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2007年01月31日
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カテゴリ: モンハン小説



前回からの続き・・・





各都市の流通が発達し  人々の生活が豊かになったとはいえ

この  謁見の間 の豪華さは 見る者全てを圧倒させた・・・


まるで 御伽噺に出てくる宮殿そのものである。

周囲は  数々の宝飾品 に彩られ  室内の広さに到っては 


大型の飛竜でさえ 入ることが出来るやもしれぬ・・・


以前は さびれた小国家のはずの ドンドルマ が ここまで急速に発展し始めたのも


近年 良質な  レアエレメンタル鉱山 が発見され  その鉱脈が無尽蔵に 


鉱石を吐き出し それを背景に  近隣には 類を見ないほどの 


大都市を形成しはじめたのである。。



それゆえ  鉱山の利権 を狙う者は後を絶たず  野盗 ばかりか


ひいては  近隣諸国 とさえ  小規模ではあるが 小競り合いが続いていた…


城下町では いつ大規模な戦争が起こってもおかしくないとの 


うわさ話で持ちきりである。


「表を上げよ・・・」

「はっ・・・・   レジーナ も 健やかなる事 何よりでございます」


死渇  と呼ばれた 長兄が応える。

謁見の前に 4人とも  湯浴み  と身なりを整えたのであろう  

先ほどまでの 汚さは微塵も感じさせず


しかも ドンドルマでは見慣れぬ服装に着替えたばかりか  

ビロード の様に美しい黒髪を 後ろで束ねていた。

跪く 4人から  真紅 を彩る絨毯が伸び  はるか先の 数段上に座す女性こそが

城塞都市ドンドルマの  統治者 レジーナ である。


4人を見下ろす  レジーナ は 数々の宝石が散りばめられたドレスに身を包み

頭頂を飾る 王冠 だけでも 一国をも買えるやもしれなかった・・・


「此度は 干ばつに苦しむ わが領土に 多大なる ご温情を・・・」

「えぇぇい  世辞はいい   世辞は聴きとうないわ!」

「余が聞きたいのは ただひとつじゃ・・・」

「何なりと・・・・」

「遥か東方の地で 大国の脅威にも屈せず どんな屈強の軍隊でさえ

そち達の国を落とすどころか 唯の一人とさえ 

     帰還することも適わぬと聞くが  まことか?」


「左様でございます・・・」

コバン よ・・・    エー シュン を呼べ!!!」  

「はっ!」

横に控える  コバン と呼ばれた従士が慌しく席を外した。。


僅かに時間をはさみ 一目で 重臣 と分かる いでたちで

口ひげを生やした男が姿を現した。。


「陛下 お待たせ致しました  何用でございましょうか・・・」

「そちが 軍事大国  バロール と同盟を結ぶ折  

  僅か数名で 500名もの兵士を退けた国があると 聞いたそうじゃな?」

「プッ・・・    バロール って あの腰抜け野郎たちのことか・・・」


少年のあどけなさを残した  が 小声でつぶやいた。


「控えよ  !!  陛下の御前であるぞ!!!」    死渇が 昴を 睨みつけた。


「陛下 陛下って・・・  たかが 成り上がりの一貴族だろ・・・」


「スバル!!!!」


「よい よい  子供の戯言じゃ・・・    エーシュン 続けよ」


「は・はい・・・    ここから早馬でも 2月余り かかる大陸の果てに

鬼哭(キコク) という小国があり・・・」


「屈強の大国の侵略も全く寄せ付けないとの噂を聞き 陛下に進言したゆえんです」


「その者 鋼の体躯を持ち 炎の闘志を纏い 

     速きこと疾風の如くと 聞くにおよんでおります」

バロール の王も 王宮に送りつけけられた 500にのぼる 兵士の生首を見て

鬼哭 を 属国にするどころか 反撃を恐れ慄く 体たらく振りで・・・」

「もうよい  下がれ   エーシュン !!!」


饒舌に酔う 重臣を  レジーナ が遮った。

死渇  とやら・・・  余も 慈善で 貴国に施しをあたえたのではない・・・」


「分かるな?」

「心得ております・・・」


「もし そち達が うわさと寸分違わぬのならば  頼みたい事があるのじゃ」


「我ら  は 受けた恩義に対し 忠義を持って 
        ご奉公差し上げるのが でございます。」


「うむ・・・」


「我が国の財政の ほぼ全てを捻出するのが 鉱山なのは知っておろう?」

「御意・・・」


「その利権をめぐり 小競り合いも激化する一方でな・・・」

「しかも 大国同士がまともに争えば 鉱山どころではない 

             その先に待つのは お互いの 滅亡 を意味する・・・・」

「話が見えませぬが・・・・」

「まぁ 聞くがよい・・・」

「かねてより争いが絶えなかった 西の隣国  ナツメ と 協議の結果

双方5人ずつの 剣士を出し合い 争わせ その結果 


     勝ち残った国が  鉱山の利権 を得る事になったのじゃ」



「戦を行っても 負けはせぬだろうが   被害を受けるのは民衆である。

          それだけは避けねばならぬ。。。」


「その役目を 我等に・・・ と?」


「出来ぬと申すか・・・?」

「陛下の命とあらば 恩義に報いる覚悟は出来ておりまする」


死渇 とやら  それも そち達が うわさ通りの実力があってこそ成り立つ話じゃ・・

     負けることは許されぬ 分かっておろうな・・・」

鬼丸  !!!!」      死渇がするどく叫ぶ。


「はっ・・・」

死渇 の横で 膝まずいていた 20代半ばに見て取れる男が立ち上がった。

長身痩躯の 剥き出しにされた両肩から 肘に至るまで 東方にのみ伝承される 


タトゥー といわれる紋様が 素肌に刻みこまれている。

その紋様が  梵語 という 古代文明の文字だというのを

理解出来る者はいないだろうが・・・


鬼丸が 背中に背負った 武具としては余りにも華奢としか見えぬ代物に手をかける・・・

レジーナと 鬼丸の距離は 20m余り


鬼丸の タトゥーが 僅かに光を帯び始めた・・・


それと同時に 先ほどの 張り詰めたガラスのような 空気があたり一面に広がる・・・

「はぁぁぁ~~~~~っ」  鬼丸 の気息が 一気に高まった

「でぇぃやぁぁぁーーーー!!!!」

武具を抜く 抜かないの 次元の話では無かった・・・


鬼丸 が 背面に手をかけてから 武具を収めたはずなのだが 常人の目には


一瞬たりとも  刀身はおろか  鬼丸 の動きさえ確認することさえ 出来ないのだ。


「戯れをば・・・   失礼仕った。。」    元の位置に 鬼丸 が跪く。。


「な・・・・なに・  な・なにをしたのじゃ・・・・?」

ゆっくり ゆっくりと  レジーナ の頭部を飾る王冠が 中央から左右に分かれて行く。

「ああ・あ・・・ああ 」     言葉にならない声をあげる・・・

鬼哭示現流   霞の太刀 で ありまする・・・」


不可視の気の刃 が 20mもの距離を物ともせず 王冠を断ち割ったのである。










続く・・・・












後記・・・・



今回 登場頂いた皆様

エース  コバン  ナツメ  バロール  真紅





モンハンの世界と チャンバラを掛け合わせる難しさに 

すでに アップアップの親父です。。  ああ もっとモンハンの世界観出さねばw






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最終更新日  2007年02月01日 08時42分52秒
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