴える、良いシーンだった。良い舞台を観たと思う。そういえば久しぶりに生オケだった。シンセやキーボード多様とはいえ、やはり生の演奏がオケピから聞こえてくるのは素敵だ。・・・その発声法に好き嫌いがあるとはいえ、やはり劇団四季のクオリティの高さ、どのキャストが演じても高レベルを維持できる人材の豊富さ。すごい劇団だと思う。・・・なんか連日の寝不足で、ひどい頭痛~(←自業自得。)なのでちょっと文章にまとまりがなかった。多分、観劇直後にはもっと色々感じていたのだが・・・でも言いたいことは言ったと思うので、今回はここまで。素敵な舞台だった
2010年08月28日
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Facebookの広告で知ったAYAヨガ。「3年待ち」とか「女優もかけこむ」といううたい文句でした。3年待ちというのは、AYAさんのヨガの教室の人気の高さを、女優もかけこむというのは、女優の長谷川京子さんもやっている、ということだそうです。折しも、何か運動をしないとまずいな、と思っていた去年の年末。呼吸と深い関係があるヨガをやってみたいなと思っていたのです。少しだけ、休職期間中に冷え性改善のためにホットヨガをやっていましたが、暑いの苦手で(←本末転倒)・・・。着替えの煩雑さもあり数回通ってやめましたが、呼吸やポーズはいいなあと思っていました。YouTubeで何か見つけてやるか、とも思っていましたが、広告を読んでみて、これも良さそうだなぁと思い、まずは、著書を買ってみました。一気にくびれる ayayoga背中革命 [ aya ]一気にくびれはしませんが(笑)、この中の3つの動きはできるだけ毎日やっています。パラパラっと読んで、良さそうなものをピックアップしたので、他の所も、もうちょっとちゃんと読んでみようと思います。解説も分かりやすく、色々な動きが載っています。私、元々背筋痛がひどいんですよ。凝り固まっていて、肩甲骨周りなんか笑っちゃうくらい固い。首、背中の凝りも頭痛の原因だと考えています。それもあって、背中にクローズアップしているのがいいなと思って。以前、社会人のためのバレエ教室などにも行っていた経験から、やはり先生の動きを見ながらやりたいなぁと思って、AYAヨガの特別プログラム、「ぽっこりお腹撃退プログラム」を100円で購入。15分程度です。iPadを見ながらお風呂上がりにやっていました。すると、色々なプログラムが配信されるのですが、それは会員用なので、タイトルしか見られません。でもなんだかとても魅力的。なので、会員登録しちゃいました!1ヶ月無料だそうなので、実際には2月から2,100円ずつかかります。今は、お風呂上がりに30分程度、時間がある時はもっと長く、動画を見ながらヨガを行っています。「腰痛改善プログラム」とかいくつかのものを組み合わせて。コロナのために仕事から帰るのが早いので、こんなこともできるようになりました。めちゃくちゃ固かった股関節、少しずつ少しずつほぐれている感じがします。なるべく毎日続けるようにしたいと思います!
2021年01月27日
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チケットぴあで、レ・ミゼラブルの先行予約のお知らせが来たのだけど。なんだか先行にも色々種類ができたようで・・・。この日なら行けるかな?と思って申し込みをしたら、「ぴあカード」に入らないとダメみたいで。他の先行もそうなのかな?今までは手持ちのクレジットカードの決済で申し込みできたのだけど。クレジットカード作らないと予約できないっていうの、面倒くさい。もともとカードは好きではないし、手数料もかかるし、そう何枚も持ちたいものではない。なんでもかんでもクレジットカードって、どうかしてる。仕組みがよく分かっていないので、先ほどのチケットぴあにしても、「ぴあカード」にすることによってぴあに利益が生じるから当然、ってものなのかもしれないけど。ほら、よくネットのゲームで、課金するしないの問題で、「無料で遊んでいるのだから課金しないとゲーム会社がやっていけないでしょ」っていうのと同じ?なんだかよく分からないわ。でも、今まで便利にチケットを取っていたので・・・面倒くさいなー、クレジットカード増やしたくないなー、っていうのが正直な気持ち。
2015年01月30日
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ということで(←いきなり本題。)、続いてはソワレの感想である。宝塚下級生時代から応援していた和音美桜ちゃんが、やはりこれまた宝塚下級生時代から予想したように歌を武器に色々な舞台に出始めて・・・遂に帝劇ヒロイン(ルドルフ・ザ・ラストキス)までやるようになって、このレミゼでは前回からファンティーヌ。彼女を知ったのはまだ彼女が10代の時だったと思う。あの頃は、美桜ちゃんがファンテを演じるなんて思わなかったなぁ。だから、ファンテはだいたい美桜ちゃんの回を取る。ゆえに、最初に取ったチケットは5月4日の夜。が、キムさんの怪我、悪夢の公演中止。公演をしていないのを分かっていて、帝劇に向かった私。プログラムだけ買ってとぼとぼ歩いたあの日のことを忘れない。誰が悪いわけではない、ましてやキムさんは悪くない。分かっていて、それでも涙が止まらなかった。でも、偶然か、昨日のソワレのキャストは、あの時のキャスト。キムさんに美桜ちゃんだ。私にとっては、あの時の悲しい気持ちがそれこそラストのバルジャンとともに昇天するような気持ちだった。本題。何が嬉しいかというと、席が2階5列目のどセンターだったことだ。下手端でしか観ていないので、驚くことが多数あった。見えない物が見えて、聞こえない音が聞こえた(←帝劇の音響はサイドは聞き取りにくいのだ。)冒頭のスクリーンで波しぶきがじゃっぽーん、っていうのもすべて見える。プリュメ街のバルジャンの家でマリウスがなんで突然2階に小石を投げたのかと思ったら、門を超える時にちゃんと2階にコゼットが見えたのか!!だからか~。納得。初めて知った。OneDayMoreの隊形はサイドではよく分からなかったが、旧作と比べて三角形じゃなくなっちゃったんだ・・・と思っていたら!!なんと最後に後の方の列が広がって三角形になっていたのか!!これは素晴らしい!!そして後のスクリーンも街の風景を表していて、本当に行進しているようだジャベールの最期も、いまだに仕掛けはわからないのだけど(←最初からワイヤーつけてる?)、旧作の橋がだーっ上がるのも好きだったが、ジャベールがスクリーンに映し出された渦に飲み込まれていくのを視点を変えて描くっていうのが素晴らしいと思ったをを!!小物打楽器の音が聞こえる!スネアのロールなんて今まで聞こえなかったぞ!・・・などなど。2階センター席、すべてを見渡せてすべての音が聞こえていいわぁ(T▽T)キムさん、四季時代の金田さんだよね?多分何度か拝見しているハズ。すごい歌声、声量。そしてすらっと長身で・・・か、かっこええ・・・バルジャンこんなにかっこよくて良いんでしょうか、惚れてまうやろ。(←変だろ。)吉原バルが包み込むようなバルだとすれば、キムバルは情熱的なバルとでも言おうか。でもちょっと喉を絞めていらっしゃるのが気になる。「長く歌いたいでしょ?」と私の声楽の先生が言った言葉を思い出す。最初レッスンに行った頃、喉を絞めてガチガチに力が入っていた頃に言われたのだ。キムさんの美声は長く長くずっと聞いていたい。20年後も30年後も聞いていたい。どうか喉に負担がかかりませんように。エポニーヌがマリウスの手紙を届けに来てバルジャンに見つかった時、勢いあまって転んでしまった。エポはすぐに「あなたの~娘のコゼットに・・・」と体制を立て直して歌っていたが、バルジャンが門から彼女を出す時、なんとコートの裾の泥をはらってあげているではないか!さっき転んじゃったもんね、や、優しい・・・動揺したのか昆エポは門に激突しながらはけていった(^^;)あと、間を結構取るのに驚いた。「彼を帰して」の出だし、しばらく無音が続く・・・ちょっとドキドキする・・・すると、世にも優しい歌声で「神よ・・・」と始まる。他でも、結構間を取っていて、なるほどテンポとか間の取り方はバルジャンそれぞれ色々なとらえ方があるんだなあと思った。福井ジャベール。川口ジャベと動揺、素晴らしい歌声に、堂々たる貫禄あるジャベール。こ、こっちもかっこええ、惚れて・・・(←いい加減にしろ。)が、エポが「あのおまわりはいつでもドジ」というのに、岡ジャベを観ていた頃から違和感を感じていた。ええ?バルに逃げられてはいるけどドジって合わないなぁ?って。でも、前回石川禅さんを観てああなるほど、って思ったんだよね。なんだろ、なんて言っていいか分からないんだけど。まぁでも貫禄系のジャベがすでに一般的なんだろうと思う。美桜ファンテ。なんだか、すごかった。ファンのひいき目かもしれないが、彼女の歌声には怒りと悲しみとそして諦めと、色々な想いが一直線にぶつかって来る気がした。音響がいい席っていうのもあったんだろうけど。前回は気持ちの高ぶりがブレスに直結していたんだけど、今回はそこを押さえてしっかり気持ちを言葉に乗せているように感じる。昆エポ。昆ちゃんねー、あんまりかわいらし過ぎて、オフィーリアの時にちょっと・・・小学生に見えてしまってご、ごめんなさい 今回は、マリウスが結構妹みたいに接していて、あ、こういうのもいいな、って思った。歌声はホントに素敵です。私は野島アンジョすごくいいと思います。上原さんが歌がうますぎるのだ。(←芸大出身者についてはさんざん書いているので割愛。)山崎マリウスは背も高くて舞台映えがする。もちろん歌声も素晴らしい。安定感があると思う。今回初見だが、原田さんは明るいマリウスで、山崎さんはちょっと陰のあるマリウスっぽく感じた。この2人しか観てないんだけどね。青山コゼットはちょっとビブラートが強すぎないかなぁと思う。最初のハイCはハズしてしまったけど、どう考えてもここって難しい駒田テナと森妻。アクが強いお二人である(^^;)見せ方が上手だ。森さんちょっと怖い(ーー;)以前は瀬戸内美八さん(←元宝塚トップスター)もやっていたけど、最近テナ妻は体が大きい人ばかりになった。旧作では初演からずっと阿知波さんがやっていたっけ。もう他のタイプのテナ妻は来ないのだろうか。うわ、長くなった。字数制限大丈夫かな?なんかね・・・見終わって、頭痛がしたのそりゃそうだ、この大作を2回連続で見るのだから、体力も使うのだ。ただ座っているだけなんだけどね。でもこの頭痛は苦痛じゃなくて、体中でこのお芝居を受け止めたってことなので、心地よささえ感じた。あーなんか生きてて良かったな。こんな作品を観られるなんて・・・とさえ思わせてくれる「レ・ミゼラブル」。幸せな時間でした。
2013年07月06日
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今回のキャストはジャンバルジャン 吉原光夫ジャベール 石川禅エポニーヌ 平田愛咲(←前回と変わらず。)ファンティーヌ 知念里奈コゼット 中山エミリマリウス 山崎育三郎テナルディエ 駒田一(←前回と変わらず。)テナルディエ妻 森公美子(←前回と変わらず。)アンジョルラス 阿部よしつぐガブローシュ 子供店長もとい加藤清史郎(←前回と変わらず。)しかも、席が4列目どセンター!!超良席!!役者さんの表情がよく見えて、ああ、こういう心情を表したくてこういう演技をしているんだ、っていうのがよく分かった!!吉原バルジャンは評判通り歌が上手!牧師の家から逃げる時の「逃~げ~た~~!」はなんと2オクターブ上げていたが、他のバルジャンも2octも上げてたっけか?と思った。山口さんはやってそうだが。別所さんはやってなかったような・・・ちと、分からん。知念ファンテは薄幸そうなところがいい!!歌は、最初声量がないかな、と思ったけど歌い上げる所などなかなかの迫力で、地声でこれだけ高音が出るといいな~とまたもやどうしてこんな声が出るのか不思議に思ってしまった。エポ歌いの人なんか特に不思議だ。エミリコゼットはとにかくかわいいぞ!!確かバルジャンより実年齢は上だ(笑)歌は、ちょっと厳しいかな、と思ったがなぜかハイCが余裕で響いているっていうのに驚いた。そこだけ聴くとうまい。超高音以外の高音はもう少し身体が使えるといいかもね。やけにイケメンなマリウスだな、と思ったら育三郎さんでしたか。堅物というよりちゃら男に見えるのは私だけか(笑)でも、エポは惚れるだろうな♪若干高音がきつそうだった。アンジョルラスの阿部さん、前回聴いた上原さんが声楽的で上手すぎたので比べるとかわいそうだが、若干、低音の方を無理して力を入れているようで演歌っぽく聞こえてしまう。もっと自然に歌えるともっと素敵かな~せっかく良い声をしてらっしゃるので。顔つきが・・・インパルスの板倉さん的だと思った・・・上品な狐顔っていうか。いや、誉めているのだ加藤清史郎くん、前回は「ラマルク将軍が死んだ」の台詞が棒読みでがっかりしたのだけど、今回は「死んだ」を強調していて感情を込めている感じ。前より良かった。平田エポは今回の方が歌は良かった。ファニーフェイス?!でかわいいかも。にっこり笑うとまだあどけなくて、なんだか哀れをさそう。近くで見て初めて気づいたけど、駒田テナ。アレ?意外と美形???なんか、雰囲気が山路さん的な・・・(←病気?)いや、冗談抜きに、顔が山路さんに似ているなーと思ってしまったのですよ。憎々しくてうまいなぁ。森くみさんの衣装、胸を強調しすぎで、近くで見るとなんだかぽろっと全部出てしまいそうでいやだなぁ。もうちょっとかくしてくれないかな。今回の大ヒット!!ジャベールの石川禅さん!!いやあ、本当に素晴らしい!歌の感情の込め方も、台詞の言い方や表情も、ほんと、何か伝わってくる。今まで岡さんばかり見ていて、孤高の人、完璧な人のジャベールのイメージがあり、どうしても「ドジなおまわり」には見えなかった。でも禅さんを見ているとエポニーヌに「ドジ」呼ばわりされるのも、ジャンバルジャンと決闘してすぐに負けちゃうのも、ああ、このジャベールならそうかも・・・って分かる。やっとジャベールってこういう人なんだ、って納得。歌も素晴らしい。ラスト近くの結婚式のシーン、集まった貴族はマリウスの学生仲間役の人が演じている。レミゼはキャストがバルジャンとジャベール以外一人数役やるのだけど、このシーンで給仕をしている白いカツラをかぶった元アンジョルラスが気になって(笑)顔がインパルス板倉だ、と思っていたせいか余計目につき、学生リーダーで理想に燃えるアンジョルラスが白いカツラかぶってテナルディエ妻が盗んだスプーンやフォークを一生懸命探したり、最後は乗せられて笑顔でへんてこなステップ踏んで退場していった時はもうおかしくて(笑)いや~前方席っていいな~今日の指揮者は塩田さんじゃなかったけど、最初、すごくあっさりふっていてちょっと拍子抜け。前奏は重い音が欲しいと思うのでもっと重く私なら振るなぁ、などと思っていたのだけど、最初からそんなに気合い入れたら後がもたない、って気づいた(笑)ずっと振りっぱなしだもんね。それにシンセメインじゃ重い音も無理か・・・。さすが前から4列めどセンター、誰が投げたか分からないけどレミゼ恒例客席に花束投げ!!で花束ゲット取ろうと思ったんじゃなくて落ちてきたんだがね梅芸で前方席(サブセンター)だった時と、これで2度目。ちょっと嬉しい。また見たいけど、もう無理かな・・・。スペシャルも見たかったな~!レミゼのお花♪
2011年05月04日
