oyatitiの戯言

2007年10月07日
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カテゴリ: 左車區関連
 大祭り千秋楽。

昨夜、中老の後座も1:00過ぎまで盛り上がった。。。

↓出発前の記念スナップ

senshuraku-shuppatu-mae2.jpg

 昨日までの二日間で前回3日間(最終日は雨)の道中祝儀を上回ってしまった。
本日は西のお祭りメッカ、木町通りのお披露目である。
道中祝儀の最高記録更新に大きな期待がかかる。。。

 今回から参加する「原區」へのご挨拶もあり、左車區としては数十年ぶりに原區まで屋台を進める。
そのため、タイムスケジュールもシビアに管理しなければならない。

↓千秋楽出発直前の左車區の屋台(木戸口にて)

senshuraku-shuppatu-mae1.jpg

 進行係りのメンバーと、お付の連絡員数名は先行するため、一足先に小坂區をめざし、バスで出発。
屋台はひたすら上り勾配の本通を西に進める。
出発前に一生懸命綱を引くように、綱先、青年連、子どもたちにもハッパをかける。

 同様に西回りを目指す東部5地区の屋台と東回りをする西部4地区の屋台が、交通規制のない午前中に東海道で上手に曳き違いをしなければならない。
10:00前後に旧駿河銀行前千歳交差点に4区の屋台が集中するため、その調整も事前に行われている。

 毎回、千歳から長楽寺にかけて、小坂區と出会うのだが、今年は原區が加わり、行動をいつもと変えている地区も多く、かなり厳しい状態での西進になる。
それでも、どの地区も予定より早めに動いており、概ねもくろみどおりの進行でなんとか回避。。。

 ちょっと、失敗したのが、小坂との曳き違い時の交通処理。
交渉時にお互いの交通係長を同席させて話しをすればよかったのだが、少し慌ててしまった。。。
やはり、交通規制のない場所での曳き違いは難しい。。。
いかにお互いスムーズに交通の危険と渋滞をできるだけ回避しながら行うかがポイント。。。


直前の交渉では屋台を入れ込んで休憩するつもりであったが、小坂區の動きも予定より早いため、急遽、路肩での小休止をして、小坂と曳き違いと言うことになった。
これを後ろで見ていた五十海區の交渉員の対応にも感謝。。。
「オイオイ、話しが違うぞ!」と思ったのだろう。
お互い、先を急ぎたいということで、コチラの意図も伝わったようだ。
交渉員を一度でやめられない理由はこういうところにもある。

一度のお祭りでは終わらない貸し借りもあるので、何処の地区も大体同じ顔ぶれが毎回出てくることになる。。。

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 さてさて、屋台は順調に西進。東海道を上る。
予定より少し早めに上伝馬から小坂區に入る。

 進行(祝儀)係りの皆さんも順調に歩を進めている模様。
三味線の栄八郎さんがココで一時合流。
お忙しい中、今回は前夜祭と日曜日の午前中のみの参戦。

 と、席が足りなくなったことを幸い(?)に、和寿三郎さんが左車の法被を羽織り、曳き手として路上に。。。

wassan1.jpg

 小坂區祭典事務所前では披露にも「踊り手」として参加。。。
なんと、左車區超特別番組『新作・越後獅子』のご披露と相成った。。。
オロシから唄いだしの「打つや太鼓の・・・」は伊十郎家元の素唄でご披露。
中を上手に端折り、つないで、三下がりの「何たら愚痴」を自慢の地踊りで。。。
ここから和寿三郎さんも一緒に踊る。。。
横をチラ見しての踊りだが、流石。。。
ちょっと見ただけで、形になってしまうところが凄い。。。

 そして、最後の「さらす細布」の前の合方からの和寿三郎氏の独演。。。
荒川静香のイナバウアーを彷彿とさせる身反りも最高!!

 曲全般を通して、三味線の替手、上調子も素晴らしい!!
聞いていて鳥肌が立っちゃいましたヨ。。。
師匠、正一郎さん、伊四之介さんもノッテました。。。
マイクの位置を調整し、篠笛のしっとりを上手に聞かせてくれる鶴祐師匠。
鳴り物も気合が入ってます。。。

 いやぁ~、最高です。芳村宗家。。。
これだけ、ノリノリで聞かせてくれる芸人さんは他所の地区ではないでしょう。。。
自慢です。ハイ。凄く自慢できます。。。

☆和寿三郎氏による超特番はコチラ!

