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「奥、お好み焼き教えてちょうだい。材料費は払うから。」材料費払ってくれるんなら・・・と、牛肉、えび、イカ、コーン、チーズ、山芋・・・あら、奥さんたら自分が食べたいものだらけじゃないの。わたしは関西出身ではないから、お好み焼きやたこ焼き作るのが得意なわけではないけれど、韓国アジュンマから見たら、日本人=全員寿司握れるって認識だし、お好み焼きも焼けて当然のように思われているのだ。そして午後。パン仲間のヨンイさんとジンさんがやってきた。「開けて~~~開けて~~~~!!!」ぎゃはは、うちはインターホンないから1階の門を叩いてる。やだ予定より早いので部屋がまだ片付いてないのよ。。。門を開けずに、必死に部屋の要らんモノたちを、奥の開かずの間に押し込んでいたら、「部屋なんて気にしてないわよ!昨日今日のつきあいじゃあるまいし!!」・・・と言ってくれるけど、ヨンイさんもジンさんも自分ちはぴかぴかなんだよね。とりあえず、見えるとこだけ片付けて、準備しておいた生地やら、ソースやらかつお節やら用意して、ジュージュー焼いてたら、「そんなにいっぱい焼かなくていいよ。 あたしたち、今料理教室の帰りだから。」「え?食べてきたの?」「うん、スパゲティ3種類。オリーブオイルはもう要らん!って感じ。 あ~~~キムチ食いたい~~~。」キムチはあるけど・・・この大量の生地はどうしたら・・・?とりあえずわたしも子パンダのお昼ご飯にすればいいわと、2枚ほど焼いてみた。すると、お腹いっぱいのはずのヨンイさんもジンさんも結構バクバク食べている。「美味しいわ~。子供たちも喜びそう~。」と、珍しくジンさんがまともな反応を示した。するとどうしたことか、普段比較的まともなヨンイさんが、「もうちょっとキャベツいっぱい入れたらいいんじゃないかな~?」あんた、日本に旅行したときに食べた1回だけで、何言い出すのよ「ふぅ~ん。ピーマンとかにんじんは?」と、ジンさん。それはチヂミだよ。別モンになっちゃうよ。するとヨンイさん「家にある材料何でも使えばいいんだよ。」だから、あんたが日本人かっつーの「牛肉のも焼こうよ。」腹いっぱいじゃなかったのかよ?!!!牛玉を食べ終わってようやく落ち着いたのか、わたしも含めてみんなの箸がとまった。そしてヨンイさんがキムチを食べながら(これはずせないのね)「ピンデトックのほうが美味しいよね。奥もそう思うでしょ?」 (ピンデトックというのは、緑豆粉に具を混ぜて焼いたお好み焼きみたいなもの)宇宙の果てまで飛ばされたいのか?!あたしゃお好み焼きのほうが100万光年倍美味いんだよっ!!!その後お茶の時間になり、ひなまつり用に作ったいちごのムースをおすそわけ。これはジンさんもヨンイさんも一口食べて、美味しい~♪を連発していたので奥さんの気分もちょっと上昇気流に乗ったが、しかし、食うだけ食って、「あ、あたし市場でアンコウ買って帰るわ。」「あたしもあたしも~。」とヨンイさんもジンさんもとっとと帰っていった。今夜はアンコウ鍋ですかい?「奥も市場一緒に行こうよ~。」と誘われたけど、台所の洗い物が山盛りだし、いつパンダ母が帰って来られるかわからないので、玄関で見送った。しばらくしてヨンイさんからメールが来た「材料費も払わずに、すっごく美味しいの食べてしまったわ。 ありがとう。ごめんね~。次はあたしんちで美味しいの食べよう~。」そうだ、材料費・・・幸いひなまつりのご馳走にも使う予定だったから助かったよ。夜はちらし寿司、貝のお吸い物、えびチリ、から揚げなど、子パンダもわたしも大好きなメニューでお祝いした。ご飯の後でいちごムースも登場。去年あたりから冬場でもいちごがいっぱい出回るようになって、クリスマスやひな祭りのケーキも可愛くデコできてパンダも子パンダもいっぱい食べてくれた。パンダは気づかなかったけど、子パンダはゼリーのとこが「お酒の匂いがするよ~」と言いつつ、嫌がってもいなかった。ひょっとして将来は呑兵衛? また一年、健康でいようね。
2009年03月03日
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韓国のパンや洋菓子は、日本に比べたらまだまだ美味しくないのだけど、「コグマケーキだけは好き」とおっしゃる在韓日本人は多いと思う。コグマは韓国語でさつまいも。スライスしたスポンジの間にさつまいものクリームをはさんであるだけだけど、韓国にまだまだ残っているバタークリームのケーキやほんとに生クリーム?みたいなちょっと怪しい生クリームのケーキよりはずっと美味しい。「誕生日にコグマケーキを焼いてみたいんです。」と、ネコさんからお話があったのは去年の末のこと。愛する旦那さんの誕生日に手作りのケーキでお祝いしたいんだって。大和なでしこって素敵そこで奥さん、初めてパンダ家のキッチンで、お菓子教室開催となった。教室といっても、単なるお茶の時間に毛が生えたようなもんで、焼いてる間やクリームを冷ましてる間は、延々とおしゃべり。お互い最近起こった出来事などを報告しあいながら、怒るやら(わたしが勝手にネコさんの代わりに)笑うやらであっという間に夕方になってしまったよ。でも何とかケーキは出来上がった。もっと冷やす時間が長いと、きれいに仕上がるのよ、ごめんね。・・・と、日記の下書きしたのが1月16日のこと。↑まで書いて、画像が上手く取り込めなかったPCオンチな奥さん。画像なしじゃちょっと面白くないよね~なんて思ってるうちに、あっという間にひと月近く経ってしまった。すると今月もまたコグマケーキつながりで、前から「奥さんのコグマケーキ食べてみたいんです♪」とおっしゃって下さっていたひなオンマさんにお会いする機会ができた。ひなオンマさんのブログのタイトルはおばさん的韓国観察日記なので勝手におばさん像を描いていたら、全然おばさんではなく、・・・・あ、いや、全然と言うとそれは言い過ぎなのか?あ、そういう意味ではなく、ひなオンマさんとわたしはそんなに年の差がないので、ひなオンマさんを全然おばさんじゃない!と言い切ってしまうと、わたし自身のことも、全然おばさんじゃない!!と断言してしまうことになるので、全然おばさんではない!!!とは言えませんってことねとにかく、アイドルがいつの間にか2回目の成人式迎えましたよ、みたいな可愛いひなオンマさん。初めてお会いしたのに、お昼食べてる間に在韓8年間の90%くらいをダイジェスト版で語ってくださり、昨日見たドラマのあらすじもロクにまとめられない奥さんは、(こういう人って頭ん中すっきりしてるから、お部屋もきれいに片付いてるんだろうなあ)と心底うらやましくなるのよ。その後、市内で映画鑑賞のはんらさんと合流してお茶。スタバにコグマケーキお持込みで、またよもやま話に花を咲かせつつ、はんらさんがさっと席を立ったかと思うと、にっこり微笑みながらお皿とフォーク、そしてパン切りナイフまで借りて来てくれた。おかげで、無事、コグマケーキも食べられたし、お昼もコーヒーも美味しかったし、楽しい時間が過ごせたわどうもありがとうございました ひなオンマさん、画像お借りしましたあ、てっぺんのパンダのチョコは カバヤ さくさくぱんだ マケコちゃんから届いた小包の中にあったお菓子。いつもありがとう~。
2009年02月11日
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ひょんなことから、パン焼きのボランティアを始めることになった。以前一緒にパン教室に通っていた奥様が、月に二回何人か集まって、工場並みにどかんと焼いて、一人暮らしのお年寄りや施設に配達するボランティア活動を続けているのだが、人手が足りなくてお声がかかったのだよ。仲良しのミジョンさんも一緒に入会して、今日からデビュー。パン教室や料理教室よりも平均年齢が高く、ちょっと緊張もしたけど、楽しかったわ。ハムを巻き込んだおかずパンと、フルーツケーキを焼いた。この頃バターがめちゃ高くて、自宅ではバターケーキの類は出番が少ない。だから、久しぶりにバターたっぷりのケーキが焼けてうれしかった。ボランティアの人たちも焼いたパンやケーキを少しだけお持ち帰りできるのよ。パンは粉10kg分くらい焼いた。朝9時半から10人でずっと作業だし、わたしは新人なので気も遣っていつもの1.5倍くらいまめまめしく働いてみたので(初日だけ)結構疲れた。昼ご飯の後、ちょっとコーヒー飲んで一息ついてたら、会長アジュンマが「新入りさんは自己紹介して~。」げっ。ミジョンさんが簡単に自己紹介して、その後わたしがそれ真似っこして簡単に挨拶しておいた。が、すかさず「歳は~~~?」「あ・・・○○年生まれです。」「じゃ、○○さんと△△さんと□□さんと同い年ね~。」「ねーねー、旦那さんは日本人?韓国人?」「○○町のどの辺に住んでんの?」「奥さん、って呼べばいいの~?」と質問が次から次から飛び出してきた。わたしが答える前に会長アジュンマが「奥でいいわよ、奥で~。」ええ、ええ、いいんですのよ。帰りも会長アジュンマが「奥~~~~お疲れ~~~!!! いっぱい仕事したから疲れたでしょ? でも次も来るのよ~~~!!!」と叫んでいた。思ったよりハードな仕事なので、1回で辞めた人がいるんじゃないかな・・・??