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持ち込み禁止のドリアンの「薫り」に誘われて、オニオンは昔のアリさんの事思い出してました。
その昔、フランスはボルドーの西海岸のアルカッションでございます。ボルドーから電車で小一時間ほどで、あとはただ海岸線に沿ってメーンの一本道と所々の一軒家が立ち並ぶボルドー地区の住民の憩いの海岸ってとこでした。今もポピュラーはポピュラーではありますが、メーン通りは人と車で立ち並ぶ商店ともにハイシーズンはパリからも休暇を楽しみにやってくるフランス人で一杯になります。近くに砂丘があって確か天然なんとか財の指定を受けていたような。。天の浮橋みたいな。。パリからの超特急電車もあって便利は便利ですけど、昔の村のイメージは消えつつあります。
オニオンと連れは貧乏な学生さんでございました。一匹の子猫(連れの姉の猫)を籠に入れて海岸についたのですが、砂丘ってのがすぐ近くだと思いきや。。10キロメートル以上であることを(今でもある)カメラ屋さんが教えてくれましたので、その夜は砂浜で寝ることにしました。あるのは寝袋だけです。テントもなしでした。そもそも野宿は禁止のようです。断わっておきますが、住むところがなくての野宿でなく、当時観光地ではなかったのでホテルも何も無い村だったのです。住んでいたのはボルドーの街です。
・・で、荷物をおろして、草むらにちょっと引っ込んだところを選びました。猫は疲れてしまって死んだようになっていました。それで我々もそのままスリーピング。。
その朝、意外とぐっすり眠れたオニオンは気持ちよく起床いたしました。前日は強行軍でして、歩きまわったあとでもありましたし。。
とまれ、簡単に身つくろいをして猫ちゃんの具合を見に行った連れが上げた一声は、「子猫が死んだ。」でした。硬くなって動かないのでした。前夜、あのまま逝ったのでしょう。ち~~ん。。。遺体は持って帰るわけにも行かないので、砂浜に置いておきました。そこで、朝飯とばかりに、持参のバスクのバターケーキを取り出したオニオン、今度はオニオンが一声、「空っぽ!?やんか」「あんた、いつ食べたん?」(フランス語でしたよ)と相手の顔を見ました。
よく見ると、なにか黒いラインが。。たらたらとケーキのパッキングを持ったオニオンの手首から下に落ちているではありませんか。。「ウゲッ」
物資を運び中のアリさん行列だったのです。よく見たら、ケーキのほんの一粒が残っていました。オニオンが持ち上げたので滑り落ちたのでしょう。パッキングに小さな小さな穴が開いていたようで、そこから侵入したようです。
急いで、他の食糧もチェックしましたが、ケーキがメーンだったのですね。。でも猫にはたかっていませんでした。オニオンは慌てて寝袋の中をチェック、着ているもののチェックをしました。気持ち悪いので、そのまま海(服は脱いで)に入りました。
それから蟻にはいつも来てほしくないオニオンです。蟻よけにはレモンの輪切りをあちこちに置くといいようです。4階のアパートにも偵察蟻が登ってきますが、レモンで退治いたします。白蟻はもっと手ごわいですが、持家じゃないので居ても大丈夫ですが、赤い蟻は肉を食べるとか。。
日本人のことを蟻のようだ、つまり働き者だと形容しますが、頭が黒いせいもあります。今は皆さん赤や白や金色、茶色と手ごわくなってきましたね。。
救われればいい。。 2025年10月25日
まかせなさぁぃ。。 2025年10月18日
代わりに生きるか。。 2025年10月06日