片眼鏡

片眼鏡

2024.04.20
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この時期は重大列車事故の記念日が重なるので電車昇降のたび意識する。

2005年4月25日朝に尼崎市久々知(くくち)で発生したJR福知山線脱線事故では、先頭2両が線路を飛び出し大破した。
あれ以来、できるだけ3両目以降に乗るようになった。

2000年3月8日朝の営団地下鉄日比谷線中目黒駅の脱線事故で、最後尾車両に乗るのも気持ち悪くなっていたから、真ん中の車両に乗れないと落ち着かない。

1995年3月20日の地下鉄サリン事件以来、車内放置のゴミやカバンは殺人兵器にしか見えない。

2005年の福知山線脱線事故の後、JR(西)は考動館を建て研修をしているという。
福知山線列車事故を心に刻み考動していく取り組み

2006年6月23日には 安全研究所 を設立して、"ヒューマンファクター(人的要因)"による問題を研究しているという。

人的要因の研究は、鉄道労働科学研究所(労研)を継承した 鉄道総合技術研究所

労研は、1962年5月3日夜発生した三河島事故をうけて設立された。
鉄道事業を医学・心理学・人間工学といった人間科学的見地から研究していた研究所や教習所を合わせて誕生し、労働整理、労働衛生、労働病理、労働心理、社会心理、人間工学、心理適正の7研究室からなる総合的研究機関として、技術革新による新技術の導入と有効利用だけではなく、国鉄のはらむ「人間問題」の解決を目指すのが使命だった。
この使命は、総研の人間科学研究部に受け継がれているはず。

三河島事故では、脱線した下り列車から線路上に退避した乗客が上り列車に轢かれるという二次災害が起きた。
1951年4月24日の 桜木町列車火災事故 の教訓から、災害時に非常用ドアコックで扉を開けて外に出られるようになっていたが、三河島事故では事故情報が上りの列車に伝わらず、乗客が被害にあった。
乗客をはねた上り列車はそのまま脱線した下り列車に衝突した。

福知山線の事故では、機転をきかせた住民が踏切の非常ボタンを押したので二重事故を防げたという話もある。
自分ならパニックでおろおろだろう。駅員だったら余計なことをするなと制していたかもしれない。
現場では車掌、運転士、乗客、近隣住民がお互いにお互いを守りつつ適切に動けるかが生存の鍵。

駅員、指令室、偉い人の間のコミュニケーションも大切。


JRの駅員としゃべったり応対を見ていると不愉快になることが多いから、職場も不愉快なんだろうと勝手に想像する。
無理やり上から目線で迷惑そうにあしらわれるのは、あるいはこちらも何か非があるのかしらん。

人手不足と熟練度不足も深刻。
物理的に目や手が減れば、見落とし、やり残しは増える。
正確な自動制御、自動点検の仕組みが増えれば、人手を補うことができるが、機械故障時にマニュアル対処できるベテランはもういない。






この事故で旅客に死者は出なかったが、上流人が乗ってたりして騒ぎになった。
貨車(空の家畜車)の扉脱落が車両脱線につながったので、新橋での検車漏れが指摘され、機関庫と別に「検車所」を置いて事前点検・修理を強化するよう通達が出された。

車両検査は、フリーメンテナンスやスマートメンテナンスの名のもとに、ここ20年省力化と検査周期延長が行われてきた。
少子化労働力不足だし、分かっている人がみな辞めてしまったので機械でささっとやります。
新型車両は故障しにくいので大丈夫です。
新保全体系(JR東)や新検査体系(JR西)は、メンテナンス性向上による積極的施策というべきか、リソース不足に対応する苦肉の策というべきか。
材料とか溶接の仕方が進化したとか、超音波ですべて見えますというが、信じるしかありません。
車両事故による遅延放送は、ほんとうはトコジラミ駆除中なんだと思って、大船行きに乗ったつもりで、いざ鎌倉と騒ぎません。





鉄道重大事故の歴史 鉄道事故に見る安全技術の進化


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奇跡の職場 新幹線清掃チームの“働く誇り” [ 矢部輝夫 ]


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Last updated  2024.04.20 19:19:00
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