野性の大田区(東京都大田区自然探訪記)

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2020年12月02日
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カテゴリ: タヒバリの仲間。
東京湾羽田脇から多摩川沿い世田谷境界線まで約20km、今季70羽を超えるタヒバリの仲間と出会うことができた。案の定その中には、他種や他亜種が混ざっていたので。あくまでも私見ながら識別のポイントをメモしておきたい。
タヒバリの仲間を識別する際は、背中の模様・嘴基部の色と最低でも足の色。出来る事なら爪の色も基準にしないと確実性が担保できない。まず最も違いが分かりやすいが、図鑑やWeb上ではタヒバリと酷似していると書かれているビンズイから。

ビンズイ。 手持ちの資料やWeb画像でも、これほど奇麗な個体写真は見つからなかった。耳羽は白く下に黒斑が目立つ。足の色はピンク色で爪は乳白色。タヒバリと比べ目が大きく見える。



胸と頭部の点状線が連なる縦班が明瞭。体上面と胸付近には黄色が強いオリーブ色。



ムネアカタヒバリ と考えている個体。頭部の縦班が明瞭で白と黒のストライプが目立つ。



爪の色は淡褐色で黒くは見えない(図鑑によって爪の色は黒または乳白色とされているものもあった)。背中も模様は淡色が太く目立つ。



嘴はタヒバリより短く見えた。



マキバタヒバリ と考えている個体は、体型がセキレイの仲間というよりスズメに近い。足の色は肉色で濃淡は個体差があるようだ。爪は黒く嘴はタヒバリより細い。体下面にオレンジ色味が斑に出ている特徴が、手持ちの図鑑やWeb画像でも確認できた。



2020年4月7日に撮った個体。



ウスベニタヒバリ(チョウセンタヒバリ)



別個体、足の色はピンク色でタヒバリと異なる。小雨覆と腰に茶色味が強く、この点もタヒバリと違う。



亜種アメリカタヒバリ と考えている個体、足の色は暗褐色で爪は黒。背の模様は荒く川の字のようには整列しない。



亜種ヨーロッパタヒバリ(イソタヒバリ) と考えている個体。アメリカタヒバリ同様に、背中も模様は荒く縦に整列しない。タヒバリ・アメリカタヒバリより上面の褐色は黒味が強い。足の色は黄色で爪は黒。嘴基部は黄色いが会合線(上下嘴の重なって見える線)付近が淡色。



同一個体。



タヒバリ。 足の色はオレンジ色から肉色とバリエーションがあるが暗色ではないとされる。爪の色は黒で背の模様は縦班が奇麗な川の字に整列する。嘴基部は黄色。



別個体、色の濃淡は光線の具合、同じ場所にいても右向きと左向きで違って見えることがある。成熟具合によって色合いのグラデーションが薄くなる傾向があると考えている。



種不明のタヒバリの仲間。地上にいることが多いタヒバリの中で、植え込みの枝先に留まったので注目出来た。真横を向いてくれなかったので、顔の表情は不明。足の色がオレンジ色で爪の色が黒くない。



地上に降りた同一個体。背の模様で淡色班が目立たないのでヨーロッパビンズイの可能性が高いと思う。



サメイロタヒバリ(ミズタヒバリ)・ムジタヒバリ・マミジロタヒバリ・コマミジロタヒバリ は脇に点状線が無いか目立たない。





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最終更新日  2020年12月02日 19時37分15秒
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