日々精進なり  <武蔵野東ラグビー部>

日々精進なり <武蔵野東ラグビー部>

2005年07月01日
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カテゴリ: 雑言
懐かしい話しです。
学校に奉職して初めて担任を持った頃です。
前にも書いていたらごめんなさい。

ある自閉的傾向の生徒が清掃をしていました。
上手に雑巾を折りたたんで床を拭くことができないその生徒。
特に教室の角はどうしても汚れがたまってしまいます。
その生徒に指導をしました。いや、したつもりだったのです。
私が折りたたんで、隅っこを細かく拭き掃除。
生徒はじっとその様子を見ているだけでした。


すると、、、
「じゃあ、先生はうちの子に一生ついて回って手助けをしてくれるのですね!
卒業しても、歳をとっても、一生そうやってくれるのですね!」
と眉間にしわを寄せて話すのです。
私は、意外な反応に戸惑いながら「いや、、それは、、できませんけど、、」
するとそのお母さんは、こわばった顔をやわらげて、
「あのね、先生。気持ちは解るけど、それじゃ困るのですよ。
うちの子は、先生や私が歳をとってサポートできなくなったその時のことを
考えてこの学校に入れたのですからね。だから、できないことのサポートをするのではなくて
できるようにして欲しいのです。手本を見せて、やらせてみたり、時には厳しくても
いいですから、、、卒業してからしっかりと生きていけるように、、、」


その後、昼の清掃になり教室にあがると
洗面台の前に自分のクラスの男子生徒がいました。
T君といって、左半身に麻痺が残る生徒です。
彼は洗面台の縁に雑巾の端を置いて、そこを自分のアゴで押さえながら
自由のきく手で雑巾の逆端を持って、雑巾を搾っていたのです。

するとそのT君は、、
「いや、いいです。僕は一生この体と付き合っていくんです!
だから、僕なりにできる方法を探してやっているから構わないでください!」
ときっぱり言われた。

その日、私は一日考えました。

本当の優しさ、いや、愛情とは、、
「他人様の前に出しても恥ずかしくない子どもに育てる」
とは、今現在外に出て恥ずかしい思いをしないのではなくて、、
元来は、将来恥ずかしくない子どもにしつける意味。
その通りです。





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最終更新日  2005年07月14日 18時17分02秒
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