片眼鏡

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2024.05.01
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沖縄・米軍北部訓練場でオランダ軍が訓練 基地の「また貸し」に問題はないのか : RBS琉球放送(TBS)

在日米軍基地の訓練に米国以外の国の軍人が参加するのはいかがなものかという記事。

沖縄の 密林 ジャングル 戦闘訓練センター(通称:キャンプ・ゴンサルベス)で3月に行われたジャングルリーダーコースを紹介する米国海兵隊の広報ビデオで、オランダ海兵隊が参加している様子が映ってるけど、どういうこと。何も聞いてないよ。いろいろ問題あるんだけど
という内容。

借家に勝手に仲間呼んでパーティとか、ばかにしてるんじゃない。そもそも貸したくて貸してるんじゃないんだけど。そろそろ返してくれない。いや返せよ。
という感情。

去年11月の DWの記事 なんか見ると、前の年(2022年)にはオランダ軍だけじゃなく英軍もジャングル訓練に参加しているし、自衛隊も一緒に訓練していると言っている?


基地縮小の約束をしながら利用拡大する矛盾に非難が上がって話がうやむやになったあと、実際にいつから米軍訓練への友軍参加が始まったのかは知らない。

2016年7月に、英国海兵隊の将校がキャンプ・シュワブやハンセンにおいて米海兵隊の訓練に参加していたことが、英政府の情報公開により判明した時、沖縄社会大衆党の糸数慶子議員の 質問 に対して安倍晋三首相(当時)は以下のように答えた。

我が国の提供した在日米軍の施設・区域の使用は、日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約(昭和三十五年条約第六号)第六条に基づき米軍に対し認めているものであり、米国以外の外国の軍隊や軍人が、その訓練の目的で在日米軍の施設・区域を使用することは、同条約上認められない。もっとも、在日米軍の施設・区域内における米軍の活動に米国以外の外国の軍隊や軍人が参加することが、いかなる態様であっても同条約上禁じられているというものではなく、在日米軍の施設・区域内における米軍の活動への米国以外の外国の軍隊や軍人の参加が同条約の許容する範囲内のものであるか否かについては、個々の事案に即して判断されるべきものと考える。

https://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/191/touh/t191001.htm

つまり、基地の「また貸し」はだめだけれど、米軍主催の訓練に参加する形なら認める、認めざるをえない、認めたいということだろう。
この答弁のあと2016年12月には北部訓練場の半分が返還されて、名目上基地面積は縮小したので、多国籍合同地上訓練のために基地の規模を拡大しているとは言われないだろうと。

2018年からは北朝鮮関連船舶による違法な洋上での物資の積替え、いわゆる「瀬取り」の監視に協力するために、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドの哨戒機が嘉手納飛行場を利用している。
2019年からはフランスの哨戒機も嘉手納を拠点に参加している。
英国は哨戒艦派遣で協力していて、先月も哨戒艦スペイの横須賀入港のニュースがあった。

国連安保理決議違反が疑われる船舶の監視活動への協力や、台湾有事・フィリピン有事に備えた国際的取り組みと言われれば、ちょっと文句も言いにくい。

世界平和のためだから我慢してくれと言う東京の政府に対する沖縄の憤慨と憔悴。強制接収された土地は返ってこないし、海も空も自由に使えない。頭越しに行われる取引で奪われる生活。

身売りされる沖縄。


低空飛行の哨戒機の車輪に体を割られたり、哨戒艦に船体を割られたりするかもしれない。
打ち上げで街にくりだして、通行人を殴るなんてありそう。

オランダは国連軍地位協定に入ってないから、オランダ兵の法的地位はただの外国籍人になるのだろうか。
地位協定に入っていたとしても北部訓練場は協定の範囲外だし、訓練目的の(密)入国を国連活動と言えるだろうか。
容疑者の身柄引き渡しは米軍に頼むのか、オランダ政府に言うのか。拘束したとして必ず釈放要求が来るだろう。

日蘭関係が悪くなって、スマラン慰安所事件とか、シーボルトの国籍問題とか、過去の因縁百出して、カステラ不買運動から最終的に国王同士の共同声明で収める。

米国以外の軍属が任務で来日して不法行為を行ったら、裁判権は誰にあるのか、民事訴訟の効力なかったら被害者は救済されないじゃないか。

沖縄以外で実質治外法権の外国人に財産と生命をおびやかされる経験をすることはあまりない。せいぜい逗子や横須賀で酔っ払いの米兵に気を付けるか、青ナンバーの車両に轢かれないようにするくらいか。
定期的に燃料タンクや戦闘機が降ってくる恐怖の記憶は、さんざん被害を受けた 板付 いたづけ や水戸でも風化しているよう。
最近の川口には似たような緊張感があるかもしれない。

円滑化協定という名の地位協定を結んだ国が増えるにつれ、オーストラリア版ジラード事件とか、英国版ゴードン事件とかフランス版ロングプリー事件とか、いままでの米兵事件物が各国版でリメイクされるホラー。

過去の事例を学んで、起こるべき事故の予防・対処法を講じておくことは大切。

辺野古の工事がすすむとしても10年とか20年後の完成を待たずに普天間はじめ沖縄の負担は減らさないといけない。
戦後、 世界平和 パクス・アメリカーナ の中核を担ってきたことをアピールしつつ、これからの沖縄像。
多極的平和時代 せんごくじだい に中立リゾートとして歌と踊りとパチンコを提供していくのか、国際機関拠点・学術中心として文化都市となるのか、森と水と酸素供給のサンクチュアリか、巨大空港と巨大港湾を整備して巨大ハブとしてとぐろをまくのか、若者を誘致してリプロダクションセンターにするか。

無責任に想像力を膨らませたところで沖縄に行ったこともなし。
無力感くらいしか共有できるものはないが、関心だけ向けさせてもらおう。






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Last updated  2024.05.03 09:31:21
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