片眼鏡

片眼鏡

2023.04.25
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類







カリブ海で、ウニの大量死が2022年の1月下旬より続いているが、その直接的原因が分かったという記事。
繊毛虫の仲間で、フィラスター・アポディギティフォルミス(Philaster apodigitiformis 'フィラスター家のツインアホ毛少女'くらいの意味)という原生動物がウニに寄生して死に至らしめるのだと。

懸念のウニは、長い棘を持つガンガゼの一種で普通食用にならないが、サンゴ礁の健康を守っているという。
日本やアメリカ西海岸では、ウニによる昆布やワカメの食害を嘆いてむしろ積極的にウニ駆除することもあるが、
カリブ海では、ウニがいなくなって海藻が増えすぎ、サンゴが病気になったり育たなかったりするのが問題視されている。
今回同様のウニの大量死事件は、1983-84年にも起きており、そのとき乱れた海中の生態系は未だ回復しきっていない。

今回調査に携わったコーネル大学のチームは、健康なウニ群と病気のウニ群をつぶしそれぞれに含まれるDNAを比較して、
病気のほうに含まれる余分な遺伝子をデータベースに照合したら、
2009年にトラフグの卵に寄生しているのを見つかって登録されていたPhilaster apodigitiformisという種の繊毛虫の遺伝子と合致したので、

ウニは2日で禿散らかして死んじゃった。
他のウイルスとか細菌の遺伝子は見つからなかったので、100%この虫のせいだと。

ヒラメとかクエとかの魚の養殖で、稚魚が繊毛虫に寄生されて死んでしまうのは、スクーチカ症として知られているが、
今度のはガンガゼスクーチカ症とでも呼ばれるのだろうか。

養殖魚なら薬液や紫外線で予防・治療するのだろうが、カリブ海全体をホルマリン漬けにするわけにもいかず、対応策には触れていない。
普通に海中にいつも居るような繊毛虫が大量殺ウニを犯すようになる条件や動機も分かっていない。

北海道の食用ウニの不漁の原因は、いつも赤潮と報じられるが、
これは繊毛虫と同じように体表の毛でひょろひょろ泳ぐ豆みたいな姿の渦鞭毛藻の異常発生のことを言っていて、
実際にウニを死に至らしめる仕組み自体は分かっていない。

国産ウニは高すぎてもう手がでるようなものではないし、
輸入物もロシアが千島で獲ったのはいろいろ後味が悪い。





















お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2023.04.25 09:29:30
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: