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最も危機的な状況にある宇宙飛行士こそが、率先して自らの平常心を保ち、どのような状況にあろうとも決してあきらめないという、“折れない心”を持っていなければならないのだ。
2008 年 2 月、JAXA は日本で 10 年ぶりとなる宇宙飛行士の募集を行った。NHK記者が、候補者10 人に絞られた最終試験の一部始終に密着取材したのが本書。10 人は閉鎖環境という特殊な環境に置かれ、何を考え、行動したのかをつぶさに追ってゆく。
アニメやミュージカルが好きで閉鎖環境でもジョークを忘れない候補者たちは、ある意味で“オタク”と言えるかもしれない。
だが、「世界最先端の有人宇宙船と言われるスペースシャトルでも、死亡率は 66 分の 1」(206 ページ)なのだ。もしも危険な状況に陥った場合でも、「宇宙飛行士こそが、率先して自らの平常心を保ち、どのような状況にあろうとも決してあきらめないという、“折れない心”を持っていなければならない」(135 ページ)という。
日本初の女性宇宙飛行士・向井千秋さんは「宇宙飛行士に求められるのは、数々の審査で、すべて合格点を取らなければならないということ」(238 ページ)とエールを送る。
■メーカーサイト⇒ 大鐘良一/小原健右=著/光文社/2010年06月発行 ドキュメント宇宙飛行士選抜試験
■販売店は こちら

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