片眼鏡

片眼鏡

2024.05.14
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昨年2023年の熊族によるテロ行為は、198件。被害者219人、うち死亡6人。
日本政府は報復として9000頭以上捕殺。今年2024年4月には、熊族を指定管理鳥獣に加え、シカ・イノシシと同様に人の「管理」下に置くことを公布した。


官報第1203号で公布即日施行された環境省令第19号


管理鳥獣指定に先立ち、北海道では昨年に続き「春季管理捕獲」を実施し、市街地近辺に潜伏するヒグマを狩り出している。
石川県でもブナの開花状況から森部の栄養不足を予測し、熊族の平地侵入に対する早期警報を発した。





春先に咲くブナの花は、それ自体熊の食料になるし、ブナの実の凶作は夏以降の熊族の農地・宅地侵入を促すことになる。
周期的に豊凶作を繰り返すブナは、去年大凶作。2年連続で大凶作なのだろうか。
暑い夏の翌年は豊作の約束が破れたのか。
石川県は、調査方法も分母も分子も何の数字も示さないので、熊駆除ありきの作為を感じるが、6月に雄花の落下量調査が出れば信じようか。


鳥獣保護管理法の管理鳥獣に指定されなくても、北海道の春狩りのように都道府県知事の一存で熊族の狩猟は可能だし、農林水産資源の被害防止のためなら 鳥獣被害防止特措法 で駆除できる。
都道府県や捕獲協議会の発注による管理鳥獣の狩猟は、 指定管理鳥獣捕獲等事業 の対象になり、国の補助金がもらえたり、 認定鳥獣捕獲等事業者 の狩猟税免除が得られたりするけれども、狩猟許可期間の制限とかあるから、実効性にはあまり寄与しない。
国の意気込みを見せたいのか、環境省と農林水産省の張り合いなのか、紀伊山地と中国山地のツキノワグマの保護打ち切りの布石なのか。

金をばらまきたいのは間違いない。
対象の地方自治体は、農林水産省の鳥獣被害防止総合対策交付金とあわせて二重取りだ。
シカとイノシシの10年半減計画失敗したのに、改善策なく指定管理鳥獣捕獲等事業が拡大されのはいやだ。
県や協議会によっては、イノシシ数十頭狩るのに何千万も補助金をもらっている。ジビエレストラン行くから私に直接お金をください。

私の危機感が薄いのだろうか。

厚木・相模原・高崎・芦屋・宝塚といった準都市圏の対策は不十分。
日光や伊豆の観光地で外国人がターゲットになるかもしれない。

環境省は熊族の第二種特定鳥獣指定にあたって、シカ・イノシシに対する半減目標のような数値目標を出していない。
都道府県レベルで狩猟上限が決められたりするのだろうが、そのための指標算出に、熊増減による自然環境への影響を測るのは環境省の役目だろう。
熊前線の広がりの原因も食料不足だけでは納得できない。深山で何かが起きてるに違いない。

「保護」と「管理」は傲慢で冷たい感じがするから、殺さずを努力目標に仕方なく駆除という態で行けば人気でるんじゃないか。
捨身飼虎の徳は求めないけど、人情的精神的機微に敏い人が環境省やってくれればいい。
猟友会 も巻き込んでソフトなイメージへ舵取り直しもいいだろう。
伝統マタギの狩猟の知識を活用して、狩らないという選択肢が見つかるかもしれない。
目標捕獲数を示さなければならない指定管理鳥獣捕獲等事業は、その点融通が利かない。

共存共栄はむずかしいけれど、害獣として射殺するのは心が痛む。

日本に狼がいなくなって100年くらい。
以来、鷲鷹と共にトップを覇ってきた熊の功労に、我々猿がどのように報いるべきか。
どんぐり一年分で許してくれるだろうか。






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Last updated  2024.05.14 14:50:48
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