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本日2つめの日記は、昨日の観劇ダブルヘッダーの2つめの観劇記録♪帝国劇場「エリザベート」である。11月に観た時は朝海ひかる&武田真治バージョンだったが、今回は涼風真世&山口祐一郎バージョンである。歌唱は、やはり朝海武田コンビより安心して聴いていられる。でも涼風さんも山祐さんも歌い方にすごく癖があるんだよね~~~もう少し素直に歌っても・・・そんなに付点をつけなくても・・・そんなに切らなくても・・・などと少し違和感を覚えながら聴いていた。武田真治さんは歌唱力を演技力やメイクでカバーしていた。山祐さんは、もうあの声の質や表現力は本当にすごいと思ったでも・・・動きが変(^_^;) かつらも・・・前髪がそろっていて、黄泉の帝王なのにかわいかった(笑)涼風さんは予想より断然かわいかった!!若い頃のシシィは厳しいかなと思ったけど、全然そんなことなかった!白いドレスのシーンは圧巻だった・・・綺麗~~ 一緒に観た方がオペラグラスを貸してくれたのでよく観られたその方曰く、正面はいいのだけど横顔に年齢が見えてしまうかな・・・とのことだった。それは仕方ないよね。でも涼風さんの実年齢を考えると、今のあの容貌って信じられないくらい若い!!「私だけに」のラストは、下からポルタメントっぽく上がっていくのが私には今イチ・・・。すこーんと最高音に行ってほしい気がする。宝塚版の影響かな。でもその方が好き。涼風さんも山祐さんも、なんとなく演歌っぽいんだよね、歌い方が。ベテラン故の味なんだろうけど、私はもう少し素直に歌ってほしい気がする。さて。フランツ。今回は石川禅さん。・・・お太りになった??なんとなく庶民的な雰囲気が・・・。鈴木さんの方が高貴な感じだったかなぁ。でも石川さんのラストの喪失感というか、ぼろぼろになってしまう演技は圧巻。・・・まぁ、帝劇版はフランツがあまりにもかわいそうだわゾフィーは寿ひずるさん。前回の初風さんも貫禄あったが、こちらも威厳があってカッコイイ。ルドルフの井礼彼方さん。う~ん、私にはこの人の良さが今イチよく分からない。踊りや動きも少し変だし、歌もそんなにうまいと思えない。皇太子の雰囲気はあるのだろうけど。今後に期待かな。子ルドは毎回誰が出てきてもかわいいし、少年の高音がきれいに出ていて立派!毎回思う。トートダンサー、脱がんでよろしい!!鍛え抜かれた肉体とはいえ、舞台であまり肌は見たくない。ダンスは素晴らしいのだが。「最後のダンス」はどうしても宝塚版の方が好き!!あの激しいリズムに乗ってみんなで一糸乱れずダンスをして欲しいよなぁと思ってしまう。帝国劇場も主要キャストは元宝塚の人が多くなった。宝塚ファンとしては嬉しい。帝劇のアンサンブルは「ミスサイゴン」にしても「レミゼ」にしても肌の露出とかきわどいシーンがあるからやりたいとは思わないけど・・・でも、あのステージにアンサンブルで立ってみたいなぁなどと思ってしまうそうそう、昨日の公演はセゾン・UCカード貸切で、涼風さんの挨拶の後山祐さんが挨拶したのだがその時「・・・ではここでみんなでクリスマスソングを歌いたいと思います。」後ろの方で他のキャストのみなさんは「ぽかん」。「え?え?聞いてる?どうするの?」的な雰囲気に(笑)すると山祐さん「・・・というわけにもいかないので・・・」だと。おい(笑)やっぱり山祐さんってすごすぎ。(色んな意味で。)・・・かつら、前髪そろってて、かわいすぎます。エリザは来年また宝塚で上演する。今度は月組。っていうか、この前の雪組の前も月組だったやん、と思う。まだ宙組ではやってないのに・・・宙?トートがタニちゃんでエリザが・・・うめちゃん?・・・やらない方がいいと思う(T_T)宙組ファンだがこれだけは・・・。今度月組でトートをやるのは瀬名じゅんさん。彼女、花組時代ルキーニをやって、男役さんなのに月組でエリザベートもやって、今度はトートですか!!・・・いずれ帝劇でエリザベート??とつい勘ぐってしまう意地の悪いファンだった。
2008年12月21日
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帝国劇場「モーツアルト!」、先週の山崎&平野verに続き、今回は古川雄大くんと木下晴香さん。ヴァルトシュテッテン公爵夫人は前回と同じく、香寿たつきさん。ついでにロビーの様子など。さて。貸切公演のパンフレットプレゼントに落選したので(笑)自分で買った。前回疑問だった「あれ?こんな曲あったっけ?」というのは、やはり今回から入った曲でした。最後のヴォルフガングとコロレド大司教の対決のところね。よかった、記憶正しかった(色々ネタバレ:)さて、古川くんは「モーツァルト!」も帝劇自体も初主演。長身と甘いマスクがかっこいい。(←女装も綺麗。CLUB SEVENで披露。)ただ、元々の声のソフトさが、ヴォルフガングのイメージと少し遠い。これは、Wキャストの山崎育三郎さんのパンチのある歌声の影響もあるから、かわいそうといえばかわいそう。そんなに表情も変わっているようにも見えず、やはり古川雄大くんにみえてしまう。ただ、こんなに高音が伸びやかだったっけ?と思うほど、歌唱力がアップしていた。この前観た山崎さんより高音が安定していたのは驚いた。もちろん、その日その日の調子もあるのだろうけど。「モーツァルト!」のヴォルフガングは難役だ。おそらく、山崎さんも井上芳雄さんもかなり悩んできたはずだ。中川さんは・・・すごく自然だった気がするけど、もちろん様々な苦労があっただろう。これから、古川君のヴォルフガングができていくのだろう。コンスタンツェの木下晴香さん。ミュージカル歌手らしい張りのある声。お若いし、これからまだ色々な役をやってどんどん伸びていくのだろうな。ただ、後半声がかすれていた。まだ発声が安定していないのかな。というのは、私にしてみたら、地声であそこまで高音を歌うミュージカルの発声ってどれだけ難しいのだろう、喉の負担はどうなのだろう、と思ってしまうから。昆夏美さんも喉を壊して一時期休んでいたし。これも慣れなのだろうか?ただ、やはり平野さんの狂気がかった歌声の迫力にはまだ及ばない。あのインパクトが強すぎたのも、ちょっとかわいそうな点だったかもしれない。そして今回も言う。アマデ、超ラブリー今回は唯一の女の子、小河原美空ちゃん。背筋をピンと伸ばしている姿勢。そして、音楽に合わせた一挙手一投足がぴしっと決まっている。前回の加藤くんといい、本当に素晴らしい。そして劇中無表情のアマデが、カーテンコールで見せる笑顔が・・・もぉ、ハート鷲掴み(笑)その他のキャストは前回のブログで書いたので別の話を。聴くに堪えない、と思うのは、ウェーバー家の4姉妹が歌う「マトモな家庭」。女性が、地声でユニゾンで高音を歌うと、とにかくとんがった、耳をふさぎたくなるような音になる。もちろん、その後、裏声で綺麗にハーモニーを聴かせるところとの対比なのだが、それでも手で耳を覆いたくなる迫力・・・ここは、もう少し音量を下げてもらいたいと思ってしまう。バーンスタインが映画「ウエストサイドストーリー」を観て自分で歌手を集めてCDを作ったのも、こういうところがきつかったからじゃないのかな。(←憶測。)ついでにウェーバー一家、随分悪く描かれているけど、パンフレットにも同じように書かれていた。いつもラストで亡くなったヴォルフの上着からお金を抜き取っていくコンスタンツェの母に、このシーンいらないよな、と苦々しく思うのだが、その直後に、共同墓地でヴォルフガングらしき頭蓋骨を見つけ、そのお金をコンスタンツェが受け取るシーンで、親への反発、ヴォルフガングへの愛を歌っていても、結局コンスタンツェも母親と同じ生き物なのだということを表現しているに他ならない。実際はどうなのか分からないけれど、この物語でもやはりコンスタンツェは悪妻だ。子離れできない親、親離れできない子。この劇中でのレオポルトとヴォルフガングは、哀れでもある。そしてヴォルフガングとアマデも。神童であった頃の自分、才能の化身のアマデから、つまり、自分の影から、彼は結局逃れられなかった。この辺り、クンツェ&リーヴァイのウィーンミュージカル第一作目の「エリザベート」に似ている・・・つまり、エリザベートも結局トート閣下から逃れられなかった・・・と、ちょっとこじつけだが、思ったのであった。このミュージカルは長くてお尻が痛くなるが(笑)音楽に中毒性があり、何度でも聴きたくなってしまう。また観たい・・・無理だけど
2018年06月24日
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その日は5月4日。帝劇から皇居はとても近い。「一般参賀も行っちゃおうかな~♬」と一瞬思ったが、大学院の時の同期と観劇前に再会することになり、そちらは断念した。・・・正解、あの行列、テレビで見てびっくりぽん~(^^;)さて、今シーズン初のレミゼ。と言っても、これで最後かもしれない。レミゼをリピートしないのは我ながら珍しい。一つには、S席が14,000円に値上がりしたこと。そして、もちろんミュージカルは好きだが、院時代、素晴らしいアーティスト達に触れ、もっとクラシックの音楽家の演奏会に行きたいと思うようになったからである。と言っても、仕事復帰して、なかなか行けないけど今年に入って観劇はたったの3回。今までの私ならあり得ない~~~。(←今まで行き過ぎ。)今回は、席もA席である。でも、2階席から全体を見渡すのもよい。ということで・・・久々のレミゼ、楽しんできたキャストはこちら~。(ここから先はネタバレしてます)バルジャンは安定の福井さん。少し声がお疲れだった?若干ひっくり返りそうな箇所もあったが、豊かな声。ラスト、司教様が出迎えるところ、バルジャンが後ろ向きになってしまって、また2階席中段だったため表情が見えず。きっとすべてが浄化された素敵な表情だったのだろうけど、吉原バルジャンのように一礼してくれた方が観客には理解しやすいかな、と思った。ただ立っているように見えたので。ジャベールが伊礼彼方さん!おおう!「アンナ・カレーニナ」での「正統派」ヴロンスキー青年役が印象深いが、久々に彼を観た「ロマーレ」で癖のあるスニガを好演しており、遂にジャベールか・・・と、感慨深いものが(勝手に)あった(笑)しかしかっこいいジャベールだ(笑)ファンティーヌが濱田めぐみさん!このニュースを聞いたとき耳を疑ったのは私だけではないだろう。濱めぐファンテ?!私が大ファンである和音美桜ちゃんが前回公演でファンティーヌを終わりにすると公言しており、誰が入るのかな、と思っていたので本当にびっくりした。この声は他にないよな、と思う。輝きと艶のある声。ファンテは感情移入しすぎるとブレスが大きくなりがちだけどそこもコントロールしていたように思えた。「ラブネバーダイ」の、裏声高音が求められるクリスティーヌよりファンティーヌの方が合っていると思う。まぁ、一番合っているのは「ウィキッド」のエルファバだと勝手に思っているが。エポニーヌは唯月ふうかさん。以前も唯月さんだった記憶がある。安定のエポかな。エポニーヌだと思って聴いてしまうからか、エポニーヌ役者の声はみんな似ていると思ってしまう。マリウス、海宝直人さん。前も海宝さんだった気がする。劇団四季にも名前があるけど・・・。見た目がマリウス。よく似合っている。コゼットは小南満佑子さん。ちょっと、演技を作りすぎかな、と最初のソロの時に思った。コゼットの初めて恋を知った初々しさが伝わってきたけど、やりすぎるとちょっとあざとく感じてしまうのがこの役の難しいところなのかなと思った。高音綺麗だけど、マイク音量がエポニーヌの方が大きいのか少し埋もれがちだった。テナルディは駒田一さん。何度も観た駒田さん。何度観ても、テナルディエ。ただ、トレエンの斉藤さんがどんなテナなのか観たい気もする。マダムテナルディエが朴璐美さん。どうも、「氏と乙女」の印象が強くて、出てくる前から「怖い」(笑)この役はどうしてもがなる。下品さと性悪さを出すためだが、この歌い方はきつい。この役の役者さんは本当に喉が強い。後で自分で歌ってみたが、絶対に無理(><;)アンジョルラスは相葉裕樹さん。本当に持っている声質が明るくて少し軽めの声。どこまでもハイトーンがスコーンと抜けそう。以上が役者さんについて。音響は、2階席中段で聴いていたが、以前より音量が上がった?オケの音が、以前より鮮明に聞き取れたからだ。ヴァイオリンがここはこんな風に刻んでいたのか、など。あとはオープニングが、いつも言葉は悪いが「ちゃっちい」印象なのだが、今回は金管の音が特に響いていてメロディが浮き上がって聴こえた。帝劇は端に行くほど見切れるし音響も悪いという印象だ。今回はほとんどセンターだったからか音も良かったのか、それともPAの音量バランスを変えたのか?あとはエポ、コゼ、マリウスの中ではエポの音量が一番大きく、それはコゼットの高音だと地声のエポより音量が上がってしまうからだろうけど、もっとコゼの高音をしっかり聴きたかった。♬めぐ~り会え~た~のに~・・・の後は、「ようやく」だったっけ?今まで「やっと」じゃなかったっけ?確認する手間をちょっと惜しんでいる^^;新版で変わったんだっけ?・・・ま、いいや(笑)ジャベールの最期、いつもどうなっているのだ?!いつの間にワイヤーつけたんだ?!と思っている。今回も無駄だと思いながら目を凝らして観ていたが、前より暗かった気がした。ゆえに、全然分からず(^^;)背後のスクリーンに最後の方に写る渦を見るまで、初めて観る人には川に身を投げたって分からないかも、と思った。落ちていく様子を観客が上から見ているというアングルに変わる。そこが見事なんだよな・・・で、いつワイヤーを?(←しつこい。)戦いの翌日の女達の歌、しょっちゅう歌詞が変わっている気がする。そんなにリピートするわけじゃないので2年経つと忘れてしまうワタクシ。バリケードのシーン、「敵が攻めてくる」と、敵の数を叫ぶ台詞があるけれど、ここで女性なのは初めて聞いた。いい声だった。まさか濱メグ?このシーン、ファンティーヌ役の役者が市民の役で出ているので、どこかに濱田さんがいたはずだ(笑)カーテンコール、夜の部だったけど、子役3人とも出ていた。8時くらいなら今はいいのかな。ちなみに、一番拍手が大きかったのは、濱メグだったように思う。もちろん、アンジョ相葉や伊礼ジャベもすごかった。福井さんは、大きな拍手だけど、みんな、あのレベルで当然という認識(^^;)すごいことなんだけどね客席、ブラボーや指笛がすごかった。指笛ってあまり経験したことないなぁ。ミュージカルでブラボーも。でも、大興奮でした。やっぱりレミゼはいいなぁ。やっぱり、もう少しいい席で、役者の表情も観たいなぁ。理想は、1回目は2階席で全体を観て、次からは前の方の席で役者の表情も観る、という感じ。でも14,000円は大きい。劇場運営や作品のレベルの維持を考えると仕方がないと思いつつ、エンターテインメントの世界も庶民には敷居が高くなってしまうのだろうか、とも思うのだった。
2019年05月06日
