片眼鏡

片眼鏡

2022.04.07
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https://life.nv.ua/ukr/znamenitosti/liliya-podkopayeva-podililasya-strashnoyu-istoriyeyu-z-mariupolya-trupi-tak-smerdyat-voni-skriz-50230548.html

https://twitter.com/dkaleniuk/status/1510294004356759553

~英語から訳~

心が痛むとはどんな感じか知っていますか。前に、ある男の子が好きになって、むこうは私のことそんなに好きでないと分かったとき、心が痛いと思った。でも、自分の母親が目の前で死ぬのを見て、心が痛むとはどういうことか本当に分かった。


弟は、母のところに何度も来て、「ねむっちゃだめだよ。こごえちゃうよ。」と声をかけている。
私たちが、母の墓参りに行くなんてことはないだろう。 母は、ずっと湿った暗い地下室に留まり続けるのだから。私たちが、そこで用を足し、寝て、残飯を食べた同じ地下室に。


一度、コーリャおじさんが鳩を捕まえて、みんなで焼いて食べた。そして、みんなで吐いた。
母は最期の最後までなんとかもっていたが、私たちが避難する3日前に、ついに亡くなった。
弟には、お母さんは眠っているので起こしちゃいけないと話したが、結局すべて理解していたようだった。


お隣さんが亡くなった。彼女をすぐに外に運び出せなかったので、臭い始めた。
外が静かになったのを見はからって、コーリャおじさんが彼女を運び出した。そして、おじさん自身も爆弾の仕掛けにかかって殺された。父が死んでから、コーリャおじさんが一番身近な人だった。


死体が臭くてしょうがなかった。どこも死体だらけだった。母のスカーフで弟に目隠しして死体を見えないようにした。走って逃げているとき、何度も吐きそうになった。もう、神様なんて信じられない。もし神が本当にいるなら、私たちがこんなに苦しまなければならないはずがない。


私の母は一度も、誓って一度も悪いことなんてしていない。母は教会に通っていた。コーリャおじさんがタバコをやめたのは、喫煙を罪だと信じていた母を安心させるためだ。そんな母を神は連れ去った。神父様は、母は今、天上で神に仕えていると言ったけれども、私は、母が私たちを育てながらこの地上で神に仕えていてくれるほうがよかった。


ロシアが憎い。私のおじが1人ロシアに住んでいる。そのおじが電話で私になんと言ったか。「カチア? どこのカチアちゃん? 覚えがないなあ。何?何の戦争?どこのカチア?」そしてそのあと、使い捨ての携帯電話から、こんなメッセージを送ってきた。「カチア、返信もしないでくれ。私にも家族にも危険だから。お前のお母さんはもういないんだ。」


彼らが憎い。母は実の妹でしょ!? こんなことありえる?
きっと、マリウポルに戻ろうと思う。戻って同じところに暮らす。そして、毎年その同じ日に、新しい家の地下室に降りて花を供える。


こどもが泣くと、またびくびくする。聞かれてはいけないのに。この狂ったやつらが地下室に隠れた人々を探して殺しまわっている。ロシア軍は子供も大人も、そして死体でさえレイプするのをいとわないと、生き残った人たちは言っていた。
もし神がいるのなら、どうしてそんなことを許されるのか。


もうこれ以上生きていたくない。たぶん、私たちは、もうすぐばらばらに離れてしまうだろう。そして弟に会えなくなるかもしれない。なんのために?どうして、このプーチンという男は、私たちを生かしておくのか。私たちは良い暮らしをしていた。車さえ買った。コーリャおじさんは私に運転の仕方を教えてくれた。彼らは、その車を燃やした。そして、アパートさえ無くなった。


死にたい、でもできない。
子供がいるなら抱きしめてあげて。そうしないと、もしあなたが亡くなったとき、子供たちがあなたの匂いを思い出せなくなってしまう。もし、私が生き延びて子供を持つことがあったら、いつも子供たちを抱きしめていてあげたい。




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Last updated  2022.04.07 20:05:08
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