それから、材料費だけ払って教室で焼いてく人もいるらしい。業務用のでかいオーブンだからそれもいいよね。本当は月曜日なので料理教室の日だけど、料理の先生にはキムジャン(1年分のキムチ漬け)だから休みますと連絡しておいた。料理も来月いっぱいで今期は終了。来期は何も登録しないでおくつもり。料理教室も、ずっと通い続けたらレシピも増えるだろうし、急なお客さんが来られた時にもいいと思うんだけど、韓国料理って、ヤンニョムと呼ばれる下味、漬けダレさえ一通り覚えてしまえば、後は魚料理でも肉料理でも割と応用がきくので、もういいかなって気もする。それに、わたしが今行ってるのは、韓国料理・おかずじゃなくて、「おもてなし料理」という講座で、韓国料理だけじゃなくて和洋中いろいろなのだよ。和食も洋食も中華も全て韓国風にアレンジされているので、習わないほうがいいかなと思って(笑)ちなみに、スパゲティの麺は11~13分のところ15,6分茹でまくり、その後、しっかりフライパンで炒める。ソースをかける頃には、麺はもう弱りきってクタクタのヘロヘロなのだ。ピザ屋とか洋食の店に行くと、その上更にオーブンで焼くからね。もう麺の膨張度はマックス。鉄板や耐熱容器でジュージューと出てくるから熱すぎてしばらくさめるまで待つでしょう?その間にも麺は伸び放題だよね。それから、先日はアンケートをとって、リクエストがあった料理の中からお好み焼きが選ばれて、先生お好み焼きを教えてくださったのよね。それが、その前の週にちょこちょこっとやって来られて「奥、日本じゃどんな風にやるの?」「(えええっ?!!) えっと・・・小麦粉に水と山芋のすりおろしと卵入れて・・・ そこにダシ入れる人もいるし、塩入れる人もいるし・・・ あと、野菜はキャベツの千切りで、肉や魚介類は好みで。」それを踏まえてだ。それを踏まえて、先週の水曜日に焼いたお好み焼きがこれだ。・プッチンカル(チヂミの粉)・水・イカ・えび・山芋すりおろし・卵・キャベツ・ニラ (ん?)・たまねぎ (お??)・カレー粉 (あれ??)・キムチみじん切り (間違ってるだろっ!)焼き上がりにトンカツソースかけてかつお節ふって、マヨネーズ絞って完成。青のりは手に入りにくいので、パセリのみじん切りで代用。え~っと、え~っと、結論から言うとお好み焼きじゃないんですけど試食の時間、先生がまたちょこちょこっとやって来られて、わたしの耳元で、韓国アジュンマには珍しい恥じらいを含むささやき声で、「ちょっと、全然違うでしょ?」じゃ、タイトルは「チヂミ」にしてくださいよ~~~ああ、きっと、習った奥様方はこれがお好み焼きだと思ってるだろうし、日本に旅行なんか行って、大阪や広島で本当のお好み焼きを食べて「これ、お好み焼きじゃないじゃないの~!」とか言っちゃうだろうな。そんでもって、こんな風にして洋食も和食も中華もウリナラ風味に変化して、お店でもこの味でいっちゃうんだろうな。。。。というわけで、韓国料理以外のものが食べたくなったら、とりあえず店を探すよりも、おうちで作ったほうがいいかもと思った。ちなみに今度は中華料理「東坡肉」トンポーローだよトンポーロー。あたしゃちょっとトンポーローにはうるさいよどんなのになるか楽しみだわ。どうかキムチ味じゃありませんように
2008年11月24日
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昨日、月曜日。週の始まり。さ~元気出していこう~~~と、朝までは良かった。「施設の事務長さんが、 入所に必要な書類を提出して下さいって言ってた。」なにやら、骨密度の測定とか、医者の所見というのが必要らしい。そこで、パンダ父と一緒に病院行くことになった。「病院行くなら、○○病院! 前にお父さんが入院したときにお世話になったから! あそこの院長先生、あたし知ってるから!!!」出ましたパンダ母。別にパンダ夫婦に異存は無く、パンダがえっちらパンダ父を背負って、1階まで降り、車椅子で○○病院まで移動。もちろん、パンダ母もご一緒。「ここで信号を渡れ。」「まだまっすぐ行け。」うるさいんじゃっ!!!小学生の子供じゃないんだから、迷子になるわけないのよ、あなたの息子さん。受付にでも、院長を知ってるからと、割り込む、割り込む・・・挙句の果てに、診察室に入り、医者に、これこれこういう事情でこういう書類がほしいと、パンダが説明したところ、「あ~、じゃ、そういうのは、 隣の××病院みたいな総合病院に行かないと・・・」と言われてしまったよ。とぼとぼ、隣の総合病院に行って、受付で、また「養老施設に入所するため、 医者の所見と骨密度の測定が必要なのだ。」とパンダが説明すると、まず会計を済ませてくださいと言われ、どんな検査をするのかもわからないまま、会計を済ませ、受付嬢に言われた通り、まずはレントゲン撮影からスタート。レントゲン撮影が済んでから、内科に行き、これこれこういう事情なのだと話すと、「私たちの科で測定できるのは、血圧と糖尿の有無だけだ。」「え?じゃ、いったい、他の検診はどこで受けたらいいんですか?」「受付では何と言われたんですか?」「レントゲン撮った後、内科に行けと言われました。」「でも、血液や尿の検査の後じゃないと、 どこが異常かわからないじゃないですか。」「だから、その検査はどこでやったらいいんですか??」「受付に聞いてください。」なんじゃ、こりゃ???再び受付嬢のところに戻り、一体、どこでどういう検査を受けたらいいのか尋ねると、「私も、こういうお年寄りの検査というのは初めてで・・・ 一体、どういう検査が必要なんですか?」「養老施設に入所する際、提出しなくちゃいけない書類ですよ!」「・・・・・」仕方ないので、直接、受付嬢に養老施設の事務長さんに電話してもらった。それが手っ取り早いよね。事務長が必要だって言うんだから。ところが。ところがだ。事務長に電話が繋がったはいいけど、「私もよくわからんのです。」?????わからんのに、提出しろって、どういうこと??そもそもさ、7月1日から介護保険が始まりますってのは周知の通りでしょう?施設に入る際に、病院で書類作成して、それを提出というのも決まってることなんでしょう?じゃ、なんで病院への通達がされてないの~?なんで施設の事務長が内容把握してないの~??なんでわけわかってないのに、会計先に済ませられたの~???そんでまた内科に戻ると、「うちの科では、血圧と糖尿・・・」とオウムのように同じことを言われたので、思わずわたしが「じゃ、一体、わたしたちはどこに行ったらいいんですか?!」とでっかい声で聞き返すと、ようやく看護士さんが、「あ・・・あそこで血液と尿検査してください。」と、向かいの健康診断センターと書かれた部屋を指差した。はじめっからそう言ってくれよもう2時間近く経ってるじゃないの。パンダもわたしもイライラがピークに・・・ってところで、文字メール「奥~、デコレーション教室一緒に行こう」ヨンイさんからだ。「ごめん、パンダ、教室だ。もう行かないと!」「え?」「・・・行ったらダメなの?」「いや・・・いいよ。行っておいでよ。」すまん、パンダ。こうして鬼嫁は、パンダと車椅子のパンダ父を残し、ヨンイさんと合流し、教室に向かった。この日のお題は「バゲット」餅バゲットと、ガーリックフランスの2種類を焼いた。どっちもバゲットとは言えないようなパンだったけど、みんなは美味しい美味しいと満足そうだった。だって、生地に、卵黄も生クリームも砂糖も入ってるのよ?バゲットなのに・・・不思議。黒髪でちょんまげ結って、日本刀差してるのに、アメリカ人だと名乗ってるようなもんじゃない?そんでもって、そんでもって、我慢ならないのが・・・・ガーリックバターが・・・ガーリックバターが・・・甘いんだよっ!!!なんで、バター+にんにく+パセリときて、そこに砂糖を入れるんだ?!!!入れ間違いじゃないのよ。こっちの味覚ってちょっと・・・ちょっと・・・なのよ。トマトに振りかけるのも砂糖ふかしたジャガイモにかけるのも砂糖ガーリックフランスに塗るバターにも砂糖それなのに、口をそろえて「日本料理は甘い~~~~」辛いもんの食べすぎで、舌がおかしくなってるとしか思えないんだけどね。日本人の味覚・嗅覚は繊細で敏感だと思うわ。デコデコしてないしね。ストイックと言うのだろうか、要らないものを最小限におさえて、そんでもって、素材の持つ美味しさを最大限に引き出すって感じ。ああ、なんて陳腐な表現しかできないのかしら、あたしったら。。。韓国の味つけ・・・製菓製パンに関して言うなら、要らんもんでも何でも、入れりゃいい、って感じかなあ。いくら高い材料、良い素材でも、別にここに入れなくても・・・ってなレシピが目につくわ~。おまけにイーストの量も多いわ。これはやっぱり、せっかちで待てない国民性だろうね。イーストの量、日本の倍以上使ってる。発酵時間が短くて済むのはわかるけど、老化(硬くなって風味が落ちる)のも早い。だから、イーストフードや改良剤の添加が必要になってくる。ふぅ~・・・日本じゃ、少しのイーストで長く発酵ってのが人気でしょう? 少しのイーストでゆっくり発酵パン 少しのイーストで作るパンゆっくり発酵カンパーニュ 韓国じゃ、流行りそうにないなあ・・・教室でパンの焼ける匂いが漂ってきた頃、パンダからメール。「さっき、病院から帰りました。 また明日も行かないといけません。 お腹ぺこぺこです。 今、ソウルに行く電車の中です。」行間から、めらめらっと炎が見え隠れしてるようなメールだったすまん、パンダ。。。