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連休最終日、家でおとなしくしています。撮りためていた「和風総本家」をだーーっと見ました。この番組も終わってしまうのですね。まだ最終回は見ていませんが、とても残念。日本の文化がよく分かるよい番組だったなぁ。そしてネットを色々見ていました。以前からジュエリーが好きで、このブログも一時期はジュエリーのことばっかりでした。そして、この前、漫画を一気読み。「七つ屋志のぶの宝石匣」を、今出ている10巻まで一気に購入して読みました。七つ屋志のぶの宝石匣(1) (KC KISS) [ 二ノ宮 知子 ] これは、お世話になっているベルデライトさんのHPを見ていたら、デザイナーの棚橋さんも取材協力しているということだったので、ぜひ読んでみたいと思って。ミステリー的な要素と、のだめばりのさっぱりさ(笑)がとても面白い作品です。もちろん宝石の説明も読んでいて楽しいです。しばらくジュエリーからは離れていました。何せ、休職中は本当にお金がありませんでしたから^^;これから、困難な仕事が待ち受けていることが分かっているので(T_T)、また素敵な石を見たいなと久々に思いました。この騒動が落ち着いたら、ぜひお店に行きたいです。そして、とても驚いたこと。このブログでもさんざん登場してきた、「101番目の小さな宝石店」のHPも久々に覗いてい見たら、なんと見られない・・・。どうしたんだろう、と思って検索してみたら、なんと昨年の夏に廃業していたそうです!びっくり。全然知りませんでした。今日は本当に驚きました。こんなこと、あるんだなぁ。今どうしていらっしゃるのかしら・・・。
2020年03月22日
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何度かご紹介したシスターアンのアイライナー。削らなきゃなあと思って削り器を買ったのだけど、普通のペンシル型ではなく、くるくるまわして芯が出てくるもの。うまくできないなあと思って検索すると・・・なんと、削り器もついていたことが発覚!!【(公式)SISTER ANN/シスターアン】★新色★ウォータープルーフペンシルアイライナーこれね、芯じゃない方に、よく見るとキャップみたいなのがあって・・・ひっぱったら・・・取れた(ーー;)で、削れるようなものが出てきた(--;)よくできてるわー!!!ってか、さっさと気付自分、と心から反省したのでした(笑)
2020年06月23日
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すっごく久しぶりのジュエリー記事だわ昨日は「白内障かーい」っていうネガティブ記事だったのだけどここはやっぱりポジティブ太郎(Byつんく)で行かないとということで、女子大生生活も2年目。学生生活をエンジョイ・・・するはずもなく、院生活は厳しいことばかりだいたいいつも病んでいるのはここのブログではき出している通り(笑)でも、仕事をしているわけではないので、気持ちを上向きにするためにも、時々お気に入りのジュエリーを身につけて行きます。昔取った杵柄?!以前はジュエリーのことばっかり書いているブログだったのよねただ、新しいジュエリー買ったどー!!って訳ではなく、前から持っていたリングに、再びスポットライトを当てました、というだけですが。お気に入りのアクアマリン。これはサンタマリア・アフリカーナ。とっても美しい石です。相当昔にルースで購入して、ジュエリーに仕立てたもの。枠は、御徒町のジュエリーのお店にあった枠を選んでセッティングしてもらいました。フルオーダー、セミオーダーはやっぱり高いですからね。数十万かかってしまう。その点、素敵な枠が置いてあるお店なので、気に入ってセットしてもらいました。ちょっとキラキラさせてみた(笑)でもスマホのアプリを使いこなせない人です(^^;)着画も、きっと今は綺麗に加工できるんだろうけどねぇ。うまくできないさお気に入りのリング。これを身につけて、今日は大学に行きました。テンションが落ちそうな時は、こうやってジュエリーに助けてもらう・・・うん。これからはそうしよう
2018年05月30日
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昨今のニュースは心が凍るようなものばかり。もうすぐ春だと言うのに。今朝も、朝テレビのニュースでチュニジアの事件を知り、暗い気持ちになった。なんでこんなことが・・・そして、夜、パソコンでニュースを見ると、帝国劇場で事故!!現在、帝国劇場では堂本光一さん主演の「Endless SHOCK!」の公演中だ。私も観に行ったことがある。今年も、バイヤーFBさんに誘っていただいたのだが、スケジュールが合わなかった。でもぜひまた観たみたい、そう思っていた。体力の限界まで自分を追い詰める堂本光一さんの、ものすごい舞台なのだ。そしてこの芝居を象徴する言葉がSHOW MUST GO ONどんなことがあっても芝居を続けろこの言葉がこの芝居のテーマでもある。かつて芝居が続けられなかったことがある。それが、東日本大震災だ。1幕と2幕の間の休憩時間中にあの地震が来たそうだ。そしてそのまま公演中止に。今回は、けが人がたくさん出ている。重傷者もいる。どうしてこんなことに?!色々なセットがあった。どれだろう?でも相当大きく重いセット。それが倒れてきたら・・・考えるだけで怖い。芝居の内容とセットを知っているだけに、とってもとっても心配だ。怪我をしたダンサーやスタッフたち、怪我自体も辛いが、みんなが命をかけて取り組んでいる舞台での事故に、どれだけ心を痛めているだろう。堂本光一さんも魂を込めて上演している舞台だけにどれだけ辛いだろう。規模の大きさはまったく違えども、私も舞台に立っている人間だ。大事に大事に演じている芝居ができなくなったら・・・言葉では表せない。怪我をした方が1日でも早く回復しますように。原因を究明し、いつかまた、(もう今シーズンは無理だろう)この舞台が復活できますように。
2015年03月19日
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レミゼは思い入れがあるミュージカルである。初めて観た時、2階席だったのだが、始まる直前に突然高揚感におそわれ、「これは、素晴らしい出会いかもしれない」という予感があったのだ。そして、その通りになった。あれから何年だろう。今年は、ずっと日本で上演されてきたロンドン版が最後の公演なのだそうだ。だからポスターにも「さよなら レ・ミゼラブル」と書いてある。私にとって今回の公演で一番楽しみにしていることがある。それは、ファンティーヌ役の和音美桜ちゃんだ。このブログでもずっと書いてきたが、彼女が宝塚の下級生の頃から、ずっと応援してきた。その美声にすっかり心を奪われたのだ。退団後も色々公演を観に行ったが、まさかレミゼでファンティーヌをやるとは・・・なんだか感慨深い。ロビーに貼ってあるキャストからのメッセージ。そして今日、鳥肌もののファンティーヌを聴いた。ファンというひいき目を差し引いても、彼女の包み込むような歌声は素晴らしい。ラストでジャンバルジャンを迎えるシーン。ものすごい包容力。存在感。私は、このシーンで初めて涙を流してしまった。その前のジャンバルジャンの台詞「父じゃない・・・」っていう言葉の流れからなのだけれど。席が2階席だったので表情は良く見えなかったが、歌声ですべてを演じていたと思う。知念里奈さんのファンテもとても評判が良いので、次は知念さんなので楽しみ(←すでにチケット取ってある人。)でももう一度美桜ちゃんのファンティーヌも見たいな。追加するか・・・。ちなみに今日の舞台で歌が本当に素晴らしかったベスト3。ジャベールの岡幸二郎さん。アンジョラスの上原理生さん。そしてファンテの和音美桜ちゃん。今回ロビーには、震災の被災者に向けてのキャストからのメッセージもあった。胸に響く「民衆の歌」。 新たに熱い 生命が始まる 明日が来た時 そうさ 明日が!!今日のジャンバルジャンは別所哲也さん。前回も観たが、さらに歌声に深みが加わったと思う。ただ、バルジャンはみんな歌が超上手な方がキャスティングされる。「彼を帰して」という、やわらかい声で美しく歌うナンバーは、山口祐一郎さんの歌を聴いたときの衝撃が忘れられず、それと比べてしまうと酷かも。でも別所さんのバルジャン、素敵でした前にも書いたがジャベールの岡さんはもう声量から声質から本当に文句なし!素晴らしい。この歌を聴けただけで幸せ。何度も観ているけど、何度観てもいい。エポニーヌは平田愛咲ちゃん。「屋根の上のヴァイオリン弾き」でチャバだった子じゃないか~。恋する女になったのね(^^;)遜色ない声だが、伸ばすところがちょっときつそう。最初声を聴いた時、エポ役者ってみんな同じような声を出すんだなぁと思った。笹本さんかと思ったもん、地声の高音。コゼットは稲田みづ紀さん。かわいらしいコゼット歌も高音が出ているけど、声質的には細すぎるのでもう少し声楽的な声が私は好きだなぁ。マリウスは野島直人さん。歌は上手だと思うが、どうもアンジョラスの上原さんがうますぎてそれと比べてしまうとかわいそうかも(^^;)なんせ上原さんの声が良い。朗々と歌い上げるのがとても気持ちよさそうだ。芸大声楽科出身ですか・・・。そりゃうまいはずだ!日本の最高峰だもんな。いつも思うが、クラシック界は大丈夫だろうか。ま、クラシックだけじゃ食べていけないか。ちなみに、ガブローシュが子供店長(加藤清史郎くん)だった客席から「かわい~」って声が上がってた(笑)たしかにかわいかった。でも、子供の声ってみんな同じに聞こえてしまう私だった(^^;)物足りなかったのは、オケの前奏。以前からそうだったかもしれないが、なんか音が軽い。あと、エポニーヌの「オンマイオウン」とバルジャンの「彼を帰して」の伴奏、なんか、軽い気がしたのよ。なぜだろう。塩田さんが指揮だったが、そんなにテンポが速かったわけではないのだが、なんか、アーティキュレーションが変わった?気のせいかもしれないが。2階席なのでオケピがよく見えたが、開演前、オケピから大笑いする声が。それを聞いて私の後ろの席のおじさんが「緊張感がない」とつぶやいていた。リラックスは大事だが、確かに笑い声が2階席まで聞こえるってどうよ。また、打楽器一人、あともう一人が手を振っていたぞ・・・目立つように。2階席の友人にでも手をふったか?いいんだけども。あんまり気持ちがいいものではない。帝劇のオケを下手だと思ったことはあまりないが(←所詮シンセ音が多くて重厚な音は期待できない。)トランペットもミスがあったではないか。オケも、観られてますよ。お気をつけくださいませ。
2011年04月17日
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四季の「美女と野獣」。やっと東京に来たぜ~と思ったらチケット戦線に乗り遅れて、ようやく今頃に四季劇場「夏」は大井町にあるのだが・・・京浜東北線に乗って有楽町を過ぎてシアタークリエが見えた時、ちょうど「アンナ・カレーニナ」の開演5分前で・・・ああ、あそこに山路カレーニン様がと思ってしまった私は相当のめりこんでいるように思われる。(←何を客観的な。)さて。美女と野獣。美女(ベル)が坂本里咲さん、野獣(ビースト・・・って名前じゃないがな)が佐野正幸さん。多分、初演コンビってことでいいのかな?なるほど、ハッピーエンドで明るい話とは知っていたけど・・・こういう楽しいミュージカルって、いいね!それにしてもアンサンブルに至るまで歌唱力のレベルの高さとダンスのレベルの高さと・・・やっぱり四季はすごいなぁ合唱になると圧巻である。たとえば、1幕の見所でもある「Be Our Guest」。ただもうすごいのひとこと。それぞれが食器だったりナプキンだったりナイフとフォークだったり・・・そんな扮装で歌い踊る。それもハードな踊りだ。ベルの坂本さんも足を高く上げてラインダンス!!合唱が終わった時、舞台上でみんな笑顔で静止しているが、さりげなく肩で息をしているところに、よっぽどこのナンバーはハードなんだろうなと思う。でもちっともしんどそうに見えないのはプロだから当たり前だけど、実際このシーンを生で見るとやっぱりすごいと思う。1幕では、あとはあれ!「ガストン」のところでカップをたたきながらみんなで踊る所ね。以前NHKの朝のニュースで特集していた。簡単そうに見えてすごく難しいらしく、アナウンサーが挑戦していたが全然カップがうまくぶつからなくていい音がしなかった。さすが、コンビネーションが素晴らしかった。ベルの坂本さん。確かな歌唱力に軽やかなダンス。年は実際のベルよりかなり上のはずだが、その表情がかわいらしい。歌もうまくてダンスの時も足があんなに上がって・・・なんでもできるんだなぁビーストの佐野さん。おお!怪人さま、今はビーストなのですね。相変わらずの美声で、その甘い声にうっとりコミカルな演技も、切なさを全面に出した演技も心に響いて。1幕ラストの「愛せぬならば」は、マイクいりませんな。・・・素顔、ラストのほんの少ししか出ないが、あれ、野獣メイクってどうしてるんだろう??ガストンの田島さん。まさにアニメのようなガストン。ベースの低音が聴きごこち良いし、結構高音も出していて、本当に歌が上手だなぁ、と。筋肉むきむきだった。この人、多分・・・オーディションに受かった時のことを知ってる・・・知人の知人・・・のハズ・・・ある意味、目指しているのだが、多分無理・・・(←つぶやき。)燭台のルミエールと置き時計のコッグスワースのかけあいも面白いし、ミセス・ポットの歌う「美女と野獣」も素晴らしくて・・・あのシーンいいなぁ。着飾ったベルと同じく着飾った野獣がベンチにちょこんと座る。ベルはさりげなく野獣に寄り添う。いいなぁ四季の舞台はどれも演出が素晴らしいのだが、今回も面白かった!オープニングのシーンから惹きつけられたし、照明の使い方も印象的。やっぱり四季はすごいと思う。誰が演じても、その役について完璧なのだ。誰々だから外した、ってことは絶対にない。そのクオリティの高さ。その分、役者にとっては厳しい毎日なのだろう。私も憧れたりしたけど・・・話にならんな、と現実に戻る。それでも舞台への憧れを止められない・・・いいのだ。私が出した結論は、やらないで後悔するよりやって諦める!!どんなに無謀と言われようと、実力もないくせに理想だけは高いと言われようと、夢がある方が人生きっと、楽しいに違いない。今私ができることは、歌の練習を頑張ること、少しでも動ける体を作ること。おかしいかなぁ?もうすぐ39歳なのに。ふっ。毎日、繰り返しているのだ、「夢見て何が悪い!」「だけどもう無理だよ」。現実的には、多分私の夢は叶わないだろう。分かっていて、追いかけずにはいられない夢がある。そしてありがたいことに、仕事にもやりがいを感じている、しんどいこともたくさんあるけど。辛いと思うか、幸せと思うか。そういえば、「辛い」って漢字と「幸せ」って感じは似てるねぇ。私は、棺桶に片足突っ込んだ時に「色々あってハードだったけど面白い人生だった」と思いたい。舞台を観ると必要以上に色々なことを感じてしまう私だった。
2011年01月23日
