猫の食事について2回目です。

■ こんな飼い主さんは注意して！
1.何かの理由で食事を抜くことがある。
2.自己流でフードを減らしダイエットをさせている。

猫もフードを与えすぎると肥満になってしまい、さまざまな病気の原因にもなります。
もし、飼い主さんが猫をダイエットさせようと考えているのであれば、フードを急激に減らすのはやめてあげましょう。

急激なダイエットは、栄養バランスを崩したり、「 肝リピドーシス」になる危険があるからです。
肝リピドーシスは、肝臓に過度の脂肪がたまる病気です。
糖尿病などのホルモン異常や膵炎、急激なダイエットなど、様々な原因で起きます。
症状は、元気がなくなり食欲が低下し、眠っていることが多くなります。嘔吐、下痢といった胃腸障害、体重減少、脱水といった症状が見られ、黄疸が表れてくることもあります。

減量をする際は、必ず獣医師に相談をしましょう。
また、ダイエットや罰で食事を抜くのは猫のストレスになるので、絶対にやめましょう。

■ 肥満になるとかかりやすい病気
【 糖尿病】
血糖値を調整するインスリンが少なくなるなどして、血中の糖が体に取り込まれず尿に排出される病気です。
重症化すると命にかかわることも。

【 膵炎】
膵臓が炎症を起こし、食欲低下や嘔吐、下痢などの症状がでます。
肝炎を併発すると黄疸が表れるほか、腸炎、胆管炎、糖尿病を併発することもあります。
重症化するまで気付かないことが多い病気です。

■ 猫の肥満チェック！
1.顔の下あたりが厚くつかめる。
2.背骨を指でなぞっても、凹凸が感じられない。
3.後ろ足で立たせた時、お腹が横に膨らんでいる。

1～3，ひとつでも当てはまる猫ちゃんは肥満の心配があります！

肥満にならないよう日頃から気をつけ、フードは適正量を与え、適度な運動をさせましょう。

過去記事
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