おかめ大好き!
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おかめを飼い始めてずっと不思議に思っていたことがありました。ケージから出してやるとなぜ一目散に鉛筆の芯を齧りにくるのか?と。るんは、鉛筆を見つけると芯を齧ります。いや、食べているというほうが的確かもしれません。それをただ単にインコは物を齧る性質があるからと軽く考えていました。でも、それなら他の3羽も同じ事をしそうなものですが、どうも違うようなのです。それで、そういえば今は亡きぴーたんという子も、なぜか目ざとく鉛筆を見つけてはよく芯を食べていたことを思い出したのです。そして、そういえばかなも、以前はケージから出ると一目散に観葉植物の土や部屋に置いてある木炭を食べていたのです。その頃まだ知識が乏しかったわたしは、土や炭を食べるのは何か栄養が足りないのだろうなぁと思いつつ、でも、シードもペレットもサプリだって使ってるんだからまぁいいかと、そのままにしていたのです。それが育雛期のかなの体調不良でオーガニック社に出会い、そこで初めてミネラルの大切さがわかったのです。何故なら、そのミネラルを与えるようになってから土や炭を齧るという行動が見られなくなったから。それどころか炭を見ると逃げ出す始末。。。なら何故るんだけが、鉛筆齧りをするのか?それはるんはそのミネラルをほとんど口にしないからではと思っています。他の子は明らかに齧っている形跡があるのに、るんにはそれがないのです。鉛筆の芯が好きならもしや炭を食べるかもということで、試しに竹炭のかけらを見せるとすぐに寄ってきて食べ始めました。人間側からすると、何故そんな物を欲しがるのか、それには意味があるのかととっても不思議です。そこで長年の「インコが好んで鉛筆の芯を齧るのはなぜ?」という疑問を解きたいと少し調べてみました。まず鉛筆の芯は何でできているか。鉛筆の芯は「黒鉛と粘土」でできており、その配合比率で硬度や色の濃淡に差が出る。では「黒鉛」って?黒鉛とは、正式名を「石墨」(グラファイト)といい、ダイヤモンド、墨、石炭等と同様「炭素」からなる元素鉱物(単体として天然に産する元素からできている無機物)。いや恥ずかしいですね、この歳になるまで鉛筆という漢字からして、鉛筆には「鉛」が入っていると思い込んでました。もしそうなら、とっくにこの世にるんはいませんね^^;次に「粘土」ですが、どういう種類の粘土が使われているのかはっきりしたことはわかりませんでした。それで、今手元にある「マヌブロック」に注目してみると、成分表示に「ベントナイトクレイ」というのを見つけました。「ベントナイト」とは、海底、湖底に堆積された火山灰や溶岩が変質することでできあがった粘土鉱物の一種で、その名称は岩石名である。「モンモリロナイト」という鉱物を主成分とし、他に石英や雲母、長石、ゼオライト等の鉱物を含む。日本では、山形、群馬、新潟等に分布している。わたし自身は初めて聞く名前なのですが、その用途は広く、石鹸、オムツ、入れ歯安定剤、医薬品など多岐にわたって使われているようです。面白いことに、「インディアンクレイフーズ」という食べる粘土もありました。さてその「ベントナイト」の主成分である「モンモリロナイト」とは?「モンモリロナイト」(珪酸塩白)は、シリカ、アルミナ、マグネシウムを主成分とし、その効果は、イオン交換作用によって有害物質を吸着し、それと同時にミネラルを放出する。「有害物質を吸着し、ミネラルを放出する」これって「炭」と似ていませんか?例えば竹炭は、文字通り竹が炭化してできたものです。炭化とは、有機化合物が分解して炭素だけが残ることですから、無機物であるミネラルはそのまま残っています。そしてその構造上有害物質を吸着する能力があることが知られています。ということは。。。るんは、竹炭や粘土の代りに鉛筆の芯を齧って食べていたのでしょうか。(でも黒鉛には竹炭のような性質はないようですから、粘土が目当て?)ここまで調べてもなんだかわかったようなわからないような。。。ただ言えることは、有害物質を排除しかつミネラルを含んだものを好んで食べるということです。野生動物も炭や土を食べるということが知られていますが、セキセイインコやオカメインコが生息するユーカリの種子は、熱が加わらなければ発芽しないそうです。熱が加わる、つまり山火事のあった後に発芽するということは、火事でできた木炭を食べているのではと思います。粘土を含む「マヌブロック」や「火山岩」などのミネラルブロックを摂取するようになったかなには、もう炭や土は必要ではなくなったということでしょうか。わたしの知り合いには「ペレット」信仰の人がいますが、ペレットにそういう物質が含まれていないとしたら、ペレットだけで十分ということはないと思います。話が少しずれますが、シードを食べるように進化してきた鳥達のその特性を無視してはいけない、野生での食性に興味を持ち続けたいと、改めてその思いが強くなった今回のわたしなりの「お勉強」でした。
2006年10月24日
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