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テーマ「演劇」何か見に行きますか?行きましたか?を発見!!そっか~「映画・TV」のカテゴリーにありましたか・・・自分で「舞台について」というテーマを「その他」のカテゴリーに書いていたのだけど、自分しか書いていないので(^^;)どこかに絶対演劇関係のブログのテーマがあると思って探してみたら、見つかった~♪(←見つけるの遅い。)宝塚関係は別の所で書いているので、ここにはそれ以外の観劇の感想を書かせていただこうっと父の看病と死で、大好きだった観劇も行く気を失った。持っていたチケットも無駄にした。でも少しずつ復活して、宝塚を観たのは先日書いた通り。今回は、久々の宝塚以外の舞台である帝国劇場「ミス・サイゴン」 !!自分の観劇記録によると(←表にしてある^^;)、前回ミス・サイゴンを観たのは2004年10月4日(月)。この時の主要キャストは、エンジニアが市村正親さん、キムが知念里奈ちゃん、エレンが高橋由美子さん、ジョンかクリスか忘れちゃった(^_^;)石井一孝さん。(だって2役やってるんだもん^^;)あ~、もう4年も経つのか・・・。早いもんだ。この時は、「知念ちゃん歌もっと頑張って!」と思ってしまったのだ。レミゼのコゼットでも思ったのだけど。高橋由美子さん、歌はすごくうまいとは思わないが、演技が結構好きだ。レミゼのフォンティーヌは良かったし、モーツァルトのナンネルも実は好き市村さんは本当にうまくてすごいなぁと思ったものだ。今日のキャストはエンジニアが筧利夫さん、キムが新妻聖子さん、クリスが原田優一さん、ジョンが坂元健二さん、 エレンがRiRiKAさん。実は、キャストは新妻さんありきで決めた。私見だが、4人のキムの中で一番歌がうまいと思ったから。予想にたがわず、素晴らしい歌声だった。地声で張り上げるところも、優しく歌う所も、さすが、迫力と優しさと、両方を素敵に表現していたと思う。・・・うまいなぁ~~~(T_T)筧さんは、なんだか憎めない、はじけたエンジニアだった。演技にすごく迫力があると思った。・・・意外と背、小さい??クリス、ジョンの原田さんと坂元さん、まとめて書いてしまって申し訳ないが、なんて高音の伸びが素晴らしい歌手なんでしょう!歌うまい!!エレンのRiRiKAさんは元宝ジェンヌ。東宝の舞台には元ジェンヌさんがたくさん出演しているが、なぜかすごくドキドキして応援してしまう(笑)このミュージカルは初っぱなからきわどいシーンで、結構ドキドキしてしまう(@@)最前列で観たら目のやりばに困るかも。レミゼでも結構赤面だもんな~。でも、ダンサーさんの鍛え抜かれた肉体を見ると、そういう風に見ている自分に、赤面私は、曲に泣けてしまう。いい曲だ・・・(T_T)オケピから聞こえてくる音は、シンセがメインだしダイレクトに聞こえてくるわけではないので多少の物足りなさを感じるが、吹奏楽でアレンジしたバージョンを生で聴いたたことがあって、・・・もう打楽器と低音楽器の迫力がすごくて、鳥肌が立ったものだ。時間軸が前後するのだが、「サイゴン陥落」を後半に持ってくることによってものすごく盛り上がる。有名なヘリコプターのシーンは、今思い出しても鳥肌が立つ!!置き去りにされるキム、叫び続けるクリス・・・。そこで演奏される変拍子がものすごく緊迫感をあおる!!そして民衆の叫び・・・。すごいなぁ・・・。すごいと思ったシーンをもう一つ。1幕後半、我が子を守るために心ならずもトゥイを撃ってしまう。追いつめられ精神的にパニックになりながら、撃ってしまった後トゥイを抱き抱え、声にならない叫び声をあげる。心に響く。ここで、涙した。このせっぱ詰まった精神状態を表すのに、相当の歌唱力が必要とされる。ただ地声でがなるだけでは、声量だけでは、演技だけでは、ダメなのだ。このぎりぎりの精神状態を表現できる、声。やはり新妻さんは、すごい。・・・まぁこのシーンも、見せ場の一つなので心に残って当然と言えば当然ではある。ミュージカル版マダムバタフライであるので、結末は予想できる。オペラ「蝶々婦人」でピンカートンの妻のケイトが嫌われ役であるように、エレンも主人公に感情移入している立場では好かれない役だ。エレンは心優しい人なのだろうか、それとも偽善者なのだろうか。きっと育ちのいい、人を恨んだり陥れたりすることを考えない、いい人なのだと思う。だから、きっとタムを愛情を持って育ててくれるだろうという、希望がある。少なくとも演者は、そのようにエレンを演じているのだと思うし作者もそう意図しているのだろう。2幕の「ブイ・ドイ」の場面にあるように、当時ベトナムにアメリカ兵の私生児がたくさんいた。タムのために生きてきたキム。ずっとクリスを待ったキム。・・・あああ、やだやだなやだな、辛いなこういうの。でも、現実にあったんだ。このこと、ちゃんと知っていないといけない歴史。あ。2幕の「ブイ・ドイ」と言えば・・・ハプニング発生!!・・アトランタ会議のシーン、スクリーンにベトナムの子供達の顔が映し出される・・・はずだった。・・・何も映りませ~~~~~ん!!!!ジョン役の坂元さん、歌いながらスクリーンをちら見。終演後、アナウンスで不備をお詫びしていた。機械のことだから、起きてしまった事は仕方がない。でも。この舞台がたった一度きりのお客さんもいるのだ。私は4年前の舞台の記憶がなんとなくある。でも今日初めてで、今後観劇予定がない人は、そこのシーンは分からないままだ。万全を期していただきたい。なんか・・・色々書いてきたら疲れてしまったああ、今日もいい歌をたくさん聴いたな・・・素敵な歌声をたくさん聴いたな・・・物語に感動することができたな・・・もう一度見たいのだけど、もう無理だろう。心の中に刻みつけておこう。次に「ミス・サイゴン」を観る時まで。
2008年08月16日
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復活!!昨日9時間熟睡したら今日は絶好調!!肋間神経痛とおぼしき症状も、今日は軽い。やはり睡眠は一番の薬だったのねぇ~~~そしてやっと観劇記録。日曜日に行った青山劇場「ウーマンインホワイト」である。これは、宝塚時代からのファンだった和音美桜ちゃんが出演するので非常に楽しみにしていたミュージカルである。友人にチケットを頼んだのだが、このミュージカルがアンドリュー・ロイド=ウェーバーの作品であること、笹本玲奈さん主演の再演物であることを知ったのはつい最近だった。だから、初演のキャスト等、一切知らない。曲は、さすがのウェーバーだと思う。やはり和音に深みがあって美しい。物語は、なるほど、ミステリーであった。謎だらけである。そういえば美桜ちゃんの役も「謎の白いドレスの女」という名前で、プログラムを見てアン・キャスリックという名前があることを知ったのよね。主人公は笹本玲奈さん。異父妹を大切にする、心優しい、そして強い姉である。実は笹本さんのことは、昔「ベガーズオペラ」を観た時に、歌い方ががなる感じだと思い、苦手だった。この前「屋根の上のヴァイオリン弾き」を見て、苦手じゃなくなったのだが、今回観てみて、その考えは変わった。演技力、歌唱力、とても素敵な女優さんだと思った。席も前の方だったので表情もよく見えたし。その笹本姉と、莫大な財産を受け継いだ妹ローラ(大和田美帆さん。初めて見た。歌がとても上手)。この2人が、同じ男性を好きになってしまう。その絵の教師役が田代万里生さん。「マルグリット」の時は感情表現の深みがもう少し欲しいと思ったのだが、今回はとても素敵で、彼の端正さ、かっこよさが際だっていたと思う。彼は、ローラを愛する。しかし彼女には貴族の婚約者がいた。それがパク・トンハさん。彼、登場した時・・・オードリーの春日かと思った(T_T)(←ヘアスタイルとか顔の輪郭が似ているように見えたんだよー)でもとってもカッコイイのだ悪役。突然ぶち切れちゃったり。この人がすべての秘密の鍵を握る。しかし。韓国人のパクさん。どれだけ大変な努力をしているか。素晴らしい。和音美桜ちゃんは、1幕でほとんど出番が終わるのだが、狂女として現れる。なぜかローラとうり二つ。その理由も苦しさもすべてラストで明らかに・・・美桜ちゃんの高音の美しさを知っているだけに、ほとんどが低い音域、そして感情を抑えるような、それでいて爆発するような、この難曲を歌いきっているのは素晴らしいが、伸びやかな歌声も聴きたかったなぁと、ファン目線で思ってしまう。ミュージカルの発声が辛いのは、地声で張り上げなければいけない所があること。ポピュラー音楽なのだからもちろんそれもアリだし、むしろそうすることによって感情表現や演技のめりはりになる。しかし、やはり歌い手にはきついところだろう。笹本さんも美桜ちゃんもよく歌いきっていて素晴らしかったけど、ほんの少し、辛そうだった。元四季俳優、光枝明彦さん。きっと四季時代に見ているだろう。こういうベテランがいるときりりと芝居が引き締まる。で・・・忘れちゃいけない、岡幸二郎さん!!この人は本当にエンターティナーだぁ濃~いイタリア人役。すごいわぁ歌も伸びやかだし演技も余裕がある感じだし。・・・昔握手していただいたことを思い出す物語は思いもかけない方向に。ローラの復讐を果たすため、マリアン(笹本)は妹と別れさせた、そして自分もかつて愛していたウォルター(田代)を探す。協力して行動するうちに、二人には信頼関係と、そして多分、ウォルターにもマリアンに対する、ほのかの想いが芽ばえていたのだと私は思う。ラスト近くの精神病院は、本当にびっくりした。こういうことだったのか。「どんなに愛しても」このフレーズを、笹本マリアンは2度歌う。2度目は、彼の心が、少し自分に向いているのを知りながら、昔愛し合っていた妹に彼を渡す時に歌う。そして妹と彼の婚礼の音楽・・・マリアンは切なさを隠し、しかし心から祝福して笑顔で幕が閉じる。私なら、譲れるだろうか。愛した男性を、妹に。和音美桜ちゃんのブログを見ると、笹本、大和田、和音の3人娘が、年齢も近いこともあり非常に仲がいいことが分かる。劇中ではほんの一瞬しか通じ合うことができなかったけれど、本当なら、劇中でもそうやって3人仲良く笑顔で語り合えたら良かったのにね・・・はぁ~~~。場所はイギリスだけど、厳しい身分制度、なんて聞くと、やはりベルばらを思い出す。オスカルとアンドレは、本来口をきくのもためわれるような間柄なんだよね・・・オルフェウスの窓でも、イングリットとアントンは幼い時から一緒にいながら身分制度に引き裂かれたもんね・・・「ウーマンインホワイト」を見て、身分制度というものに、ベルばらを感じてしまった私だった
2010年01月19日
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シアタークリエに「シークレットガーデン」を観劇しに行きました。このポスターでお分かりの通り、石丸幹二さん、花總まりさん。実は・・・様々な理由から観劇を少し我慢しなくちゃと思って、チケットを取っていなかったのです。しかし、5月に病み(?)、大好きな観劇を我慢したせいか?!(←多分違う。)ということで、大好きな石丸&花總コンビを観に行かない法はない!ということで急遽観劇。パンフレットが素敵。アーチボルト(石丸)は、愛する妻リリー(花總)を失い、失意の中で10年間過ごしている。リリーの妹夫婦(笠松はる、上野哲也)がインドでコレラで死に、娘のメアリー(上垣ひなた)が引き取られてくる。召使いのマーサ(昆夏美)、マーサの弟ディコン(松田凌)と仲良くなるマーサ。屋敷にはアーチボルトの息子、コリン(大東リッキー)がいて、車いすの生活。その主治医としてアーチボルトの弟のネヴィル(石井一孝)がいる。ある日秘密の花園の鍵と扉を見つけたマーサは、庭師のベン(石鍋多加史)達とともに手入れを始める・・・。 (以下ネタバレ) まず、とあるサイトに送った感想を貼ります。愛する人を永遠に失ったら。考えるだけで苦しくなります。自分の事を誰よりも理解してくれて愛してくれたリリー、子どもを授かって、幸せの絶頂で絶たれた命。アーチボルトの苦悩ははかりしれない。でもね、置いていく方も辛いのですよね・・・。そんな悲しい夫婦を、石丸幹二さん、花總まりさんが演じています。リリーは既に亡くなっていて、いわば幽霊みたいな役回り。でもいつも微笑みを絶やさず見守っているかのよう。昔から見慣れた花總さんのあの笑顔が、もうこの世にいない人なのだと思うと逆に切ない。アーチボルトの弟、ネヴィルは石井一孝さん。彼もリリーを愛していて、兄弟で歌う「LILY'S EYES」は圧巻でした。でも、一番かわいそうなのはネヴィルでしょうね。対談で花總さんも言っていましたが、アーチボルトはリリーに愛されていたけど、ネヴィルはその想いさえ気づかれなかったのですから。それでも兄のために献身的に尽くす。途中、メアリーを学校に入れようとするシーン等はひどいと思いましたが、やはりこの人もいい人なのだと思います。 疑問は、ヨークシャー訛り。外国のミュージカルを日本語にする場合、「訛り」が難しいのはよく分かります、宝塚のベルばらでもなぜか土佐弁?みたいだったし。でも、「地元の人が誇りをもってるヨークシャー方言」がただの田舎弁にしか聞こえないのは残念。いっそ京都弁などは?!おかしいか・・・永遠の課題なのでしょうか。 最近のミュージカルは子役の素晴らしさが目立ちます。メアリー上垣さん、コリン大東くん、良い声で歌っていたし芝居上手。大東くん・・・セリョージャ!!大きくなって!!(「アンナ・カレーニナ」のセリョージャでしたよね。)と思ってしまいました。 今と過去が入り交じり、生者と死者が入り交じる不思議な世界観の演出は、私は違和感なく受け止めました。全てのキャストの歌声が素晴らしかった。そして舞台セットも。大がかりな場面転換ではないのに、その場を一瞬で別の空間に変えるのは見事でした。最後のガーデンはどうするのかな、と思ったら、派手な飾りを使うのではなく、色彩のコントラストで咲き誇る花々を表現するとは。観る側の想像力がかきたてられて素敵でした。 元は児童文学ですが、立派な大人の作品でした。愛があるからこそ人は苦しむ。でも、苦しくても、愛のある人生を歩んでしまう、それが人間なのだと教えられた気がします。 ・・・などと、書きました。字数制限もあったので、ここでは補足を。最後の幹さまの笑顔よかったーメアリーとコリンに囲まれてねホント、良かったわーどうも幹さまは、「パレード」の衝撃的なラストがなんとなく離れなくて、幸せでいてほしいと心から願ってしまうのだ笠松はるさん。四季以外で観たのは初めて。美しい歌声です。石丸&石井&花總&笠松の四重唱になるところは、マイクの音量をもう少し女性を上げてほしい。勝てないでしょ、石丸さんと石井さんには(^^;)「秘密の花園」は児童文学をもとにしているけれど、このミュージカルは大人の物語といっていい。愛があるから苦しい。でも、苦しくても、人は愛のある人生を選ぶんじゃないかな。だって、やっぱり、さみしいもんね、愛がない人生なんて・・・などと思った作品でした。
2018年06月22日