2008年07月08日
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デコレーション教室。今日はカステラを焼くかたわら、クリームに絞り出しの練習。お題は「薔薇」まず、丸い口金で、芯になる部分を絞り出し、そこに、巻きつけるように、花びらを絞っていく。誰が考えたんだろうね?バラの口金って。 こんな感じになるらしいよ↓ クオカの無料講習会で習えるんだって先生は、いつものように、本当に丁寧。一人一人の生徒さんのとこ回って、きっちり教えてくれる。口金の角度や、絞る方向も、「15°に立てて絞ってね~。」「11時の方角から一回りさせてください!」芯になる土台の時も、「1、2、3、4と4まで数えて絞り出して!」と、非常に具体的でわかりやすいの。本当に良い先生に会えたわ^^そして、薄々感じていたことなんだけど、わたしは、思っていた以上に、不器用だということが、わかったわいや、今までは、わたしって手先が器用とさえ思っていたのよ。それが・・・それが・・・面白いくらいに、手が言うことをきかないわ。しまいにゃ、奥さんったら、先生に手持ってもらって絞り出したのよ。ちょっと、ちょっと~!手持ってもらってだなんて、お習字教室の小学生じゃないんだからけど、手持ってもらって一緒に絞ってみると、とってもよくわかる。そんでもって、先生が手を離した途端に、すか~~~~~っと忘れる(笑)忘れて、適当にやりながら、(おっ?ちょっとバラっぽくなってきたじゃない?)と、内心ほくそえみながら、先生の巡回を待つわたし。「先生~~~」「んん~~? そうね~、なんだか、ちょっとなんかになってきたって感じね~。」なんかになってきたのか・・・まだ花以下か??それからまた先生は手を取って、一緒に絞ってくれて、「今度こそわかったわ~~~~!!!」と叫びたくなるくらいだったのに、先生が去った途端に、またしても記憶障害。あ・・・?あれ・・・???だめよね~。こういうことは、やっぱり、頭じゃなくて、手が覚えてくれないと。で、また絞りに絞って、絞り出しまくって、なんとなく、バラに近いものが出来てきたのよ。う~ん、デコレーションのバラって、昔ながらのツンツンしたピース系のバラなんだけど、奥さんのバラは、どっちかっていうと、オールドローズって感じね。う~ん、バラっていうよか、椿っぽいかしら・・・でも、可愛いんじゃないかしら???「先生~~~」今度こそ、 そこまでいかなくても、 くらいは・・・と、どきどき待っていたのよ。そしたら、先生、唸り出したわよ~~~っ「う~~~~~ん・・・・ この花は・・・・ なんの花・・・・? キ ム ・ イ ル ソ ン 金日成の花?!!! 」え・・・?えっと・・・先生、すいません~。奥さん日本人だから、ピンとこないんですけど・・・と思いかけた瞬間、なぜかあの花だと確信。家帰ってきて検索したら、やっぱりこれだった。。。 なぜ~~~?全然嬉しくないんだけど~~~!!!水曜日までに何とかしなくっちゃ久しぶりに、負けず嫌いの虫が湧いてきたわ。人と比べてどうのってのは気にしないんだけど、自分で、これくらいまでは出来るようになりたいな、ってイメージってもんがあるじゃない?それに届かないと、なんか、シャクなんだよね。ちょっと、金日成の花のまんまじゃ、あんまりだわ~~~。と、いうわけで、さっきまで一人で練習してました。 バラに見えます~?
2008年06月23日
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ライラック。フランス語で、リラ。名犬サニーさんが好きそうな響きね。 日本では北海道が有名よね。お祭りがあったり、小説のタイトルに使われたり。さて、今日のデコレーション教室。ライラック絞りと呼ばれる口金を使っての絞り出し。普通の花の口金なんだけど、中央だけクリームが出ないようになっている。だから、花の中央に小さな丸い穴があくのよ。で、そこに、これまた小さな丸で花の芯を絞り出していく。うねうね、いっぱい絞り出した後だと、もう一体どこが花びらでどこが芯なのか、さっぱりわからん。デコの先生。さっぱりしてて、楽しくて良い先生だと思う。説明も丁寧でわかりやすいし、ナッペ(スポンジにクリームを塗る作業)に至っては、生徒さん全員のとこ一つ一つ回って、仕上げてくれる。韓国でパン教室に通いだして、1年過ぎた。4ヶ月で1回の講座が終了なので、この先生が3人目の先生なんだけど、今までで一番わかりやすい授業だと思うわ。でも・・・でも・・・何もかも全て良いってことはないものなのかしら。デコの先生のレシピ。時間がないせいか、量が多いせいか、スポンジのシート、乳化剤がたっぷり入ってるんだよね。こないだ、乳化剤が切れたので、ガーナおばさんが店のを持ってきてて、それ見てたまげたでっかい缶入り、5kg!!乳化剤って見たことある?糊というか、接着剤というか、もう見た目からして、体に毒先生自身も「みなさん、家でケーキ焼く時は入れなくていいですよ~。」っておっしゃるけど、それなら、教室でも入れなくていいんじゃないの??これ入れると、もうスポンジがふわふわなんだけど、ただふわふわなだけなの。で、そこへ、バタークリーム。卵白、砂糖、バターだけならいいけど、うぎゃ~っバターが足りないのか高いからなのか、マーガリンも投入したよ。そこへもってきて、「もっと濃い色にして!!!」と、色素も入れるでしょう?もう、見てるだけで痒くなってきそう。自分じゃ食べる気しないし、かといって、人様に差し上げるのもはばかられる・・・やっぱり、パンダ父に召し上がっていただくのが、最善の策なのか?前に、子パンダがハートのケーキ見て、「可愛い~~~」と、大喜びして、一口食べるなり、「うぅぇえええええっ」と吐き出してしまったよ。う~ん・・・なんとかならないかな。今日のライラックのケーキ見ても、「可愛いね。」の後、すかさず聞いてくる。「バタークリーム?」わたしがうなずくと、素通りバタークリームだって、美味しく作れば美味しいんだけど、教室のはね・・・ またLOVEですかでも、比較的、まともだと思われるデコの先生がこうなんだから、韓国国内のほとんどのケーキ屋さんは、乳化剤たっぷり、バターたっぷり、バター値上がりしたから、マーガリンも入れちゃえ!色はきれいなほうがいいよね、ドバーっ!!!ってな状況なんだろなあそんな中、ソウルの梨泰院路に、昨年オープンしたPassion5というお店は、日本のパティシエコヤマススムさんがプロデュースしたお店で、かなりいい感じらしい。1階がカフェ、2階ベーカリー、3階ケーキ・菓子、4階チョコレート。韓国には珍しく、大きな丸いバウムクーヘンも置いてあるんだって。行ってみたいなあ。。。 【書籍】 THE SWEET TRICK コヤマススムが教えるパティシェの裏技 このレシピ本も素敵~あ、それから、月曜日に焼いた、ピーカンタルト。ステラおばさんのお店にあるのとほぼ同じようなお菓子。ただ、これも、バターやら砂糖が多い。ブラウンシュガーの代わりに、なぜ黒砂糖?ステラおばさんよか、高カロリーなウリナラ菓子・・・けど、教室の生徒さんたちは、美味しかった、子供に人気だったと、話していたわ。どうも、味覚に差があるようだわ。 来週は、薔薇のケーキだそうよ。わたしね、デコレーションのクラスは、これは、もうクリームの絞り出しの練習に来てるんだ!と、割り切るとこにしたのよ。バタークリームが、乳化剤が、色素が・・・と、気にしていると、そこからまた、地道に絞り出しながら、一体なんでこの国は・・・やっぱ、おかしいよな・・・と、嫌韓モードに突入していくから。実際、デコレーションの練習は楽しいし、石けん作る時にも、十分応用できると思うので、それも楽しみ。あ~、石けんも、頼まれている分があるのに、全く手付かずで、申し訳ないです。。。もうすぐ夏休みなので、パンダに留守番してもらって、一度ソウルに買出しに行って来ようと思う。ぶどうさん、はあちゃんママさん、もうちょっと待ってて~~~~~。
2008年06月18日
