okeeffe05's Room

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Oct 29, 2007
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映画「それでもボクはやってない」を見ました。第一の感想がこんな事があってはいけないと言うのが初めの感想でした。この作品はある若者が満員の電車の中で痴漢と間違われ逮捕され刑事裁判にかけられる姿を描いた作品です。冤罪であるにもかかわらず、そこに立ちはだかる司法の壁。警察のずさんな対応。無実である事を証明する事の困難さ。そこにはもの凄く沢山の力が必要になって来ます。たかが痴漢、されど痴漢。一度つかまってしまうと無実を言い続けると痴漢であっても3ヶ月も拘留されます。落ちるまで警察はしぶとく、ねちっこく責めてきます。多くの人はそれに耐えかねてやっていない罪でも認めてしまうこともあるかもしれません。実際痴漢と言う犯罪は現行犯でなくては逮捕できません。ですから捕まえられた時点で多くの人はやっているものと仮定されます。ですからまれに冤罪だった場合がとても大変になるのだと思います。冤罪でつかまると例え無実で身の潔白が証明されたとしても、社会的なものを沢山失う可能性があります。裁判にはとても長く時間がかかりますし、多くの刑事裁判は被告は99%の確立で黒だと思われています。つまり裁判をやる前から有罪が確定している中で裁判が行なわれる事が殆んどのようです。裁判官が無罪を言い渡す事はとても勇気がいることのようです。国家権力にNOを突きつけることはとても大変なことのようです。
私達は真実こそが最も大事で、真実が確かであれば必ず裁判で勝てるとどこか思っているところがありますが、この映画を見ると裁判が簡単ではないことが容易にわかります。私達はあまりにも無知である事に気がつかされます。

もうすぐ始まるであろう陪審員制度にはやはり問題があるのではないかと思われてしまいます。つまり多くの人間は冷静に考えると言うよりは感情的に考える事が多いと思います。そんな中で本当に人を裁けるのでしょうか?現行の裁判ですらこうやって冤罪を作り出して言っているのに、何もわからない素人が人を裁けるのでしょうか?
裁判は人の人生を大きく変えてしまう力があると思います。多かれ少なかれ裁判に関わった人はそれによって考え方を変えさせられたり、人生の転機になってしまう事は容易に想像できます。そんなことに人は巻き込まれなくてはいけないのでしょうか?関わりたいと思って関わるのと、関わりたくもないのに強制的に関わらせるのとでは意味が違ってきます。
この映画を見て、裁判がまた怖くなりました。怖く思う心がまず普通なのだと思います。多くの人が何も考えずに関われるとは思えません。裁判員制度は大きな問題を抱えていると思います。どちらにしても私達はあまりにも無知である事がわかってきます。それで良いのかいけないのかわかりませんが、あまりにも無防備すぎる事は果たして本当にいいのか疑問でなりません。痴漢冤罪の問題だけでなく、現在の法律の中で裁ききれない犯罪が現代にはうごめいています。そういうことを何も知らないで良いのでしょうか?もう少し考えてみる必要性があるように思います。





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Last updated  Oct 29, 2007 12:38:13 PM
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