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「エリザベート」「モーツァルト!」に続く、クンツェ&リーバイのウィーンミュージカル。初演の時は、「M・A」というタイトルだった。今回「マリー・アントワネット」とタイトルを変え、内容も変更しての上演。初演時、私は観劇している。この時のストーリーテラーは、ボーマルシェだった。しかも、演じていたのはその後私の生涯の伴侶となる(←なってないって。)山路和弘さんだった。だから、CDも買ってあるが未聴である。さて「マリー・アントワネット」。見終わった印象は、タイトルは「M・A」のままでよかったんじゃないか?ということである。理由はのちほど。帝劇正面入り口前。マリーとフェルセン。Wキャストなので2人ずつ。でも、本当の主役ってこっちなんだけど(^^;)そう、もう一人のM・A。こちらもWキャスト。劇場に入ると・・・なんと麗しい!見上げればロビー頭上にオールキャストの幕。これは美しい。今回はキャストが豪華すぎる。邪推すると、花總まりさんにアントワネットをやらせたくて改編したんと違う?なんて思ったりする。もう一人は、笹本玲奈ちゃん。産休明けの作品。どちらも観たい!まりちゃんはそれだけでアントワネットだし、玲奈ちゃんの美声を再び聴きたい。しかし、お財布と時間の関係で断念。やはり、長年のファンとして花總マリーを観劇することに。マルグリット・アルノーには昆夏美さん&ソニンさん。フェルセンには田代万里生くんと古川雄大くん。ルイ16世に佐藤隆紀さんと原田雄一くん。あとはシングル。オルレアン公に吉原光夫さん、ローズ・ベルタンに彩吹真央さん、ランパル夫人に彩乃かなみちゃん、ジャック・エベールに坂元健児さん、鬘屋レオノールに駒田一さん、これ、豪華すぎませんか今日のキャスト。うお、もう、シングルキャストとともに歌うまばかり!!原田君・・・君は・・・もう少し身長があって二枚目キャラだったらフェルセンの声なのにねぇ(笑)ルイかい!と突っ込んでしまった。キレッキレのダンスの割にはお腹が出てきていたのでルイは合っている・・・かな?一度、和音美桜ちゃん(吉原夫人だぜ)のライブの時に客席の隣にいたことがあって、目が大きくてきらっきらした方だった。なんだか彼が出てくるとお母さんの気持ちになる大好きな「クラブセブン」の一員であることも大きいかも。さて、Wキャスト以外は知らずに観ていて、誰だこのしゃべり声から歌声まで美声のこの人は!と思って、思い浮かんだのが吉原さん。やっぱり。この声は素晴らしい。本当に、ふくよかで響きがあり、それでいて多彩な音色。だからいろんな役ができるのね。昆さん。素晴らしいミュージカル声。この歌い方は、ちょっと調子悪くて喉が開かなかったりするとすぐに枯れてしまう。一度喉を壊しているから十分気をつけていると思うが、本当に難しいことをやっていると思う。貴重な歌声なので大事にして長く歌い続けてほしいと思う。デビュー当時は小学生に見えて(^^;)あまり好きになれなかったのだが、今は素敵な女優さん。田代さん。最近はミュージカルの方が主流なのかな?よく情報を得ていないのでわからないけど、何せ地元の県の音楽科出身、お父さんも声楽家だから、以前はクラシックの活動もしていたと思うけど。張りのあるよい声。背も高いし、ミュージカル的には向いている。で、彩吹さんにかなみんでしょ?宝塚万歳!かなみんとまりちゃんが並んでいると、宙組時代を思い出す。和音美桜ちゃんがいたら、まさに私が大好きだった宙組時代だ・・・。坂元さん!こういう癖のある役が本当にうまいというか。前回観劇が「パレード」だったもので(^^;)また素晴らしい高音なんだよね。今回は、田代君、原田君、坂元さん、高音パーンな歌声の方が多くて素敵。(吉原さんはどの音域も素晴らしい。)彩吹さん、相変わらずの歌のうまさ。駒田さんとのコンビプレーも最高。で。「M・A」でよかったんじゃ?ということだが。だって、やっぱりマルグリット視線なのだ。アントワネットが主役ではないのである。物語は、誰か登場人物に自己投影したり、感情移入したりすることではまっていくこともあるだろう。しかし、どっちにも共感できない。「マリー・アントワネット」という人物を通していろいろ見ています、っていうことなんだろうけど、そうだけど、せっかく最初に作ったときに2人のM・Aって設定をしたんだから、そのままにした方が物語りの進行にすんなり合うような気がする。花總マリーは、ただただ恋に浮かれた、かわいい女性だ。以前は確か涼風マリーだったか・・・その時はもっと毅然として、若干高慢なところも見えて王妃っていう感じだった(と記憶している。観劇記録もないし確かではないが。)。しかし、気品があって美しいけど、恋に浮かれたかわいい女性・・・本当に、マリー・アントワネットそのもの、という演じ方をしていて、実に合っていると思う。そして、観ている方は、「バカバカ、そんなこと言ってる場合じゃないでしょ!」と、マリアテレジアのような気持ちでハラハラしていまうのである。そんな浅はかなマリーを、つい親心を抱いて見てしまうのに、陥れるようにして動くマルグリットにどうして感情移入できるだろうか。「えーやめてよー、マリーを陥れないでよー(><;)」って感じ(笑)でもマルグリットの目は怒りに燃えてきついし、ああ、この子の心はかたくななんだな、と思う訳だ。だから、なかなかマルグリットを好きになれないのよねぇ。そういえば初演は玲奈ちゃんと新妻聖子ちゃんのWだったっけ?なんて豪華な・・・(笑)マリーに感情移入している点では、やはりタイトルは正しいか(笑)でも、新しい時代に生きていて歴史を知っている視線で見てしまうし、ルイはいい人だし(笑)、やはり共感はしにくい。私は、「ベルサイユのばら」を原作から宝塚までよく知っている。そして、あしべゆうほ先生の「悪魔の花嫁」という漫画(だったと思う)で、マリーにそっくりな女性がマリーの身代わりになる代わりにフェルセンに抱かれる、という衝撃的な物語(まぁ、「悪魔の花嫁」自体衝撃的だ)が頭に浮かび・・・その辺の知識が私の脳みそを邪魔する状態である。まぁ、マルグリットもフェルセンに若干惚れてるわけよね。それで「悪魔の花嫁」を思い出したのかもしれない。まぁでもフェルセン、君、民衆の前に姿を現したらぼこぼこにされるで?と思ったけどね。それもベルばらの影響か(^^;)最後、マルグリットはエベールとオルレアンに一矢報いるけど、彼女はその後どう生きたのか。私は、生きられなかった気がするけどね・・・つまり、ギロチンにかけられたと予想する。パンフを読んでいないのでモデルがいたのかも知らないが。2人のM・Aの設定は、んー、そういうのもあるのかなぁという感じ。シュテファン、愛人いっぱい説もあるし(笑)でも亡くなっても養育費はちゃんとする気がするけどね、経済力はあったらしいから。曲は、心に残る曲がいくつか。というか、素敵なメロディを何度も使われると、しっかり心に入る。反復の妙。それに歌詞があいまって、音楽がさらに心に深く入っていく。歌が上手な歌手が素敵な歌を歌うとさらに相乗効果。有名すぎる話だから、いろいろ突っ込みいれたくなってしまう。言うならば話の流れはちょっと雑だ。でもそれを丁寧に描いていたら何ヶ月もかかる話になってしまう。至福なのは、歌うまさんばかりだとういうこと!こうでなくちゃ。ちなみに、途中でオケピの指揮者の左手が大きく振り上げられたりして視界に入ってきたので、「塩田さんじゃん」と思ったらドンピシャだった(笑)そして、舞台美術も、舞踏会から断頭台まで、なんか素敵だなぁと思って観ていたら、昨年芸大で授業を受けた松井るみ先生だった。おお。授業に出たおかげで舞台全般を気にして観られるようになったことが、我ながら嬉しい。
2018年10月19日
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追川礼章さんのピアノリサイタルに行ってきました。追川さんは、浦和高校から東京芸大、芸大大学院ではソルフェージュ専攻でした。数年前、口笛、ピアノ、三味線の3人組ユニットAOIのライブを聴きに行ったんです。AOIはそれぞれのアーティストの頭文字で、Oが追川さん。ピアノの音色やテクニックのあまりの素晴らしさに、いつかまた聴きたいと思っていて、夢叶う!前半はオールショパン。最初はエオリアンハープ。実は私が今レッスンしている曲で、なんであんなに雲が流れるようにサラッと美しく弾けるんだ・・・いや、昔は弾けてた気がするんだけど、学び直しをしている今、すっかり左手の小指薬指が動かない・・・子犬のワルツ、英雄ポロネーズ、ノクターン1番及び嬰ハ短調遺作、舟歌。英雄ポロネーズの複合三部形式の真ん中の部分(ダダダダ)、弱音ペダルを上手く使い、右のペダルはノンペダルで大事な所でふわっと響かせて、内声が立体的に聴こえてきました。すごおおおい後半は追川さんのアレンジとオリジナル。リベルタンゴは圧巻だった。オリジナル曲の「Spark」では客席もリズム打ちで参加!「花に約束」もそうですが、追川さんの曲は巧みなコード進行で色がどんどん変わっていくような素敵な曲でした。最後はウエストサイド物語セレクション。客席も「マンボ!」の掛け声で参加。「アメリカ」で盛り上がって終了!アンコールはラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲18番」。ピアニスト本人がマイクで解説を加えながらの進行。お話も面白かったです。途中、「ブラボー!」の掛け声に「前半からありがとうございます、でも僕のおじいちゃんかもしれない」と笑いながら言っていて客席も爆笑おじいちゃん素敵です!あと数日で30歳だそうです(このブログを書いた時にはもう誕生日になっていました)。まだまだこの先大活躍していくのでしょう。今日は超寒かったけど、心が熱くなって帰ってきました!
2024年02月27日
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この春から、今まで以上にコスメが好きになり、またまた美容院の雑誌で見かけたジル・スチュアートのコスメが欲しいと思っていたんです。今日たまたま友人と銀座に遊びに行き、店舗に寄ってみて・・・もうかわいくて!!色々買ってしまいました(笑)だってこんなにかわいいケースで・・・蓋を開くと・・・夢の世界じゃない?????綺麗~かわいい~~左がアイシャドウ、手前がアイシャドウに乗せるキラキラ、真ん中と右はチーク、後ろの緑の瓶はマニキュア。綺麗なアイシャドウ・・・お店の人が綺麗にメイクしてくれたけど、自分でできる気がしません(笑)付け方を忘れないよう自分の目元を撮りましたが・・・お目汚し失礼。さすがに52歳なので、画像は陰影や暗さを除くために色みを修正していますアイメイク、時間をかけると綺麗になるのね、私は無理だわ(笑)一番の目的はこれ!このチーク!ライラック単体だけでも透明感が出て素敵だけど、上にピンクを重ねても素敵です。ライラックはフェイスパウダーにもなるみたい。これを雑誌で見て、欲しい!と思ったんだよね。チークはこのスポンジでつけるの。スポンジもかわいい!!日頃はDiorかクレドポーボーテを使っていて、両方とも高価格です。だから今回・・・や、安い!!と思ってしまった!!きっと、ジル・スチュアートは若い女性向けなのだろうけど、私は、洋服でもコスメでも、年をとっても好きなものを身に付けたいのです!一緒に行った友人はぱっちり二重の美人さんで年も私より22歳ほど若いけど、こういう友人がいると、気持ちも若くいられる気がする(笑)若作りの痛いおばさんにはなりたくないけど、いつまでも「私は私、好きなものをつける!」と言える大人でありたいなあ。で、私はかわいい系が好きなので、そういう服やコスメが似合うよう、色々努力しなくちゃな、と思っています
2024年05月26日
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タイトルから分かるように、実はレミゼ観劇Wヘッダーをやってきたこの大作を1日に2本観るのは結構体力が必要(^^;)でももう東京終わっちゃうし(←11月に凱旋公演あり!)、何せ6月は週休0だったし、最初に取ったチケットは休演だったし、まだ今回1回しか観てないし・・・ってことで行ってまえ(--;)という勢いで行って来たということでまずはマチネ編マチネのキャスト、まずプリンシパル~♪キャスト表見ただけで泣けちゃう私はバカですか?全キャスト~♪司教役の古澤利人さんがなんと同業者の方のお知り合いで、実はマチソワの間に会いに行かせていただいた役者さんって本当にすごい。低音響かす白髪の、大きな愛を全身にまとったようなどう見てもおじいさんが、実はイケメンのお若い方なのさっ。だから司教様が砦にいようと結婚パーティで踊っていようと、気づかない(笑)さて、1ヶ月半ぶりのレミゼ。でも今回も席が1階下手ほぼ端(^^;)前回と同じで、見切れちゃうんだよな・・・。でも夜はセンターブロックだと気を取り直す。今回も素晴らしい舞台だったけど、マリウス(原田さん)とアンジョ(上原さん)がちょっとお疲れのせいか、音がフラット気味で上がりきらない所があった。伸ばしているうちに調整しているけど、なんか、分かる自分も歌っていて「違う、もっと上!響きがもっと上!」って調整しながら歌う時があって、きっとその気持ちなんだろうな、とま、自分と比べるのはおこがましいけれども原田さん上原さんごめんなさい綿引エポは前日が初日だったとか。とても素晴らしかった!!歌声も、一生懸命背伸びしている姿も、切ない乙女心も、心に伝わってくるものがあった。若井コゼットは声がとても綺麗。でも声楽系の声でもハイC(高音のド)を美しく柔らかく歌うのは至難の業だよねぇ。しかもデュエットだから張り上げるわけにもいかないし。なんて難しいんでしょファンテは、ご存じの通りほとんど美桜ちゃんの時しか行かないのだが、今回は知念さん。久しぶりのせいもあってか、あれ?こんなに声が細かったっけ?!と思った。吉原バルジャンは、ラストシーンの表情がもうすっかり昇天してしまわれていて、自分のこの世での仕事はやりきったという満足感に目頭が熱くなる。川口ジャベ、すごい声量とカッコ良さ。存在感がハンパない!!で、ジャベに関しては前も書いたが、夜も同じことを思ったのでまた次のブログでテナ夫人・・・可愛すぎるんですが。そして、私には谷口さんが柳原可奈子さんに見えるのですがKENTAROさんは私の中じゃテナじゃないんだよなー。器用だからなんでもできてしまうのだけど、ピアフでアズナブールの「She」の甘い歌声を聴いちゃったからなぁ。がなり声の役はやってほしくないなぁ・・・という個人的なただの願望である今日は、学生の仲間達がすごく賑やかだったんだけど。アンジョルラスやグランテールの台詞へのツッコミとか。端の席とは言え前方席だったのでよく聞こえたのだが、ちょっとうるさいなと思う時もあった。5月に観た時とは雰囲気が違ったように思う。ガブローシュの加藤清史郎君はやっぱり上手。知人が「声変わりが始まっている」と言っていたけど、なるほど・・・と思った。子役ちゃんはみんなかわいいし、で、ある意味きちんと演技をしてるよね(^^;)今日のリトコゼちゃんはちょっと小さい(年齢的に)子だったのかマイクの音量のせいか、声があまり聞こえてこなかった。端の席のせいもあるかも。マチネだとカーテンコールに子役も出られるからいいよね!子役3人で出てきた時はかわいかったなぁ~今日は学生団体が入っていた。いやだなぁと思っていたが、開演前、たくさん現れた女子の集団が、きちんと制服を着ている学校だったので、大丈夫だな、と思った。どんな生徒かの判断基準は制服をきちんと着ているかどうかで分かる。中高一貫の私立だろうか?年齢的に幅が広そうだったので。カーテンコールの時に後を向くと、制服を着た1階後方席と2階席が総立ち!そして拍手をして手を振っている。これは役者さんは嬉しかったんじゃないかな初観劇の子もいただろう。それがレミゼって、幸せな体験だったんじゃないだろうか。以前中学生くらいの集団が「キャンディード」観ていた時には、「演目選ばなきゃあかんやろ」とツッコミを入れてしまった夜はまた違ったキャストで観られるなんて、なんて幸せなんだろうと思いつつ、マチネが終了。吉原バルジャンの最後の表情が心に張り付いている。ものすごい父性を感じる。そういやレミゼで誰かの代わりに私を死なせて、って言うのはバルジャンとファンテ。ファンテはコゼットの代わりに私に死をと歌い、バルジャンはマリウスを家に帰して、死ぬなら私を、と歌う。あふれんばかりの母性と父性も表現することがレミゼでは重要だと思うのだけど、吉原バルジャンは実年齢は若いがああまでも父を感じさせるのは素晴らしいと思った。ファンテは若くして死んでしまうので、母性より薄幸さが強調されている感じかしら。それでも、バルジャンを迎えに来た時、コゼットにというより、先に天に召された者としてバルジャンに対しても母性を感じる。どのファンテ役者さんも、きっとそこは大きな愛を感じながら演じているに違いない。などと、毎回色々なことを考える。そして・・・ソワレの感想へ続く!!