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韓国に来て、美味しいと思ったケーキがほとんど無い中、がんばっているのが、コグマケーキ。韓国語で「コグマ」は「さつまいも」のこと。決して、小熊ケーキではないのよ。つぶしたさつまいもとホイップした生クリームを混ぜて、スライスしたスポンジ生地にはさむだけ。てっぺんにもさつまいもクリームを塗って、その後、上面と側面に薄~く生クリームを塗った後、ざるで細かくしたスポンジ生地を雪のように降らせて出来上がり~。と、簡単なケーキなんだけど、お店で買うと、結構高いのよね。教室で焼くスポンジは美味しくないんだけど、コグマケーキは、さつまいもクリームがメインなので、スポンジの不味さも気にならないの。先生は、相変わらず自信満々で、「みなさん、今まで色んなコグマケーキを 習ってきたかもしれませんが、 一番美味しいレシピだと思います!!!」と鼻息が荒かったわ。美味しい美味しくないというのは、人によって、味の好みもあるし、生クリームとさつまいもを合わせるだけのほうが、あっさりしてて、好きって人もいると思うし、濃い目で、こくがあるのが好きな人なら、カスタードクリームも入れたほうが美味しいだろうし・・・デコ教室の先生、すっごくさっぱりした性格だし、授業もわかりやすくて面白いんだけど、この、なんでもこれが一番!!!ってのだけが、ちょっときついわ~~~それに、芋・栗・かぼちゃの三大ほくほく系は、なんといっても、日本の物が美味しいと思う。なんであんなに、ほくほくしてて甘いんだろうか?研究開発の賜物なの?プロジェクトX??コグマケーキ。鳴門金時で作ってみたいものだわ。 ところで、同じ教室に、今期から、通ってるガーナおばさん。出身がガーナ。ってわけではなくて、製菓製パンの材料や道具のお店をやってるの。店の名前が「ガーナ」店の隣には、小さな工房もあって、講習会も開いているらしい。が、おばさんは初級レベルなので、レベルアップを計りたいとのことで、デコレーション教室に通うようになったんだって。ところが、ここは韓国。美味しいレシピ本もたいしてないし、ネットで親切に教えてくれるサイトもまだまだごくわずか。デコの先生のレシピは韓国の中では、そこそこ美味しいほうだと思う。そのレシピを、ガーナおばさんが、習って即、自分の店でレシピ公開してお客さんを呼ぶのでは、商売やってらんないわ。というのが、先生の考え。実際、教室の事務所には、先生が一旦、こういう人は困ります、と申し出たらしい。けど、事務所としては、一般市民なら誰でも参加できるという講座なので、断るわけにはいかない、とのことで、今に至っている。このガーナおばさん!!!もうね、額に 欲 って書いてあるのよ。 授業中も、作業するよか、計算機叩いてる時間のほうが長いんじゃない?ってくらい商売に夢中。かと思うと、先生が、絞り出しのテクニックなんかを披露してると、すかさず飛んできて、お客さんかぶりつき状態で、食い入るように見つめている。。。可笑しいのが、毎週のように、注文もしてない道具や商品を持ってきては、「こういうのありますけど・・・」と先生や生徒さんにアピール。営業だよ、おばさん・・・ちなみに、今日持ってきたのは、電動包丁砥ぎ器。今日はさつまいもの皮大量に剥くから、教室にあるボロ包丁じゃ、切れないと踏んでのことだよね。そこで、包丁砥ぎ器が登場して、ブィ~~~ンと砥いで、さくさく切れるようになったら、注文どっさり~~~ってな、皮算用だったんだろうけど、見事に誰も注文しなかったわよ。ああ、こんなことと知ってたら、家中にある包丁持ってくんだった・・・同じ班のヨンジャさんなんか、ガーナおばさんのこと嫌いなもんだから、「包丁なんて、こうすりゃいいのよ!!!」と、ステンレスの作業台で、シャカシャカ砥ぎ出したよ。これはこれですごいけど・・・というのも、ガーナおばさん、本当に強欲だから、全然まけないのよ。まけないどころか、教室で注文したものが、実際店行ったら、それよか安く売られてた、ってことすらあるの。市内で、唯一の製菓製パン材料のお店だから、強気なんだよね。工房で小さなクッキーとかケーキとか焼いてても、普通ならさ、はじっこのほうとか「ちょっと味見してみてくれる~?」とか言って、お客さんにくれない??今の今まで、一度だって、味見したことがないのよ。わたしも、ヨンイさんも、ヨンジャさんも、誰も彼も・・・いつもヨンイさんと話してる。「あ~あ~、あたしたちが、店やったら、 ガーナなんかより、もっと良い店にするのにね~。」一時、ガーナおばさんが、店の経営も講習会も芳しくなくて、店を手放したいと言ってた時期があるそうで、そうと知ってたら、無理して借金してでも、あの店、欲しかったな・・・なんて思ったりもする。・・・って、銀行が奥さんに店出すほどの貸出をするとも思えないけどねデコレーションを習ってる今、ガーナおばさんが、店を手放すことは、もうないんだろうな。なんか、シャクだわ~「週末、練習絞り出しの練習したい人は、 クリーム持って帰っていいよ~。」デコの先生が、大量のバタークリームを指差した。先生のこういう太っ腹なとこは大好き。一生懸命練習して、早く色んなデコレーション出来るようになりたいな
2008年06月11日
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お待たせしました。韓国デコレーションです。あ・・・どなたも待ってらっしゃらない?ぶどうさん~~~~!!!と、韓国デコに興味津々なはずの、ぶどうさんを呼んでみました。月曜日と水曜日のケーキデコレーションの教室。月曜日にパンかお菓子を1種類と、それから水曜日にデコレーションするケーキのスポンジを焼きます。水曜日は、ひたすらデコレーションするだけで、あっという間に時間が過ぎていくのよ。先週の水曜日は、生クリームのデコだったので、なんとか完食したけれど、 正直、美味しいとは言えません・・・今週は、きっついわ~。昔懐かしバタークリームケーキですよ。しかもさ、バタークリームだって、レシピによっては、美味しいんだけど、これはいただけないです・・・そして、とどめが、色!!!わたしは出来る限り薄い色にしたくて、このピンクにとどめておいたんだけど、他の奥様方、ものすごい派手なピンクでしたわ。そんでもって、不思議なのが、誰もアレンジしないんですのよ~~~!!!先生がやる通りの絞り方、デザイン、色なの。あれですか?やっぱり儒教の精神としては、弟子が勝手にお師匠さんとは違うことやっちゃいけないんでしょうか??よくわかりませんけど、奥さんも、なんだか、好き勝手にやっちゃいけない気分になってきて(韓国ナイズされてる?)気持ち悪いんですが、LOVEとつづってしまいました。ハートまで飛ばしてます。その時は、夢中でやってたんですけど、こうして正気に戻って、落ち着いて振り返ってみると、敗北感を感じるのは、なぜでしょうか?(笑) デコもデコなんですけど、スポンジ自体も不味いんです別立てでも共立てでもないやり方のシートなんです。なんと言ったらいいのかなあ、在韓日本人奥様方はご存知かもしれませんが、パン屋さんやスーパーのパン売り場で見かける、俵型のふわふわのパン。長崎カステラには申し訳ないけど、なぜか「カステラ」と呼ばれている、あのパンです。あのパンの味と食感です!!!!そこへもってきて、間に挟まってるのも、表面も側面も、バタークリーム。油の塊にしか見えません。実際自分で作ってみると、ますます食欲が失せるものだと知りました。けど、このスポンジのレシピも、先生曰く「10万ウォン(約1万円)払って、講習会に行って勉強してきたレシピ」はい、はい、はい、はい。お勉強大好きんぐだけど、その後の研究、追究をしないのが、韓国。まさか、このレシピが最高だと思ってるんじゃないでしょうね???日本のレシピ本パクる暇があったら、毎日焼いて美味しいレシピを完成させてみろっつーのそれとも、あれか、一番美味しいレシピは、自分だけのものにしたくて、生徒さんには教えられないってんでしょうか?(これも十分考えられる)とにかく、なんか悶々としてしまうのよね。そうそう、それから!!こないだ、おーちゃんの日記で、モザイクケーキを見て、即、真似っこして焼いてみたのですが、それを同じ教室のヨンイさんがデジカメに収めて、先生に見せたんですよね。 そしたら、先生、「あ~、知ってる知ってる、モザイクケーキね。 これ、どうやって、作ったの?」わたしが、「え~っと・・・どうやってって・・・? 白黒交互に焼いたんですけど・・・」すると先生、「うわ~、そんな面倒くさいことしたの~? 型があるのに~~~。」?????え????なんですと?モザイクケーキの型があるのですかい?で、それに流すと、きれいにモザイク模様にしてくれるっての?そんなのあるんですか~~~~???あったら欲しいわ~。なんか、勘違いしてらっしゃるんじゃないかしら、先生・・・???それに知ってる、知ってる、ってのもあやしいわ。だって、初回の授業の時、みんなにどんなケーキをやってほしいか意見があったら言ってください、っておっしゃるから、指名されたわたし、「えっと・・・りんごのシブーストとかやってもらいたいです。」って答えたの。そしたら先生、「シブーストって何ですか?」え?そんな・・・困るわ、何ですか?って言われても・・・ってそんな感じで始まったデコ教室なので、これから先も、いったいどういうデコレーション、どういうレシピが待っているのか、怖いもん見たさで、あと3ヶ月通ってみますね~。
2008年06月04日