その後、元職場前での踊りの披露。。。
数年前までは、「木町のT組」といえば、どの地区も踊りの披露のポイントとなっていた場所だ。。。
なんだか、ちょっと複雑な気持ちになった。
会社がなくなったのは前々回のお祭りの1ヶ月半後だった。。。

jiodori-haraku-shouhudatuki2.jpg
jiodori-haraku-shouhudatuki1.jpg

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 昼食は「原公民館」。
これまた、予定通りに進んでいる。

 昼休み中に下伝馬區の屋台が通過。
木町通りを先行するが、途中でウチが抜いていく予定である。

haraku-simodenma-yatai.jpg

 一足先に進行係りの面々がスタート。
いよいよ、ドル箱路線「木町通り」に突入である。
「左車區の進行係りの通った後には草も生えない」と言った人が居たとか、居ないとか。。。

sinko-kakari1.jpg

sinko-kakari2.jpg

 木町通りの通過は暗黙の了解で、北側から南側へ進行する。
土日で殆どの屋台が通過するルートである。

 お祭り好きでを絵に描いたような地区で、行き会う人は皆笑顔。
祭典事務所でもないのに、店先、庭先にもてなし用の飲み物、食べ物を並べ、「どうぞ~!」と振舞っていただける。。。
実に、「お祭り」という雰囲気が出ている場所なのだ。。。

 その一因には狭い道幅もあるだろう。
屋台一台がデンと真ん中に座れば、丁度よい感じの道幅なのだ。
踊りの披露をするのにも、観客と近いし、なんとも良いカンジなのだ。。。

 木町通りをゆっくり、2時間かけて、下る。。。

oikosi-simodenma-kimatiST.jpg

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 木町通りの出口から交渉の仕事は大忙し。。。
連合会本部前に時間通りに到着するのに、交渉が重なり、続く。

 「落ち着いてやろう」と思っていても、話しているうちにだんだん熱くなってしまうのだ。
交渉の和の後ろで見守る青年連絡員やギャラリーの視線を感じつつ、話ている内に「カッカ、カッカ」としてくるのだ。。。
ついつい興奮して話し言葉も荒くなり、声も大きくなる。
それは相手も同じなのだが、威張れば勝てるなんて単純なモノではない。
ん!やっぱり交渉は面白い!!

 「俺の交渉で屋台の動きが決まる」という責任を追いながらの話し合いである。
他の誰もできない「交渉員」だけの仕事である。。。

 実に、木町通り出口から連合会本部前までに、市部、益津、白子、岡出山、原の5地区と連続交渉。
すんご~く、疲れました。。。

↓木町通りで「出待ち」する左車區の屋台

demati-kimati-st.jpg

色々、ありましたが、結果、行動表予定通りの進行ができました。
交渉初参加のSゴチャン、N島君も良い勉強をしてくれたと思う。
交渉最中、後ろでしっかり見聞きしていた、交渉付き連絡のHロキ君の視線にも熱いものを感じた。
彼なら、立派な交渉員に育ってくれるであろう。。。

 進行係りも熱が入る。
↓木町の出口で路上作戦会議。。。

sinko-sakusen1.jpg

sinko-sakusen2.jpg

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 本部前の披露にも「左車區」の追っかけファンが多数見物に来てくれたようである。
本部前披露の直前のポイントで、特別番組の上踊りを披露したのだが、このときにも本部前に詰めていたカメラマンが大挙して左車區の屋台に集まってきてくれました。

 芸処「左車區」の披露をたっぷりと、見ていただけたと思います。
くどいようですが、演奏の素晴らしさはワカル人にはワカルと思います。
特に家元の声量は凄いです。
他地区の屋台、殆どの唄方さんはマイクをカラオケのように手に取り唄ってますが、ウチはオフマイク。
スタンドで離れた場所で拾ってます。
この方が、絵的にも美しいですよね。。。
でも、しっかりと通るその声は流石です。。。






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最終更新日  2007年11月03日 10時10分39秒
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