2013年07月06日
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ユキコオオクラさんのロングネックレスを購入!ネイビーブルー・マグネサイトネックレスというらしい。綺麗なターコイズブルーとネイビーブルーのネックレスこれからの季節に涼しそうなネックレスだな~と思って。ユキコオオクラさんは初めて買い物するけど、この商品はアウトレットだそうです。だから少しお値段も控えめで嬉しいんだけど、十分綺麗ですよロングでつけてみると、これくらいの長さになります。ちょい、ラフな格好だったのさ(^^;)2連にしても素敵ですぜ。2種類の「青」がバランスよく配置されていて、見ていてうっとりしてしまう綺麗さこれから使っていくのが楽しみです
2014年06月03日
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悪夢の休演からリベンジ!!やっと観に行けた。でも、席は下手一番端・・・。仕方ないかキャストはこの通り。まずはファンティーヌが和音美桜ちゃんであることが一番の条件だった。昔からのファンですので・・・。バルジャンは吉原光夫さん、ジャベールは鎌田誠樹さん、ファンテが和音美桜さん、エポが笹本玲奈さん、マリウスが原田優一さん、コゼットが磯貝レイナさん、テナKENTAROさん、テナ妻が谷口ゆうなさん、アンジョが上原理生さん。司教様が古澤利人さんで、時々このブログにコメントを下さる甘えん坊将軍さんのお知り合いの方今回から新演出だが、映像を駆使していると言われていた。が、残念ながら席が端なのでよく見えなかった。その分、少し前方席だから役者の表情や動きなどがよく見られた。花道までセットが組まれていて、所どころそこでも演技が行われていた。そしてオープニング、映画と同じ海でのシーンだった。ざっぱーんって打ちつける波の映像・・・だったに違いない(←想像。)以下、思いつくままに感想を書いていく。順不同。ネタバレありです。 最初登場の吉原さんが見事に坊主頭(とまではいかないが超短髪)だったので驚いた。歌は相変わらずの美声。以前聴いた時もやっぱり上手だな~と思ったし。司教様の歌は最後がオクターブ下がっていた。今までは歌い上げていたのだが、元々下げて歌われていたので元に戻ったそうだ。その方がしっくりくるかな。盆を使わないのはナゼだろう。あるんだから使ってもいいのでは・・・と思ったけど。今までの盆を使っての場面転換が結構印象的だったからかも。ファンティーヌの工場のシーンも映画と同じ作業場になっていた。工場長に追い出されてすぐに「I dreamed a dream」になってすっきりした印象。美桜ちゃん・・・ファンのひいき目ではないけど、やはり歌が上手いなぁと思った。前回よりしゃくり上げる感じがしなかったかな?なんか、色々タイトになっている分、ファンテが結構救いがないというか、矢継ぎ早に不幸に見舞われてきつい・・・と思った。この辺り、映画でも同じ印象を持った。子役ちゃんはうまいなー!リトルコゼットもガブも上手。ガブは鈴木君。そうそう、バリケードは前みたいにがっちり組まれていなくて、小ぶり。ガブが撃たれるのは舞台の向こう側で、上がった所でとどめの一撃をくらう。それまでの酒瓶もったグランテールとのからみ(なんやかやと、ガブをからかいながらかわいがっていた)を思いだし、彼の腕の中で絶命するのが本当に切ない。「死など無駄じゃないのか?」と思っていた彼も、最後は果てていく。彼は一番、無意識のうちに物事の本質を分かっていたんじゃないかな。だから、最後は無駄死にのようで・・・生き残って欲しかった。マリウスが生き残った後のカフェのシーン、これは前作の方が断然良かった!!テナルディエはKENTAROさんで、以前ジャベールで観た。いい声なのだ。彼は「ピアフ」でアズナブールを演じ、「She」がとても甘くて素敵な歌声だったので、なんだかテナのイメージではないが、この人はなんでも演じちゃうからな・・・。でも、ちょっとカッコイイので、映画のイメージかな。アンジョルラス、上原さんはさすがに歌がうまい。だから、芸大生よ、オペラに行っておくれよ 食べていけないか・・・。でも、何度もこのブログで書いているけど、芸大は日本の最高峰なのだ。そこの声楽科なら、ぜひとも世界に羽ばたいてオペラを歌って欲しいのに。井上芳雄君の声はもうミュージカルになってしまった。彼も以前は美しくオペラを歌っていたんだろうなぁと思うと、歌が上手な芸大出身者を観ると、色々考えてしまう。ジャベールは、最初警官の衣装の時はなんだか細くて、ちょっと頼りない感じがしたのだけど、年を取ってマントつきになってからがいい。というか、ジャベって岡幸二郎さんのイメージが強くて、堂々とした威厳のあるジャベ、って感じなんだけど、前回石川禅さんのジャベを観てイメージをいい意味で覆されたので、鎌田さんのジャベも私は満足。スターズは十分よいお声でした。ジャベの死ぬシーン、驚いた。最初の登場からワイヤーつきだった・・・んだよね?今までの演出も面白くて好きだけど、今回はただただ驚いた(笑)ライオンキングのスカーの死を思いだしたエポはさすがに何度もやっているから安定感あるんだけど、ちょっと癖がある。玲奈ちゃんは裏声もよく響くんだけど、地声のミュージカル歌唱では少し喉がしまっているような聞こえ方なのが残念。あ、今回バルジャンに「ぼうや」と言われて帽子を取るのは「私は女よ」っていう意思表示?マリウス原田君は美桜ちゃんのライブの時お隣の席でして(^^;)目のくりくりっとしたところがマリウスの若々しさを感じて、上原さんと並ぶとなんだかホントに弟みたいに見えてかわいさを感じた(笑)実際は上原さんの方が4つ年下。2人とも埼玉が誇るミュージカルスターですなワンデイモア、バルコニーを使ったか・・・!くっ、下手が見切れたあれは前のが好きだったかも・・・全面でひょいって顔を出すテナ夫婦と、学生達の三角形とバルジャン親子、ジャベの配置・・・うーん、見切れていたのもあって、前演出の方が好き。吉原バルジャン。なんですか、最後、あのすべてを超越してしまったかのような笑顔は・・・!!若いはずなのに、本当に父親に見える。ファンテに伴われて魂が空に向かうとき、司教様が出迎えてくれた!ここはいい!!そして司教様に礼をするバルジャン。そうよね、彼の生き方を変えた人だもの。原作では司教様が亡くなった時、すでにマドレーヌ市長になっていたバルジャンはずっと神に祈っていたそうだから。そうして恩を忘れずにいた司教様が迎えてくれたのだから、バルジャンはすべてをやりきって満足して天に昇ったのだろう。。。と1人妄想。こういう、一つのシーンで妄想させてくれるっていうの、大事なことだと思う。今度は後方でもいいからセンターで観よう。色々見落とした所が多いと思う。もう一度観ると、また新たな感動があるかもしれない
2013年05月23日
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「マイ・フェア・レディ」と言えばオードリー・ヘップバーンの映画がとても素敵だけど、初めて観た舞台は強烈な印象だったなぁ。大学を出てすぐだったから、もう19年前かしら?大地真央さんの舞台を観たのだけれど、とても素敵だった。舞踏会に行く時のドレスのシーンは、大地さんの華やかさにとても圧倒され、映画より強烈だったことを覚えている。さて、大地さんがイライザ役を卒業し、演出も新しくなった「マイ・フェア・レディ」。今回のイライザはダブルキャスト。2人とも元宝塚男役トップスター、霧矢大夢(ひろむ)さんと真飛聖さん。もう、オードリーと大地さんのイメージが染みついているから、最初この2人と聞いて全然ピンと来なかったのだけど、仕方ないのかも、大地さん長かったし他のキャストはヒギンズ教授が寺脇康文さん、ピッカリング大佐が田山涼成さん、イライザの父アレフレットに松尾貴史さん、ピアス夫人に寿ひずるさん、フレディに平方元基さん、ヒギンズ母に江波杏子さん。もともと霧矢さんの回のチケットを取っていたのだけど、なんと抽選で当たったのに支払いを忘れるというドジをして(←2回目^^;)取り消しに。日程で選んだ結果、真飛聖さんの回を観に行った。幕開き、聞き覚えのあるテーマ曲が流れる。ダンサーの方が花売り娘の扮装でソロで踊る。なかなか素敵なのだが、この日は調子が悪かったのか、バランスを取るのも危なっかしかったし、ちょっと安定感に欠けたようでハラハラしてしまった。そしてイライザ登場。・・・真飛聖さんは、相棒の成宮君の彼女の笛吹さんって言った方がピンと来るかも。ヒギンズ教授は元相棒だし(笑)イライザがまだ貴婦人に化ける前、そのしゃべり方に「どこかで聞いた気が・・・」と思っていたら、ミスターユーだった(笑)それは宝塚の時に作中出てきたキャラクターで、どこかドジで憎めなくて、真飛さんの本名にかけてミスターユーと名付けられていた結構かわいくて好きだったんだけどねなんか、ミスターユーの再現みたいだったでも、最初から声がガラガラで・・・かなり喉を使っているんだろうなあという印象。これだと「踊りあかそう」の最高音は辛いだろうな、と思っていたが、やはり辛そうだった男役から女性の声で歌うのは、最初はかなり大変なのだそうだ。真飛さんは結構歌はうまい印象があったので、やはり女声へのシフトは苦労するのかな、と思った。演出はG2さん。えーわかりませんっていう芝居と(ナイン・ザ・ミュージカル)ああ、素敵だなぁという芝居(リタルダンド)を観た(笑)演出が変わって驚いたのは、歌詞そのものがまるごと変わってしまった「日向のひなげし」。これ、初めてイライザがちゃんと発音できた時の曲で、元は「スペインの雨」だったもの。本当に驚いた。ちゃんと意図があって、イライザのなまりが日本で言うと江戸弁に共通するものあがあって、「ひ」と「し」がうまく発音できない苦しみを共感するために「ひ」から始まる言葉を選んだのだとか。なるほど、と思うが、この楽曲、後半でフラメンコのリズムになってフラメンコを踊っているんですが(--;)「スペイン」だからこその楽曲なので、パンフを読んで理由は分かったけど、舞台を観た時にはとても違和感を感じた。ちなみに、「ごぜえやす」と言っていたが、NHK大河の会津弁を思いだしてしまったではないか・・・狙ったのかな?ヒギンズ教授の寺脇さん、カッコイイ。「マルグリット」を観た時も思ったんだけど、こんなにカッコ良くて、しかも人柄がとても良さそうに見えるのだが、いいんかな、ってヒギンズってもっと変わり者でいい人からは一見遠いんだろうな、と思うので、カッコ良すぎるヒギンズはどうかと(笑)でも素敵だったけどね、さすが寺脇さん。早口言葉も素晴らしい。田山さん・・・ピッカリングという名前だけで、笑ってしまうお願いです、ピッカリングと呼ばれる時に頭に目がいくように仕向けるのはやめてください、笑ってしまいます。そういえば、以前は後半にピッカリングのソロがあったんだけど、なくなったんだ。私が観た金田龍之介さんはリズムが合わなくて大変苦労していた印象があったんだけど・・「ついにやったぞ」の曲がソロだったと思うんだけど・・・。ベテラン女性人は安定。寿ひずるさんは出てくるだけで安心する。厳しいようで包容力のあるピアス夫人にぴったりだ。そしてヒギンズ母の江波杏子さん、言葉がはっきりしていて「そうですが何か。」というような台詞など、無表情でたんたんと、しかしはっきりと言うので思わず笑ってしまったフレディの平方さんはやたら歌がうまいなぁと思ったら、エリザでルドルフもやっていた。もしかしたら私以前観たかもしれない。とっても歌が上手。最初舞台に登場した時はちょっと存在感が薄いかなと思ったけど(周りが濃すぎるし)、歌い始めたらそのうまさで惹きつけられた松尾さんはミュージカルは初めてらしいが、声もいいし、存在感が素晴らしい。最初に酔っ払って壁とか綱のパントマイムをやっていたが、笑いを取っていたが、あのパントマイム相当うまい(^^;)すごい。壁と綱は学生時代パントマイムの授業を聴講していてちょっとやったことがあるので(^^;)私が好きなシーンは、アスコット競馬場。紳士淑女が登場してくるシーンなんだけど、若い頃観た時、前方席だったので衣装や役者の表情がよく見えて、ハーモニーの綺麗さ、そして衣装の美しさに「うわぁ☆▽☆」となったのを覚えているからだ。そして初めて綺麗な衣装を着てイライザ登場!これぞマイ・フェア・レディという、白と黒を基調とした体のラインにぴったりそった例のドレス、大きな帽子。憧れるなぁ。何回観ても素敵だ。ここのシーンは本当に好きだ、イライザは地が出ちゃって失敗するけどあとは、舞踏会に行くためのドレス。やっぱり息を呑む美しさ。女性は、皆心のどこかでマイフェアレディに憧れているのかもしれない、どんどん美しくなり洗練されていくその様に。やっぱり素敵なミュージカルだ。原作と違うラストも、私はこちらの方が好きだ。前奏を聴くだけでワクワクできるミュージカル。ああ、もう1度観たいなぁ。無理だなぁ霧矢さんのも観てみたかった
2013年05月18日
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シアタークリエに「アンナ・カレーニナ」を観に行って来た。主役のアンナがWキャストで、お二人とも元宝塚男役トップスターである。この前まで帝劇でエリザベートを演じていた瀬奈じゅんさん。そして役4年ぶりに舞台復帰の、一路真輝さんである。 ま、一番の目当てはアンナの夫、カレーニン役の山路和弘さんだがな(ー▽ー)今日のアンナはあさこさん(←瀬奈じゅんさん。)アンナ・カレーニナはロシアの文豪トルストイの代表作だ。ものすごく簡単に説明すると・・・恋も知らないまま若くして年上のカレーニンと結婚したアンナ。一人息子セリョージャを溺愛しているが、規律、外聞を重んじる夫との間にはすきま風が吹いている。そんな中若い将校ヴロンスキー(伊礼彼方さん)に熱烈に愛され、やがて二人は不倫の恋に。とうとう彼の子をみごもり駆け落ちするが、置いてきた一人息子セリョージャへの愛から精神のバランスを崩していき、最後は鉄道自殺する、という物語である。だいぶ前に原作を読んだのだが(文庫で上・中・下の3巻)、その時、アンナは嫌いだ、と思った。今でもそうである。なぜなら・・・不倫が許せないのではない。息子を置いて駆け落ちしたのが許せないのでもない。・・・ヴロンスキーを愛したのも自分、駆け落ちする決心をしたのも自分。たくさんの人を傷つけると分かっている行動を取るのだから、相当の覚悟を持たなければいけない。なのに、あるまじき息子への執着。色々な理由があろう。アンナに同情すべきところもあるかもしれない。それでも。自分が決めた人生なのだ。これが「初めて自分の意志で行動」したことなのなら、なおさら、自分の人生に責任を取るべきである。それをアンナは自殺という最悪の責任逃れをした。・・・ま、原作では最後の最後で、はっ、と我に返るのだが、時すでに遅し、電車は目の前に・・・というものだったと思う。まぁとにかくそんな話で・・・平行してもう1組のカップル、レイヴイン(葛山信吾さん)とキティ(遠野あすかさん)の、紆余曲折ありながら幸せに結ばれる姿が描かれる。さて、キャストから。瀬奈じゅんさん。エリザの時より綺麗に見えたのだが・・・歌も、あ、綺麗、と思った。息子を見る目が優しく、語りかける言葉もとても優しい。精神的に追い詰められている時の切迫感が、何かこう心に訴えるようだった。伊礼彼方さん。長身に甘いマスク、まさにヴロンスキーといった風情である。アンナを見る目がまっすぐで情熱的で、これは人妻、心が揺れる(笑)歌は・・・申し訳ない、あまり印象に残っておらず・・・(汗)スティーバの山西惇さん。ほら、ドラマ「相棒」で「ヒマか?」っていつも特命課に来る課長(笑)すごい存在感!お芝居が本当に素敵で、声もいいし、言わばコミカル担当なのだが、この人が出てくるだけで空気が変わる。すっごく良かった!!ベッツィーの春風ひとみさん。大ベテランなのにまぁ軽快なダンスだこと!春風さんの横顔はとっても品がある。このお芝居だと噂好きの上流社会の象徴だが、時には意地悪に見え、時には好奇心で目の色が変わっているように見え、色々な表情があった。レイヴィンの葛山信吾さん。素朴な青年の役がぴったりという感じ。高音が辛そうなところもあったが、キティそしてスティーバとのかけあいが息がぴったり。キティの遠野あすかちゃん。宝塚時代から見ていたから・・・この壊れっぴりがなんともびっくり。最初「はしのえみ」さんかと思った(笑)コミカル担当だが、美声は相変わらず。もっとがんがんに声が出る人だと思っていたけど、ちょっと押さえていたのかな。カレーニンの山路和弘さん。(←なぜか彼にはつき。)最初登場した時は怖そうなおじさんだと思った。いかにも官僚的というか。カレーニンは本当に不器用な人である。冷たいんじゃない、自分の気持ちを表現するのが下手なのだ。終盤で歌う「夜だけだ」は本当に切ない。「帰ってくるなら受け入れてもいい」とアンナに言うところ、それまでかぶっていた仮面を一気にはいだような気がした。そして、息子に厳しいことを言いながら最後に「お前は賢くて・・・いい子だ」と言うところ!思わずセリョージャは父に抱きつく。優しく抱きしめる父。なんて不器用な人なんだ!カレーニン!!歌声も聞きやすい。最後のロングトーンはぶれもなく心地よい。んで・・・子役を見る目が・・・ものすごく優しい(笑)・・・山路さん、かっこええ(T_T)(←だからファンなんです。)照明、特にスポットの当て方とかが場面に合っていて面白いと思った。あと音楽が素敵だった。いい曲が多かった。このお芝居はシリアスなところとコミカルなところがきっちり分かれていて、シリアスなところではらはらした後にコミカルなところでほっとする。その対比がとても楽しく面白かった。レイヴィンとスティーバとキティが出てくるだけで、何かをしてくれそう、というワクワク感があった(笑)瀬奈アンナはとてもかわいらしいという印象。伊礼ブロンスキーは上品で美しい中に見えるかわいらしさにぐっと来たのかも。一路アンナはどんな感じだろう?伊礼ブロンスキーは一路アンナのどんな所に惚れるのだろう?・・・それは・・・来年の初観劇で分かる。そう。来年の観劇1本目はやはり「アンナ・カレーニナ」の一路バージョンである。楽しみだ
