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2010.01.18
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カテゴリ: カテゴリ未分類


猫の寿命は10~16年と言われているが、21歳と云えば人間なら100歳ぐらいにはなるらしい。
ところで、心臓が1回ドキンと打つ時間を心周期と言うが、人の場合はおよそ1秒に1回、ハツカネズミは1分間に600回から700回も脈打つから1回のドキンに0.1秒しかからない計算になる。ネコで0.3秒、ウマで2秒、そしてゾウだと3秒かかると言われる。
哺乳類の心臓は、一生の間に概ね15億回は打つということから、それぞれの動物の平均寿命が予測されているが、勿論これだけが寿命を決める絶対の根拠ではない。でないと、象は人間の3倍も長生きすることになり、今の人間の寿命がだいたい80歳だから、象は240年も生きることになってしまう。

そんな難しい話しはともかくとして、同じ一生でも動物によっては超スピードの一生があったり、ゆっくりした一生があったりする。また同じ動物でも、100mの短距離走法で走る生き方もあれば、42.195kmのマラソンを走るような生き方もあり、千差万別である。同じ事は社会的な現象にも言えるような気がする。例えば縄文時代は紀元前145世紀から紀元前10世紀ごろまでと言われるが、この縄文時代の一生は約1,350年も続いたことになる。近世、近代、現代のそれぞれの時代の移ろいは縄文時代から較べれば、50m走より速いと言えるのかも知れない。

また「歴史は繰りかえす」と云う言葉があるが、これは社会的な現象は周期性を持って回帰するということで、戻ってきた時点は一つの区切りであり、一つの人生が終わり、輪廻転生ではないが次の人生の始まりとも考えられる。
この社会的な周期のスピードが、昔と較べて速くなってきて、象の一生みたいな速度から、だんだんネズミの一生の速度に変化してきたと思われる。
だから一昔前は「歴史は繰り返す」現象を、生きているうちには見ることができなかったかも知れないが、今は一生のうちに「アレ?これは以前見たことのある現象だ」と何度か体験する可能性が高い。

例えば金融問題を見ても、1929年の暗黒の木曜日(ブラックサースディ)、1987年の暗黒の月曜日(ブラックマンディ)、2008年のリーマンショックによる世界金融危機の勃発。

戦争も第一次世界大戦、そして第二次世界大戦と2度も大きな戦争を繰り返した。
「昭和史からの警告」(船井幸雄・副島隆彦著)によれば、今の日本は戦前の昭和初めと実にそっくりだと言い、戦争への道を阻めと「繰り返し」を心配して警告しているのだ。

政治の世界も愚かなことの繰り返しに明け暮れている。
それにしても「政治と金」の問題は、何故にこうも繰り返しが絶えないのだろうか。
自民党時代に小沢氏が師と仰いだ田中角栄元首相はロッキード事件で、金丸信・元副総裁は巨額脱税事件で東京地検特捜部に逮捕起訴された。そして政治資金規正法違反で遂に小沢氏本人にも事が及ぼうとしている。
間近で師匠達が検察と闘って破れた姿を見て、カネのかからない政党本位の選挙を目指し衆院小選挙区制の導入や企業献金規制の強化に貢献して来たにもかかわらず、上手の手から水が漏れたのか、師匠達と同じ道を歩むはめに陥りそうな気配である。

ところで、昭和の50年代の後半に大前研一さんの翻訳本で「エクセレント・カンパニー」という本があった。その中で著者が超優良企業の共通項を幾つか挙げていたが、その一つに「基軸事業から離れない」と云うのあり、何故かそれだけが頭に残っている。
丁度、世の中は多角的経営を指向していた時代だっただけに、現業を捨て時代の変化に対応して多角化して行くのが優良企業だと思っていた。ところが多角化に失敗した企業がその間に本業をないがしろにしたお陰で、戻るべき基軸がなくなり、この世から淘汰された会社が多発した。その会社がもっとも得意とする基軸の事業からの離脱は、事業の失敗ばかりか、会社そのものの存続にも影響することを、見事実証してくれたものである。

およそ物事が右肩上がりに直線的に発展することは稀で、螺旋的に昇って行く方が自然である。しかしこれを鳥瞰図的に上から見れば真ん中を軸として回り回りしながら元に戻っている様に見えるに違いない。 ひと回りして中心軸に戻り、その軸から再び次の一回りに出発する。だから、上から見れば単なる繰り返しに見えるかも知れないが、横から見ればそれは一段高い位置の軸に戻り、そこからの再出発ということであり、これは単なる繰り返しということではない。

もし軸に戻るたびに、一段と低い位置に戻るとすれば、それはまさに奈落の底に落ちて行くアリ地獄そのものだ。今の政治家は、多かれ少なかれこのアリ地獄の螺旋の渦の中にあるように見える。これでは国も民も衰亡の一途を辿って行かざるを得ない。
全ての政治家が、政治家の基軸は利権にありと考えている訳ではないだろうが、真の基軸に目覚め、螺旋的に成長して、一刻も早く国の発展と国民の幸せに貢献して欲しいと熱望している。





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Last updated  2010.01.18 18:05:57 コメント(14) | コメントを書く


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