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冥王星という名前が初めて提案されたのは、1930年3月14日の朝、イギリスのオックスフォードに住むバーニー家の食卓でのことであり、提案したのはバーニー家の11歳の小学生、ヴェネチア・バーニーであった。
2006 年 8 月 24 日、惑星の定義に関する国際天文学連合の決議が行われ、冥王星は「準惑星」に降格された。本書は、アメリカ人クライド・トンボーによる冥王星発見の時から、2006 年の降格までをめぐるドキュメンタリーである。
冥王星降格のニュースは日本でも話題になったが、アメリカではそれ以上に大きな話題になったようである。アメリカ人は、Pluto(冥王星)という言葉に対し、他のどの国より愛着があったようである。
著者はニューヨークのへイデン・プラネタリウムの館長を務めているが、国際天文学連合の議決より早い 2000 年、プラネタリウムを新造した際に、冥王星を太陽系の惑星から省いていた。このことが、アメリカ中の話題になったほどである。
本書には、冥王星の助命を嘆願する子供たちの手紙から、正式な裁定の根拠にいたるまで、とりどりの図版と資料が収録されており、科学とは何かを本質的に考えさせられる。
■メーカーサイト⇒ ニール・ド・グラス・タイソン/吉田三知世=著/早川書房/2009年08月発行 かくして冥王星は降格された
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