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今日が締め切りという所得税か何かがあるらしい。パンダ母が、昨日、どっかから聞きつけてきたのだよ。そこで、午前中、パンダ母と会計事務所に行ってきた。まず、税務署に行って、パンダ父の所得証明をもらってきてくれと言われたけど、パンダ母はまだ長い距離は歩けないし、わたしゃ外国人。ということで、事務所の女の人が代わりに行ってきてくれた。それから、さささ~っと書類を作ってくれたはいいが、「税金、○○万ウォンになります。」「え~?そんなに高いの?うちの人、身体障害者3級なんだけど。」「ええ・・・・あ、じゃ、寄付とかありましたか?」「寄付?」「はい。教会とかお寺とか・・・」「お寺ならあるわよぉ~~~!!!」「じゃ、その時の領収書とかあるなら、添付してもらったら、 もうちょっと税金安くなりますよ。」「お寺ね、弥勒寺に○○万ウォンと、海印寺に○○万ウォン・・・」パンダ母が昨年、寺に寄付したという金額を聞いたら、めまいと吐き気に襲われてしまった。前からおかしいんじゃないか?と思ってたけど、やっぱりおかしかったんだ・・・いや、パンダ家が資産家で、パンダがめっちゃ稼ぎまくってて、奥さんの宝くじが当たって・・・・っていうんならいいよ。あ、それでもあたしゃ寺や教会には寄付しないけどね。寄付なら別のとこにするよ。もう脱帽。脱力。脱毛。禿げそう。税務会計事務所を出て、パンダ母が指差す方向に車椅子を押しながら、着いたのは、パンダ母のお友達の家。「じゃ、電話したら、また迎えに来て。」って、あたしゃお抱えタクシーじゃないんだからさ~その上、早速銀行行って、税金納めて帰宅した途端、事務所のおねえさんから電話。「あの~・・・もうさっきの税金納めてしまいました?」「あ、はい。納付済みです。」「実は・・・あれ、納めなくてもよかったやつなんです・・・」「じゃ、どうしたらいいんですか?」「あ~・・・じゃ、税務署から返還されると思います。」なんなんだよっ会計事務所にも3万ウォン払ったのにさ!金返せ!!!って気分だよそれから、バタバタとシャワー浴びて、パンダ父の昼ごはんを済ませて、パン教室に行く準備。どうしよう。パンダ母迎えに行ってたら、教室遅刻だよ・・・と、思ってたら、パンダ母、誰に送ってもらったのかわからないけど、一人でご帰宅。それから、またどっかに連れてってくれというようなことを口走っておられたのだけど、奥さん、それぶっちぎって「パン教室行ってきま~~~す」はぁ~。やれやれ。バスに乗っても、まだなんだか気が晴れない。教室に着くと、今日のお題は「ブッシュマンパン」日本じゃ聞いたことないけど、韓国では、ステーキハウスのチェーン店に行くと、もれなくついてくるポピュラーなパンだ。と言っても、わたしの街にステーキハウスは無いし、ピンとこない。けど、これは美味しいからと、生徒さんからのリクエストで、先生が教えて下さることになったのよ。さぞかし美味しいのだろうと期待わくわく。材料は普通のパンの材料に、ココアの粉と、インスタントコーヒーが入ってて、ラグビーボールみたいに成形して、コーングリッツをまぶして焼くだけ。焼きあがったのを味見してみたんだけど、う~ん。美味しいは美味しいんだけど、一口食べた途端に「うわっ!!!うんめぇぇぇぇぇぇ~~~~!!!」ってほどのパンではないと思う・・・ふわふわはしてるけど、これはイーストフード使用したためわたしなんか、この手のパンは、むしろハードなほうが美味しいと思うんだけど、韓国では、何でもかんでもパルリパルリ(早く早く!)でせっかちな人が大半を占めるため、多分「噛んでるうちに甘くなる」とか「噛めば噛むほど味が出る」というのは受け入れられないのかも。。。 今日は、このブッシュマンパンと、水曜日にデコレーションするためのケーキのシートを焼いた。水曜日から、いよいよクリームの絞り出しの練習らしいよ。色素持ってる人は、色素も持ってくるようにということだった。いよいよ、韓国デコが始まるのね・・・正気でいられるかしら(笑)帰りは、ヨンイさんの車で送ってもらって、夕飯の準備を済ませ、契の集金何軒か回り、夜の集金は、パンダもいないし、土砂降りだし、明日にしようってことになった。パンダ母が、「ちょっと後で、車椅子押してくれない?」と言ってきたんだけど、「お義母さん、ひどい雨だから、今日は出かけないでください。」とはっきり言えたわ。わたしがささっと行って来てもいいんだけど、今日は雷も鳴ってるので、子パンダが怖がって、一人じゃ眠れないと思うんだよね。それから、パンダ父の夕飯を済ませ、自分も食べて、子パンダ寝かしつけたら、もう9時。あ・・・れ・・・???パンダ母は???と、思ったら、集金に出てたらしいわ。9時半くらいに、濡れた髪ちりちりにさせながらご帰還。「お義母さん・・・どこへ行ってらしたんですか・・・?」「集金だよ。」はぁ~もう、こういうさ、聞き分けのない老人、嫌い。結局、パンダ母って、いつも、自分以外の人のことは頼れないって言うか、自分が一番えらいと思ってるって言うか、自分でやらないと気が済まない人なんだよね。それはいいんだけど、無理して、腰再発したら、もう手術だって出来ないし、ずっと車椅子のお世話に、ってことになったら、どうするつもりなんだろう?ほんと、勘弁してください~~~。
2008年06月02日
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午前の部が終わり、1階ロビーに下りると、ヨンイさんが来てくれてた。差し入れのコーヒーをいただいて、あれこれ話していると、そこへ男の子がやってきて、「栗まんじゅう、きれいに出来てましたね~。」と話しかけてきた。「あ、あら、ありがとうございます。。。でも、色がね。。。」「ああ、色がもうちょっと焼き色ついてたらもっと良かったですね。」オーブンは二人1組で使うので、自分の都合の良いようには、なかなか火の調整ができない時があるのよ。聞くと、その男の子、製パン技能士の資格は高校生の時に取ったって言うじゃない。今は、この会場の畜産大学で製菓製パンを勉強してるそうだ。元々は畜産大学なんだけど、そこへもってきて、LGという大きな会社がバックに入って、学校名も変わり、今では、学校内で育てた野菜や卵、花や木の苗などを即売する売り場もある。その2階には、美容師の卵たちが、メイクしたり、髪をカットしてくれたり。大手企業傘下の(?)大学だから、就職にも困らないし、製菓製パンなどは、日本や欧米に留学させてくれたりもするそうだ。自己負担は10万円くらいというから、ありがたい話よね。ああ、話が長くなってしまったわ。戻します。その、会場の大学に通う学生と聞き、ヨンイさんが黙っていなかったよ。「あの~、もしかして、午後からの製パン、何が出題されるか知らない?」「聞いてないです。」「けど、準備されてる材料とか見たら、だいたい予想できるんじゃない?」「当日じゃないと、材料も調達してこないみたいですよ。」「ふぅ~ん・・・」ちっ。「でも、僕が思うに、今日はクリームパンが出ますよ。」「ええ?なんで?」「もう過去2年間出題されてないから。」過去2年。実技試験は年に4,5回あったと思う。そんでもって、会場は全国にいくつもあって、会場ごとに出題されるパンも違うから、クリームパンだけが2年もの間なかったってことは、今回出題される確率がかなり高いということだ。しかも、この男の子は、ここに通う学生・・・あからさまに、「だって、○○先生がそう言ってたも~ん♪」などと口走ったら大変なことになるので、ここは遠まわしに、ここしばらく出題されてないから、とか言ってるだけに違いない。そんでもって、なんとか、このぼーっとした大和なでしこを合格させてあげたいと、そう思ってくれてるに違いない。。。と、真昼の奥さんの妄想はとどまることを知らなかった。そして、わたしは、昼休み中、ただひたすら、クリームパンのページだけを、なめるように暗記していた。もうね、念仏に近いね、念仏に。「捏ね上がり27℃・・・分割45g・・・クリーム30g・・・」「210℃で13分から17分焼く・・・」「分割45g・・・クリーム30g・・・」そして、午後からもまた同じ教室、同じ監督官。受験生だけが入れ替わった。製菓製パン同じ日に受けたのは、ジンさんとわたしの二人だけだった。おじいちゃん監督官が配合表を配る。材料のパーセントが書いてあるので、割り返してg数を書き込む。強力粉、、、薄力粉、、、イースト、、、砂糖、塩、水・・・・一体何のパンなんだろう?菓子パン系?え?え?ひょっとして、クリームパン、ビンゴなのか?!!!と、ちょっと期待しながら、穴埋めてくと、一番最後に、「ロルインボタ 40%」え?ロルインボタって何?ちらりと斜め後ろのジンさんを見ると、目が合った。ジンさんは、両手で顔を覆って、全身で終わった~~~~~っ!!!と訴えていた。ひょっとして、このロルインボタってのは・・・ロールインバター。つまり、デニッシュ系だよ、お題は。あかん。終わった。わたしも終わった。出題されたのは、クロワッサンとポケット型のデニッシュ。が、幸い、またしても19人のうち、8人・8人・3人に分かれて、15分間隔で入室。わたしは30分遅れの第3組。今日くじ運だけはいいぞ。ジンさんも第3組。同じ組の残る一人は、若い男子学生。どうやら彼もこの学校で製菓製パンを学んでいるらしい。ついているではないか!!!この男子学生のやることをそのまま真似っこすりゃいいのだ。ところが。計量、ミキシング(こね)までは3人ほぼ同じペースで終了した。問題はその次だよ。わたしゃ、いつものようにボウルに生地入れて、ビニールかぶせて、発酵器へGO!1組2組ですでに発酵中のパンたちがいっぱい。温度も湿度も、前の受験生たちが合わせてくれたろうから、奥さんスムースに投入。ジンさんと男子学生を見ると、わたしとは違う発酵器に入れていた。さすが、大きな大学だ。設備がいいわ~。などと感心しながら、バターを広げて伸ばして、冷蔵。30分ほど経ったので、生地を発酵器から取り出した。