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白い壁、白い柱、白い床。窓も扉もない真四角の部屋。
ジュンは【白い部屋】に霊を導きいれる。
仕事をする為に。霊を剥がす為に。


表題作と『鉄柱 クロガネノミハシラ』2編収録。


いいなぁ、これ。 月が遠くで泣いている♪

ホラー小説大賞短編賞受賞作品。
黒い背表紙の角川ホラー文庫なので、苦手な方は手に取る気もしないかも。
しかし、そういった枠で考えないほうが良いと思う。もったいない。

『白い部屋で月の歌を』
憑坐(よりまし)・・いわゆる霊媒の役を担うジュン。仮の器。
実際に依頼を受けて除霊するのは、ジュンが全面的な信頼をよせる【先生】。

この設定はとっつき難い人もいるかもしれない。

街中の草を刈る人の話。剥がす感じが。(本が手元にないのでうろ覚えのまま)

ジュンの語り口調、立体感のある今っぽい描写から、
【朱川湊人】とは若手の新鋭か!と思ったら、1963年生まれ。
ほほー、意外。あまり重厚感は無く、読みやすい。

雰囲気がいい。寒いようで妙な温かさがあって、淡々ともしていて。
温かさといっても、【ぬくもり】があるのではなくて【肌触りが良い】という感じか。


むしろ、『鉄柱 クロガネノミハシラ』 が強く印象に残った。

引っ越してきた田舎町。
驚くほど親切な町の人々は言う、
「こんなにいい町は、きっと世界のどこを探してもありませんよ」


そんな町での新生活。左遷された理由。妻の発作。町独自の風習。
そして、広場にそびえる【鉄柱】。
(L字を逆さにした形。高さ2M30、途中から90度曲がり、先端は輪に)

幸せの絶頂での選択。


落ち着いたトーン。静かに迫り来る。
そして問いかけられる。(逆のパターンはよくあるだろうが)
ここまで“自分のみ”に忠実でいられるだろうか?
“怖い”といえば確かに“怖い”のかもしれない。でもただのホラーじゃない。
おどろおどろしさは無く、反対に爽やかさすら感じそうなのが不思議だ。


巻末にホラー小説大賞の選評が載っていますが、先に読んではいけません。

朱川さんは『花まんま』で第133回直木賞受賞。(過去にも候補になったこと有)


『白い部屋で月の歌を』 朱川湊人 角川ホラー文庫 (平成15年11月初版発行)

2004年10月読了。





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最終更新日  2005年07月18日 22時38分37秒
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