2010年12月29日
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本日は、銀座のシャンソニエ「蛙たち」へ。これ、に行って参りました(^^)皆様、芸大のご出身です。ゆえに「上野の森」。三ツ矢直生さんの歌声に魅せられ、三ツ矢さんのライブやディナーショーには数多くかけつけていますが、今回は、5人でのライブ。川島豊さんは、ちょうど1年程前、地元のホールでシャンソン歌手のあみさんと歌ってくださいました。また、ピエールさん(いつの間にかフランス人:笑)は、それこそうんと昔、同業であった頃に出会い、そして奥様の三ツ矢直生さんとお会いしたというご縁。アランさんは10年前に芸大に入学したという若手。友部さんは大ベテラン、語るような低音から美しく響くソプラノまで、なんと美しい歌声か。プーランクの歌曲は素晴らしかった。家が遠方なため、最後まではいられなかったのが残念。いつも「蛙たち」は、三ツ矢さんのライブで来ることが多い。今回は通常営業に初めてお邪魔したわけで、ワタクシ、年齢だけは重ねているけれど、この環境は、ものすごく大人の世界・・・。しかし、皆様本当にさすがの歌声です。あの狭い空間で、マイクいらないんじゃないか、と思うほど。伴奏との兼ね合いで必要なんでしょうけどね。ああ、ピアニストの方も、本当にいつも素晴らしのよね・・・。ピアノ、練習しよう、と、来るたびに思う(笑)良い音楽を聴くことができる幸せ。堪能しました。
2019年03月30日
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ず~~っと、手持ちの真珠のネックレスの糸替えをしなくちゃな~と思って15年くらい経ったなあ・・・。たまたまテレビでジュエリー通販の番組を見ていて、それが高級真珠のネックレスでした。ワタクシ実は・・・結婚する時・・・まあ、24年ほど前なのですが・・・親が真珠のネックレスを買ってくれると言ってくれて・・・でも当時はあまりにも無知で・・・生協のカタログで買ったという、このブログでジュエリーについて書いていたことが信じられないことをしておりましたもちろん、今だったらちゃんと目で見て買いますよーー(←だってめちゃくちゃ高額だったんですよ)今思うと、生協もよくそんな高額商品載せてたよなって思う。無知な私は、「田崎真珠」というブランドなら大丈夫だろうという、ただそれだけで、買ってしまったのです。でも、とても照りがあって美しい真珠で、ずーーっと、重宝してきました。大きさも8.0mm~8.5mmあります。そろそろ糸替えを・・・銀座に行けばいいかしら?と思って調べてみたのだけど、田崎真珠は留め具にロゴがあると書いてあって、何か刻印があるのかな?と思ったら、私のにはないのです。あれ?一気に不安・・・もしかして、別の「田崎」だったのかな?そんな馬鹿な・・・。そこで、田崎真珠にお問い合わせをしてみました。すると、留め具の写真を送って欲しいと言われました。刻印ではなく、この穴が開いているように見えるのが、田崎真珠の旧ロゴマークだそうです。この保証書の、右下の「田崎真珠」と書いてある隣のロゴマークだそうです。これで一安心。もう少ししたら、メンテナンスに持って行こうと思います
2021年10月16日
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3月に観劇しました(←今は5月^^;)。ちょっと記憶が薄れましたが、「いやー面白かったー!」という感激はまだ残っています。キャスト数もすごい。千尋だけでクワトロキャスト(4人いる)。私が観劇した日のキャストはこちら。千尋は福地桃子ちゃん。朝ドラ見てたなあ。あ、リンがりおんちゃんだ、湯婆婆が朴璐美さん(私の愛する山路和弘さんの奥様:泣)で・・・え?坊?坊キャスティング??ざっくり感想を述べると、この舞台は、宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」の世界観をそのまま舞台に持ってきたものです。それを再現するために、「劇団四季か!!」と思うような演出をたくさん用いていました。四季の演出ってすごく凝っていてトリックが分からないものもたくさんあって好きなんですよね、具体的にここっていうのは忘れてしまったけど、あ、四季っぽいな、という印象を持ちました。また、キャストもアニメを完璧に再現と言っていいと思います。千尋もリンも、なんなら青蛙も、声がもうアニメそっくりなんですよ!カオナシ・・・好きだ・・・(笑)釜爺のたくさんある手もそれを支える黒子さんも、石炭運んでる小さい黒いやつとそれを操っている黒子さんも、丸見えなのがまた良くて(笑)白龍が飛んでいる様子もかっこよくて。最後の方で千尋とハクが空中で会話をしているのも本当にアニメと同じように再現していて。舞台に出ている大勢ですべてを支えているという感じでしたね。坊!かわいい・・・キャストさんもかわいい・・・これは・・・もともとのアニメが好きだと本当にはまると思う。もう一度観劇したかったけどもうチケット取れないし無理でした~。ミュージカルではないけれどアンサンブルさんが歌うシーンは美しい歌声でした。あ、お風呂で、神様から汚れを引きずり出すシーンも良かったよね・・・。本当にもう一度見たい!!ロンドンまで・・・行けません(笑)
2024年05月02日
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この芝居は、山路和弘さんがご出演なさるとの情報を得て急遽取ったチケットである。LEMON LIVEとは、作・演出が斉藤栄作さんで、役者はその度に色々な所から集まっている。去年の夏、山路さんが出た「WOO!!man」を観に行ったが、なかなか面白く、DVDも申し込んでそれが届いたところが、時間がなくてまだ見ていないがそして今回の「トリオ」。下北沢のOFFOFFシアター。おおっ!小劇場!!駅前劇場と背中合わせの劇場。とりあえず初めての劇場だ。・・・ってか、ほとんど駅前劇場と狭さも造りも同じね(^^;)「トリオ」は主人公が女性3人で、漫才のトリオをしていること、そして彼女達に関わる男が鳥居一男、略してトリオさんなのだ(笑)そのトリオさんが、なんと日替わりゲスト!かつてLEMON LIVEに出演した役者さんが日替わりで参加する。・・・見終わって思ったのだけれど、この芝居、トリオを演じる人によって全然違う芝居になるんじゃないか、ということだ。それってすごいことだ。山路さんはもうすぐ還暦だが(笑)、目力鋭く色っぽい男性で、そりゃぁ3人が惹かれて当然よね、だってすでに私はこんなに惹かれちゃってるもの!!と力強く断言できる。トリオさんを若い役者さんが演じる日や、コメディの要素が強い人が演じる日もあるだろう。だから、毎日違う芝居を観ているような感覚だよね?すごいなぁ。3人の女優さんがもう素晴らしいので可能なのだろうけど、他のキャストも観てみたいなと思った。残念ながらスケジュール的にもう下北沢までは行けないのだが。芝居の前に、なんと客演俳優さんと演出家によるビフォートークが!もちろん今回の役者は山路さん!!狭い客席、電気はついたまま。山路さんと演出家の斉藤さんが座った時、山路さんがちょっと客席を見渡した感じがして、多分他のお客さまの100%がそう思ったように私も「目があった~☆」と勝手に喜んだ(^^;)話の内容は「なんか、今日リハやったら台詞とか増えてて・・・」とか、演出家の斉藤さんが初めて山路さんに出演を依頼した時の話とか(「パパは犯罪者!?」という芝居)、公演パンフレットやDVDの宣伝とか。「それかい!!」との山路さんの突っ込みが入る(笑)そしてこの芝居はとても熱くなり気温が上がるとのこと、冗談かな、と思ったら本気で、扇子まで用意されていた。まさかね~私寒がりだし~と思って借りなかったが、終演後、若干後悔することになる(笑)「じゃお願いします」との斉藤さんの呼びかけでそのまま芝居に(笑)トリオさんは、舞台の前説を行う人なのだ。本当にお客さまへのお願いだった、携帯の電源を切るとか、マナーモードもダメヨ、とか、そして「あ、これは真面目に言わなきゃ」と言って地震の時の対応などを話して下さった。・・・まさか山路さんから諸注意を聞くことになろうとは。。。ちと、新鮮設定は1973年、新宿のムーンライトセレナーデ新宿座の小さな楽屋が舞台。音曲トリオ漫才「マーガレッツ」の3人の女性が主人公。姉さん的存在で昔ピンの歌手で人気者だった西園寺寿美(西牟田恵さん)、男運が悪く昔ストリップ劇場で働いていて寿美姉さんには恩がある笹錦利津子(野口かおるさん)、歌が上手で小柄な板東緒里恵(武藤晃子さん)の3人だ。この3人が惚れた男が同一人物、そう、トリオさんだ。そこから始まるドタバタ劇、ああ、喜劇だろうな、と思ったら・・・あれ・・・?あれ・・・?なんだか展開が・・・マジ??ええっ、こんなことに!でもきっとラストはこうなるに違いない・・・ほ~らやっぱり!!って感じ?(←これ感想か!?)しかし何がすごいって、3人の声量。私は歌うことが仕事でもあるので、地声で大きな声を張り上げることには抵抗がある。でも劇場での役者さんの声を聞くと、なぜあれで喉がつぶれないのだ!!と本当に驚く。おそらく、喉も鍛えているのだろうけれどうまく腹筋を使って喉に負担をかけないようにしているのだろうな。ミュージカル唱法とか演劇の発声とか、声楽だけを学んでいると本当に不思議で仕方ないが、私も地声と歌声がちゃんと共存できるようになりたいのだ。そういう意味で、声量、声の質、小劇場なのにめいっぱい声を張り上げている様子、感心することばかりだった。物語の途中で、段々むかむかしてきたのよね。それは「女ってそんなに情念の塊じゃないよ~」と思ったからなんだよね。これ、結局ラストではなるほど、と納得するのだけど、途中は本当に女のいやな部分をたくさんあぶり出されているようで、なかなか不快な気持ちだった、いや、いい意味で。役者さんの演技が中途半端だと不快だなんて思わないもんね。それにしても、これを作った斉藤さんは女性の見方がゆがんではいまいか?と一瞬思ったが、でも、女だからこそ、こうなっちゃうのかもしれない・・・。一人の男をめぐって命がけ・・・まぁ、目的は最後に明らかになるのだけど(笑)3人の漫才もとても面白かった!話題が1973年かぁ・・・。おお、ワタクシ、この世に生を受けてちょうど1年でございますな(笑)山路さんは、前説の後、こたつからの登場だ(笑)しんどかったらしいアフタートークで話していたが、確かに長い時間こたつにいて、寿美姉さんがこたつをトントンとたたいた合図で出てくるのだが姉さんは「なかなか出てこないので心配した」そうで(笑)山路トリオさんはすっごく大変そうに出ていらっしゃった。そして所どころアドリブで「もうじき還暦なんだけど・・・」とぼそっとつぶやくこの芝居はアドリブが多いようで、山路さん曰く「台本と全然違うからいつ出ていいのか困る」だって(笑)すごなぁ~。吉田かおるさんの「お岩さん」と「番長皿屋敷」の話は、絶対完全アドリブだろう、時々こらえきれず雄里恵役の武藤さん、笑ってたもんねいやはや、パワフルでものすごい芝居だった。それでいて山路さんの素の姿がたくさん見られて至福。そのまんま、街に出て飲んでそうだもんな(笑)あ、3人とも山路さんに抱きついててずるい吉田さんなんか本番中に絡みがなかったからってアフタートークで「抱いてください」って「ダメぇっ!!」って叫ぼうかと思ったが小心者なのでやめておいた、てへ終演後の嬉しい話は昨日書いた通りだ。サインをもらったのは今回の「トリオ」のパンフレット、そして、最初にLEMON LIVEに出演した時の「パパは犯罪者?!」のパンフレットだ。・・・ロン毛の頃ですな。この頃はまだ山路さんを存じあげなかった。くーっ、つくづく残念だ。でも今こうしてたくさんの芝居を拝見させていただいているので・・・幸せであるこの芝居自体はとても面白かったので、ぜひ下北沢へ!とオススメできると思う。毎日違うトリオさん・・・面白いだろうなあ
2013年02月23日
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・・・なんてことだ・・・・・・こんな舞台だったとは思ってもみなかったぜ・・・・・・一体君は何者なんだ・・・すごすぎるじゃないか・・・君の名は・・・堂本光一!!帝国劇場に「Endless SHOCK」を観に行ってきた。 ちなみに帝国劇場は、3月でめでたく100周年ということらしい。 この公演、まずチケットが瞬殺ということらしい。ジャニーズだからと敬遠していたわけではないのだが、どのみちチケットなど取れないので観劇の予定はなかった。しかし、最近ブログを通して知り合ったバイヤーFBさんのブログを読み「SHOCK」に少し興味を持ち始めていた。そんな時、一緒に観劇予定だった方が急遽行けなくなったとのことで、ありがたいことに私に声をかけて下さった。ありがとう!!バイヤーFBさん!!月並みだがすごいの一言である。そして、何が一番感動したのかというと、座長、堂本光一さんの、命を賭けて取り組む姿!そう、文字通り、命を賭けているのである。あの帝国劇場の客席上空を、ワイヤー1本で、ある時は腕に布をまきつけて、たったそれだけでフライングするのだ!!私は2階で観劇したのだが、フライングしている時の真剣な表情!!もし落下したら、彼だけでなくお客様にも被害が及ぶだろう。絶対にミスは許されない。2階の客席に着地するシーンがあるのだが(客席前方に着地できる台がある)、バイヤーFBさんによると、全回観た時に足が滑って緊張が走ったことがあったそうだ。考えるだけで・・・身震いがするそのシーンの時に、さーっと係の人が通路を通って行った。万が一の時に支えるのだろう。昨日の公演では綺麗に着地、美しく挨拶してまた颯爽と宙に飛んで行った・・・。これだけではない。物語があり、それに沿って進んで行くのだが、堂本光一さんはほとんど出ずっぱり、踊りまくり、歌いまくり・・・。歌は録音してあるものもあったが。そして殺陣も!!しかも、最後には和太鼓を含めたパーカッションパフォーマンス!!一体どれだけのレッスンを積んできたのだろう。3時間半ほどで相当体力を使うと思うのに、それを2公演やる日もある!!この人の身体と精神力はどうなっているのだろう。堂本光一という、ジャニーズのアイドルという意識はどこかに吹っ飛んだ。やはり第一線で活躍するというのは、見えない所での相当の努力があるのだ。先日観た「ゾロ」のV6の坂本昌行さんしかり・・・。他のことも書く。演出、照明もとても面白かった。オープニングでオケピットがせり上がり弦楽セクションのメンバーが見える。そこからせり下がり、サイドに分かれて演奏していた。そしてまたオケピスペースがせり上がり堂本光一さんの登場、という始まり方。物語はオフブロードウェイの話で、大喝采を浴びるカンパニーのリーダーが堂本光一さん、2番手でありライバルが内博貴さん、ヒロインに原田夏希さん、その父親で劇場オーナーに植草克秀さん。ストーリーは割愛する。メインキャストからアンサンブルまで見事なダンス。アクロバット専門のチームも入っているようだ。女性がくるくる側転とかバク転とかびっくりしたぞ(^^;)普通のダンスメンバーだけじゃないことがすぐに分かった。それにしてもみんなうまい。ヒロインのリカ役の原田さんは、長身で細くて大変綺麗。ダンスは初心者だろう。周りがプロなのでどうしても稚拙さが目立つ。でもだいぶ良くなってきているようで、舞台上で日々成長しているそうだ。原田さんが長身で堂本さんが背が低めなので、それをネタにしての小話がふっと力が抜けて面白い植草さん、私にしてみれば少年隊の方が世代なので、お父さん役だけどやっぱりかっこいいなぁ(笑)若者の中にいるので落ち着いた男的な安定感が素敵この舞台は、目が離せない。一瞬一瞬が、汗が飛び散り真剣で命をかけている。堂本光一の階段落ち・・・いいのかジャニーズ、蒲田行進曲ではないか傷だらけだろうな。気が抜けない中でふっと、心なごむシーンとかクスッと笑えるシーンがある。観る方もパワーがいるが、見終わって「おお・・・」と感動をもらえる舞台である。何にせよ、命がけというのが本当に伝わってきて・・・感動して思わず終演後パンフレットを買ってしまった2,500円ナリ。一瞬一瞬を真剣に命をかけて・・・そんなこと私、続けられるだろうか・・・。堂本光一。あなたはすごい!!どうぞカンパニーのみなが怪我なく千秋楽まで走りぬけますように