同じく別の発酵器から取り出したジンさんとすれ違った。目が合った。と同時に、ジンさんがうわっちゃ~~~~~~っ!!!と、声にならない声で叫んでいた。ジンさんの生地を見ると、膨らんでおらず、わたしが別の発酵器だと思っていたのは、それは冷蔵庫だったのよ。ジンさんは、わたしが発酵器で発酵させたのを見て、てっきり自分が失敗したのだと思い込み、とっても落ち込んだ様子だった。その後、遠くからわたしもチラチラと、ジンさんを見ていたが、バターを生地で包んで、麺棒で広げる作業も、全く力が入っていない・・・すまん!ジンさん!!!ジンさんのが正しいの!冷蔵庫でよかったんだよ~~~!!!なんとか伝えたいんだけど、おばさん監督官とアガシ監督官の目が光っている。そうだ!男子学生も冷蔵庫に入れたじゃないの!ジンさん!目の前の男子学生のやる通りやればいいんだよ!!!が、この日は全くついてなかった。。。男子学生、冷蔵庫から取り出したはいいけど、餅みたいにくっつく生地と格闘している。なんとか、バターを包んで伸ばし、また冷蔵庫に入れたはいいけど、10分もしないうちに取り出してきて、また伸ばしてる。やはり生地はねちょねちょで、非常にやりづらそうだ。ダメ。ジンさん。この男やることなすこと、おかしいから、真似しないで!!男子学生が、そのねちょねちょの生地をまたなんとか押し込め、冷蔵庫でひょいっと冷やし、また伸ばし・・・を繰り返し、え?もう二次発酵させるの?!!え?もう焼くの??え?もう出来上がったの?!!!!教室全体があっけにとられている中、男子学生は「出来ました!」と、提出用の網の上にパンを並べ、「お疲れ様でした!」と、監督官に頭を下げ、教室を出て行った。ジンさんの細い肩が、ますます力無く落ちていった。ジンさんがんばって~~~~。だが、ジンさん。途中で、監督官のとこに歩み寄り、ぼそぼそと話しかけたかと思ったら、途中棄権してしまった・・・・どうしよう~~~~。どうもこうも、わたしだって、もうダメだとは思うけど、でも、一応焼いてみないとわからない。いや、わかってるんだけど、焼くまでいかないと・・・目の前で作業してるアジュンマの背番号は9番。ってことは奥さんの30分前をいってるってことね。奥さん気を取り直して、アジュンマのやることをそっくりそのまま30分後に真似てみた。え~っと、三つ折を3回なんだよね。冷蔵庫で休ませる時間が長いので、ヒマといえばヒマなんだけど、その間も、せっせと作業台とか流しを整理したり、拭いたり。それも点数のうちらしい。外では、どんがらどんがら雷が鳴って、ひどい天気。目の前のアジュンマが成形に入った。クロワッサンって、二等辺三角形に切ったのを、くるくる巻けばいいんだけど、それって、縦横何cm???午前中は、若い学生さんだったから、わたしがひょいっと生地借りても、びっくりしてただけで、文句は言われなかったけど、アジュンマのパン生地借りちゃ、大騒ぎになるよね~・・・そこで、奥さん、こめかみと眉間をマッサージ。視力回復のツボを押し、目を細めてみた。アジュンマ、ポケット型は縦横10cmずつにカットしてる。クロワッサンは、どうやら、縦15cm、横10cmくらいだ。30分後にそのまま今度はわたしがカット。う~ん・・・なんとか形にはしたけど、どうなるのかしら???そんでもって、最終発酵って醗酵器?冷蔵庫?室温??ああ~、もうわからない~~~~こういう時は多数決~~~うろうろと発酵器のあたりを見ると、発酵器の中には、ずらっとパンたちが並んでいる。いいのかな・・・いいのかな・・・え~い!!!もう知らん!!!奥さんも発酵器に投入。後は、他の受験生たちのやる事見ながら、う~ん、どうしよう・・・もうそろそろ取り出すかな・・・と迷っていたら、別のアジュンマが、わたしのと同じくらいに膨らんだ生地を見て、「うわ!過発酵じゃない?!」と早く取り出して焼くように、小声で促した。え~、それが過発酵なら、わたしのパンももう焼かないと!!!!!慌てて取り出し、奥さんも焼きにかかった。オーブンの中であきれるくらいパンは膨らんでいった。あかん・・・あかん・・・15分後、焼き上がったパンは、デニッシュ独特のパリパリの層が全く無く、クロワッサンではなく、クロワッパンだった。クロワッパンになってしまった受験生はわたしの他にも何人も続出していた。それでも、中には、あら、上手ね~ってパンもあった。相対評価じゃなくて、絶対評価だから、19人全員が合格ってこともあるし、その逆もありうるのだよ。どうかな~。5人くらいかな~。でも、まあ、いいや。次回、デニッシュが出題されたら、そんときは、上手く焼けると思うわ。家ではほとんど練習してなかったんだよね。バター高いし、カロリー高いし(笑)帰りは、一旦帰宅したジンさんがまた迎えに来てくれて、土砂降りの中二人とも言葉少なく帰路についた。クリームパンが出るんじゃなかったの~~~?!って話が出た時だけ、ちょびっと盛り上がった。次回、またがんばろっと。※翌日、わかったことだけど、別の会場ではクリームパンが出題されてたそうです
2008年05月18日
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土砂降りの日曜日。ワイパー最速。ジンさんの車で、朝早く天安市のはずれにある畜産大学に向かった。製菓製パン技能士の実技試験の日なのだよ。8時半までに入室完了しなくてはいけないの。って言っても、筆記試験の時は、こんな感じで、誰も時間守ってなかったんだけど・・・けど、実技試験はさすがに違ってたわ。一番乗りだと思っていたら、すでに2,3人ロビーにいて、しかも、もう白衣姿なのよ。負けちゃいられない!と、わたしも白衣を取り出した。そしてびっくり!サイズがM男女兼用のMサイズだったので、なんとかボタンははまったわ。ほっ午前中は製菓の試験。どうか、シュークリームとか、ダックワーズとか、手作業の品目が出題されますように・・・だってさ、ずっと教室に通ってたって、でっかいミキサーで作業するやつ、例えば、スポンジケーキとか、ロールケーキとかって、たいていアジュンマたちが我さきにと、ミキサーに群がっていて、いつもわたしは傍観者だったんだよね~。いまだに、ギアの入れ方もたどたどしいのよ。。。さて、まず待機室という教室に入って、10分間は、配合表の作成。レシピね、レシピ。材料のパーセントだけ記入されてるので、割り返して計算して、粉が何g、砂糖が何g・・・と必要量を記入していくの。記入し終わったら、またちょっと休憩。このときの、試験監督官が、前回同様、食いついてきたね~。「奥さんは、韓国に来て何年?」「3年です。」「ビザは何ビザ?」「マルゲリータ・・・あ、違います。配偶者ビザです。」「・・・ってことは、旦那さんが韓国人?」「はい。」「私ね、去年、日本に行ったの。」「へぇ~、そうですか?どちらに?」「*&%$##@」「・・・・・」「・・・あ、日本も広いですからね・・・えっと、温泉がいっぱいでしたよ。」「どこかなあ・・・???」「あ、そうそう!『●●と○○』の舞台になったとこです!!!」ごめん、その『●●と○○』自体知らないんですが・・・「皆さん知らなかったでしょう? 元々、『●●と○○』は日本の小説が原作だったんですよ!!」だから、その『●●と○○』自体知らんっつーの・・・ジェネレーションギャップのためか、受験生の反応なっしんぐ。けど、日本が舞台、原作と聞いて、興味津々の奥さん。え~?なんだろう?なんだろう???そこへ、おじいちゃん監督官、すっくと立ち上がり、「有名なシーンがあるでしょ? ほら、こんなやつ!!!」 そこに、貫一がいた。が、喜んでブンブンうなずいていたのは、わたしだけだった。。。その後、おじいちゃん監督官は、前回の監督官同様、「今のうちに、トイレ行きたい人は行っといてください~。」すると、20人の受験生のうち、8割が一斉に起立。というのも、レシピを見れば、出題品目がわかったも同然なので、トイレに駆け込み、携帯で友人知人に、「○○ケーキの作り方は?温度は?何分焼くの??」などと教えてもらえるから、らしい。一言で言えば、カンニングそう、不正なのであるよ。あまりにも、ぞろぞろと立ち上がるので、ジンさんもわたしも、なんだか、トイレに行かないと損みたいな気分になってきた・・・そして、どんくさく、最後のそろりそろりと席を立ったその時、おばさん監督官が、駆け込んできた。「ちょっと、ちょっと、皆どこに行くのよ?!」「あ・・・トイレ・・・」おばさん監督官、キッとおじいちゃん監督官を睨みつけ、「配合表記入し終わってから、トイレに行かせちゃダメですっ!」おばさん監督官、ダッシュでトイレに猛進。ふぅ~。。。そして、ぞろぞろとトイレから連れ戻された受験生たちは、また待機室で出番待ち。しばらくして、2組に分かれて、調理実習室に入室。わたしは15分遅れの第2組で入室。これはラッキーなぜなら、先に作業を始めた第1組の受験生たちを見ながら作業できるのだよ。同じ作業台を、第1組の受験生と半分ずつで使用。出題された品目は、うっふっふ栗まんじゅうですがな、栗まんじゅう。先月、リクエストがあって、作りましたがなところが、ところが。生地・・・どうやって作ったっけ???キョロキョロしないように、道具や材料を取り出す振りして、教室中、見渡してみた。