何を書いて良いのか分からなかった、
そして何も書けなかった。
これが正直なところである。
バンドメンバーであり
友人の死というものは、
想像を遥かに超える。
想像を超えた時、
何もかにも訳がわからなくなる。
言葉にならないいくつもの波が
押し寄せては引いて行く。
悲しさ、喪失感、悔しさ、虚無感、
今ではそれが何か分かるだろう。
知る事が恐かった。
理解する事が恐かった。
本能的にバリアのような物を張ったのかもしれない。
感じ方は人それぞれである。
加藤さん、山内くん、そして志村、
その人なりに受け止められるよう努力したはずだ。
ニュースやホームページの発表で知ったみんなも同様に。
音楽と人 2010年8月号
『MUSIC』リリース時、金澤ダイスケインタビューより
金澤
「今、志村は何をしてるんだ? って
いうことはふと思ったりします。
これ、誤解されるような言い方になるけど、
一人の死によって僕の生活がものすごく変わったりとか、
そういうことはないんですよ。
僕は僕の生活があって、そこは変わらない。
でも、ひとつ変わったことは、
彼がいなくなったことについて
悶々と考えるようになったということ。
今は夜だけど、アイツ寝過ぎだなぁ、
起きてこないなぁとか思うわけですよ。
もういないから当然なんですけど。
でも、今の志村がどんな感情なんだろう、
みたいなことを悶々と考えたりはしますよね」
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