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2010.08.09
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カテゴリ: カテゴリ未分類



昨年は7月末に内外痔核の切除手術を受け、8月のお盆過ぎまで入院、暑い盛りに昼夜に亘って冷房完備の快適な環境に浸っていたので、今年の夏は余計に暑苦しさを感じるのかも知れない。
原因はいろいろあるようだが、地球全体に異常気象が訪れていることだけは間違いないようである。8日未明には、中国甘粛省の南部のチベット族自治州で突然大規模な土石流が街を襲い、新華社電によると127人が死亡、88人がケガをし、1294人が行方不明になっていると報道されていたが、日本でもいよいよこれから台風の季節に入り、風水害の恐怖に、しばらくはおののかねばならない。

折しも、地震保険付きの火災保険に加入している全労済から「自然災害共済に大型タイプができました」と大型タイプへの中途変更を勧める案内が届いた。
勧奨チラシには「現在のご契約内容」と「見直し後の契約内容」が印字されていた。
火災4,430万→4,430万、風水害2,515万→ 2,515万、地震886万→ 886万と見直し後の保険金はまったく現在と同額であるにもかかわらず、残余期間分の追加掛金として4,430円としてあり、年間にすれば掛金は11,075円のアップとなるように表示されていた。

保険金額が同額で掛金だけが上がるのなら「掛金増額のお願い」とすべきであり、なにをもって大型タイプというのか判断に苦しんだ。なんど読み返してみても理解でない。
あえて新しいことと言えば、カーポートや車庫等の「附属建物等の特別共済金」が支払い対象になると云うくらいのものであった。
これではどうしても納得できない。やむなく通話料無料の0120-にコールした。ところがなんど電話してもお話中で通じない。


「見直し後の契約内容の風水害と地震の保障欄に誤りがありました。ご契約者様には多大なご迷惑をおかけし、深くお詫び申し上げます。今後は、内容を十分に精査し、ご契約者様にご迷惑をおかけすることがないよう、再発防止に努めてまいります」と云う訳である。
こんどは、風水害2,515万→ 3,401万、地震886万→1,329万とちゃんと増額した金額が印字してあった。
私の読解力や判断力の不足のせいではなかったのである。ヤレヤレである。

この謝罪文には「遺憾に思います」という文言が入らず、真摯に謝罪の文言が入っていたのでなぜかホッとしたが、新聞紙上の謝罪文や謝罪会見などで「遺憾」という言葉が出てくるたびに、当事者は本気で謝りたいのか、それともその出来事の感想を述べているのか、その真意が読み取れずイライラしてしまったものである。
とくに政財官で不祥事が発覚したとき、「遺憾」という言葉がやたらに出てくるが、特に眉に唾を付けて聴いておかなければ、謝罪か感想かを識別できないまま誤魔化されてしまう。

「申し訳ありません。もう二度と致しません」と言えば済むところを、「遺憾」「遺憾」と云う言葉を使うものだから、遺憾というのは「ごめんなさい」を意味する丁寧な表現なのだと、すっかり誤解してしてしまっていたことがある。
でもなんとなく違和感があったので、辞書を引いてみたら「遺憾」には謝罪の意味は一切見当たらず、「心残りであること・残念であること・気の毒であること」と云う気持ちを表す言葉とあった。

となれば、「遺憾に思う」と 第三者が言うのならいざ知らず、不祥事を起こした本人や当事者が他人事のように「遺憾だ」と発言するのは、まったくお門違いというものだ。
本来は 「申し訳ありませんでした」 と言うべきところを「遺憾に思います」と、さも反省しているかのように見せかけ、「自分は悪くない。悪いのはみんなあの人のせいだ」と己を正当化し、暗に責任を他に転嫁するために仕組まれた、これはまことに便利な言葉なのだ。

一昔前、評論家の大宅壮一氏が生み出した流行語に「一億総白痴化」という言葉があったが、この頃、自分の言動にまったく責任を取らない人種が増えたような気がしてならない。
もしかしたら日本は「一億総遺憾化」あるいは「一億総無責任化」に向かっている突進しているのではないかとすら感じる。






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Last updated  2010.08.09 16:20:37
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