そしたら、皆さん、ボウルにお湯はって、湯煎で卵と砂糖溶かしてらっしゃる。じゃ、真似っこさせてもらいますね~。しゃかしゃかしゃかしゃか・・・後は、もう適当にバターやら粉混ぜて、ひとかたまりにしたらOK。「生地できた人は前に持ってきて下さい~~~!!!」え?何?なんで?さっきの厳しそうなおばさん監督官に差し出すと、おばさん、胸ポケットから、温度計を取り出し、ズクッ!!!!生地の温度を確認。えっと、えっと確か、20℃だっけ?24℃だっけ・・・?とか思いながら、デジタルの数字を見つめていたら、カチャリ、カチャリと、どんどこ数字が進んでいくじゃないの!!ひぃ~~~~っ30℃!!!!止まれ!止まれ!!止まらんかいっ!!!奥さん、念を送ってみたけど、数字は34℃でようやくストップあ~、でもドンマイ。冷蔵庫で休ませてやればいいんだから。で、冷蔵庫から取り出して、また思考も手も停止。はて・・・まんじゅう一個の皮って何g?あんこって何g?そこへ天使が舞い降りた。目の前には、わたしよりも15分先を行く男がいるじゃないか!!!年はハタチくらい。長身、男前さん。んなことはどうでもいいんだけど、その受験生、すでに生地もあんこも分割し終えて、ひとつひとつ丸い団子状にしているのよ。奥さん、スケールに、ひょいと乗っけてみた。男前受験生の丸めた生地を。22gなり。男前、ぽかぁぁぁぁぁぁぁん。。。。男前が正気に戻る前に、奥さんすかさず、彼のあんこ玉も量ってみた。44gなり。よし、さ、次の作業いってみよう~!男前さんのおかげで、生地もあんこも分割できた。生地はもともと、配合表の1/2だけを作ればいいので、出来上がりの生地の半量は、おばさん監督官に提出した。が、あんこは、なんでか、余りが出てしまい、仕方なく、監督官の目を盗んで、食ってやった。良かった、甘党で。。。こうして、他人様のお力を借りながら、なんとか焼き上がったわ。 イメージ画像問題は、午後のパンの部だったのよ・・・続く。
2008年05月18日
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パン教室。「実技試験が終わったから、教科書のレシピじゃないのを焼きましょう!」が、先週からの合言葉。じゃあ、今日は、さて、なんのパン?「今日はチャプサルバゲットです!」え~っと、え~っと、チャプサルというのは、もち米のこと。もち米入りのフランスパン?それって、硬いの?柔らかいの??黒板を見ると、レシピは普通のフランスパンと変わらない。もち米は~~~~???と思っていたら、先生が黒板にサラサラと追加で書き加えてる。なになに・・・??え?具?具入り?具が餅なの?フランスパンの中に、餅が入ってるってことなの?!!不思議~~~~~思わず、前の席のジンさんに「え~~~?こんなの見たことも聞いたこともないよね~。 パン屋さんにも売ってないよね~?」と聞くと、ジンさん、「え?売ってるよ。美味しいんだよ。結構お値段するけどね~。」へぇ~、普通に売ってるんだ。知らなかったわ。具になる餅は、もち米の粉、砂糖、甘く炊いた煮豆2種類、水。フランスパンの生地を楕円形に延ばして、真ん中に、具を入れて、二つ折りに折りたたんで、はじっこをよく押さえるだけ。「ジンさん!餅入れすぎ~!欲張らないの!!」と、先生が飛んできた。具入れすぎると、はじけてしまうんだって。出来上がってみると、どの班のどのパンも、7割がたはじけて、餅がべろんとはみだしていた・・・そんでもって、このパンは、おおかた焼けたところで、一度、パンを切って、具の餅まで火が通ってるかどうか確認しなくてはいけないらしい。餅が透明になっていたら、焼き上がりなんだって。出来上がった班の奥さんが、切り分けたのを味見させてくれた。うわ~~~~不思議~~~外の皮はパリパリなのに、噛んだら、中から餅だよ~~~餅っていうよりも、求肥に近いかな。あれね、日本でも、どら焼きとかオムレットの中に、求肥が入ってるのあるもんね。 お年寄りにはウケそうだな~と思っていたら、予想通り、パンダ母が「今までの中で一番美味しい♪」といっぱい食べてくれたわ。パンダ父は、パンの部分がちょっと硬めだから、パス。子パンダにも好評。パンダは明日職場に持って行くそうだ。久しぶりに教室で作ったパン、完食。断面図はこんな感じ。ちょっと餅が片寄ってるね さて、ここんとこ、パンダ母まで足が痛いと言って、鍼に通っていたけれど、どうにも我慢できなくなって、今日は近所の病院で診てもらってきたようだ。夕方近くになって、電話があって、どうしても足が痛くて、歩いて帰れないとのこと。びっくりして、病院に駆けつけると、元気がないパンダ母。物理治療をしてもらってから帰るから、薬局に行って、薬を買って来てくれとおっしゃる。それはいいんだけど、家に着いても、薬を飲む気配がない。その代わりに、「緑豆を買って来てくれ。」?????豆を渡すと、「洗って。1/3は生のまま、水入れて、ミキサーにかけて。」言われるがままに、水入れて、豆入れて、ミキサーでガ~~~っ。そして、それを飲むパンダ母。「残りの豆はゆでて。」ゆでた豆は同じように、ゆで汁と共に、ミキサーでガ~~~っ。そして、それを飲むパンダ母。あの・・・お薬の時間ですが・・・・思うんだけどさ、いつも病院行くの遅すぎ。お寺で鍼打ってもらったり、変なじいさんちで鍼打ってもらったりして、そんでようやく病院だよ。そんでもって、処方された薬飲まずに、緑豆の汁かいな。。。いいんだけどさ、治れば、それで。その後、パンダ母、杖をつきながら、契(ケ)の集金に出た。出先から電話があって、薬局に忘れ物をしてきたので、取りに行ってくれとのこと。行ってみると、もう薬局は閉まっていて、とぼとぼと帰り道を歩いていたら、おとなりの家具屋のおじさんに会った。挨拶だけのつもりが、呼び止められた。「あのさ~、最近、おじいちゃんもう全然外に出てないでしょ? 具合悪いの?それに、おばあちゃんだって、昨日今日と足ひきずってたでしょ?」「あ~、はい・・・」「もうね、お隣さんとして、切ないの。 見てらんないから、一度代替治療を試したらどうかと思うんだけど。 けど、その話をしたら、おばあちゃん、気乗りしないみたいでね~。 私はね、代替治療の勉強ずっとしてきたの。家具屋なんだけど。 @#$%*^$%#□▲〒*&^^%$@・・・・」お隣のおじさんの代替治療話は、延々と30分続いた。途中で何度も子パンダから、まだ帰らないのかと携帯が鳴った。もうあと3歩で我が家だというのに、奥さんったら・・・「抗生物質だの抗がん剤だの、そういうので治すのは間違ってるんです。 ってことを、私ゃTV番組にも告発したことがあるの。 ほら、TVでやってるでしょ?」あ~、あ~、あります、あります。「告発するには、それなりの資料や証拠もあるわけ。 でも、肝心のおばあちゃん本人が、 代替医療を認めてくれなきゃ、始まらないでしょ? だから、時間あるときに、ご主人と私、話したいの、じっくりと。」っていってもね~・・・パンダも毎日忙しいし、帰りも遅いし・・・そして、おじさんは、名刺をくれた。それは家具屋の名刺ではなく、「代替医学 トランス○ァクター コンサルタント ユ・○○」その、トランス○ァクターの下に「NK細胞活性437%」とある。437%とは、こりゃまた大きく出たね~??NK細胞ってのは、ナチュラルキラー細胞のことね?笑うと増えるんでしょ?もうさ、いいから、一日一日ありがたく、笑って過ごしたらそれでいいんじゃないの???う~ん・・・・鍼のじいさんと五十歩百歩か??さっき、検索してみたら、あれだよ。自分が紹介した人が、健康補助食品や歯磨きチューブ買ったら、その売り上げの何%かが、自分のポイントになって、えっと、なんだ、ゴールド会員とかシルバー会員とか、プラチナ会員とかあれでしょ、なんとか講みたいなんでしょ???ザザザザザ~~~~~~っ(一気に奥さん冷める音)いや、病院や薬に頼らず、自分の持ってる免疫力を高めて、病気にかからない身体にしましょうという考えは、わたしも賛成だよ。けどさ、そのために、すんごい高いサプリメントを親会員から買うとかいうシステムが嫌なのよ。そんなにいい物なら、普通に誰にでも適正な価格で売ったら???コンビニかキオスクで売ってくれ、と思うんだけど・・・「報酬を手に入れる方法」とかいう見出しとかも、生理的に受け付けない。人の価値観はそれぞれだからね。ただ、何事も盲信とか押し付けはよくないよ。ご好意はご好意として、ありがたく受け取るけど。。。で、何が言いたかったか、もうわからなくなってきたぞ。とにかく、健康一番ってことですな。
2008年04月08日
