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2011年の東京電力福島第1原発事故をめぐり、業務上過失致死傷容疑で告訴・告発され、2回にわたり不起訴処分となった勝俣恒久元会長(75)ら東電旧経営陣3人について、東京第5検察審査会は31日までに再審査し、「起訴すべきだ」と議決した。1回目の審査と同じ結論で、3人は今後、検察官役の指定弁護士により強制起訴される。議決は17日付。
他に強制起訴されるのは、武藤栄(65)、武黒一郎(69)両元副社長。原発事故の責任が初めて刑事司法の場で裁かれることになる。
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強制起訴されるのは、勝俣恒久元会長、武藤栄、武黒一郎の両元副社長
3人が巨大津波の発生を事前に予測できたか、予測を踏まえて対策を取れば事故を回避できたかの2点が焦点
原発事故の後、福島県の住民を中心として検察に告発した。ところが、検察は、3人には責任がないと、特に3人は10メートル以上の津波を予測することができなかったということを主な理由として不起訴にした。
ところが、それに対して同じ住民たちが、検察審査会にそれは不服であるとして申し立て起訴すべきだとでた。ところが、それがまた検察に戻るわけだが、検察はまたほぼ同じ理由で予測できなかったと不起訴にした。
そして更に、それは不服であるとしてもう一度住民が申し立てて、そして今回東京第5検察審査会の2回目の審査で起訴すべきだと、つまり2回続けて起訴すべきだということになったので、これは検察ではなくて指定弁護士による強制起訴という形で裁判の場に福島第一原発事故が持ちだされることになった
1つは、巨大津波の発生を事前に予測できるかどうか。
今度の検察審査会では、東電内の会合であるとか、勉強会であるとか、そういったものを証拠として集め、3人の被告それぞれが10メートルを超える津波がくる可能性があったと、特に15.7メートルという試算結果が出ていたが、これを3人とも十分に把握していたはずだということがひとつの判断である。
もう1つは、予測を踏まえて対策を取れば事故を回避できたか。
原発は安価だというインチキ神話がバレないためにも、なんとしてでもコストを低く抑えなければいけないとう経営上の責任から安全よりもコストを優先していたのではとう疑いもあるが、当然ながらコストよりも安全が大事なわけで、大きな防潮堤をつくるであるとか、適切な対策は取れたはずである。万が一の津波に備えるべきであり、この3人は対策を取るべき立場にあったということが裁判の争点になると思われる。
誰も責任が問われないことへの疑問。原因究明がはっきりしていない段階で再稼働につき走っていいのか。おかしなことだらけだが、今後どのような展開をみせるのか。
福島原発、裁かれないでいいのか
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