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2010.06.18
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カテゴリ: カテゴリ未分類



有り難いことに、母の命日は平成元年8月20日だから、回忌の計算は平成の年号と同じなので計算を間違うことはないのだが、法要自体のことをすっかり忘れていた。
ちなみに、去る平成17年に郷里で母親の17回忌の法要を執り行い、翌18年6月には父親の37回忌と兄の17回忌の法要を兼ねて、関東、関西、そして九州在住の身内を再び郷里に集まって貰い法要を営んだのが、私がお世話をした最後であった。

そのときの案内状を抜粋すると、
「昨年は母の17回忌と弟の1周忌を兼ねて、ささやかに私たち兄弟姉妹とその子達、孫達にお集まり頂き、照蓮寺で回忌法要を執り行いました。
その折、折角のご縁なのに、私たちの子供達そてそのお子達が、その顔も名前も知らないままに、私たち兄弟が逝ってしまうのは、大変残念かつ申し訳ないことだと言うことで、兄からのたっての依頼で、今度は全員(兄弟姉妹+甥姪+その家族)にご案内して、私がお世話を申し上げる最後のイベントにすることにいたしました。
大義名分は父・兄・弟の回忌法要ですが、本意は昨年配布いたしました家系図を元に、それぞれのお名前とお顔の確認と、今後のお付き合いのきっかけ造りにあります。たくさんんの皆様のご参加を心からお待ち申し上げます」

その家系図は両親を初代とする4代に亘るものであるが、そこに記載された人数は、
両親=2・私の兄弟姉妹=10・その配偶者=8・姪甥とその配偶者=29・そしてそのお子達=29名で合計すると76名であった。このうち物故者は6名だから、生存総勢は70名という大集団であった。

しかし子供や孫達が、自分たちの存在の背景を知るきっかけぐらいにはなったと思うし、もしかしたら、この遺伝子に興味を抱く末裔が将来一人ぐらいは出てきて、家系図の作成を継承してくれることにでもなれば、こんな嬉しいことはないと淡い期待を抱いている。

実は、この法要を準備していた平成18年の6月に首筋にグリグリする腫れを感じていた。
でもこの時はこれが癌の前兆などとは思いもよらなかったので、法要参加者にこんな腫れ物が出来ているのだと実物を触らせながら宣伝したのが、なんと癌予告になってしまった。
法要を終え、7月に入りこのグリグリの原因究明に内科、耳鼻咽喉科、口腔外科、外科、そして血液内科と巡り巡って、やっとこれが悪性リンパ腫だということを突き止め、8月から抗ガン剤による治療が始まった。
12月まで抗ガン剤を投与し、なんとか寛解状態に持ち込んだが、昨年末に舌根部に腫瘍が再発し、今度は放射線治療のみを施したが、副作用で味覚障害に苛まされながら、いまだに経過観察中と云うわけで、この癌騒動は法要以後ず~っと尾を引いているのである。

ところで、このときの法要の案内状に、一体なにを思って「私がお世話を申し上げる最後のイベント」などとと大仰なことを書いたのだろうか。
この文言のお陰で、それ以降はまるであの法要が私に企画できる「最後のイベント」だったかのように、次から次へと問題が発生し、これでもかこれでもかと、二度と私が主催するイベントなど企画出来ないように、目白押しで何かが起こったのである。
これこそ言葉に宿ると信じられている神秘的な霊力、いわゆる言霊のなせるワザなのであろうか。
日頃、「物事は言った通りになる確率が高いから、出来るだけ肯定的な言動を取るように」と人には言っておきながら、これは我ながら本当に迂闊であった。

「自分の回りで何かことが起こった時、それはご先祖様が何かのご要望をあなたに知らせているのだ」と、賢人たちからよく聞かされたものである。
そう言えば、この半年の間ホジキンが再発したり、副作用で味覚を失ったり、耳ろう孔から黴菌が入り切開手術をしたり、猫に足を噛まれ細菌症になったり、目の毛細血管が破れ出血したり、停車中の愛車が追突され後部が大きく損傷したり、次から次とひっきりなしに何かが起こっている。


今回の電話で兄は母の23回忌の法要を私に企画してくれと言ったわけではないが、この電話はきっと、「来年は、みんなを集めて私の23回忌の法要してね」と、何度知らせても悟らない私にしびれを切らした母が、兄の口を通じて最後の通牒を寄越したのだ。
「願心院釋尼妙恵様、間違いなくこのメッセージ受け取りました」





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Last updated  2010.06.18 09:36:57
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