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先週末に実技試験を終えた生徒さんがほとんどなので、「今週からは、試験に出題されるパンやケーキではなくて、 もっと美味しいレシピでやりましょう。」と先生。まず、今日は、コロッケパンとバニラキューブクッキー。コロッケパンというのは、よく市場で見かける、でっかいコロッケみたいな、日本のカレーパンみたいなパン。バニラキューブクッキーというのは、要するに、多佳子さんのレシピだと思われ、先生自身も、「ほら、あの、日本の、こないだ奥が貸してくれた本の人のよ。」とおっしゃっていた。ん~・・・いいんだけど・・・なんだかな~・・・ あ、この表紙に載ってるみたいなクッキーね。いや、美味しいんだけど、美味しいのはいいんだけど・・・なんか、気持ちが、もやっとするのはなぜ・・・??さて、同じ班のミジョンさんとジンさん。二人とも、週末に製菓製パンの実技試験を受けてきた。そこの試験監督がミジョンさんが以前習ったことのある先生だったらしい。その先生、今は、ケーキデコレーションのコースを担当してらっしゃる。知り合いだからといって、点数を甘くしたり、こっそりコツを耳打ちしたりすることは、もちろんできない。ただ、課題のダックワーズが焼き上がったのを見て、その先生が「上手くできたね。」と言ってくれたそうだ。だから、多分、製菓は合格しただろうと話していたら、そこへ、デコを習っているという生徒さんがやってきて、「ミジョンさん、製菓は合格点だったって! デコの先生がおっしゃってたよ。」と報告に来たので、あらまあ大変。なんでかというと、そのデコ(デコレーション)の先生と、今わたしたちが習っている資格コースの先生とは、あんまり仲がよろしくないのよね。その報告聞いて、資格コースの先生が「なんでわかったのよ?!」ミジョンさんが「あ、あの・・・デコの先生が試験監督で・・・ わたし、初級の時、習っていたから・・・」「なんですぐに話してくれないのよ?! デコの先生からだって一言もそんな話なかったわ!」ないからって、なんなの?と思うけど・・・それに、生徒の一人が合格したっていうんだから、喜ばしいことじゃないの。「合格発表前に合否をばらすなんて・・・」と、まだ、先生はぶつぶつ不満そうだったので、ミジョンさんはすっかりしょげてしまった後で、ジンさんちでお茶しながら、わたしが「デコの先生と、資格の先生と、中級の先生 3人とも誰とも仲良くないのよ。」と話すと、ミジョンさんとジンさん、「どうしよう~・・・あたしたち先週、資格の先生が『来期も資格コース続けるつもりの人~?』って聞いたとき、 は~い♪って手あげたんだよね。 まさか実技通ると思ってなかったから。」「実技合格したんなら、次、デコレーションやりたいんだけど。。」次のコースの受付は明日から3日間。「いいじゃない、合格したのに、また資格コース受けることないじゃない。 次、デコ行けばいいよ。」と、わたし。わたしも一人で通うのは嫌だけど、ミジョンさんとジンさんが一緒なら、通おうかなと思ってるの。デコレーション。ミ「え~、でもさ、資格の先生に何て言おう・・・受付しなかったら、 『なんでまだ受付してないの?』って聞かれるし、そしたら、 『デコやろうと思って』って言ったら、先生気分悪くするよね。」奥「別に、デコ行きますってのは伏せておいて、試験うまくいったので、 資格コースは今学期だけにしておきます。 っていうことでいいんじゃない?」ミ「え~、でも、後になって、デコに通ってるって知れたらどうしよう??」奥「先生同士仲良くないから、そんな話しないんじゃない??」ミ「けど、名簿見たらすぐバレちゃうわよ~。」奥「そこまで気にすることないと思うけど~。」と、まるでミジョンさんが普段のわたしで、わたしが韓国アジュンマみたいな会話が続いた。韓国にも、小心者の奥さんがいるのだと知って、ほっとしたわ。ケーキデコレーションのクラス。以前、ヨンイさんが通ってて、しょっちゅう出来上がったケーキの画像を見せてくれてたの。わたしが小さかった頃の、昔懐かしいデコレーションとも違う。かといって、最先端を行く、おしゃれなデコとも違う。。。習っていいのか?習わないほうがいいのか?いや、習ってはいけないのか??か~な~り~微妙だ。ただ、一つ言えるのは、韓国ウケはいいということだ。当たり前か葛藤の末、わたしの背中を押してくれた、ぶどうさんからのメッセージを、最後にご紹介。ぶどうさん、どうもありがとうねデコレーションも、もし行くことになったらがんばって! 私のイメージその1:白地にチェリーとブルーベリーで太極模様、 四隅にはチョコレートが何かけら並んでいる、 ウリナラ太極旗ケーキ。 その2:どピンクの台に、赤や黄色、オレンジ、白、 そしてなぜか水色や緑まで、 薔薇がこれでもかーと乗っかっている、 ラグジュアリー(韓国の感覚で)なケーキ。 その3:意味もなく3段、4段ある、巨大バターケーキ。 食べきれる人はいるの? こんなのしか思い浮かびませんが、実際には想像を絶するような究極のケーキたちが続々登場しそうで期待大です。 日記の更新、楽しみにしてますね♪
2008年04月01日
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昨日は小雨の中、近所の高校に行って来た。筆記試験なの。筆記用具は、コンピューター読み取り用のペン。文房具屋さんで「明日試験があるんですけど・・・」と言えば、さっと出してくれる。1本、250ウォン(25円)で、ペンの中央に「必勝」の文字。。。9時から製菓技能士、11時から製パン技能士の筆記試験で、それぞれ、30分前までには教室に入っていなければならない。が、実際、8時半に教室にいたのは、わたし一人で、あとはぞろぞろと、9時近くになって、人がやってきた。そんでもって、9時には試験は始まらず、30分遅れて、9時半開始だった。9時10分くらいに、試験監督が2人来られて、まず、出席をとり、本人確認を済ませ、解答用紙を配った。監督官の一人はおじさんで、試験開始まであと10分くらいあったので、「トイレ行きたい人は、まず行っておいてくださいね。」「私の従兄弟が受験のときに、トイレ行きたくて我慢してて、 集中できずに、不合格になったことがあります。」(いや、トイレ関係ないだろ・・・)みんなの食いつきが悪かったので、おじさんは自分でもつまらないと思ったのか、いきなり、最前列のわたしに話しかけてきた。「パンダ奥さんは、韓国に来て何年?」「3年です。」「日本は、パンやお菓子が有名だね~。日本でもやってたの?」「あ、いえ、ただ、家で焼いてただけです。」「そう~~~!?じゃ、いっぱい勉強したんでしょ???」「あ、いえ、まあ・・・」「和菓子有名だよね、和菓子!きれいですよね~~~。」「あ、はい。」と、おじさんと話してるうちに、開始のチャイムが鳴った。9月に受けたときは、問題読むのも解答読むのもひと苦労だったし、とにかく、マークするだけで精一杯だった。今回は、過去問題集も解いてみたし、ハングル読むのも、少しは速くなったし、と、思っていたら、今回も時間がぎりぎりだったわ。気づいたら、教室の受験生はわたし一人。さっきはあんなフレンドリーだったおじさんが、「パンダ奥さん、あと3分です。」と非情のカウントダウンあ~~~~っ、まだ埋めてない~~~~~!!!そうだヨンイさんが言ってたわ。「わからなかったら、3番に○」って。。。わからなくて、とばした問題、全て3番の解答欄を埋める奥さん。いいのか?こんなんで・・・1時間の休憩のあと、次は製パン技能士の筆記試験。教室を移動して、しばらくすると、別の試験監督がやってきて、黒板に、席順が貼り出されて、席を移動。すると、隣の列のおばさんと若い男子学生がもめている。「そこ、あたしの席なんだけど!」「あ、すんません・・・」学生、首をひねりながら、また黒板で確認。「オレ、4番目で合ってんですけど・・・」と、アジュンマに恐る恐る報告して、前から4番目に座る学生。ごめんも言わずに、3番目に移動して、問題集に目を通すアジュンマ。が、アジュンマも納得できずに、また黒板で確認。「あたしが4番目で合ってるじゃないのよっ?!!!」出たよ、出たよ、イィ~~~ッシッ!!!って言っちゃったよ、アジュンマ。ぎゃ~、試験会場でもめてるのなんて初めて見るよ。えらいのは、そのボーっとした学生で、別段気を悪くした様子もなく、また黒板で確認だよ。やっぱり、あれかね、目上の人には逆らわないってことに、何の疑問も持ってないのかね?そんでまた、ボーっと戻ってきて、「あの、オレ、4番目で間違いないです。」アジュンマも黒板に。学生も黒板に。そして、なぜか、前から2番目のおっさんも。(仲介人?笑)そして、おっさんが、「学生が4番目で間違いないじゃないか!」どうやら、アジュンマは前からと後ろからと勘違いしたらしい。でも、やっぱり一言も謝らないうちに、着席し、わたしが心の中で、すげ~な~と、ため息をついていたら、試験開始のチャイムが鳴った。む・・・難しい・・・・・。え?なんだっけ?わからなかったら、3番に○?3番だらけになっちゃうじゃないの。。。えっと、たまには2番も、○っと。ずっと1番ばっかだから、今度は4番に○っと・・・あ~、ダメだ。まだまだお受験は続きそうだ。今日、解答がネットで発表されるので、この日記書き終えたら、採点してみようと思う。はぁ~あ、そうそう、工業高校が会場だったから、女子トイレがなくて、探すのに時間かかったのよね。で、1階のトイレに行って、手洗ってたら、目の前の貼り紙に気づいた。「ここで、髪洗わないこと!!!」え?シャンプー禁止の貼り紙?ってことは、ここでシャンプーしてる人がいたってこと?けど、このトイレ、学生は使用禁止の職員専用のトイレなんだけど・・・お湯出ないし、ここ。はて・・・・・???
2008年03月31日
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