しろうと自然科学者の自然観察日記

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2018.12.05
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カテゴリ: 園芸植物
☆自然観察ブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を始めて6年9カ月、連載は連続2,400回を超えました。そこで、「自然観察の振返り」を随時掲載しています。【自然観察の振返り[13]】はキジカクシ科(クサスギカズラ科:Asparagaceae)の植物です。キジカクシ科は、従来の分類(新エングラー体系、クロンキスト体系等)ではユリ科に含められていました。第7回は、ムスカリの花です。(2015年3月15日撮影)。
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☆ムスカリは、地中海沿岸や西南アジア原産で、キジカクシ科ムスカリ属(Muscari)の多年草です。耐寒性が高く非常に丈夫な性質を持ち、野生化しているものを見かけます。(2010年3月28日撮影)。
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☆葉はやや肉厚の線状で、数本が根生します。葉は秋に芽を出し、花が咲いた後、夏には地上部を枯らせて休眠し、再び秋に芽吹きます。(2014年1月5日撮影)。
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☆ムスカリの花期は3月から5月上旬で、10~30センチに伸びた花茎の上部に、直径3~5ミリ程度の小さな花を総状に密に咲かせます。(2016年3月22日撮影)。
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☆ムスカリの花は壺型で、下向きに咲きます。ムスカリの一つひとつの花をよく見ると、花の先端が浅く分かれ、白い先端が反り返っているように見えます。(2015年3月15日撮影)。
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☆花を注意深く観察すると、ムスカリの花は、6枚の花被片(外花被片3枚と内花被片3枚)が壺状に合わさり、先端がわずかに反り返っています。壺状の花冠が先端で6つに分かれているのではなく、6枚の花被片が重なって壺状の形になっており、それぞれの白い先端が反り返っていることがわかります。6枚の花被片は、外側の3枚の外花被片と内側の3枚の内花被片に分かれていることもわかります。(2015年3月15日撮影)。
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☆花被片の中を観察すると、6本の雄蕊があるようです。(2015年3月15日撮影)。
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☆「ムスカリ」の名は、ムスカリ属の花の総称です。アルメニアクム(Muscari arumeniacum:ブドウムスカリ)の青花・白花が花壇で多く栽培されているそうです。ムスカリは、ギリシャ語のムスク(moschos、麝香:じゃこう)のことで、ある種の花が強い芳香を放つところからきているそうです。ムスカリの花の姿はブドウの房のように見え、英名はグレープヒヤシンスだそうです。(2012年4月13日撮影)。
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☆ムスカリの花言葉は、「明るい未来」「通じ合う心」「寛大な愛」「絶望」「失望」「失意」などだそうです。(2010年3月28日撮影)。
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Last updated  2018.12.05 06:43:23
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