2011年03月06日
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もうすでに大阪公演が始まっている「レディ・ベス」。実は2回観に行っていたのだが、忙しくて観劇ブログをなかなか書けなかった。無給で経済状況が厳しいので観劇リピートはなるべくしないようにしよう、席もS席を諦めよう。そう思ってA席で観た全回の「レディ・ベス」。・・・・・・。でも、きっと、我慢できない。もう少し近くで役者さんの表情を観たいと思ってしまうだろう・・・。と、A席のチケットを取った後にもんもんとしていたら、花總まりさんのファンクラブからチケットの追加販売が。今回、バタバタしていたせいかファンクラブで買い忘れてプレイガイドで買っていたので、つい、追加販売でS席を購入してしまった。そしたらば、H列センターブロック(端の方だが)。すごい。さすが「花の会」。おお、山祐さんが近い。みんなの表情がよく見える。全回は2階から全体を観られたので、今回はより役者さんが演じるキャラクターの心情に迫れそうだ。ベスは、もちろんチケットの経緯からもお分かりの通り前回同様、花總まりさん。ロビンが山崎育三郎さん、フェリペ王子が平方元基さん。メアリーは未来優希さんで前回と同じ。山崎育三郎さん、メイクしない方がカッコイイのに、と思った(笑)少し白すぎたのかな。Wキャストの加藤さんがワイルドだからかな。席が近かったからかな(?)。ただ、加藤さんも山崎さんも、ロビンのあの衣裳はあまり似合わないと思う。吟遊詩人だから仕方がないのかもしれないけど。2人の持ち味とは違うよなぁ。もちろん、育三郎さんは歌も演技も上手だし、今回は最初の所で小道具がころころとオケピに落ちてしまって「後で拾わなきゃ」とか、茶目っ気があって面白かったけど。フェリペは、Wキャストの古川君が王子キャラなのでビジュアル面では古川君の方がよりフェリペっぽいかな、と思うけれど、平方さんの方が声に伸びがあって良いと思うので、どちらも見られて良かった。アン・ブーリンの和音美桜ちゃんは、エコーがかかっているが(亡くなっている役)、その美声は何度聴いても聞き惚れる。本当に貴重な声だと思う。宝塚下級生の頃から彼女を応援しているのは、やはりその美声のため。美桜ちゃんが宙組にいた時の女王様が花總まりさん。宝塚時代より歌唱力もグンとあがって、相当レッスンを積んでいるのだろうなと思う。声量がもっと欲しいと思うが、こればかりは、私も声楽をやっていてなかなか声量を上げることは難しく、声質を良くすることの方が優先順位だと思っているのであまり求められないかな。ミュージカルはマイクに通る声が求められるので声楽と同じように語れないが、それでも大変なことだと思う。まりさんは話し声が美しいのだ。それがそのまま歌声になっている。まりさんのセリフはずっと聴いていたいと思うほど美しい。朗読劇なんかやったらさぞ美しいだろうな。リーヴァイさんの曲が耳に残る。特にアン・ブーリンのナンバーは、みな悲しげな、似たような曲調なのだけれども(最初見た時は、アン・ブーリンが出るたびにまた似た感じだ、と正直思った。)、現代的というか、最初のエリザベートよりも、ミュージカルっぽくもないというか・・・歌謡曲の雰囲気というか(あくまで個人的な見解だが)・・・とにかく耳に残る。まぁ、毎回書いているけど、悪いのは、ヘンリー8世、お前だ(笑)この時代はドロドロしてるのよね。不思議な世界観。私達は歴史を知っているからベスとロビンの結末も知っているしこの後イギリスがどうなるのかも知っている。大国スペインと対等に渡り合っていくエリザベス女王も、歴史の流れによって美化されていくエリザベスも。その中で創作される物語。こんな恋物語があっても良いではないか、と思うのだった。
2017年11月28日
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羽生市産業文化ホールで行われた「ドラゴンクエスト」ウインドオーケストラコンサート~吹奏楽による「ドラゴンクエスト1,2,3」を聴きに行きました。吹奏楽に浅からぬ関係を持つ身であるので、東京佼成さん(←プロの吹奏楽団)が地元に来る!というだけでワクワクしてこの日を待っていたわけです。しかも。ドラクエ!私の視力を奪った憎いヤツ(笑)(←でも本当。)(←アホや。)大好きですーーーこの1,2,3のロトシリーズは最高だわっ!!作曲は言わずと知れたすぎやまこういちさん。びっくりしたのは、吹奏楽アレンジが真島俊夫さんだったこと。知らなかった。残念ながらお亡くなりになってしまいました。真島さんアレンジの「スペイン」を指揮したことがあります。最高にカッコ良かった。さてさて。舞台のセッティングは、段が低めでした。そしてかなりクローズな配置です。(←舞台前方の方に扇を開くようにセッティングする場合はオープンという。)段が低め(段上は打楽器、金管)、クローズでのセッティング、ということは、音が良く響く羽生の文化ホールの特徴から、放っておいても音は鳴るので、「音をまとめる」ことに重点を置いた配置と言えます。まさに、実に音がよくまとまっていて、美しい音色が響き渡っていました。このホールでこんなに美しい音色は初めて聴いた今まで中高生の演奏ばかり聴いていたので・・・さすが、本当にプロです。1つ1つの音がしっかり際立っていながら全体的に綺麗にまとまっている。素晴らしい。前半はドラクエ1,2の世界の曲でした。指揮は阿部未来さん。曲の解説をしながらでしたが、その解説を聞くに、同じ匂いがする(笑)・・・そちもオタクよのう。みたいなそうそう、思い出した、1は、サウンドが、薄かった・・・そして、主人公の動きが、縦横すべて同じ向きだった・・・。ゴーラムっていたっけな、ああ、アレフガルドだー!とか、もう、今風の言葉で言うと、ただただ「ヤバイ」のひと言。(←なんの感想にもなっていない。)ドラクエ2は、もしかしたらクリアしてないかもしれません。あまりエンディングに覚えがない(笑)この当時は、冒険の書が、「意味もない平仮名の羅列をメモする物」だったのです。つまり、一文字でも写し間違えたら終了~!!ただ裏技もあって、この言葉を入れるとレベル○○の所から進められる、とかあったっけなぁ。でもやっぱりね、私のベストは・・・ドラクエ3なのです。(←視力下げた原因の一つ。)もうこの曲を聴くといろんなことを思い出します。地下の世界でボスキャラの宮殿でパパ(オルテガ)と再開したのに息子だと名乗る間もなく戦闘に入ってしまい、そのままパパは・・・(泣)しばらく呆然としてゲームを進められなかったそしてゾーマとの戦い!「ゾーマがあらわれた!」♪テッテッテッテッテテッテッテ・・・ぱ~ぱ~ぱ~~~~~ぱぱぱぱぱぱぱ~ぱ~ぱ~~~~~ぱぱぱ~ぱぱぱ~~~~~~~テレテレテレテレテレテレテレテレ テッテッ、テケテッ、テケテッ!・・・えっと・・・。・・・分かるかーーーーーーーーー!!ま、賢者の石とバイキルトは必須です。あとザオリクとベホマズンもね。これをそのまま吹奏楽で再現したと思ってください。すごかったですよ。もちろん、ジパング、ピラミッドもいい。ジパングは日本独特の微分音をポルタメントで表すのが面白かった。ピラミッドは、苦労した思い出があるので、つい、マミーを思い出してしまい集中できず(笑)ラーミアもね・・・指揮の阿部さんはスマホでゲームをしていてラーミア誕生のシーンをスクショしたそうです。スマホでやろうとは思わないな~。やっぱり若いな~とジェネレーションギャップも実感~。アンコールは、ドラクエのメドレーでした。やっぱり、ドラクエ好きな人は血が踊るよね、と思ったし、ドラクエと吹奏楽好きな私は、大好きな音楽を、美しい音色でプロが演奏してくれる、っていう、言葉でどう表していいのか分からないくらい幸せな瞬間に立ち会ったのでした。最後に・・・ホールを出る時にこれが。さすが(笑)
2018年03月31日
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実家の三毛猫、小梅ちゃんの寝姿をどうぞ。伸びてるわ~。待て。雌猫ちゃんなのに、おっさんっぽい(^^;)こんな、直立不動に伸びなくても・・・。つい握手しちゃったわ(笑)ちょっと目が覚めたので、そのまま抱きしめちゃいましたそしたらずるずる動いて、私の腕を支えにして、また寝てます(笑)さて私もそろそろ帰るか、と小梅を降ろすと、小梅は餌を食べに行きました。なんか、尻尾が長いぞ。この子はあまり大きくならないね、と動物病院で言われたそうです。私は大きな猫さんが好きなんだけどな。ま、このままの小梅でも十分かわいいです
2019年06月19日
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初めてミュージカルのレミゼを観た時、開演前、なぜだか胸がわくわくした。なんだかすごいことが起きるような、そんな予感。そしてそれは現実のものとなり、すっかりはまって一体何度レミゼを舞台で観たことだろう。大阪まで追いかけたこともあるそれだけ魅力的な舞台なのだ。映画のいい所は、舞台では想像で補っていたことを映像で補ってくれること。例えば工場の様子、どんどん墜ちていくファンティーヌの境遇、バリケードの築き方・・・等。「オペラ座の怪人」のように理屈に合うようにするやり方もある。賛否両論あったけど。「レ・ミゼラブル」は全編歌のミュージカル映画だが、最初に字幕で、「原作と岩谷時子の訳詩を参考」と出た。岩谷時子さんはミュージカルの訳詩をしているので、字幕の訳が歌詞と似ている所があって嬉しかったただ、曲の順番は舞台と若干違いがあった。また、この映画では、後から映像に歌をつけるのではなく、演技しながら実際に歌っているそうだ。大変なチャレンジだっただろうでも、臨場感が伝わってきた。今回の感想は、舞台と映画を比較しながら進めようと思う。ネタバレです。フランス革命後、民衆はまだまだ飢えて貧しい。舞台でも映画でもスクリーンに「1815年 ツーロン」「1823年 モントルイユ・シュール・メイル」と、時間の経過と場所が表される。さて、映画が始まってすぐ、あの、何度も聞き慣れた序曲が・・・ジャッジャーンと聞こえた瞬間、すでに涙ぐんだ(笑)CMで流れていたシーンだが、難破船だろうか?それを服役者達が引っ張っている。「♪下向け~ 目を合わすな」おおおおおおお!!ミュージカルと同じ歌詞!(←まあそりゃそうだな。)そして映画ではバルジャンがジャベールに命令されて怪力で柱を運ぶ。舞台ではもっと後に、下敷きになった人を救うために荷馬車を持ち上げる場面しか怪力を表す所がなかったが、今回はこのシーンがあってさらに荷馬車のシーンがあるのでジャベールがバルジャンでは?と疑惑を持つ。いい伏線だったと思う。24653じゃない!!ジャン・バルジャンの囚人番号だ。舞台では「24653~♪」がお馴染みなので違和感があったが、元が24601だそうで、確かに、英語で歌われると違和感がない。そうだったのか世間から差別されやさぐれちゃったバルジャンに救いの手を伸ばしてくれるのが、ご存じミリエル司祭。なんとこの役者さんは、舞台版の初代バルジャンだとか!こういうのが見られるのも映画ならでは。嬉しいこの時渡された銀の燭台、これを使って正しい人になりなさい、と言われたけど、バルジャンは死ぬまでこれだけは売らなかった。最後のシーンまでこの燭台は舞台にある(映画でも)。燭台でお金を得たのではなく、苦労して働き、遂には工場を経営し、市長にまでなった。ジャベールが赴任してきて不安になったバルジャンは小さなミスを犯す。公明正大な彼ではなく、心卑しい工場長に女工のケンカの解決を任せたためファンティーヌという悲劇が生まれる。工場をクビになった彼女は預けた娘が病気と知らされお金を得るために、身の回りの物を、そして豊かな髪を売る。それから、これは舞台にはないのだが歯も売る。(←世界名作全集には載っていた。)そして遂に、身を売る。そのシーンが圧巻だ。舞台では「ラブリーレデイ」という娼婦達の歌に合わせて表現されており、歌詞もどぎつくて衝撃的だ。映画では、初めて客を取る時、「靴は脱がないで」と言う。そして足が開かれ男に抱かれる。これは、その行為には愛というものはなく、女の体はただの道具に過ぎないことを表している。そして男が去った後にファンティーヌが歌うのが「I dreamed a dream(夢破れて)」。すごいシチュエーションだ。本来この歌は、工場をクビになった直後に歌われる。それが、娼婦に身を堕とした直後に歌うことによって、怒りと絶望が苦しいほど伝わってくる。もちろん、役者の力量も素晴らしい。帰ってくるはずがないと分かっているのに、ひととき自分を愛し、子供を宿らせた男をずっと待っている・・・でも自分は今や娼婦。なんという絶望的な人生であることか。バルジャンは人違いで別人がジャン・バルジャンとして捕まったと知り、心が揺れるが、ここで歌われる「who am I」は、本当に心ふるえる名曲だ。その後歌詞を変えて何度か歌われるが、時にバルジャンが自分の存在を自覚するため、時に若い恋人達が「やっと会えたのに明日は遠ざかる・・・」と。この辺りの音楽の使い方が実にうまい!シェーンベルク(作曲)さん万歳!!ファンテの娘のコゼット(レミゼのトレードマークになっている)を預かっている宿屋のテナルディエ夫婦。彼らはこの後も物語のポイントとなるのだが、この小悪党夫婦、腹が立つんだけど、憎めない。宿屋の歌はあちゃーな歌詞なんだけど、明るくて、どうしようもない世の中を人を蹴落としてたくましく生きていく。これも一つの現実だ。やがて宿屋も立ちゆかなくなり、パリで貧民街で盗人をしてやはりたくましく生きていく。舞台では森公美子さん、そしてベテラン役者さんのテナルディエのイメージが強くて、映画は「ちょ、ちょっと、どーしよーもないメイクしてるけど美人とイケメンやん!」というツッコミをしてしまったワタクシおっとジャベールについて書かねば。ジャベールは法に忠実なのだ。主人公の敵だが決して人としては悪い人ではない。それはバルジャンも認めている。バリケードで死んだ子供(ガブローシュ)の遺体に、自分の勲章を着けてあげているシーンは泣けた。強面なシーンばかりだが、こういう優しさも持っている人である。ジャベールの名曲には「Stars(星よ)」がある。最初、バルジャンを絶対捕まえるのだ、と歌いながら歩いているのは・・・高い建物のふち!!おいジャベール!!危ない、落ちるぞ!!と心の中でドキドキしたのだが、これ、後半の自殺のシーンにつながる伏線だったのね。舞台の演出も素晴らしいのだけど、映画ではリアルにセーヌ川の渦がゴオオオッって音を立てていて、しかも落ちた瞬間までリアルに再現していて、い、痛いっ。こういう所、映画ならではだなぁ。あ、やはり字数制限にひかかりました続きはその2にて
2012年12月28日
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ここ数年、クリスマスイブは三矢直生クリスマスディナーショー今年も旦那と一緒に椿山荘に行きました。まずはディナータイム~途中をすっとばしましたけど、何せここのディナーはおいしい!今年はお肉がしっかりめ(?)だったか、ちょっと固めでした。おいしかったけど。そしてショータイム。いつもの三矢バンドに、ゲストは元宝塚雪組の城咲あいちゃんと白華れみちゃん。麗しい・・・。今年、なんとど真ん中の一番舞台よりだった私と旦那。旦那は最前列ドセンターでした(笑)ミュージカルからオペラ(タンゴに途中からアレンジされていた)、そしてタンゴ。かっこいい!ピアソラのタンゴがめちゃくちゃかっこよかったのです。これは調べなくては!!途中、城咲あいちゃんが黒いドレスで踊ったのだけど、とにかくかっこよくて美しい。表情が曲とあいまって、曲の世界観を見事に表現していました。今年も素晴らしい音楽を聴けたな。幸せだな。そして終演後。お見送りに出てくださるゆかさん(三矢さん)に、いつものように抱きしめていただき(笑)3日前に大阪でも同じようにしていただいたのだけど、至福~。さらに!皆様それぞれと写真を撮ったのだけど、なんとSNS顔出しOKということで、今日は載せちゃいます。ゆかさまと。後半のお衣装。前半は美しいドレス姿でした。れみちゃんとあいちゃん。近くで見ても本当にかわいいし美しいそしてピエールさま(日本人)。死ぬほど大変だったこの半月。ご褒美のように、たくさんたくさん素敵なことが。まぁ、そのつもりで予定組んだんだけどさ(^^;)思った以上に精神的ダメージが大きかったけど、もうすっかり食欲も戻り、ちょっと心に引っかかりはあるけれど、元気になりました!
2018年12月24日
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