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●ウィーンの変位則
単位波長あたりの放射強度(エネルギー)が最大になる波長(λm)は温度が低くなれば長くなります。温度が高ければ波長は短くなります。
その式がこれ。ウィーンの変位則です。
λm=2897÷T
λm:波長 μm
T=2897÷λm
体温℃=T-273.15
つまり瞬時に顔から放射される電磁波の波長が分かれば体温が分かります。
●例題
やってみましょう。 波長9.40μmが測定されました。体温は?
2897÷9.4μm=308.19K
308.19―273.15=35.04℃
絶対温度を摂氏に直せばOKですね。体温は約35.0℃。機器が電磁波を測定し、瞬時に体温を計算して表示します。計算式は単純でしょう。
非接触型の体温計は人の顔から出る電磁波を測定。
太陽表面を6000Kとすると電磁波は0.48μmで可視光線の青です。太陽放射を短波放射ともいいます。また地球の表面は平均すれば約15℃=288Kですから10.05μmの赤外線を放射するので長波放射ともいいます。日没と同時に太陽放射が届かなくなり、地球は宇宙に向かって赤外線を放射し冷却します。したがって朝まで気温が下がり続けますが、曇の日は赤外放射の半分を地球に戻しますから余り下がりません。いずれにせよ宇宙に存在するずべての物質は絶対温度で0より大きいので必ず電磁波を放射しています。温度と電磁波の波長は1対1対応ですから、体温も分かるのです。
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